【プレミア注目プレビュー】新指揮官の下で好スタート切った首位レッズと4位ブルーズの上位対決
2024.10.20 14:50 Sun
プレミアリーグ第8節、リバプールvsチェルシーが、日本時間20日24:30にアンフィールドでキックオフされる。共に新指揮官の下で好スタートを切った首位レッズと4位ブルーズによる注目の上位対決だ。
首位のリバプールはインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームに1-0の勝利。守護神アリソンやマク・アリスターの負傷というアクシデントに後半は耐える展開を強いられたが、試合序盤にジョタが挙げた虎の子の1点を最後まで守り抜いてリーグ3連勝となった。
ここから来月のインターナショナルマッチウィークまでアーセナルやレバークーゼン、アストン・ビラ、ブライトンとの公式戦連戦など強豪7連戦に突入する前半戦の山場を迎える中、好調のブルーズをホームで迎え撃つ初陣では弾みを付ける勝ち点3を狙う。
対する4位のチェルシーは前節、終盤に退場者を出したノッテンガム・フォレスト相手に1-1のドロー。リーグ連勝が「3」でストップした。後半序盤の失点直後にマドゥエケのゴールで素早いリアクションを示したが、全体のパフォーマンスに関しては攻撃面でやや精度を欠く不完全燃焼の内容となり、被カウンター時の守備対応含めて修正の必要性を感じさせた。
チャンピオンズリーグを戦う対戦相手に比べてレベルが落ちるカンファレンスリーグでターンオーバーが可能ではあるものの、今節以降はニューカッスルとの公式戦連戦にマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの強豪連戦が控えており、前半戦の行方を左右する重要な連戦の初戦を良い形で飾りたい。
◆リバプール◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:ケレハー
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:グラフェンベルフ、マク・アリスター
MF:サラー、ソボスライ、ルイス・ディアス
FW:ジョタ
負傷者:GKアリソン、DFツィミカス、MFエリオット、マク・アリスター
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神アリソンとエリオットの2選手の欠場が確定。さらに、18日のトレーニングで別メニュー調整だったツィミカス、マク・アリスターにも欠場の可能性がある。一方、体調不良から回復した遠藤航は起用可能な模様だ。
スタメンはマク・アリスターの起用が可能と想定し、前述の11名を予想。背番号10不在の場合はカーティス・ジョーンズか遠藤が代役を担う。前線ではガクポ、ヌニェスのオプションも考えられる。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:サンチェス
DF:グスト、アダラビオヨ、コルウィル、ヴェイガ
MF:カイセド、エンソ・フェルナンデス
MF:マドゥエケ、パーマー、サンチョ
FW:ジャクソン
負傷者:なし
出場停止者:DFククレジャ(1/1)、フォファナ(1/1)
ククレジャとフォファナの主力DF2人が累積警告で出場停止となる。負傷者に関しては体調不良のチルウェルに欠場の可能性があるが、リース・ジェームズの復帰で主力クラスでは全選手が起用可能な状況だ。
ククレジャとフォファナの代役を含め前述の11名のスタメン起用を予想。ディザジを右サイドバックに据えてグストを左に回す形も想定されるが、ジェームズのぶっつけ本番のスタメン起用はさすがにないと思われる。2列目ではペドロ・ネト、エンクンクらにチャンスがあるかもしれない。
★注目選手
◆リバプール:MFライアン・グラフェンベルフ
同胞指揮官の下で完全覚醒。スロット率いる新生レッズで開幕から強烈なインパクトを残しているのが、加入2年目のオランダ代表MF。アヤックス育ちのサラブレッドはステップアップを図ったバイエルンでは分厚い選手層の中でバックアッパーに甘んじ、昨季加入したリバプールでの1年目も才能の片りんこそ垣間見せたものの、シーズンを通じてはパフォーマンスの一貫性という部分で前指揮官クロップの信頼を得られず。
しかし、自身の特長や活かし方を心得る同胞指揮官の下でプレシーズンの段階から好パフォーマンスを見せると、アヤックス時代に“ポグバの再来”と評されたポテンシャルを開花。これまではより攻撃的な“8番”の印象が強かったが、[4-2-3-1]の2セントラルMFの一角で“6番”の役割を託されると、持ち味のフィジカルとテクニックを遺憾なく発揮。精度、アイデアに優れた配球に得意のボールキャリーで中盤と前線のリンクマンとして機能し、課題の守備でも周囲のサポートを受けながらよりスマートに献身的なプレーでフィルター役もこなす。
圧倒的に主導権を握れる格下相手の一戦での活躍もさることながら、今季最初のビッグマッチとなったマンチェスター・ユナイテッド戦では傑出したパフォーマンスでPOTM級の活躍を見せており、今季2度目のビッグマッチでもカイセドやパーマー、エンソ・フェルナンデスとタフな相手中盤とのマッチアップにおいて同様の存在感を期待したいところだ。
◆チェルシー:MFコール・パーマー
凄み増す22歳エースが要塞アンフィールド攻略狙う。マンチェスター・シティから覚悟を持って完全移籍した昨季は初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った中、34試合22ゴール11アシストと驚異的な活躍を披露。リーグ最優秀若手選手賞を受賞するなど一気に世界最高峰のリーグの“顔”の一人に成長した。
より対戦相手からの分析やマークも厳しくなり、“2年目のジンクス”も懸念された加入2年目だが、その対策を圧倒的な進化のスピードで凌駕する俊英はここまで7試合6ゴール5アシストとキャリアハイ更新を期待させる好スタートを切った。
その好調を引っ提げて臨む今季2度目の対ビッグ6のビッグマッチでは相棒ジャクソンら同世代のアタッカー陣と共に、コナテとファン・ダイクを中心に開幕7試合2失点と驚異的な堅さを誇る首位チームの堅守攻略を目指す。
首位のリバプールはインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームに1-0の勝利。守護神アリソンやマク・アリスターの負傷というアクシデントに後半は耐える展開を強いられたが、試合序盤にジョタが挙げた虎の子の1点を最後まで守り抜いてリーグ3連勝となった。
ここから来月のインターナショナルマッチウィークまでアーセナルやレバークーゼン、アストン・ビラ、ブライトンとの公式戦連戦など強豪7連戦に突入する前半戦の山場を迎える中、好調のブルーズをホームで迎え撃つ初陣では弾みを付ける勝ち点3を狙う。
チャンピオンズリーグを戦う対戦相手に比べてレベルが落ちるカンファレンスリーグでターンオーバーが可能ではあるものの、今節以降はニューカッスルとの公式戦連戦にマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの強豪連戦が控えており、前半戦の行方を左右する重要な連戦の初戦を良い形で飾りたい。
なお、昨シーズンのリーグ前回対戦はリバプールが4-1、EFLカップ決勝でもマージ―サイドのクラブが延長戦を1-0で制して公式戦連勝中のカードだが、それ以前の対戦ではカップ戦決勝での2度のPK戦を含め公式戦7試合連続で実質ドローの拮抗した攻防が繰り広げられており、今回も拮抗した戦いが想定されるところだ。
◆リバプール◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケレハー
DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:グラフェンベルフ、マク・アリスター
MF:サラー、ソボスライ、ルイス・ディアス
FW:ジョタ
負傷者:GKアリソン、DFツィミカス、MFエリオット、マク・アリスター
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神アリソンとエリオットの2選手の欠場が確定。さらに、18日のトレーニングで別メニュー調整だったツィミカス、マク・アリスターにも欠場の可能性がある。一方、体調不良から回復した遠藤航は起用可能な模様だ。
スタメンはマク・アリスターの起用が可能と想定し、前述の11名を予想。背番号10不在の場合はカーティス・ジョーンズか遠藤が代役を担う。前線ではガクポ、ヌニェスのオプションも考えられる。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:サンチェス
DF:グスト、アダラビオヨ、コルウィル、ヴェイガ
MF:カイセド、エンソ・フェルナンデス
MF:マドゥエケ、パーマー、サンチョ
FW:ジャクソン
負傷者:なし
出場停止者:DFククレジャ(1/1)、フォファナ(1/1)
ククレジャとフォファナの主力DF2人が累積警告で出場停止となる。負傷者に関しては体調不良のチルウェルに欠場の可能性があるが、リース・ジェームズの復帰で主力クラスでは全選手が起用可能な状況だ。
ククレジャとフォファナの代役を含め前述の11名のスタメン起用を予想。ディザジを右サイドバックに据えてグストを左に回す形も想定されるが、ジェームズのぶっつけ本番のスタメン起用はさすがにないと思われる。2列目ではペドロ・ネト、エンクンクらにチャンスがあるかもしれない。
★注目選手
◆リバプール:MFライアン・グラフェンベルフ
Getty Images
同胞指揮官の下で完全覚醒。スロット率いる新生レッズで開幕から強烈なインパクトを残しているのが、加入2年目のオランダ代表MF。アヤックス育ちのサラブレッドはステップアップを図ったバイエルンでは分厚い選手層の中でバックアッパーに甘んじ、昨季加入したリバプールでの1年目も才能の片りんこそ垣間見せたものの、シーズンを通じてはパフォーマンスの一貫性という部分で前指揮官クロップの信頼を得られず。
しかし、自身の特長や活かし方を心得る同胞指揮官の下でプレシーズンの段階から好パフォーマンスを見せると、アヤックス時代に“ポグバの再来”と評されたポテンシャルを開花。これまではより攻撃的な“8番”の印象が強かったが、[4-2-3-1]の2セントラルMFの一角で“6番”の役割を託されると、持ち味のフィジカルとテクニックを遺憾なく発揮。精度、アイデアに優れた配球に得意のボールキャリーで中盤と前線のリンクマンとして機能し、課題の守備でも周囲のサポートを受けながらよりスマートに献身的なプレーでフィルター役もこなす。
圧倒的に主導権を握れる格下相手の一戦での活躍もさることながら、今季最初のビッグマッチとなったマンチェスター・ユナイテッド戦では傑出したパフォーマンスでPOTM級の活躍を見せており、今季2度目のビッグマッチでもカイセドやパーマー、エンソ・フェルナンデスとタフな相手中盤とのマッチアップにおいて同様の存在感を期待したいところだ。
◆チェルシー:MFコール・パーマー
Getty Images
凄み増す22歳エースが要塞アンフィールド攻略狙う。マンチェスター・シティから覚悟を持って完全移籍した昨季は初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った中、34試合22ゴール11アシストと驚異的な活躍を披露。リーグ最優秀若手選手賞を受賞するなど一気に世界最高峰のリーグの“顔”の一人に成長した。
より対戦相手からの分析やマークも厳しくなり、“2年目のジンクス”も懸念された加入2年目だが、その対策を圧倒的な進化のスピードで凌駕する俊英はここまで7試合6ゴール5アシストとキャリアハイ更新を期待させる好スタートを切った。
その好調を引っ提げて臨む今季2度目の対ビッグ6のビッグマッチでは相棒ジャクソンら同世代のアタッカー陣と共に、コナテとファン・ダイクを中心に開幕7試合2失点と驚異的な堅さを誇る首位チームの堅守攻略を目指す。
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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CXrp3B8su9a/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Alexis Mac Allister(@alemacallister)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.10.06 12:50 Fri2
オランダ代表23名が発表! 候補のティンバーやヴェグホルストらが外れる…デ・リフト、ファン・ダイク、シモンズらが招集【UEFAネーションズリーグ】
オランダサッカー協会(KNVB)は4日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むオランダ代表メンバー23名を発表した。 ロナルド・クーマン監督は、すでに発表していた26名の候補から5名を外し、2名をくわえて23名とした。 候補から外れたのは、DFヤン・ポール・ファン・ヘッケ(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)、DFユリエン・ティンバー(アーセナル)、MFジョエイ・フェールマン(PSV)、MFイェルディ・スハウテン(PSV)、FWワウト・ヴェグホルスト(アヤックス)の5名。ここに、DFイアン・マートセン(アストン・ビラ)、MFマッツ・ヴァイファー(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)が加わった。 その他、DFマタイス・デ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド)、DFヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール)、MFシャビ・シモンズ(RBライプツィヒ)、MFライアン・グラフェンベルフ(リバプール)らが選ばれている。 オランダはリーグA・グループ3に属しており、ハンガリー代表、ドイツ代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表と同居。11日にアウェイでハンガリーと、14日にアウェイでドイツと対戦する。 今回発表されたオランダ代表メンバーは以下の通り。 <span class="paragraph-subtitle">◆オランダ代表メンバー23名</span> GK マルク・フレッケン(ブレントフォード/イングランド) バルト・フェルブルッヘン(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) ニック・オライ(スパルタ・ロッテルダム) DF ヨレル・ハト(アヤックス) ステファン・デ・フライ(インテル/イタリア) デンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア) ルシャレル・ヘールトライダ(RBライプツィヒ/ドイツ) ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン/ドイツ) イアン・マートセン(アストン・ビラ/イングランド) マタイス・デ・リフト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム/イングランド) ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/イングランド) MF クインテン・ティンバー(フェイエノールト) マッツ・ヴァイファー(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) ライアン・グラフェンベルフ(リバプール/イングランド) シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ/ドイツ) タイアニ・ラインデルス(ミラン/イタリア) トゥン・コープマイネルス(ユベントス/イタリア) FW コーディ・ガクポ(リバプール/イングランド) ジョシュア・ザーツクツィー(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ジャスティン・クライファート (ボーンマス/イングランド) ドニエル・マレン(ドルトムント/ドイツ) ブライアン・ブロビー(アヤックス) 2024.10.04 21:55 Fri3
【プレミア注目プレビュー】新指揮官の下で好スタート切った首位レッズと4位ブルーズの上位対決
プレミアリーグ第8節、リバプールvsチェルシーが、日本時間20日24:30にアンフィールドでキックオフされる。共に新指揮官の下で好スタートを切った首位レッズと4位ブルーズによる注目の上位対決だ。 首位のリバプールはインターナショナルマッチウィークの中断前に行われた前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームに1-0の勝利。守護神アリソンやマク・アリスターの負傷というアクシデントに後半は耐える展開を強いられたが、試合序盤にジョタが挙げた虎の子の1点を最後まで守り抜いてリーグ3連勝となった。 ここから来月のインターナショナルマッチウィークまでアーセナルやレバークーゼン、アストン・ビラ、ブライトンとの公式戦連戦など強豪7連戦に突入する前半戦の山場を迎える中、好調のブルーズをホームで迎え撃つ初陣では弾みを付ける勝ち点3を狙う。 対する4位のチェルシーは前節、終盤に退場者を出したノッテンガム・フォレスト相手に1-1のドロー。リーグ連勝が「3」でストップした。後半序盤の失点直後にマドゥエケのゴールで素早いリアクションを示したが、全体のパフォーマンスに関しては攻撃面でやや精度を欠く不完全燃焼の内容となり、被カウンター時の守備対応含めて修正の必要性を感じさせた。 チャンピオンズリーグを戦う対戦相手に比べてレベルが落ちるカンファレンスリーグでターンオーバーが可能ではあるものの、今節以降はニューカッスルとの公式戦連戦にマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとの強豪連戦が控えており、前半戦の行方を左右する重要な連戦の初戦を良い形で飾りたい。 なお、昨シーズンのリーグ前回対戦はリバプールが4-1、EFLカップ決勝でもマージ―サイドのクラブが延長戦を1-0で制して公式戦連勝中のカードだが、それ以前の対戦ではカップ戦決勝での2度のPK戦を含め公式戦7試合連続で実質ドローの拮抗した攻防が繰り広げられており、今回も拮抗した戦いが想定されるところだ。 ◆リバプール◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241019_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ケレハー DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:グラフェンベルフ、マク・アリスター MF:サラー、ソボスライ、ルイス・ディアス FW:ジョタ 負傷者:GKアリソン、DFツィミカス、MFエリオット、マク・アリスター 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神アリソンとエリオットの2選手の欠場が確定。さらに、18日のトレーニングで別メニュー調整だったツィミカス、マク・アリスターにも欠場の可能性がある。一方、体調不良から回復した遠藤航は起用可能な模様だ。 スタメンはマク・アリスターの起用が可能と想定し、前述の11名を予想。背番号10不在の場合はカーティス・ジョーンズか遠藤が代役を担う。前線ではガクポ、ヌニェスのオプションも考えられる。 ◆チェルシー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241019_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:サンチェス DF:グスト、アダラビオヨ、コルウィル、ヴェイガ MF:カイセド、エンソ・フェルナンデス MF:マドゥエケ、パーマー、サンチョ FW:ジャクソン 負傷者:なし 出場停止者:DFククレジャ(1/1)、フォファナ(1/1) ククレジャとフォファナの主力DF2人が累積警告で出場停止となる。負傷者に関しては体調不良のチルウェルに欠場の可能性があるが、リース・ジェームズの復帰で主力クラスでは全選手が起用可能な状況だ。 ククレジャとフォファナの代役を含め前述の11名のスタメン起用を予想。ディザジを右サイドバックに据えてグストを左に回す形も想定されるが、ジェームズのぶっつけ本番のスタメン起用はさすがにないと思われる。2列目ではペドロ・ネト、エンクンクらにチャンスがあるかもしれない。 ★注目選手 ◆リバプール:MFライアン・グラフェンベルフ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241019_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 同胞指揮官の下で完全覚醒。スロット率いる新生レッズで開幕から強烈なインパクトを残しているのが、加入2年目のオランダ代表MF。アヤックス育ちのサラブレッドはステップアップを図ったバイエルンでは分厚い選手層の中でバックアッパーに甘んじ、昨季加入したリバプールでの1年目も才能の片りんこそ垣間見せたものの、シーズンを通じてはパフォーマンスの一貫性という部分で前指揮官クロップの信頼を得られず。 しかし、自身の特長や活かし方を心得る同胞指揮官の下でプレシーズンの段階から好パフォーマンスを見せると、アヤックス時代に“ポグバの再来”と評されたポテンシャルを開花。これまではより攻撃的な“8番”の印象が強かったが、[4-2-3-1]の2セントラルMFの一角で“6番”の役割を託されると、持ち味のフィジカルとテクニックを遺憾なく発揮。精度、アイデアに優れた配球に得意のボールキャリーで中盤と前線のリンクマンとして機能し、課題の守備でも周囲のサポートを受けながらよりスマートに献身的なプレーでフィルター役もこなす。 圧倒的に主導権を握れる格下相手の一戦での活躍もさることながら、今季最初のビッグマッチとなったマンチェスター・ユナイテッド戦では傑出したパフォーマンスでPOTM級の活躍を見せており、今季2度目のビッグマッチでもカイセドやパーマー、エンソ・フェルナンデスとタフな相手中盤とのマッチアップにおいて同様の存在感を期待したいところだ。 ◆チェルシー:MFコール・パーマー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241019_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 凄み増す22歳エースが要塞アンフィールド攻略狙う。マンチェスター・シティから覚悟を持って完全移籍した昨季は初めてプレミアリーグをフルシーズン戦った中、34試合22ゴール11アシストと驚異的な活躍を披露。リーグ最優秀若手選手賞を受賞するなど一気に世界最高峰のリーグの“顔”の一人に成長した。 より対戦相手からの分析やマークも厳しくなり、“2年目のジンクス”も懸念された加入2年目だが、その対策を圧倒的な進化のスピードで凌駕する俊英はここまで7試合6ゴール5アシストとキャリアハイ更新を期待させる好スタートを切った。 その好調を引っ提げて臨む今季2度目の対ビッグ6のビッグマッチでは相棒ジャクソンら同世代のアタッカー陣と共に、コナテとファン・ダイクを中心に開幕7試合2失点と驚異的な堅さを誇る首位チームの堅守攻略を目指す。 2024.10.20 14:50 Sun4
「明日プレーするに値する」リバプールで不遇の日本代表MF遠藤航、スロット監督はEFL杯の先発示唆しつつ「私が彼をリスペクトしているのは…」
リバプールのアルネ・スロット監督が、日本代表MF遠藤航の姿勢を称えた。クラブ公式サイトが伝えている。 今シーズン、新たに就任したスロット監督の下でプレミアリーグ9試合7勝1分け1敗の好成績を残し2位につけるリバプール。チャンピオンズリーグ(CL)でも開幕から3連勝中と文句なしの成績であり、夏にはフェデリコ・キエーザを獲得するのみでありながら、長期政権を築いたユルゲン・クロップ体制からの移行はスムーズに進んでいる。 一方、その新体制下で割りを食う形となってしまったのが遠藤。昨夏にリバプールへ加入するとクロップ前監督からは主力として扱われていたが、よりビルドアップを重視するスロット監督の下でライアン・グラフェンベルフが輝きを放っていることもあり、遠藤はここまでプレミアリーグでもCLでもまだ先発はないなど序列低下は明らかな状態となっている。 厳しい状況の遠藤だが、31日に行われるEFLカップ(カラバオカップ)4回戦のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦では先発する可能性がある模様。試合前会見に出席したスロット監督は、特に遠藤について触れている。 指揮官は日本代表MFが十分な出場機会を得られていないことを認めつつ、それでも真摯な態度を見せ続けることを称賛。チームの助けとなっており、ブライトン戦で先発する可能性を示唆した。 「選手全員がプレーしたがっているのだから、簡単ではない。それでも彼らはプロであり、こうしたことが起きる可能性があるのは理解しているだろう。自分のポジションでプレーする他の選手が本当にうまくやっているのも見ているはずだ」 「これは主にワタ(遠藤)のことではあるが、ジョー・ゴメスやジャレル・クアンサーについても同じだ。彼らはライアンやヴィルヒル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテと競争している。先発の選手がどれだけうまくプレーしているか、試合の最後の瞬間までコンディションを保っているかは見て理解しているだろう」 「それでも、ワタは明日のスタメンに入る可能性がある選手の一人だ。シーズンは長いのだから、その間に彼が必要になる。だから、彼にもプレー時間が必要だと考えている」 「幸いにも、彼は代表チームでプレー時間を得ているが、我々のチームでも試合に出場できれば助けになるだろう。(先発したEFLカップでの)ウェストハム戦の彼のプレーは本当に良かった」 「私が彼を称え、リスペクトしているのはその人柄だ。彼はこれまで、試合終了5分前に2回も出場する必要があった。私の監督としてのキャリアの中では、試合終了5分前の出場だと浮かない顔で出場してプレーする選手も時折見てきた」 「しかし、彼は我々が必要とするときはいつでも、たとえ5分でも、チームのため、同僚のため、そして自分自身のため試合に出る。だから、彼は明日の試合に出場するに値するんだ」 2024.10.30 10:20 Wedリバプールの人気記事ランキング
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「日本食を食べまくりたい」なでしこMF長野風花がトークイベント、女子中高生らにアドバイスする中、小学生時代の自分へ「英語とフィジカルトレーニングをしっかりやって」
21日、なでしこジャパンでもプレーするリバプールのMF長野風花がKAMO 渋谷店で「FUKA TALK! COPA ICON II EDITION」を開催。女子中高生のプレーヤーなどのファンを迎えて、スパイクのことやアドバイスを送った。 なでしこジャパンの「10番」をつける長野は、FA女子スーパーリーグのリバプールでも主軸としてプレーする長野。アディダスから新たに発売された「COPA ICON II(コパ アイコン 2)」を着用する。 中盤でのゲームメーカーとしてプレーする長野。スパイク選びのポイントについては「中盤の選手は360度動く選手ですし、タッチも重要になってくるので、フィット感は大事にしています」とコメント。「COPA ICON II」は足とスパイクの一体感をより高めたものとなっており、長野の好みにあっている一足に。また「明るい色、白や黄色が好きで、暗い色を履くとちょっとテンションが下がるのが小さい頃からあるので、小さい頃から明るい色を好んで履いていました」と、スパイクのカラーにもこだわりがあるようで、今回の「COPA ICON II」はホワイトなっており、そちらも好みにあっているものとなっている。 今回の「COPA ICON II」は女子中高生にも多い22cmからサイズ展開。長野自身も足は小さいとのことで、「ピッタリ履くのが好きで。私も22.5センチと足が小さいので、履きたくても履けない子もいたと思うので、良いことだと思います」と、サイズのレンジが広がったことは良かったとした。 海外でプレーする中で、ピッチ状態にも差を感じているという長野は「日本の芝ってとてもきれいで整っているんですけど、イングランドは特に雨が多く、沼みたいな感じで。リヴァプールでの最初のトレーニンググラウンドは本当に沼で、私だけつるんつるん滑っていました」と苦労話も。また、硬い素材のスパイクなどは苦手だとし「素材が硬くて、靴擦れしたりはしました。私は本当にCOPAに助けられてプレーしています」と、愛用している「COPA」シリーズはピッタリなスパイクだとアピールした。 会場には小学生から高校生までの女子プレーヤーが集まっていた中、アドバイスも。おすすめのトレーニングについては「とにかく毎日ボールに触るのはそうですし、もっとやっておけばよかったと思うのは、もう少しフィジカルトレーニングをやっておけばよかったとは世界に出て感じます」と語り、「身長も大きくないですし、こんなすごい選手を相手にしています。そもそも日本の女子選手は体の線が細かったりするので、ジムのトレーニングやスピードで勝てないのであれば、機敏さのトレーニングは大事なので、中高生から始めることは大事だと思います」と、アジリティや動きのキレを鍛えることは良いことだとした。 ウィンターブレイクで帰国した長野。「日本のごはんは一番だと思うので、日本食を食べまくり、しっかりトレーニングしながらリフレッシュができればと思います」と語り、一番好きな日本食は「焼肉です(笑)」と明かしていた。 2025年に向けては「2024年は悔しい瞬間もたくさん味わった年なので、2025年は一日一日積み重ね、成長して、結果をたくさん残せるシーズンにしたいと思います」と意気込みを語った。 トークセッションの後は、会場からの質問にも答えた長野。10歳のお子さんを持つお父さんから、小学生時代にやっておきたかったことを聞かれると「英語をしっかりやっておきなさいと言うのと、フィジカルの強化は世界で戦う上で必ず必要になるので、英語とフィジカルトレーニングをしっかりやってと今なら言います」と語った。 また、苦手なことに対しての向き合い方については「自分がどうなりたいかがしっかり決まっていれば、おのずと日々トライしながら成長しないと目標に届かないと自分が一番わかっているからブレずに。苦手なことって成果が出づらかったりするけど、私は自分の目標、夢があるので、その強い気持ちだけで、日々向き合っています」と語り、多くのアドバイスを送っていた。 イベントでは、長野が自身の日本代表ユニフォームにサインを入れるクリスマスプレゼントを送った他、参加者へのサインのプレゼントや写真撮影など、ファンとの触れ合いを楽しんでいた。 <span class="paragraph-title">【写真】トークショーに登場した長野風花</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fuka20241221_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2024.12.21 23:45 Sat2
10人で引き分けに持ち込んだリバプール、スロット監督は「これ以上望むことはない」とご満悦
リバプールのアルネ・スロット監督が14日に行われたプレミアリーグ第16節、2-2で引き分けたフルアム戦を振り返った。 首位に立つリバプールはこの試合、11分に先制を許すと、16分にDFアンドリュー・ロバートソンがハリー・ウィルソンと入れ替わりそうになったところで倒し、一発退場に。1点ビハインド、数的不利の中、後半早々にFWコーディ・ガクポのゴールで追いついたが、76分に勝ち越されてしまう。 それでも途中出場で負傷明けのFWジョタが終盤の86分に同点弾を挙げ引き分けに持ち込んだ。ニューカッスル戦に続くドローとなったリバプールだが、スロット監督はこの結果に満足している。 「ジローナ戦とは真逆となった。ジローナ戦は結果には満足だったが、パフォーマンスに不満があった。しかし今日の試合はパフォーマンスに満足している。もちろん結果には満足しきれないが、10人で2度もビハインドを追いついた。素晴らしいプレーができたと思う」 また、退場したロバートソンへのフォローを忘れなかった。 「チームが示した気概はロボが示したものだ。彼は退場する前、ヒザに相手のスタッドが刺さって痛みを抱えていた。ベンチには左サイドバックができるDFがおらず、ロボに切り抜けてもらうことを期待した。しかし、動きが戻らず退場のシーンが生まれてしまった。彼を責める必要はない」 2024.12.15 10:00 Sun3
サラー2G2Aのリバプールがスパーズとの9ゴール生まれたド派手打ち合い制し3戦ぶり勝利!【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第17節、トッテナムvsリバプールが22日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのリバプールが3-6で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。 10位のトッテナム(勝ち点23)は前節、サウサンプトン相手に5-0の完勝。公式戦6試合ぶりの勝利で長いトンネルを抜けた。続くEFLカップ(カラバオカップ)でもマンチェスター・ユナイテッドとの壮絶な打ち合いを4-3で制し、公式戦連勝とともにベスト4進出を決めた。引き続き多くの離脱者を抱える状況で迎えた中2日の首位チームとの一戦ではユナイテッド戦と全く同じスタメンを採用した。 一方、首位のリバプール(勝ち点36)は、ニューカッスル戦に続き前節のフルアム戦を2-2のドローで終えるなど、ここにきてやや失速。それでも、大幅なターンオーバーを敢行した直近のEFLカップではサウサンプトンに2-1の勝利。若手の積極起用に遠藤航を可変式のセンターバックで起用するオプションが見事に機能し、白星を取り戻した。今回のアウェイゲームではそのカップ戦で温存したサラーやマク・アリスター、ファン・ダイクら主力を復帰させ、ベストメンバーを起用。1トップにルイス・ディアス、2列目に右からサラー、ソボスライ、ガクポを配置した。 試合は開始直後にトッテナムのビルドアップのミスを突いたリバプールに決定機。GKフォースターのミスパスをボックス右でカットしたサラーが左足を振るが、これは枠の右に外れる。 しかし、このプレーをきっかけに完全に主導権を握ったアウェイチームは長短交えたパスで相手を揺さぶりつつ、前がかりな守備で自由を与えず。その流れでサラーがクロスバー直撃のシュートなどゴールを色濃く匂わせると、圧巻のコンビプレーから先制点を奪い切った。 23分、右サイドへのスムーズな展開からフリーのアレクサンダー=アーノルドにボールが渡ると、GKとディフェンスラインの間のスペースへピンポイントクロスを供給。これに抜群のタイミングで飛び込んだディアスがダイビングヘッドで合わせた。 均衡が破れた後はしばらく一進一退の展開が続いたが、活動量とクオリティで勝るリバプールが押し切る。36分、左サイドからのロバートソンのクロスをゴール前で競ったソボスライのヘディングシュートが浮き球の形でこぼれると、勢いを持って飛び込んだマク・アリスターがGKフォースターの寸前で頭で押し込んだ。 厳しい連続失点となったトッテナムだが、41分にはクルゼフスキがアグレッシブな守備でマク・アリスターを潰してショートカウンターを発動。GKアリソンがポジションを取れずにいるなか、マディソンが右足ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。 一瞬の隙を突かれて1点差に詰め寄られたものの、流れは渡さないリバプール。前半終了間際には高速カウンターに転じると、サラーの絶妙なスルーパスにボックス右で反応したソボスライがGKの股間を抜くシュートを流し込み、再び突き放して前半を終えた。なお、このアシストで今季リーグ戦10アシスト目となったレッズのエースはプレミア史上初となる年越し前の10ゴール(13ゴール)10アシスト達成者となった。 アウェイチームに勢い、ホームチームにダメージが与えられたこの3点目によって後半はワンサイドゲームとなった。 後半も主導権を握ったリバプールは54分、自陣中央でのボール奪取から相手を完璧に引っくり返すと、ボックス左に抜け出したガクポの折り返しで生まれたゴール前の混戦を制したサラーが冷静に無人のゴールへ蹴り込み、得点ランキング単独トップの14点目を記録した。 さらに、トッテナムが2枚替えを敢行した直後の61分には再び高速カウンターからボックス左に抜け出したソボスライからの丁寧な折り返しを、再びサラーが左足ワンタッチで合わせ、トドメの5点目とした。 これで勝利を確信したスロット監督はマク・アリスター、ガクポを下げてジョタ、カーティス・ジョーンズを同時投入。引き続きカウンターでチャンスを窺いつつ、やや相手に持たせて省エネモードの戦いにシフトする。 一方、敗色濃厚もホームサポーターの前で気概を示したいトッテナムは相手の強力な攻撃に食らいつきつつ、クルゼフスキ、ソランケを中心に疲労困憊のなかでも果敢にゴールを目指す。 すると、72分には左サイドで起点となったクルゼフスキが中央のソランケに預けてゴール前に飛び込むと、浮き球のリターンパスがDFファン・ダイクにディフレクトして落ちてきたところを見事な左足ボレーでゴールネットへ突き刺した。 このゴールを受けて、ホームサポーターからの聖者の行進の大合唱で奮い立ったスパーズは83分、ベリヴァルの左クロスをファーで競り勝ったブレナン・ジョンソンが頭で折り返すと、ゴール前のソランケがDFファン・ダイクごと巻き込むような反転ボレーを流し込み、一気に2点を返した。 これでスタジアムのボルテージが一気に上がったが、前がかりな相手の隙をしたたかに突いたリバプールが突き放す。85分、ボックス手前右でボールを持ったサラーがボックス右のディアスにラストパスを通すと、コロンビア代表FWがグラウンダーの対角シュートを左隅へ突き刺した。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、サラーの2ゴール2アシストの圧巻の活躍も光った首位リバプールがド派手な打ち合いを制してリーグ3戦ぶりの勝利。今節引き分けた2位チェルシーとの勝ち点差を4ポイントに広げた。 トッテナム 3-6 リバプール 【トッテナム】 ジェームズ・マディソン(前41) デヤン・クルゼフスキ(後27) ドミニク・ソランケ(後38) 【リバプール】 ルイス・ディアス(前23、後40) アレクシス・マク・アリスター(前36) ドミニク・ソボスライ(前46) モハメド・サラー(後9、後16) <span class="paragraph-title">【動画】サラーが絶妙アシストに鮮やかカウンターから今季15点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">サラーからソボスライ<br>前半でリヴァプール3点目<br>サラーはこれで13G10A<br>クリスマス前に<br>二桁ゴール二桁アシストは<br>プレミア史上初<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/yxMruiQIb9">pic.twitter.com/yxMruiQIb9</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870886056377425988?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">この試合2G1A<br>エースが止まらない<br>サラーはゴールランクトップの<br>15ゴール目<br><br>プレミアリーグ 第17節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#リヴァプール</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/00Hq5JEl6E">pic.twitter.com/00Hq5JEl6E</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1870892834146209853?ref_src=twsrc%5Etfw">December 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.23 03:34 Mon4
スパーズに敵地で6発のリバプール、スロット監督は3失点にも言及「走る必要がないと思えば…」
リバプールのアルネ・スロット監督が22日に行われたプレミアリーグ第17節、6-3で勝利したトッテナム戦を振り返った。 リバプールは敵地での一戦、オープンな展開となった中、61分までに5-1とリード。その後、トッテナムに2点を返されたが、終盤にダメ押しの6ゴールを決めて勝利した。 スロット監督は6ゴールを挙げたことに満足感を示しつつも3失点したことにも言及した。 「65分までは本当に観ていて楽しかった。前半に関して2-1で終わっていたら我々が作ったチャンスの数に対して見合わないと感じたが、3-1にできてとても満足だ。そして後半に5点目まで挙げ、素晴らしいプレーをしたと思う。しかし、どれだけ質の高い選手が居てももう走る必要がないと思えばこのリーグではやられてしまう。とりわけトッテナムはボールを扱うのがうまいチームで実際2点を返された。最終的に6ゴール目を奪えたことには満足している」 そしてこの試合で2ゴール2アシストの活躍を見せたFWモハメド・サラーについては以下のように称賛した。 「モハメドは優れたサッカー選手であるだけでなく人間性も素晴らしい。彼は常にチームメートをサポートしている。そして3日置きにやってくる試合に対して何が必要かを理解しており、そのために懸命に取り組んでいる。彼のようなトッププレーヤーがクオリティを発揮するためにどれだけ努力しなければならないかを理解していることが、私にとって最も感銘を受けたことかもしれない」 また、1試合消化が少ない中、2位チェルシーに4ポイント差を付けての首位でクリスマスを迎えたことについては次のように話した。 「もちろん、首位に居る方が好ましい。だから意味のあることだと思う。リーグ優勝を一度経験しているが、優勝がいかに難しいかは理解している。継続が大事だ。毎試合、最高のパフォーマンスを発揮する必要がある。ニューカッスル戦では3-3に追いつかれ、2ポイントを失った。今日もチェルシーがポイントを落とすとは思わなかった。それがプレミアリーグだ」 2024.12.23 08:00 Mon5