【Jリーグ出場停止情報】副審に向けボール蹴って退場の神戸DFトゥーレルは“情状酌量”で1試合の停止…磐田の主力2トップらJ1の7選手が欠場に

2024.08.09 17:30 Fri
情状酌量で1試合停止となったマテウス・トゥーレル
©超ワールドサッカー
情状酌量で1試合停止となったマテウス・トゥーレル
Jリーグは9日、明治安田Jリーグの出場停止選手を発表した。

今回はミッドウィークの9日に行われたJ1リーグの7選手が追加。川崎フロンターレ戦においてピッチに残っていたボールを副審のいる方向に蹴って股の間を通す形となり、侮辱行為による一発退場となったヴィッセル神戸DFマテウス・トゥーレルは1試合停止に。

Jリーグは4試合の停止の可能性もあった同選手への処分理由を以下のように説明している。
【処分理由】
「2024年8月7日(水)2024明治安田J1リーグ第25節(川崎フロンターレvsヴィッセル神戸)の試合においてマテウス トゥーレル選手は主審より退場を命じられた」

「(公財)日本サッカー協会 競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、同選手のフィールド内に残っているボールを意図的に副審に向かって蹴った行為は、『審判員に対する反スポーツ的行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」
「なお、処分の決定に際しては、上記基準に則り、4試合の出場停止処分及び罰金を科すところですが、かかる事象を総合的に判断し、情状酌量の余地があると認め、(公財)日本サッカー協会懲罰規程 第12条第1項『情状による軽減』を適用し、懲罰を軽減する」

また、第25節で共に一発退場となったジュビロFWマテウス・ペイショット名古屋グランパスMF内田宅哉の2選手に関しては、いずれも相手選手に対する「著しい反則行為」に該当すると判断され、2試合の出場停止処分と罰金(20万円)が科されている。

【明治安田J1リーグ】
FWジャーメイン良(ジュビロ磐田)
第26節 vs鹿島アントラーズ(8/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

FWマテウス・ペイショット(ジュビロ磐田)
第26節 vs鹿島アントラーズ(8/11)
今回の停止:2試合停止(2/1)

第27節 vsFC町田ゼルビア(8/17)
今回の停止:2試合停止(2/2)

MF内田宅哉(名古屋グランパス)
第26節 vs東京ヴェルディ(8/11)
今回の停止:2試合停止(2/1)

第27節 vsサンフレッチェ広島(8/17)
今回の停止:2試合停止(2/2)

MF森島司(名古屋グランパス)
第26節 vs東京ヴェルディ(8/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

MF飯野七聖(ヴィッセル神戸)
第26節 vs横浜F・マリノス(8/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

DFマテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)
第26節 vs横浜F・マリノス(8/11)
今回の停止:1試合停止

FW富樫敬真(サガン鳥栖)
第26節 vs浦和レッズ(8/11)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

【明治安田J2リーグ】
DF才藤龍治(ブラウブリッツ秋田)
第26節vs鹿児島ユナイテッドFC(8/11)
今回の停止:2試合停止(1/2)

第27節vs栃木SC(8/17)
今回の停止:2試合停止(2/2)

DF大森理生(いわきFC)
第26節vs愛媛FC(8/10)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

MF石浦大雅(愛媛FC)
第26節vsいわきFC(8/10)
今回の停止:2試合停止(1/2)

第27節vs大分トリニータ(8/18)
今回の停止:2試合停止(2/2)

フィジカルコーチ ウェリントン(徳島ヴォルティス)
第26節:vsモンテディオ山形(8/11)
今回の停止:1試合停止

【明治安田J3リーグ】
DF蓑田広大(ヴァンラーレ八戸)
第24節 vsFC岐阜(8/17)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

MF山本康裕(松本山雅FC)
第24節 vsSC相模原(8/17)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

FW赤星魁麻(カマタマーレ讃岐)
第24節 vsY.S.C.C.横浜(8/17)
今回の停止:警告の累積による1試合停止

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「あのときから積み上げてきた」東京Vが神戸との再戦で成長示す…「ふさわしい形で勝てたらもっと成長できる」

10日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第36節のヴィッセル神戸戦に臨む東京ヴェルディは首位撃破での3連勝を狙う。 東京Vは前節、アルビレックス新潟に2-1で勝利し、今シーズン4度目の連勝を達成。順位を6位に上げている。AFCチャンピオンズリーグ出場権争いに踏みとどまるなか、残り3試合ではより上位でのフィニッシュを目指しつつ、来シーズンに繋がるような戦いを意識する。 新潟戦が前倒し開催となった影響で、中17日での開催となる今回のホームゲームでは、5月末に行われた前回対戦で1-0と競り勝ったJ1王者相手のシーズンダブルを目指す。 その前回対戦ではFC町田ゼルビア戦での大敗、ルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦での今季初の連敗を受け、短い準備期間の中で[4-4-2]から[3-4-2-1]へ布陣変更。内容的には課題も少なくなかったが、王者相手に泥臭く勝ち切った勝利がチームに与えた自信は大きく、シーズンのターニングポイントのひとつとなった。 そして、約5カ月を経て再戦する今回の試合はチームとしての完成度、成長を示す重要な一戦となる。 前回対戦では3バックの中央でFW大迫勇也、FW武藤嘉紀らと激しいマッチアップを繰り広げたDF千田海人は、「ほぼ外国人みたいな感じ」とJリーグ屈指のタレントを誇る相手の前線の印象について言及。 「タレントも実力もあってベテランの経験もあって、宮代選手もすごくいい選手。前線はみんなキープ力があって推進力もありますし、個の能力が高い選手たちばかり。スタイルというのがしっかり固まってきて、シーズンを通して作り上げてきたチーム」 相手の実力を認めた上で、「ファーストのところは自分たちが責任を持って守備しなければいけないですし、そこに対してのセカンドラインとかのコンパクトさ」を守備のポイントに挙げつつ、「守備の切り替えとかも早いですし、そこでしっかり対策と相手の良さをどう消すかというところを意識してやっていきたい」と、守備のポイントについても語った。 5カ月ぶりの再戦に向けては約1年前の熾烈なJ1昇格争いを振り返りつつ、チームとしての成長を示したいと意気込む。 「自分たちは去年J2から上がってきて、日本でも資金力もあるし、実力ともに整ったチーム相手にやれるのは本当に幸せなこと。自分たちがどうやってそこまで来たかと振り返ると、もちろん結果もそうですけど、しっかり成長したところは自信を持ってやってきたところなので、まだチャレンジャーかもしれないですけど、しっかり自分たちの力を示さないといけない」 「前回対戦も決して簡単なゲームではなかったですし、本当に前半はいつやられてもおかしくないというか、かなりチャンスメイクもされました。あのときから3バックが始まって、シーズンのなかで自分たちが作り上げてきたものはそこから始まって、もちろん相手も積み上げていると思いますけど、僕たちもそれ以上に積み上げている部分がある。それをしっかり見せるというか、ピッチで体現できれば、ここ2試合いいゲームができているので、そこのところで慢心せずにしっかり危機感を持ちながら向かっていきたい」 前回対戦ではクローザー役を担い、直近の新潟戦で待望のJ1初ゴールを挙げたFW山田剛綺は、スタート起用が想定される今回の一戦で2試合連続ゴールが期待される。 「各年代のコーチや監督から連絡をもらったり、すごくうれしかった」と初ゴールを喜んだが、「特に何か変わることはなく全員が熱量高く、首位の神戸相手にどう勝っていくかというところを再確認してトレーニングしている」と、浮足立つことなく2週間以上に渡る準備期間の取り組みを振り返った。 前回対戦同様に持ち味でもある前線からの守備での貢献が求められる一方、シャドーのポジションでのプレーも整理されてきたストライカーは、「クロスの部分では個人的にも得点の匂いを感じているので、そこは狙い続ける。あとは、自分たちの真ん中には(森田)晃樹とか(齋藤)功佑くんとかボールを持てる巧い選手がいるので、そこと合わせて背後へ抜けたり、ディフェンスとのライン間で受けて、ゴールというのは意識している」と、堅守攻略へのイメージも持っている。 優勝争いの真っただ中にいる首位との対戦に特別な意識はないと語る山田剛だが、3連勝に向けては個の能力で勝る相手に対して「全員がひとつになって戦うこと」、「目の前の相手に負けないこと」を常に意識して戦いたいとしている。 一方、前回対戦では2ボランチの一角で勝利に貢献し、ここ最近では2シャドーの一角で再び存在感を示し始めているMF見木友哉。 前回対戦からは「守備のところでは、3バックに変えた当初に比べれば間違いなく成熟している。そういうところでは間違いなく成長した姿を見せられる」と守備面の成長を実感。 攻撃面に関しては「相手は4バックなので5レーンをうまく使いながら、サイドに揺さぶっていくところが大事。ボールホルダーへの寄せだったりは間違いなく強度も高いと思いますけど、そこを自分たちの技術で打開することができればチャンスを作れる」と、相手のプレッシャーを上回る個や連携での打開をポイントに挙げている。 また、今回の神戸戦がJリーグ通算200試合目の節目の一戦となる見木は、「(ジェフユナイテッド千葉時代に)100試合のセレモニーのときは、相手が水戸でしたが点を取りました。今回も神戸、(川崎)フロンターレ相手に点を取って、チームの勝利に貢献したい」と、メモリアルゲームでのゴールも虎視眈々と狙っている。 最後に、緑の背番号10は「前回神戸に勝ちましたが、あまり勝てるような内容ではないけど勝ったみたいな感じだったので、今回ホームでしっかり自分たちのやるべきことをやって、勝ちにふさわしい形でしっかり勝てたら、チームとしてもっと成長できる」と、内容にもこだわった上で王者相手のシーズンダブルを誓った。 2024.11.09 20:00 Sat
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【J1注目プレビュー|第36節:東京Vvs神戸】シーズンダブル目指す東京V、神戸は連覇へ負けられない

【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月10日(日) 14:00キックオフ 東京ヴェルディ(6位/54pt) vs ヴィッセル神戸(1位/67pt) [味の素スタジアム] <h3>◆目標は高く、1つでも上へ【東京ヴェルディ】</h3> 前節はアウェイでのアルビレックス新潟戦で0-2と勝利。浦和レッズ戦から中3日と厳しい日程でもしっかりと連勝を収めた。 16年ぶりのJ1での戦いが注目された今シーズンだったが、前半戦の11戦無敗などチームは勝ち点を積み上げ、上位フィニッシュも可能な状況だ。 アウェイでの神戸戦では、3バックのシステムを採用して勝利。そこからチームはそのシステムでしっかりと経験を積み、結果を残し続けてきた。 半月ぶりの試合となるこの一戦に向けてコンディションは十分。前節J1での初ゴールを記録した山田剛綺らの活躍にも注目が集まるが、優勝を争う首位チームにどこまで通用するのかもポイントだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:綱島悠斗、千田海人、谷口栄斗 MF:宮原和也、森田晃樹、齋藤功佑、翁長聖 FW:山田剛綺、見木友哉 FW:木村勇大 監督:城福浩 <h3>◆連覇へ勝ち続けたい【ヴィッセル神戸】</h3> 連覇を目指す中、サンフレッチェ広島との熾烈な優勝争いを繰り広げている神戸。勝ち点差は「2」という状況であり、このまま勝ち続ければ自力で優勝ができる状況だ。 残り3試合。昨年の経験もしっかりと活かせるところ。前節はしっかりとホームでジュビロ磐田を下した中、アウェイでの連戦で勝利をもぎ取りたいところだ。 今節の相手は前半戦で敗れた東京V。また、次節は残留を争っている柏レイソルと気が抜ける相手はいない。しっかりと自分たちのストロングを出し切って戦いたいところだ。 チームとしては天皇杯との2冠も見えている状況。一方でAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)でも結果を残しており、その原動力の1人が宮代大聖。リーグ戦のゴールもキャリア初の2桁に乗せており、勢いそのままに優勝へ突き進みたい。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:前川黛也 DF:酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、本多勇喜 MF:井手口陽介、扇原貴宏、井出遥也 FW:武藤嘉紀、大迫勇也、宮代大聖 監督:吉田孝行 2024.11.10 11:40 Sun
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「成長を感じられる試合」…東京Vは王者相手のダブル逃すも前回対戦以上の手応えと自信得る

J1連覇を目指す王者との約5カ月ぶりの再戦で引き分けた東京ヴェルディは、勝ち点3を得た前回対戦以上の手応えと自信。そして、さらなる成長に向けた課題を得た。 東京Vは10日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第36節でヴィッセル神戸と対戦し、1-1のドローに持ち込んだ。 リーグ2連勝で6位に再浮上したチームは、中17日と試合間隔が大きく空いたなか、公式戦4連勝で首位に立つ絶好調の神戸をホームで迎え撃った。 過密日程においても「相当な勢いを持ってくる」と指揮官が戦前の段階から警戒した前半の入りではFW木村勇大がキックオフ直後に見事な個人技でボックス内に侵入し、1分経たずに最初の枠内シュートを記録。機先を制して主導権を握りかけたが、直後の7分には「ああいう拙いところを逃さないのが神戸」と、よりベターな対応もできたなかでセットプレーの流れからDF山川哲史に先制点を奪われた。 それでも、開始早々の失点にも動じることなく直後にはセットプレーからDF谷口栄斗が際どいシュートを見せるなどすぐさま反発力を示すと、以降はハイプレスと中央を締める堅固なブロックの使い分けで、メリハリのある戦いを見せたアウェイチームに対して、チームとして“へそ”と重視する中盤の底でMF森田晃樹、MF齋藤功佑の2ボランチを起点にボールを動かしつつ、3バックの両脇の谷口、DF綱島悠斗の状況に応じたボールキャリー、サイドチェンジを交えながら良い形での揺さぶりをみせて主導権を掌握した。 抜群の危機察知能力を見せたMF井手口陽介、献身的なプレスバックで再三の好守でチームを救ったFW武藤嘉紀に加え、要所を締める神戸のディフェンスラインを前に決定機までは持ち込めなかったが、失点場面を除き優勢な内容で前半を終えた。 後半は引き続き主導権を握りながらも、したたかにプレーを切る王者のゲームコントロール、前半機能した2ボランチとMF見木友哉の3枚をケアされたことで攻撃の停滞を余儀なくされたが、あわよくばカウンターから追加点を奪いたい相手の攻撃は封殺。最少得点差を維持して終盤を迎えると、ウイングバックにアタッカー2枚を並べる攻撃的なメンバー変更に、[4-4-2]への布陣変更と勝負手を打ったなか、91分にはFW山見大登のクロスがゴール前でスクランブルを生み出し、相手DFのオウンゴールによって土壇場で追いつく。 完全に逃げ切りに入っていたなかでの痛恨の失点を喫した神戸に対して、残り時間の勢いの差は明白で、ホームサポーターの熱狂的な後押しを含めて逆転まで持っていく可能性も十分にあったが、右CKからのFW染野唯月のヘディングシュートは枠を外れ、ほぼ数的同数だった木村のカウンターも撥ね返されて1-1のドローに終わった。 王者相手のシーズンダブルを逃したが、指揮官・選手も一様に「なんで勝てたかわからない試合だった」と率直な言葉で振り返った約5カ月前の前回対戦から“個々の成長”、“チームとしての成熟”をテーマに掲げて臨んだ一戦において、これまでの積み重ねの正しさを証明した。 試合後の会見で城福浩監督は「勝ち点1というのは、今日の手応えから逆算したら非常に悔しい」と勝ち切れなかった悔しさを滲ませながらも、「もう一度やらせて欲しい、もう一度やれば絶対に勝ち点3が取れる。そういうふうに思える試合ができた」と、その戦いぶりへの満足感を示した。 「アウェイで1-0で勝ったときには、もう一度試合をやったときに『これ勝てるのか』と、選手も正直ですし我々もいくつかの決定機が相手にあって、我々がゴール前にくぎ付けになるようなシーンというのが、正直アウェイのときはいくつかありました。それでも、1-0で勝てたと…」 「今回は勝ち点1で終わりましたけども、もう一度やらせて欲しい、もう一度やれば絶対に勝ち点3が取れる。そういうふうに思える試合ができた。我々の成長を感じられる試合だったと思います」 「もちろん勝ち点1で終わったことは、必ず理由があるんですけれども、内容的には本当に自分たちのやりたいこと、表現したいことをある程度見せられた。守備もビルドアップのところも含めて、我々が表現したいことはやれたのではないかなと思います」 指揮官同様にキャプテンの森田は相手のストロングと警戒していた中でのセットプレーでの失点、堅守を誇る相手に先制点を与えたゲーム運びの部分での課題に言及しつつも、「前回の試合と比べると、かなり自分たちの時間でゲームを進めることができた」、「後半もぶれずにやれたことで、ああいう得点に繋がって、何とか引き分けに持ち込めた」とポジティブな言葉をミックスゾーンで語っている。 「(前回対戦から)自分たちも成長しているなと思います。メンバーはもちろん相手も変わっていますし、こっちも変わっているところはありますけど、今日みたいなゲームを神戸さん相手にできたのは、チームとしても自信になると思っていますし、収穫の多かったゲームかなと思います」 さらに、神戸の下部組織育ちで古巣相手に前線の起点として奮闘を見せた木村も、「ベースの部分で負けないというのを前提としてトレーニングから積んできた中、今日の方がしっかり同じ土俵で戦えた」と、勝利しながらも歴然とした実力の差を見せつけられた前回対戦から、確実に個人・チームとしてその差を埋められた手応えを実感している。 「神戸相手だからこそベースに目を向けて、ここをもっと高めなければ勝負にならない」と指揮官が戦前に重視した部分では、神戸サイドにFW大迫勇也、DF酒井高徳らの欠場、過密日程による消耗というエクスキューズがあったこともあり、この試合では互角以上に渡り合って見せた。 一方で、今季2度の対戦では奪ったゴールはいずれもオウンゴールで、ボール支配率やパス本数、セットプレーの数では相手を凌駕しながらもシュート数は6本で並び、枠内シュート数で下回るなど、アタッキングサードでの精度、判断の質、チャンスクリエイトの部分は明確な課題に。チームとしてより高みを目指す上で来シーズンへの宿題となった。 その点について指揮官が「あれだけボールを持てたのであれば、もっと決定機を作らなければいけないし、シュートを打たなければいけない」と語れば、森田も「どう崩すかという点で正解はないですが、なるべくチャンスを増やせるようにしたい」と、“決定力”という曖昧な言葉に逃げることなく、チームとしてより多くのチャンスクリエイトが必要だと主張。 最後の仕上げを担う攻撃陣も「ラストパスの部分やクロスに入って行く人数のところは改善していかない(山見)」、「自分たちがボールを持てていると思う時間帯こそゴールにもっと近づけるように(木村)」と改善の必要性を改めて訴えた。 今回のドローによって天皇杯の結果次第で4位までチャンスがあるACL出場権獲得は厳しくなったが、“成長”を重要なテーマに掲げてきたチームは首位チームとの対戦を通じてより高い基準を経験し、残り2試合でのさらなる成長を目指す。 MF綱島悠斗は「どこが自分たちにとってストロングなのかをもっと全員で共有し、どういうサッカーをしたらいいのかという部分はもっと高められる。残り2試合ですけど、そこを改善してより怖いチームに、より強いチームになっていければいい」と、新たな決意を示した。 2024.11.11 20:05 Mon
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槙野智章の引退試合の出場選手が発表! 「MAKINO JAPAN」の監督は本田圭佑、「KOBE STARS」にはポドルスキの名前も!

ヴィッセル神戸は16日、元日本代表DF槙野智章の引退試合「槙野智章 大感謝祭 ~1日限りのワッショイ劇場~」の出場選手を発表した。 サンフレッチェ広島、ケルン、浦和レッズ、そして神戸と4つのクラブで現役時代を過ごした槙野。日本代表としても2018年のロシア・ワールドカップに出場し、そのキャラクターも相まって愛される選手として引退した。 引退後はタレント業や解説者、そして現在は品川CCで監督も務める槙野氏。12月14日(土)に引退試合が行われる中、出場選手が発表された。 カードは「MAKINO JAPAN」と「KOBE STARS」の対戦に。「MAKINO JAPAN」は、日本代表で共にプレーした選手たちで構成され、監督は本田圭佑が務めることに。メンバーでは、現役選手ではMF香川真司(セレッソ大阪)、MF乾貴士(清水エスパルス)、MF原口元気(浦和レッズ)、DF森重真人(FC東京)、GK西川周作(浦和レッズ)らが参加。また神戸の選手でもある、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀、DF酒井高徳らも参加する。 また、「KOBE STARS」は吉田孝行監督が指揮を執り、神戸の選手が多数出場。また、先日ケルンで記念試合を行い今季限りで引退する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキや現在は横浜F・マリノスでプレーするGK飯倉大樹、北海道コンサドーレ札幌のDF大﨑玲央、MF小林祐希、ベガルタ仙台のMF郷家友太らが参加する。なお、今後追加で参加する選手は随時発表されるとのことだ。 <h3>◆MAKINO JAPAN</h3> 監督:本田圭佑 選手:香川真司,乾貴士,森重真人,大迫勇也※,武藤嘉紀※,酒井高徳※,原口元気,西川周作,森脇良太,宇賀神友弥,那須大亮,柏木陽介,鈴木啓太,関根貴大,梅崎司,武藤雄樹,李忠成,興梠慎三,林彰洋,槙野智章※ <h3>◆KOBE STARS</h3> 監督:吉田孝行 選手:飯倉大樹,飯野七聖,岩波拓也,扇原貴宏,大﨑玲央,大迫勇也※,菊池流帆,郷家友太,小林祐希,酒井高徳※,櫻内渚,佐々木大樹,中坂勇哉,初瀬亮,藤本憲明,前川黛也,武藤嘉紀※,山川哲史,汰木康也,ルーカス・ポドルスキ,槙野智章※ ※は両チームでプレー 2024.10.16 23:25 Wed

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