ケガや不調に中東移籍…2023-24シーズンに市場価値を最も下げたのは…
2024.07.01 16:45 Mon
23-24シーズンに市場価値を最も下げたのは…イタリア『カルチョメルカート』がまとめる。
ブンデスリーガではレバークーゼンが34試合無敗での初優勝、セリエAはインテルが盤石の強さでスクデット奪還、三つ巴の争いとなったプレミアリーグは“結局”マンチェスター・シティが4連覇などなど、今季も最後まで目が離せなかった欧州のトップリーグ。
その中で、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)やラミン・ヤマル(バルセロナ)のように価値・評価をぐんぐん高めた選手がいれば、ケガや不調などで価値を落とした選手も。
アマチュアも含めた全世界のサッカーを網羅し、ありとあらゆるデータを収集する『Transfermarkt』によると、23-24シーズンの1年間で最も市場価値を落としたフットボーラーは、マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表MFアントニー(24)だった。
下落額は3500万ユーロ(約60.6億円)で、現市場価値は2500万ユーロ(約43.3億円)。ユナイテッド加入2年目も目立った活躍ができず、序列を1年目より下げた格好だ。
◆市場価値を落とした選手10人
1位 アントニー(ユナイテッド)
下落額:3500万ユーロ(約60.6億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
2位 コロ・ムアニ(PSG)
下落額:3500万ユーロ(約60.6億円)
現市場価値:4500万ユーロ(約77.9億円)
3位 ヴェスレイ・フォファナ(チェルシー)
下落額:3000万ユーロ(約51.9億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
4位 ネイマール(アル・ヒラル)
下落額:3000万ユーロ(約51.9億円)
現市場価値:3000万ユーロ(約51.9億円)
5位 ピエール=エミール・ホイビュア(トッテナム)
下落額:2700万ユーロ(約46.7億円)
現市場価値:1800万ユーロ(約31.1億円)
6位 ジョアン・カンセロ(バルセロナ)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
7位 メイソン・マウント(ユナイテッド)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:3500万ユーロ(約60.6億円)
8位 リース・ジェームズ(チェルシー)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:4000万ユーロ(約69.3億円)
9位 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:5000万ユーロ(約86.6億円)
10位 マルコ・ヴェッラッティ(アル・アラビ)
下落額:2200万ユーロ(約38.1億円)
現市場価値:1800万ユーロ(約31.1億円)
ブンデスリーガではレバークーゼンが34試合無敗での初優勝、セリエAはインテルが盤石の強さでスクデット奪還、三つ巴の争いとなったプレミアリーグは“結局”マンチェスター・シティが4連覇などなど、今季も最後まで目が離せなかった欧州のトップリーグ。
その中で、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)やラミン・ヤマル(バルセロナ)のように価値・評価をぐんぐん高めた選手がいれば、ケガや不調などで価値を落とした選手も。
下落額は3500万ユーロ(約60.6億円)で、現市場価値は2500万ユーロ(約43.3億円)。ユナイテッド加入2年目も目立った活躍ができず、序列を1年目より下げた格好だ。
2位は、同じく3500万ユーロ下落も、下げ幅がアントニーよりは小さかったパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWランダル・コロ・ムアニ(25)。昨夏PSG入りした現役レ・ブルー戦士だが、1年目は公式戦44試合12得点と期待外れに終わっていた。
◆市場価値を落とした選手10人
1位 アントニー(ユナイテッド)
下落額:3500万ユーロ(約60.6億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
2位 コロ・ムアニ(PSG)
下落額:3500万ユーロ(約60.6億円)
現市場価値:4500万ユーロ(約77.9億円)
3位 ヴェスレイ・フォファナ(チェルシー)
下落額:3000万ユーロ(約51.9億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
4位 ネイマール(アル・ヒラル)
下落額:3000万ユーロ(約51.9億円)
現市場価値:3000万ユーロ(約51.9億円)
5位 ピエール=エミール・ホイビュア(トッテナム)
下落額:2700万ユーロ(約46.7億円)
現市場価値:1800万ユーロ(約31.1億円)
6位 ジョアン・カンセロ(バルセロナ)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:2500万ユーロ(約43.3億円)
7位 メイソン・マウント(ユナイテッド)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:3500万ユーロ(約60.6億円)
8位 リース・ジェームズ(チェルシー)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:4000万ユーロ(約69.3億円)
9位 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
下落額:2500万ユーロ(約43.3億円)
現市場価値:5000万ユーロ(約86.6億円)
10位 マルコ・ヴェッラッティ(アル・アラビ)
下落額:2200万ユーロ(約38.1億円)
現市場価値:1800万ユーロ(約31.1億円)
アントニー
ジュード・ベリンガム
ラミン・ヤマル
ランダル・コロ・ムアニ
ヴェスレイ・フォファナ
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サウサンプトンはU-21イングランド代表FWタイラー・ディブリング(19)の獲得を目指すクラブに対し、巨額の移籍金を要求する構えのようだ。 8歳でセインツの下部組織に入団したディブリングは、2022年7月下旬にチェルシーの下部組織へ移籍するも、約1カ月でセインツに復帰していた。昨季ファーストチームデビューを飾ると、今季はプレミアリーグに昇格したチームの中で大きく飛躍。チームは最下位に低迷するものの、各試合でインパクトを残しここまでプレミアリーグ25試合出場で2ゴールを挙げている。 プレミアリーグ29試合終了時点で9ptと断トツの最下位のセインツ。来季の降格が濃厚となっており、注目株であるディブリングの今夏の去就に注目が集まっているが、移籍には高いハードルがある模様。 イギリス『テレグラフ』によれば、契約を2027年6月まで残すセインツはディブリングを安価で手放すつもりはなく、1億ポンド(194億円)以上の移籍金を要求する構えだという。 昨年9月にU-19イングランド代表入りを果たし、その2カ月後に飛び級でU-21イングランド代表入りした将来を嘱望されるタレントには、現在マンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、リバプール、トッテナムといった多くのビッグクラブが定期的にスカウトを派遣するなど、獲得に関心を締めている。 2025.03.27 12:00 Thu3
「クラウドファウンディングすべき」ラ・リーガ6連勝のベティス、イスコが加速させたアントニー残留へ提言「僕たち全員を驚かせた」
レアル・ベティスの元スペイン代表MFイスコが、同僚をチームに残らせるために資金集めをすべきだと語った。 ベティスは30日、ラ・リーガ第29節でセビージャとのセビージャ・ダービーを戦い、2-1で勝利を収め6連勝を達成した。 逆転でダービーを制したベティス。試合後、イスコはマンチェスター・ユナイテッドからレンタル移籍で加入しているブラジル代表FWアントニーについて『DAZN』で言及。チームに残留させるべきだと主張した。 「彼が少なくともあと1年はクラブに残れるように、クラウドファウンディングをすべきだ」 「彼が来てから変化を感じている。彼は僕たちに多くのものをもたらしてくれている」 「アントニーがここに来てくれて嬉しい。彼の謙虚さと助けたいという気持ちは、僕たち全員を驚かせた」 1月にユナイテッドから加入したベティスは、公式戦12試合に出場し4ゴール4アシストを記録している。 ベティスはアントニー加入からわずか2敗。リーグでは6位につけており、上位4チームに与えられるチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を争っている。 報道によれば、ベティスは週給10万ポンド(約1940万円)以上をもらっていたアントニーのサラリーの84%を負担しているとのこと。ユナイテッドとしてはクラブ史上2番目の資金を投じており、回収したいところもあるだろうが、ベティスにとっては簡単な金額ではなく、レンタル延長を考えても資金集めが必要になりそうだ。 2025.03.31 22:30 Mon4
チェルシー、期待外れのサンチョ返却に10億円近くを支払う必要が? 買取義務条項をキャンセルの可能性
チェルシーは不要な選手に対してもお金を支払わなければならないようだ。 チェルシーは2024年夏にマンチェスター・ユナイテッドから元イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(24)をレンタル移籍で獲得した。 マンチェスター・シティの下部組織育ちのサンチョは、ドルトムントへと移籍するとその才能が開花。公式戦158試合で53ゴール64アシストとアタッカーとして活躍すると、2021年7月にユナイテッドに完全移籍した。 しかし、ユナイテッドでは大きな期待外れとなり、公式戦83試合に出場し12ゴール6アシストを記録するに留まり、今季はチェルシーへレンタル。ただ、そのチェルシーでも期待外れとなり、公式戦28試合で2ゴール6アシストに終わっている。 チェルシーとユナイテッドの間には、2000〜2500万ポンド(約38億9000万〜48億6000万円)での買い取り義務の条項が存在。チェルシーが14位以内になることが条件であり、現在4位のチームを考えれば条件を満たせないことは起こり得ない状況だ。 ただ、全く期待通りではないサンチョに関して大きな疑問符がついている状況。『The Athletic』によれば、チェルシーは発動しないと強調していた別の条項が存在するとされ、500万ポンド(約9億7000万円)を支払えばユナイテッドに返却できるものだという。 公に批判したエリク・テン・ハグ監督はもうユナイテッドにはおらず、復帰できる可能性もある状況。去就はどうなるのか注目だ。 2025.03.25 00:15 Tue5