負傷者続出のスパーズに新たな懸念…ソランケがヒザの問題で戦線離脱か

2025.01.19 14:30 Sun
ヒザの負傷懸念されるソランケ
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ヒザの負傷懸念されるソランケ
トッテナムのイングランド代表FWドミニク・ソランケに負傷離脱の可能性が報じられている。
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現在、リーグ5戦未勝利で14位に低迷しているトッテナム。開幕から負傷者が相次ぐなか、直近の公式会見でアンジェ・ポステコグルー監督は、FWブレナン・ジョンソン、MFイヴ・ビスマがいずれも軽傷で19日に控えるエバートン戦を欠場する可能性を認めていた。さらに、クラブの事情に精通するポール・オキーフ氏ら複数メディアによれば、その会見では言及がなかったものの、前線で主軸を担うソランケがヒザを痛めた模様だ。
現時点でヒザの状態がどの程度かはわからないものの、少なくともエバートン戦を欠場することは決定的だという。

仮に、前線で最も替えが利かないセンターフォワードが長期離脱となった場合、今冬の移籍市場で元々ストライカーの補強を画策してきたなか、より緊急度が高い補強になるはずだ。
なお、エバートン戦に関しては負傷明けのFWリシャルリソンか、FWソン・フンミンの起用か、MFデヤン・クルゼフスキの偽CFでの戦いを余儀なくされる。

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「2年目はタイトルを」 2008年以来のトロフィーをポステコグルー監督が期待 「昨季より良い準備ができた」

トッテナム2年目を迎えているアンジェ・ポステコグルー監督が、プレミアリーグ開幕戦を前に意気込みを語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 昨シーズンはチームの柱だったイングランド代表FWハリー・ケインが移籍したものの、プレミアリーグを5位でフィニッシュしたトッテナム。今夏はボーンマスから移籍金総額6500万ポンド(約123億2000万円)でイングランド代表FWドミニク・ソランケを獲得し、期待が高まっている。 ソランケ獲得の2日前に『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じたというポステコグルー監督は、クラブにとって2008年以来となるタイトル獲得に意欲。昨シーズンの積み上げやプレシーズンの出来から、結果を出せると感じているようだ。 「通常、私は2シーズン目に何かしらのタイトルを獲得している。それが私の目指すところだ。1年目は原則を確立し、基盤を築く。願わくば2年目はタイトルを獲得したい。もちろん言うだけなら簡単で、実現するのは難しい。プレミアリーグや我々が参加している大会ではなおさらだ。1年目がどうだったかにもよるが、2年目はさらに前進できる立場にいるべきだと私はいつも考えている」 「昨シーズンは良い瞬間もいくつかあったが、もちろんタフな瞬間もあった。良い瞬間と同じくらいタフな瞬間から多くを学んだと思う。それが良い状態にあることの証であってほしい。昨シーズンより良い準備ができたチームであることは間違いない」 また、プレミアリーグの厳しさにも言及。経験の浅いチームであることは承知のうえ、成功のシーズンを見据えている。 「どんなチームか、昨シーズンの成績がどうだったかは関係ない。どのチームも自分たちにとってチャレンジングな時期だと理解し、今シーズンに臨むはずだ。昨シーズンの経験、学んだこと、選手たちの成長が実れば幸いだ。我々はまだ非常に若い集団で、プレミアリーグ1年目、あるいはトッテナム1年目の選手も多い」 「基準に照らし合わせると、昨シーズンはほとんどのチームがかなり良い成績を残したと思う。だから、それを上回ることができれば、かなり良い位置につけられるだろう」 2024.08.19 17:17 Mon
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苦境のトッテナムにまたも負傷者…DFドラグシンはACL断裂で手術へ、半年〜1年の離脱が予想

トッテナムは4日、ルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンの負傷状況を報告した。 ドラグシンは1月30日に行われたヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節のエルフスボリ戦に後半頭から途中出場。しかし、66分に負傷交代していた。 クラブの発表によると、ドラグシンは右ヒザの前十字じん帯(ACL)を断裂。手術を受けることが決定。メディカルチームにより、復帰までの期間を判断するとのことだ。 イギリス『BBC』によれば、手術を受けた場合は少なくとも6カ月は欠場すると予想。最悪のケースでは1年以上試合に出られない可能性もあるとのことだ。 今シーズンのトッテナムは負傷者が続出しており、ドラグシンはDFデスティニー・ウドジェ、GKグリエルモ・ヴィカーリオ、MFジェームズ・マディソン、FWブレナン・ジョンソン、FWティモ・ヴェルナー、FWウィルソン・オドベール、DFクリスティアン・ロメロ、FWドミニク・ソランケに続いて離脱することとなる。 トッテナムは今シーズン開幕から27名が負傷。復帰した選手ももちろんいるが、プレミアリーグで先発出場してケガをしていない選手は5名のみ。公式戦37試合のうち5選手が半分以上の試合を欠場し、7選手が10試合以上を欠場しているという。 2025.02.04 21:25 Tue
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不調ファン・ダイクは「目立たないミスが多過ぎる」 現在のクオリティに疑問の声

かつてチェルシーでプレーしたジェイソン・カンディ氏とジョー・コール氏がリバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクを批判した。イギリス『デイリーメール』が伝えている。 これまでリバプールの不動のセンターバックとして、圧倒的な存在感を放ってきたファン・ダイク。しかし、今シーズンは開幕から低空飛行が続くチームと歩調を合わせるかのような、不甲斐ないパフォーマンスも少なくない。 11日に行われたプレミアリーグ第27節のボーンマス戦でも、ファン・ダイクはFWドミニク・ソランケやFWダンゴ・ワタラを相手に苦戦。28分に左サイドでワタラに突破を許すと、諦めたかのように走りを止めてしまい、失点につながった。結果的にこの失点が最後まで響き、リバプールは今季リーグ戦8敗目を喫している。 イギリス『talkSPORT』でこの試合を振り返ったカンディ氏は失点シーンのファン・ダイクを酷評。現在のオランダ代表DFは、世界最高峰のセンターバックからかけ離れた存在だと語った。 「個人的に、彼は過大評価されていると思う。これまでの実績があるから、多くのメディアは彼に愛情を注いでいるがね。もちろん、ファン・ダイクが優秀なセンターバックであることは間違いない。だが、彼は目立たないミスが多過ぎる」 「失点シーンの彼の走りは非常に怠慢で、時間を稼いでいるようだが反応は鈍い。今の彼のパフォーマンスにかつての大ケガの影響はあるだろうが、この試合の失点時のプレーはそれが原因ではないだろう」 「どう言うべきかわからないが、彼は一度サイドで相手を離すと、一度立ち止まってしまい、状況を見誤るようだ。よくジョン・テリーやリオ・ファーディナンドと比較されているが、今の彼は足元にも及ばないだろう」 ファン・ダイクに対しては、同番組に出演したジョー・コール氏もカンディ氏の意見に同調。ボーンマス戦ではキャプテンマークを巻きながら怠慢なプレーだったとし、その資質に疑問を呈した。 「ファン・ダイクはかつての姿に戻るため、スイッチを入れる必要があるだろう。ボーンマス戦のような状況で、彼が自分の前を素通りさせるのをこれまで見たことがあるか? 彼はあそこでスイッチを切ってしまったし、その後の反応も見てほしい。誰だって、キャプテンにあんなプレーはしてほしくないだろうね」 2023.03.14 18:14 Tue

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ポステコグルー監督がテルの入団拒否を弁明「自分の決断に満足したかっただけ」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が今冬の移籍市場でバイエルンから加入したU-21フランス代表FWマティス・テルについてコメントした。 当初は「魅力を感じない」とトッテナムからのオファーを断っていたテルだったが、移籍期限最終日の3日に5000万ポンド(約96億5000万円)の買い取りオプションが付いているレンタルで一転加入が決まった。 ポステコグルー監督はテルの入団拒否を弁明した。 「今回は19歳の選手が今後のキャリアにとって大きな決断をしなくてはならない話だ。彼が我々や誰かを拒絶したわけではないことを理解する必要がある。彼はただ自分の決断に満足したかっただけだと思う。特定の方向に推し進められることを望んでいなかった。目の前に現れたものにすぐに飛びつくのではなく、非常に慎重に決断を下した。それが彼の信望だ」 「彼と話をしたが、100%トッテナムに集中してくれている。あらゆることを調べるのに多くの時間を費やすほど非常に熱心だ。大きな野心を持っており、ここでトップレベルに到達できると感じてくれている」 また、早くも買い取りオプションを行使することにポステコグルー監督は前のめりになっている。 「彼は来季以降もトッテナムの選手であり続ける。この半年で皆にトッテナムの選手に相応しいことを示すと思う。半年だけのために彼をここに連れてきたわけではない」 2025.02.06 13:00 Thu
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アストン・ビラがPL勢対決制して5回戦進出! スパーズはテル初弾も4日間で2つの大会から敗退…【FAカップ】

FAカップ4回戦、アストン・ビラvsトッテナムが9日にビラ・パークで行われ、2-1で勝利したアストン・ビラが5回戦進出を決めた。 直近のプレミアリーグでウォルバーハンプトンに敗れたアストン・ビラと、EFLカップでリバプールに敗れたトッテナムによる、バウンスバックの白星と5回戦進出を懸けたプレミアリーグ勢対決。 ここにきて負傷者に悩まされるホームのビラはワトキンスやパウ・トーレス、キャッシュらがメンバー外となり、この試合ではマレンを最前線に配した布陣を採用。アセンシオ、ラッシュフォードの新戦力2人はベンチスタートとなった。 一方、EFLカップ準決勝敗退のショックを払しょくしたいスパーズは、その試合から先発4人を変更。負傷のリシャルリソンの代役にテル、ベン・デイビス、サール、ビスマに代えてペドロ・ポロ、ベリヴァル、ムーアを起用した。 今ラウンド屈指の好カードは開始早々にいきなり動く。1分、カウンターの形からロジャーズのスルーパスで左サイドのスペースに抜け出したラムジーがボックス左から右足を振ると、シュートコースは甘かったもののGKキンスキーがボールをはじき出すことができず。そのままゴールネットに突き刺さった。 相手GKのミスもあって最高のスタートを切ったホームチームは落ち着くことなく、引き続きアグレッシブにプレー。球際の勝負と運動量で優位性を維持し、カウンターの形から追加点に迫っていく。だが、16分のベイリーのカットインシュートはGKキンスキーが汚名返上のビッグセーブで阻止した。 相手の再三のカウンターを何とか凌いだトッテナムも20分過ぎにビッグチャンスを迎える。24分、右サイドでハイラインの背後へ飛び出したムーアが絶妙なラストパスを並走するソン・フンミンに送り届けるが、韓国代表FWの至近距離からのダイレクトシュートはGKマルティネスのビッグセーブに遭う。 このプレーの直後にはコンサがプレー続行不可能となり、ビラがボハルデのスクランブル投入を余儀なくされる。それでも、主導権をがっちりと握ると、ボールの失い方が悪いアウェイチームに対して質の高いカウンターアタックから再三のシュートチャンスを創出。ただ、GKキンスキーの好守や最後の精度を欠き、10本以上のシュートを放ったなかで2点目を奪うことはできなかった。 迎えた後半、ビハインドを追うトッテナムはムーアを下げてビスマをハーフタイム明けに投入。劣勢の中盤にテコ入れを図り、クルゼフスキを右ウイングに移した。 後半は安定したボール保持で押し込む展開となったトッテナムがペースを握る。右サイドを起点に前半は見られなかったポケットへの侵入も増えると、セットプレーも交えた再三の仕掛けでゴールへ迫っていく。 一方、守勢の時間帯を冷静に耐えたビラは徐々にカウンターで相手を引っくり返すシーンを作り出す。58分に訪れたラムジーのGKとの一対一のビッグチャンスは逃したが、64分に2点目を奪い切る。 ショートカウンターの形からボックス右に抜け出したマレンの折り返しはゴール前でDFポロのクリアに遭うが、こぼれにいち早く反応したロジャーズが豪快に蹴り込んだ。 貴重な追加点を挙げたホームチームは直後に殊勲のマレン、ベイリーを下げてラッシュフォード、アセンシオの新戦力2人をデビューさせる。 これに対してより厳しい状況となったトッテナムはベンタンクールを下げてサールを投入。78分にはセットプレーの二次攻撃からボックス右でポロが入れた高速クロスにファーのダンソが反応したが、これを枠に飛ばすことができず。絶好の同点機を逃した。 その後、ビラがカウンターを狙いつつ逃げ切り態勢に入ったなか、後半終了間際の91分には右サイドでのポロとの連携からクルゼフスキが左足インスウィングで入れたクロスをゴール前に走り込んだテルが右足アウトを使った技ありのワンタッチシュートでゴールへ流し込み、土壇場で加入後初ゴールを挙げた。 しかし、残り時間を冷静に凌いだビラがこのまま2-1で逃げ切り、プレミア勢対決を制して5回戦進出を決めた。最後に一矢は報いたものの、公式戦連敗のトッテナムはわずか4日間で2つのコンペティションから敗退することになった。 アストン・ビラ 2-1 トッテナム 【アストン・ビラ】 ジェイコブ・ラムジー(前1) モーガン・ロジャーズ(後19) 【トッテナム】 マティス・テル(後46) 2025.02.10 04:37 Mon
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スパーズを下して14季ぶり5回戦進出のビラ、エメリ監督は「この大会がどれほど意味のあるものかを理解している」とFAカップを重要視

アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が9日に行われ、2-1で勝利したFAカップ4回戦のトッテナム戦を振り返った。 トッテナムとのプレミアリーグ勢対決となった一戦。開始1分にMFジェイコブ・ラムジーの電光石火弾で先制したビラは、守護神マルティネスのファインセーブなどで1点のリードを保って迎えた後半、64分にショートカウンターからMFモーガン・ロジャーズのゴールで加点。後半追加タイムに失点したものの、2-1で逃げ切り勝利とした。 エメリ監督はトッテナムを下して2010-11シーズン以来となる5回戦に進出したことを喜んだ。 「とても嬉しい。非常に強いチームであるトッテナムとの素晴らしい試合だったし、我々は本当に良いプレーをした。クラブとして久々に5回戦に進出することができた。この大会がサポーターやクラブにとってどれほど意味のあるものかを理解しているし、ファンの皆さんに喜んでもらえて嬉しい。プラン通りにプレーできた。試合を支配できて自信と個性を出すことができた。今日のパフォーマンスはとても良かったよ」 また、デビューを飾ったFWマーカス・ラッシュフォードとFWマルコ・アセンシオについては「我々は彼らを順応させ、彼らのスキルを生かすように努めなければならない。アセンシオ、ラッシュフォード、マレンはアタッキングサードで万能な選手だ。我々はそんな彼らを擁していることで自信を持つことができる。プレミアリーグではトップ6か5に入りたい。チャンピオンズリーグではベスト16に入りたい。高い要求をすることになる」と期待を込めた。 2025.02.10 09:30 Mon
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4発完勝でスパーズに逆転勝ちの王者リバプールがファイナル進出! 連覇懸けて来月ニューカッスルと激突【EFLカップ】

EFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグ、リバプールvsトッテナムが6日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-0で勝利。この結果、2戦合計4-1としたリバプールが逆転でファイナル進出を決めた。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 先月開催の1stレグを0-1で落とした前大会王者リバプールは、ホームでの逆転ファイナル進出を目指した。スロット監督は2-0で勝利した直近のボーンマス戦から先発4人を変更。負傷やコンディションの問題でメンバー外の守護神アリソンとアレクサンダー=アーノルドの代役にGKケレハー、ブラッドリーを、マク・アリスターとルイス・ディアスに代えてカーティス・ジョーンズ、ヌニェスを起用した。 一方、ホームで先勝に成功したトッテナムは難攻不落の要塞で逃げ切りを狙った。2-0の勝利によって8戦ぶりの白星を挙げた直近のブレントフォード戦からは先発2人を変更。ペドロ・ポロに代えてRCランスからの新戦力ダンソが早速デビューを飾り、ムーアに代わってサールが起用された。また、同じく新戦力のテルはベンチスタートとなった。 ホームで勢いを持って入ったリバプールが攻勢を仕掛ける展開でスタート。開始6分にボックス右でルーズボールに反応したサラーがファーストシュートを放つと、直後にもロバートソンの左ポケット侵入から際どいクロスでチャンスを作る。 以降はボールを握って押し込むリバプール、堅守速攻の構えを見せるトッテナムという構図の下でセミファイナルらしい緊迫感のある攻防が繰り広げられていく。 1stレグのアドバンテージを意識し後ろ重心のトッテナムに対して、カウンターの局面以外では攻めあぐねるリバプール。それでも、焦れずに攻め続けると、30分過ぎにはサラーのスルーパスに抜け出したソボスライがゴールネットを揺らす。これは惜しくもオフサイドとなったが、この直後にゴールをこじ開ける。 34分、相手陣内でビスマの縦パスをカットしたショートカウンターの形から右サイドで仕掛けたサラーが左足アウトを使った絶妙なクロスを供給。ゴール前に飛び込んだ2人の味方は合わせ切れずも、ファーで反応したガクポが抑えの利いた右足ダイレクトシュートをニア下に突き刺した。 これで2戦合計1-1のイーブンに戻った試合は引き続きリバプールペースで進んでいく。前半終盤にはクルゼフスキのミドルシュートでようやくファーストシュートを記録したトッテナムだが、この直後には右のふくらはぎを痛めたリシャルリソンがプレー続行不可能となり、思わぬ形でテルをデビューさせることに。その後、前半アディショナルタイムにはガクポの左クロスからサラーの左足ボレーシュートでホームチームがゴールに迫ったが、ここはGKキンスキーの好守に阻まれた。 互いに選手交代なしで臨んだ後半、開始直後にはリバプールに決定機。キックオフから30秒過ぎにボックス右でボールを受けたサラーが左足でニア下を狙うが、ここは前半終盤同様にGKキンスキーのファインセーブに遭う。 それでも、50分にはサラーのスルーパスに抜け出したヌニェスがGKキンスキーとの交錯でPKを獲得。これをキッカーのサラーがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺し、リバプールが2戦合計スコアで逆転した。 これで窮地に立たされたトッテナムは57分、サールとビスマを下げてポロ、ベリヴァルを同時投入。これでポロとグレイの両サイドバックに、スペンスを右ウイング、クルゼフスキをインサイドハーフに配置換え。満身創痍のなかで工夫を凝らして同点、逆転を目指す。 この交代でベンタンクールやスペンスと徐々にシュート機会を増やしていくが、決定機まであと一歩という場面が目立つ。 一方、逆転後もゲームをコントロールするリバプールは72分にヌニェス、ジョーンズを下げてジョタ、マク・アリスターを同時投入。この交代直後のグラフェンベルフのミドルシュートは左ポストに嫌われるが、決定的な3点目を奪い切る。 75分、中央で浮いたマク・アリスターがドリブルで運んでボックス手前右のブラッドリーを使うと、右サイドバックの絶妙ワンタッチパスでボックス中央に抜け出したソボスライがゴール右隅にシュートを流し込んだ。 直後の80分にもマク・アリスターの左CKをファン・ダイクが頭で合わせて勝利を決定づけたホームチームは、殊勲のサラーとファン・ダイクをベンチに下げる余裕の采配でゲームクローズに入る。 その後、ソン・フンミンを中心に一矢報いるべく攻勢に出たスパーズの反撃を無失点で凌ぎ切り、逆転でのファイナル進出を決めた。 なお、アーセナルを破ったニューカッスルとのファイナルは3月16日に聖地ウェンブリーで開催される。 リバプール 4-0(AGG:4-1) トッテナム 【リバプール】 コーディ・ガクポ(前34) モハメド・サラー(後6[PK]) ドミニク・ソボスライ(後30) ヴィルヒル・ファン・ダイク(後35) 2025.02.07 07:01 Fri
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枠内シュート0で完敗のスパーズ、ポステコグルー「決勝進出を逃したことは残念だが、もっと残念なのは…」

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、厳しい敗戦に終わったリバプール戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。 トッテナムは6日、アンフィールドで行われたEFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグでリバプールと対戦し、0-4で敗戦。2戦合計1-4での敗退となった。 先月にホームで行われた1stレグを1-0で先勝し、アドバンテージを持って敵地へ乗り込んだスパーズ。しかし、立ち上がりから後ろ重心の戦いを強いられると、序盤こそ体を張った守備で相手の攻勢を耐えたものの、34分にFWコーディ・ガクポに2戦合計イーブンとなるゴールを決められた。 決勝進出へゴールが必要となった後半も戦い方に大きな変化はなく押し込まれた立ち上がりにPKで逆転を許すと、後半半ば過ぎには痛恨の連続失点を喫して万事休す。リバプールのシュート26本枠内10本に対して、FWソン・フンミンのクロスバー直撃の決定機こそあったものの、シュート5本枠内0本の厳しい内容での敗戦となった。 同試合後、オーストラリア人指揮官は「相手は我々よりも強かった」と多くのフットボールファンと同様に完敗を認めた。 「今夜は必要なレベルに到達できなかったと言っても過言ではない。我々にとっては大きな課題になるのは明らかだった。彼らは明らかに非常に優れたチームで、プレーヤー全員が非常に調子が良く、落ち着いていて絶好調だ。しかし、チャンスを得るためには、ボールを持っていても持っていなくてももっと積極的にならなければならなかったが、それができなかった。彼らに試合をコントロールさせ、どこでプレーするかを決定させてしまった。結局、相手は我々よりも強かった」 「我々にとっては決勝に進出する絶好の機会だった。その機会を逃したことが、おそらくよりダメージを受けている。結局のところ、これはさらなる学習の機会であり、日曜日(アストン・ビラ戦)の力強いパフォーマンスによってそれを償う機会としたい」 また、久々のタイトル獲得へ重要な一戦にも関わらず、アンフィールドの空気に呑まれた消極的な戦い方に関しては、コメンテーターを務めたクラブOBのジェイミー・レドナップ氏から「私が生きている間に、これほど戦わずに敗退したチームを思い出すことはない」と辛辣な表現で批判を浴びた。 その点について指揮官は「私の仕事はこのクラブを管理することであり、人々が何を考え、何を考えないかは、あまり重要ではない」、「ジェイミー・レドナップであろうと、他の誰であろうと。私は気にしない」とリアクションを拒否した。 ただ、常に勇敢な戦いを志すスタイルにあって、この試合では自分たちのスタイルを貫くことができなかったことは真摯に受け止めている。 「(パフォーマンスは)残念だった。我々がここに来て負けたという事実ではありません。ここに来るのは難しい場所で、彼らは今絶好調だ。だが、今夜よりも、もっと自分たちのプレーをしてほしいと思う。決勝進出を逃したことは残念だが、おそらくもっと残念なのは、我々が望んでいたようにプレーしなかったことであり、それができるとわかっていたから、突破するチャンスがあったかもしれない」 また、この試合ではDFケビン・ダンソ、FWマティス・テルの新戦力2人がデビュー。ともに大きなインパクトは残せなかったが、短い準備期間での難敵相手のプレーという部分で擁護している。 「ケビンは本当に前向きだったし、マティスもそうだ。最初のトレーニングセッションの後にすぐ起用するのは大変で、理想的ではない。それが現時点での我々のジレンマの一部だ。しかし、彼らはよくやってくれた」 一方、そのテルのスクランブル投入を余儀なくされる原因となったFWリシャルリソンの負傷に関しては「ふくらはぎのようだ。試合後はあまり良く見えなかったし、(負傷者)リストに追加すべきかもしれません」と、しばしの離脱を覚悟している。 2025.02.07 12:31 Fri

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