勝者ロドリのバロンドール争い…リシャルリソンが涙のヴィニシウスをフォローしつつ異議 「誰も理解できない基準」
2024.10.30 19:45 Wed
レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールのバロンドール落選にブラジル代表の同僚が異を唱える。
「フットボールに携わる僕らの誰もが毎シーズン、大きな期待とともに個人賞を待っている。今日、フットボールを愛するすべてのブラジル人は久しぶりに我が国の選手が世界最高の賞に輝くのを期待して目を覚ました」
「残念ながら、誰も理解できない基準で受賞が叶わなかった。誤解しないでほしいけど、ロドリは最高の選手に値する素晴らしい選手だ。ただ、ヴィニがバロンドールを受賞できなかったのは恥ずべきことで、今日敗れたのはフットボールにほかならない」
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ラ・リーガとチャンピオンズリーグの優勝に大きく貢献し、事前報道のリーク情報でバロンドールの本命とされたヴィニシウス。しかし、28日の授賞式で名を呼ばれたのはスペイン代表MFロドリで、シティでのプレミアリーグ4連覇にスペイン代表でのユーロ2024制覇、そして昨季の出場した公式戦64試合でわずか1敗という驚異的な勝率も評価されたか、初の栄冠に輝いた。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの二大巨頭が独占する時代ではなくなった今、開かれた賞になったと言っていいが、トッテナムFWリシャルリソンはブラジル代表でヴィニシウスとチームメイトらしく不満を抱く。ロドリの受賞も妥当としつつ、自身のインスタグラムにこう綴った。「残念ながら、誰も理解できない基準で受賞が叶わなかった。誤解しないでほしいけど、ロドリは最高の選手に値する素晴らしい選手だ。ただ、ヴィニがバロンドールを受賞できなかったのは恥ずべきことで、今日敗れたのはフットボールにほかならない」
「ヴィニがブラジル全土で応援してもらうのが夢だと言っていたのを覚えている。今日がその日だったんだ! 君は巨人で、世界一だ! どんなトロフィーもそれに変わるものなんてない。黙らずに進み続けよう、僕らは一緒だ!」
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「チノ、目を開けろ」久保建英らソシエダ選手への人種差別発言、バレンシアファンがまたしても問題行動…クラブも非難「スタジアムや社会に居場所はない」
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「我々の個々の才能は計り知れない」アンチェロッティ監督がマニータの大勝に導いた世界最高峰の攻撃陣を称賛
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、マニータの圧勝となったレッドブル・ザルツブルク戦を振り返った。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。 前回大会王者ながらここまでプレーオフ圏内ギリギリの20位に低迷するマドリーは22日、サンティアゴ・ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節でザルツブルクと対戦し、5-1で圧勝した。 スロースタートな入りとなったエル・ブランコだったが、23分にロングカウンターからFWロドリゴ・ゴエスがファーストチャンスをモノにすると、34分にはMFジュード・ベリンガムとの超絶連携からロドリゴがスーペルゴラッソを記録。2点リードで試合を折り返すと、後半は立ち上がりにFWキリアン・ムバッペが3点目を奪取。その後、FWヴィニシウス・ジュニオールがドブレーテを達成。終盤に1点を返されてクリーンシートを逃すも、マニータの大勝を収めた。 同試合後、アンチェロッティ監督は「序盤は厳しかったが、先制点をあげた後は良いプレーができた。我々の個々の才能は計り知れない。私自身が楽しめるプレーはたくさんあったし、5点目のゴールは素晴らしいカウンターだった」と、結果・内容ともに満足感を示した。 その言葉通り、傑出した個に加え、アタッキングユニットとしてのコンビネーションも光った破壊力抜群の攻撃に関しては、良い流れをもたらしたロドリゴを称賛しつつ、「ゴールを決めるのに苦労することはない」と、改めて世界最高峰の攻撃陣に対する信頼を語った。 「前線では全員がうまく連携し、彼らが一緒にいれば、ゴールを決めるのに苦労することはない。攻撃面では創造性が豊かで、彼らが動きをどう見ているかに注意する必要がある。ムバッペ、ヴィニ・ジュニア、ロドリゴ、ベリンガムがいれば、ゴールを決めるのに苦労することはない」 「ロドリゴはすべての試合で得点し、我々を大いに助けてくれている。我々は、彼らのフィニッシュから質の高いものを得ている。攻撃的なゲームと完璧な組み合わせで、我々はそれを楽しんでいる。チームがよりよく守備すれば、さらに楽しむことができるはずだ」 一方で、課題の守備面では一瞬の隙を見せて1失点を喫しており、徐々に改善は見られるものの、引き続き修正の必要があると語っている。 「チームの守備を改善しようとしている。それが成功の秘訣だからだ。ローブロック、ハイブロック、ハイプレッシャー、ロープレッシャーなど、できる限りコンパクトにならなければならない。集中力、犠牲、コミットメントの問題だ。守備が上手なチームが勝つものだ」 「守備では、全員が役割を担っており、我々は大きく向上しているが、さらに向上する必要がある。常に適切なポジションを取り、協力し、同じ考え方を取り入れなければならない。これは個人の質の問題ではなく、チームワークの問題だ」 今回の勝利によって16位に浮上したマドリーは、最終節でスタッド・ブレストに勝利した場合、他会場の結果次第では逆転でのトップ8フィニッシュも可能となる。 ただ、現実的な指揮官は「最後の試合でブレストに勝って、順位表でどこにいるかを確認する必要がある。ただ、トップ8で終えるのは非常に困難だ」と他力本願の状況で淡い期待は抱いていないようだ。 なお、後半の早いタイミングでベンチに退いたベリンガムに関しては背中の違和感を訴えていたようだが、「深刻なものではなかった」と大きな問題ではないとしている。 2025.01.23 12:10 Thu4
【ラ・リーガ第21節プレビュー】欧州リーグフェーズ最終戦控える強豪は曲者との対戦
先週末に開催された後半戦初戦ではアトレティコ・マドリー、バルセロナが痛恨の取りこぼしとなったなか、唯一快勝のレアル・マドリーが首位奪還に成功した。 チャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ最終節を週明けに控えるなか、そのヨーロッパ参戦組の戦いに注目集まる第21節。 前節、ラス・パルマス相手の4-1の大勝でリーグ3連勝で首位浮上となったマドリー。勝ち点3必須だったCLではレッドブル・ザルツブルク相手にFWロドリゴ・ゴエス、FWヴィニシウス・ジュニオールのドブレーテ共演などで5-1のマニータの圧勝。1年1カ月ぶりの復帰となったDFアラバも2試合連続で途中出場し、チームの状態はすこぶる良好だ。これでプレーオフ進出確定とともにシード圏内の16位に浮上したチームは、最終節でスタッド・ブレストに勝利した場合、他チームの結果次第では逆転でのトップ8フィニッシュの可能性も残す。 そんななかで臨む今回の一戦では最下位に転落したバジャドリーとのアウェイゲームに臨む。引き続き出場停止のヴィニシウスに加え、腰か背中の違和感で途中交代したMFベリンガムら一部主力が不在となる可能性が高く、ロドリゴとFWムバッペの絶好調コンビやFWエンドリッキ、MFギュレルといった若手を組み合わせた陣容での戦いとなりそうだ。引き続き守備の改善に取り組みつつ、指揮官が全幅の信頼を与える攻撃陣の力で勝ち切りたい。 2位のアトレティコは前節、レガネス相手にFWグリーズマンのPK失敗も響いてまさかのウノセロ負け。公式戦連勝が「15」でストップするとともに、わずか1節で首位の座を明け渡す形となった。それでも、直近のCLレバークーゼン戦では見事なリバウンドメンタリティを示した。守勢の前半にMFバリオスが一発退場となり、前半終了間際に先制点を奪われたが、後半序盤にFWフリアン・アルバレスのゴールで同点に追いつくと、相手の退場で数的同数となった後半終盤に再びアルバレスがゴールをこじ開けて殊勲のドブレーテ。公式戦11連勝中だった難敵に圧巻のレモンターダ完遂となった。 その勢いに乗って臨む今節はマジョルカに4-0の圧勝を収めた5位のビジャレアルとの上位対決に臨む。数的不利で40分近く強度の高い激闘を戦っており、コンディション面では相手に分があるが、熱狂のメトロポリターノのアドバンテージを活かしながらリーグ戦でも白星を取り戻したい。そのなかで頼もしい先輩たちに救われて戦犯を免れたバリオスの奮起に期待したいところ。なお、CLでは5位に浮上し、最終節はマドリーに大敗して敗退決定済みのザルツブルクとの対戦となるため、リーグ戦にある程度全力を注げるはずだ。 3位のバルセロナは前節、試合終盤の不運な判定の影響もあって下位のヘタフェ相手に痛恨ドロー。リーグ戦では2分け2敗の4戦未勝利とラ・リーガでの苦闘は続く。ただ、アトレティコ同様にCLではベンフィカ相手にこちらも圧巻のレモンターダを達成。GKシュチェスニーが絡んだ軽率な2失点を含め、今季ワーストタイの4失点を喫して2度の2点ビハインドを背負ったが、伏兵エリック・ガルシアの土壇場での同点ゴールに、後半ラストプレーで見事なロングカウンターからFWハフィーニャが決めたドブレーテによって壮絶な打ち合いを5-4で制した。 これでトップ8フィニッシュを確定させたチームは週明けに控えるアタランタ戦は意識しながらも、リーグ戦により集中しやすい状況にあり、前節最下位を脱出した19位のバレンシア相手にリーグ5戦ぶりの白星を狙う。GKペーニャの先発復帰でディフェンスラインの連携面での問題は解決されるが、リーグ戦ではより相手のハイライン対策が進むなかで集中力を維持したい。とりわけ、紆余曲折の末に2031年までの新契約にサインしたDFアラウホのプレーに注目だ。さらに、ヘタフェ戦では決定力を欠いた攻撃陣にはベンフィカ戦同様の爆発を見せたい。 リーグ前節はセルタを2-1で下した4位のアスレティック・ビルバオだが、ELでは下位に沈むベシクタシュ相手に1-4で惨敗。依然としてトップ8圏内の3位を維持も、最終節の結果次第でプレーオフに回る可能性もわずかながらあり、気を引き締めてビクトリア・プルゼニとのアウェイゲームに臨みたいところだ。今節はアトレティコ撃破で勢いに乗る15位のレガネスと侮れない相手だけに、攻守両面でベシクタシュ戦の反省を活かしたい。 MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、年明け3連勝からの公式戦2連敗と後半戦も安定感を欠く状況に。リーグ前節は大幅なターンオーバーの末にバレンシアに0-1で敗れると、ELのラツィオ戦ではベストメンバーで臨んだなか、前半のDFムニョスの退場も響いて1-3の完敗となった。これでEL敗退の可能性もわずかながら出てきており、PAOKとの最終節はより緊張感が増すことに。そんななか、前節バルセロナと引き分けたヘタフェとの一戦では弾みを付けるような戦いが求められる。指揮官イマノルの選手選考が大きなポイントになりそうだが、直近2試合で不完全燃焼に終わった久保にはうっ憤を晴らす活躍でチームを勝利に導く仕事を期待したい。 FW浅野拓磨を擁する6位のマジョルカは、公式戦3連敗且つ無得点と失速傾向が顕著な状況で12位のベティスとのホームゲームに臨む。ここ数試合の低調な内容を受け、メンバーのテコ入れも見込まれるなか、前節途中出場の浅野にはスタメン起用を期待しつつ、流れを変える働きを求めたい。 《ラ・リーガ第21節》 ▽1/24(金) 《29:00》 ラス・パルマス vs オサスナ ▽1/25(土) 《22:00》 マジョルカ vs ベティス 《24:15》 アトレティコ・マドリー vs ビジャレアル 《26:30》 セビージャ vs エスパニョール 《29:00》 バジャドリー vs レアル・マドリー ▽1/26(日) 《22:00》 ラージョ vs ジローナ 《24:15》 レアル・ソシエダ vs ヘタフェ 《26:30》 アスレティック・ビルバオ vs レガネス 《29:00》 バルセロナ vs バレンシア ▽1/27(月) 《29:00》 アラベス vs セルタ 2025.01.24 19:30 Fri5
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