【プレミア注目プレビュー】今季最初のノースロンドンダービー! 満身創痍アーセナルは重要な序盤連戦の初戦
2024.09.15 14:45 Sun
プレミアリーグ第4節、トッテナムvsアーセナルが、日本時間15日22:00にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。共に前節取りこぼしたノースロンドンの両雄による今季最初のダービーマッチだ。
ポステコグルー体制2年目でトップ4返り咲きが最低限のノルマとなるトッテナム。今夏の移籍市場では指揮官のスタイルに合致しない余剰人員の整理に加え、ケイン退団以降不在だったセンターフォワードにソランケを補強。さらに、グレイやベリヴァル、オドベールら若手有望株を獲得。ディフェンスラインや中盤の選手層に不安を残すものの、世代交代を図りつつ伸びしろ豊かなスカッドを構築した。
ただ、開幕3試合ではエバートン相手に快勝を収めた一方、開幕戦は昇格組レスター・シティにドロー、前節は鬼門セント・ジェームズ・パークで内容では圧倒したものの、開幕戦でも露呈した決定力、耐えるべきところで耐え切れない守備の課題出てしまい、ロケットスタートを飾った昨季に比べて難しい序盤戦に。そういったなかで臨むホーム開催のダービーでは直近2シーズンで水をあけられる宿敵相手に約2年半ぶりの勝利を収めて浮上のきっかけを掴みたいところだ。
一方、2シーズン連続で王者マンチェスター・シティの後塵を拝する中、今季こそ悲願のリーグタイトル奪還を目指すアーセナル。開幕2試合では昨季シーズンダブルを喫したアストン・ビラ相手に敵地で2-0の勝利を挙げるなど連勝スタート。だが、インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節ではブライトンとの連勝対決を1-1のドローで終え、連勝がストップ。前半は上々のパフォーマンスを見せたが、後半序盤のライス退場で暗転。数的不利で守勢を背負った状況で勝ち点1を得るのが精いっぱいだった。
今夏の移籍市場では噂された大物ストライカーの獲得を見送ったものの、市場の人気株だったカラフィオーリ、メリーノとディフェンスラインと中盤に万能型レフティを補強。さらに、生え抜きのアタッカーが去った前線のバックアッパーにチェルシーで構想外となったスターリングを市場閉幕間際に電撃補強。今夏も抜け目ない補強でスカッド改善に取り組んだ。ここからスパーズ戦、チャンピオンズリーグのアタランタ戦、シティ戦とシーズン序盤の重要な連戦を控える中、サスペンションのライスを含め中盤を中心に離脱者が重なる満身創痍の状況で早くも真価が試される。とりわけ、その連戦を睨んでか、新契約締結が発表されたアルテタ監督の手腕に注目が集まるところだ。
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ
MF:サール、ベンタンクール
MF:ブレナン・ジョンソン、マディソン、ソン・フンミン
FW:ソランケ
負傷者:MFビスマ、FWリシャルリソン、ランクシャー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはリシャルリソンとランクシャーの欠場が確定。代表戦で負傷したビスマに関してはメンバー入りできる可能性がある。
スタメンは負傷明けのファン・デ・フェン、ソランケの復帰を前提に前述の11名を予想。仮に2人が難しい場合はドラグシン、クルゼフスキが代役を担うことになりそうだ。2列目に関してはオドベール、クルゼフスキがスタメンを担う可能性も十分にある。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティンバー
MF:ジョルジーニョ、トーマス、ハヴァーツ
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、ティアニー、カラフィオーリ、MFウーデゴール、メリーノ
出場停止者:MFライス(1/1)
前節退場のライスが1試合の出場停止となる。負傷者に関しては冨安健洋やメリーノの欠場が確定している一方、代表戦で負傷したウーデゴール、カラフィオーリに関してはメンバー入りの可能性もある。
スタメンはライスやウーデゴールの欠場が濃厚な中盤に関して[4-2-3-1]の変更を含めて幾つかのオプションが想定される。ジンチェンコやトロサールのインサイドハーフ起用もありそうだ。その中盤の構成次第でサカ以外が流動的な前線は負傷明けのガブリエウ・ジェズス、持ち味のスピードでハイラインの背後を突けるマルティネッリの起用を予想した。
★注目選手
◆トッテナム:MFジェームズ・マディソン
完全復活期待される司令塔。ケインからスパーズの10番を継承し、昨季序盤のプレミアリーグを席巻した“アンジェ・ボール”の司令塔として躍動したイングランド代表MFだが、足首のケガによる長期離脱以降はトップフォームを取り戻すことができず。チームと共に尻すぼみの加入1年目となった。さらに、その失速によってスリーライオンズでの序列も低下し、ユーロ2024行きを逃した。
加入2年目で捲土重来を期す今季はここまで3試合2アシストとまずまずの滑り出しを見せたが、トップフォームにはあと一歩という印象だ。今回もイングランド代表落選となり、コンディション向上に務めてきた中、休養十分で臨むダービーでの躍動が期待されるところだ。
ライスやウーデゴール不在の相手中盤に対してビルドアップ、アタッキングサードの崩しの起点を担い、アタッカー陣に決定機を供給したい。また、好感触のプレースキックでも決定的な仕事が求められる。なお、新ストライカーのソランケはアンダー年代の代表で共闘した旧知の仲でもあり、今回の中断期間での新たなすり合わせによってホットライン開通なるか。
◆アーセナル:FWブカヨ・サカ
中盤の主力不在で求められるエースの仕事。今季もガナーズのエースを担う23歳は開幕3試合で1ゴール3アシストと好調ハヴァーツと共にチームの攻撃を牽引する。敵地でのダービーに向けては主将ウーデゴールに加え、ライスと中盤の要を欠いて臨む難しい展開が予想される中、その代役の活躍が必須ではあるものの、ディフェンスラインと前線の選手がいかに負担を軽減できるかが重要なポイントとなるはずだ。
とりわけ、サカには右サイドでの局面打開に加えて中盤と前線を繋ぐリンクマンとしてのタスクも担うことになり、普段以上に多くの仕事を求められるはずだ。
昨季の2度のダービーではいずれもゴールを記録しており、同世代の猛者であるウドジェ、ファン・デ・フェンのレフティコンビとのマッチアップで今回も違いを見せたい。また、守備の局面でもビルドアップと崩しのカギを握るウドジェ、ソン・フンミンに対してホワイトや中盤の選手と密にコミュニケーションを取りながら献身的にサポートしたい。
ポステコグルー体制2年目でトップ4返り咲きが最低限のノルマとなるトッテナム。今夏の移籍市場では指揮官のスタイルに合致しない余剰人員の整理に加え、ケイン退団以降不在だったセンターフォワードにソランケを補強。さらに、グレイやベリヴァル、オドベールら若手有望株を獲得。ディフェンスラインや中盤の選手層に不安を残すものの、世代交代を図りつつ伸びしろ豊かなスカッドを構築した。
ただ、開幕3試合ではエバートン相手に快勝を収めた一方、開幕戦は昇格組レスター・シティにドロー、前節は鬼門セント・ジェームズ・パークで内容では圧倒したものの、開幕戦でも露呈した決定力、耐えるべきところで耐え切れない守備の課題出てしまい、ロケットスタートを飾った昨季に比べて難しい序盤戦に。そういったなかで臨むホーム開催のダービーでは直近2シーズンで水をあけられる宿敵相手に約2年半ぶりの勝利を収めて浮上のきっかけを掴みたいところだ。
今夏の移籍市場では噂された大物ストライカーの獲得を見送ったものの、市場の人気株だったカラフィオーリ、メリーノとディフェンスラインと中盤に万能型レフティを補強。さらに、生え抜きのアタッカーが去った前線のバックアッパーにチェルシーで構想外となったスターリングを市場閉幕間際に電撃補強。今夏も抜け目ない補強でスカッド改善に取り組んだ。ここからスパーズ戦、チャンピオンズリーグのアタランタ戦、シティ戦とシーズン序盤の重要な連戦を控える中、サスペンションのライスを含め中盤を中心に離脱者が重なる満身創痍の状況で早くも真価が試される。とりわけ、その連戦を睨んでか、新契約締結が発表されたアルテタ監督の手腕に注目が集まるところだ。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ
MF:サール、ベンタンクール
MF:ブレナン・ジョンソン、マディソン、ソン・フンミン
FW:ソランケ
負傷者:MFビスマ、FWリシャルリソン、ランクシャー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはリシャルリソンとランクシャーの欠場が確定。代表戦で負傷したビスマに関してはメンバー入りできる可能性がある。
スタメンは負傷明けのファン・デ・フェン、ソランケの復帰を前提に前述の11名を予想。仮に2人が難しい場合はドラグシン、クルゼフスキが代役を担うことになりそうだ。2列目に関してはオドベール、クルゼフスキがスタメンを担う可能性も十分にある。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ラヤ
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ティンバー
MF:ジョルジーニョ、トーマス、ハヴァーツ
FW:サカ、ガブリエウ・ジェズス、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、ティアニー、カラフィオーリ、MFウーデゴール、メリーノ
出場停止者:MFライス(1/1)
前節退場のライスが1試合の出場停止となる。負傷者に関しては冨安健洋やメリーノの欠場が確定している一方、代表戦で負傷したウーデゴール、カラフィオーリに関してはメンバー入りの可能性もある。
スタメンはライスやウーデゴールの欠場が濃厚な中盤に関して[4-2-3-1]の変更を含めて幾つかのオプションが想定される。ジンチェンコやトロサールのインサイドハーフ起用もありそうだ。その中盤の構成次第でサカ以外が流動的な前線は負傷明けのガブリエウ・ジェズス、持ち味のスピードでハイラインの背後を突けるマルティネッリの起用を予想した。
★注目選手
◆トッテナム:MFジェームズ・マディソン
Getty Images
完全復活期待される司令塔。ケインからスパーズの10番を継承し、昨季序盤のプレミアリーグを席巻した“アンジェ・ボール”の司令塔として躍動したイングランド代表MFだが、足首のケガによる長期離脱以降はトップフォームを取り戻すことができず。チームと共に尻すぼみの加入1年目となった。さらに、その失速によってスリーライオンズでの序列も低下し、ユーロ2024行きを逃した。
加入2年目で捲土重来を期す今季はここまで3試合2アシストとまずまずの滑り出しを見せたが、トップフォームにはあと一歩という印象だ。今回もイングランド代表落選となり、コンディション向上に務めてきた中、休養十分で臨むダービーでの躍動が期待されるところだ。
ライスやウーデゴール不在の相手中盤に対してビルドアップ、アタッキングサードの崩しの起点を担い、アタッカー陣に決定機を供給したい。また、好感触のプレースキックでも決定的な仕事が求められる。なお、新ストライカーのソランケはアンダー年代の代表で共闘した旧知の仲でもあり、今回の中断期間での新たなすり合わせによってホットライン開通なるか。
◆アーセナル:FWブカヨ・サカ
Getty Images
中盤の主力不在で求められるエースの仕事。今季もガナーズのエースを担う23歳は開幕3試合で1ゴール3アシストと好調ハヴァーツと共にチームの攻撃を牽引する。敵地でのダービーに向けては主将ウーデゴールに加え、ライスと中盤の要を欠いて臨む難しい展開が予想される中、その代役の活躍が必須ではあるものの、ディフェンスラインと前線の選手がいかに負担を軽減できるかが重要なポイントとなるはずだ。
とりわけ、サカには右サイドでの局面打開に加えて中盤と前線を繋ぐリンクマンとしてのタスクも担うことになり、普段以上に多くの仕事を求められるはずだ。
昨季の2度のダービーではいずれもゴールを記録しており、同世代の猛者であるウドジェ、ファン・デ・フェンのレフティコンビとのマッチアップで今回も違いを見せたい。また、守備の局面でもビルドアップと崩しのカギを握るウドジェ、ソン・フンミンに対してホワイトや中盤の選手と密にコミュニケーションを取りながら献身的にサポートしたい。
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「試合の進め方には満足」後半盛り返し逆転勝利のトッテナム、ポステコグルー監督も満足感「我々の成長にとって重要」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、アストン・ビラ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 3日、プレミアリーグ第10節でトッテナムはホームにアストン・ビラを迎えた。 前節はクリスタル・パレスに初勝利を与えてしまった中、ミッドウィークにはカラバオカップ(EFLカップ)でマンチェスター・シティに勝利を収めていた。 試合は32分に失点し、1点ビハインドで後半へ。嫌な予感もあったなか、49分にブレナン・ジョンソンのゴールで同点に追いつくと、75分、79分にドミニク・ソランケが連続ゴール。96分にはジェームズ・マディソンもゴールを奪い、4-1で快勝を収めた。 前節からのバウンスバックを見せたトッテナム。ポステコグルー監督も選手たちのリバウンドメンタリティを称えた。 「これは我々の成長にとって重要な部分だ。先週、残念な1日だと言ったが、月曜日にホットスパー・ウェイに戻った時、自分たちを憐んではいけないと分かっていた」 「今週は2つの本当に大きな試合があり、我々にとってもクラブにとっても重要な試合だったため、そこから学ぶことが大事だ。先ほども言ったように、自分たちを憐んで言い訳を探すのではなく、そうした状況にもっと上手く対処する必要がある。今日はそれができた」 「相手は良いチームで、非常に安定しており、前半は相手を苦しめるために我々も一生懸命頑張らなければならなかった。我々は常にもう一段ギアを上げ、後半が始まると、勝つのは1チームだけだと思った」 前半を終えて1点ビハインドでもあり、難しい展開でもあったが、選手たちを信頼し、ハーフタイムの雰囲気も問題なかったとした。 「1-0で負けていたのは残念だったが、試合の進め方には満足している。ヴィラが本当に一生懸命頑張っているのがわかったからだ。100分間本当に一生懸命頑張れることはわかっている。問題はない。我々には他のギアがある。あとは相手を試すだけだ」 「だから、後半はもう一段レベルを上げて、相手に本気で挑み、相手が対応できるかどうか試すのが鍵だった。ハーフタイムには先週と同じ罠に陥るのではないかと心配はしていなかった。ロッカールームのエネルギーを感じたし、選手たちは後半にピッチに戻るのが待ちきれなかった。パフォーマンスがそれを反映していた」 <span class="paragraph-title">【動画】トッテナムが後半4ゴールでアストン・ビラに快勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aQdTx1psDOo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.04 12:10 Mon3
「ワクワクしていた」EL3連勝のポステコグルー監督、“ネイマール”と同僚称賛の17歳FWの成長に太鼓判…PKキッカー問題や不振ヴェルナーに言及
ヨーロッパリーグ(EL)で3連勝スタートを飾ったトッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、AZ戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 EL開幕連勝スタートを飾ったトッテナムは、ホームで行われたELリーグフェーズ第3節でAZと対戦し1-0で勝利。ラツィオ、アンデルレヒトと共に3連勝を達成した。 4-1で快勝したウェストハム戦からMFジェームズ・マディソン、DFデスティニー・ウドジェを除く先発9人を入れ替えたチームでは、MFアーチー・グレイ、MFルーカス・ベリヴァル、FWマイキー・ムーアと3人の10代選手がスタメンのチャンスを与えられた。 その3選手の躍動も光ったチームはボールと共に試合の主導権を掌握すると、前半の内に先制点を挙げることはできなかったが、後半序盤にベリヴァルが倒されて得たPKをFWリシャルリソンがきっちり決めて先制に成功。以降はアグレッシブさを増した相手に押し返される場面もあったが、GKフレイザー・フォースターの再三の好守で凌いだ。相手に退場者が出た試合終盤は危なげなくゲームをクローズし、公式戦2連勝とした。 同試合後、ポステコグルー監督は大幅なターンオーバーや追加点を奪えなかったことで難しい戦いを強いられたものの、結果と共にポジティブな要素を得た試合になったと考えている。 「我々はあらゆることを少しずつやらなければならなかった。それは簡単なことではない。9人のプレーヤーを入れ替えると、フットボールの流れとリズムが乱れるが、プレーヤーたちは大部分でうまく対処した。良いチャンスを作ったが、最終ラインで落ち着きを欠き、カウンターアタックを受けて守らなければならなかった。その中でフレイザーは良いセーブを見せてくれた。これは我々にとってプラスだ」 「スタメンには10代のプレーヤーが3人いたが、彼らはあまり試合に出ていないプレーヤーでもある。我々は多くの試合をこなしていく中で、しっかりとしたスカッドが必要だ。3勝目を挙げることはプラスだ」 また、この試合では後半から左ウイングにポジションを移したムーアが再三の鋭い仕掛けや精度の高いチャンスメークで圧巻の存在感を示した。そして、試合後のフラッシュインタビューでマディソンは「(後半開始の)45分から65分まで僕らの左サイドにはネイマールがいた」と17歳の逸材の活躍を称えていた。 その見立てについて問われた指揮官は「もうそれを隠しておくのはかなり難しい」とティーンエイジャーへの過度なプレッシャーを避けるため、自身として言及するつもりはなかったものの、イングランド代表MFの発言がそれを台無しにしたとジョークを交えて反応。末恐ろしい17歳の活躍を称えた。 「彼はエキサイティングだった。それは否定できないし、否定しても意味がない。マイキーがすべてを冷静に受け止め、毎日一生懸命に取り組んでいる様子が気に入っている。彼は成長したいと思っており、これは長い旅だと理解している」 「17歳になったばかりの彼のような若者が、なんとか成功したと感じるのはとても簡単だが、その感覚は決して得られない。エキサイティングだ。ミスをすることを恐れることなく、チームに影響を与える責任を望んでいる若いプレーヤーがいる。彼は順調に成長しているよ」 「ただ、彼をどう使うか、いつ使うか、それが我々にとってのカギだ。特にこの初期段階においてはね。ただ、私自身彼を投入することに対して、絶対に恐れはない。彼をよく知っているし、毎日見ている。彼は素晴らしい若いプレーヤーで、間違いなくこれからもっと成長する」 当然のことながら多くの課題があることも認める指揮官だが、「私が最も自信を持てるのは、彼がすべてにどう対処しているかだ。マディソンが彼について言ったことを彼が聞いたとしても、それが明日の彼に影響を与えるとは思わない。それが我々にとって重要なこと。正直、私はワクワクしていた。彼にボールをもっとパスしてほしかった。彼にボールを渡し続けてほしい。そう思えることは素晴らしいことだ」と、謙虚さと向上心を持ち合わせたムーアの今後に大きな不安はないと信頼を強調している。 指揮官は負傷明け後、初スタメンを飾って初ゴールを挙げたリシャルリソンにも言及。PKの場面では当初マディソンがキッカーを務める予定だったが、ゴールを決めたいブラジル代表がボールを渡さずにひと悶着の末にキッカーが変わっていた。 そのやり取りについて指揮官は、マディソンがストライカーに自信を付けさせるためキッカーの変更をベンチに求めた上での変更だったと明かした。 「ゴールさえできれば、私はあまり気にしない。今日はマダーズ(マディソン)が素晴らしかったと思う。今夜はキャプテンを務め、とてもクリエイティブで相手に問題を引き起こした。あの瞬間、リッチー(リシャルリソン)がすごく頑張っていることを彼は感じ取ったと思う。今夜、リッチーはシーズンをスタートさせたようなものだ」 「ゴールはストライカーにとって重要であり、マダーズが彼に責任を与えるという素晴らしい決断をしたと思う。その中でリッチーはゴールを決めなければならず、それをやってのけた」 ムーアの台頭にリシャルリソンの初ゴールと多くのポジティブな要素が出た試合だったが、唯一の不安材料はこの試合でも決定機を逃して、ハーフタイムでベンチに下がったFWティモ・ヴェルナーのパフォーマンス。とりわけ、GKとの一対一の場面では置きに行った形での力ないシュートを難なくキャッチされ、明らかに自信を失っている様子が見受けられた。 そのドイツ人ストライカーに関して指揮官は「彼は間違いなく自信を失っている。それは見ての通りだ」と、大方の見立て通りであると認めた。その中で個人として、チームとしてこの苦境を乗り越えさせたいと語っている。 「時々、そこから抜け出すのは難しいことだ。まるで世界の重荷が肩にのしかかっているように感じることがある。我々にできるのは、彼をサポートし、自信を持てるようになるよう努力し続けることだけだ」 「彼は、早い段階でマイキーが得点できるように素晴らしいパスを出した。それが入れば、彼にとってはアシストとなり、励みになったが、そうはならなかった。フェレンツヴァーロシュでも同じことが起こった。彼は素晴らしいクロスを出し、ウィル・ランクシャーがわずかにミスしたが、こういうことは起こるものだ」 「彼はそこから抜け出す方法を見つける必要がある。なぜなら、我々にとって、そのようなポジションではプレーヤーがインパクトを与える必要があるからだ。彼には自信が欠けているように思えた瞬間が何度かあった。我々は、何とかして彼にそれを植え付けようと努力する必要がある」 2024.10.25 10:52 Fri4
三笘薫が同点弾アシスト含め2点を演出! ブライトンが後半3発で好調スパーズに大逆転勝利【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第7節のブライトン&ホーヴ・アルビオンvsトッテナムが6日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが3-2で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場した。 ブライトンは前節、チェルシー相手に新体制初黒星を喫した。2-4というスコア以上の完敗によって、攻守両面での大幅な修正が求められるところ。ヒュルツェラー監督はリバウンドメンタリティ試されるホームゲームで先発2人を変更。エストゥピニャンとヴァイファーに代えてフェルトマン、ミンテを起用。三笘は左ウイングに入った。 一方、トッテナムは前節マンチェスター・ユナイテッドとのアウェイゲームに3-0の快勝。今季リーグ戦初の連勝を飾った。さらに、10代4選手を抜擢したヨーロッパリーグ(EL)もフェレンツヴァーロシュに2-1の勝利し、公式戦5連勝を達成。日程面でディスアドバンテージを負うアウェイ3連戦のラストマッチではELで温存した主力を復帰させ、前節ユナイテッド戦と全く同じメンバーで臨んだ。 立ち上がりから主導権を握ったトッテナムが押し込む状況が続く中、ブライトンにアクシデント発生。足を痛めたウェブスターがプレー続行不可能になると、イゴールが9分にスクランブル投入された。 以降は右サイドのペドロ・ポロ、クルゼフスキ、ブレナン・ジョンソンの質の高い連携でアウェイチームが再三ポケットを取って決定機を創出するトッテナム。ただ、最後の局面で粘る相手の守備を崩し切るには至らず。 それでも、23分には相手陣内左サイドでの潰しからショートカウンターに持ち込むと、マディソン、ソランケの繋ぎから絶妙なランニングでゴール前に抜け出したジョンソンが冷静にGKとの一対一を制し、驚異の公式戦6試合連続ゴールとした。 チェルシー戦同様にミス絡みの失点でビハインドを背負ったブライトンはすぐさま反撃を開始。序盤は守備に追われていた三笘に攻撃のスイッチが入ると、再三の鋭い仕掛けと安定したキープでカディオグルの攻撃参加を促して攻撃を牽引。そして、正確なクロスからウェルベック、ミンテの決定機を演出するが、味方がこれを仕留め切れない。 前半半ば以降はブライトンペースで試合が進んだが、先にゴールをこじ開けたのはトッテナム。37分、ロングカウンターから左サイドのスペースに抜け出したヴェルナーがボックス付近でタメを作ってペナルティアーク付近で浮いたマディソンに横パス。すかさず右足を振った背番号10のシュートはGKフェルブルッヘンの守備範囲も、はじき切れずにゴール右隅へ決まった。 効率よく得点を重ねるポステコグルーのチームは前半終了間際にもクルゼフスキのスルーパスで完全に背後を取ったジョンソンに2点目のチャンスが訪れたが、長い距離をフルスプリントした末のシュートは抑えが利かず。前半のうちにトドメを刺すことはできなかった。 迎えた後半、ブライトンはカディオグルを下げてエストゥピニャンを左サイドバックに投入。立ち上がりから攻勢を仕掛けると、日本代表MFが前半以上の輝きを放つ。 まずは48分、左サイドのスペースに抜け出した三笘が高速クロスを入れると、これがボックス内でのDFウドジェのクリアミスを誘発し、こぼれに反応したミンテがゴール右隅にシュートを突き刺し、加入後初ゴールを挙げる。 反撃の狼煙を上げるこのゴールで完全に勢いづいたホームチームは引き続き三笘の左サイドを起点に押し込むと、58分にはペナルティアーク付近でボールを引き出した三笘からのラストパスでゴール前に抜け出したリュテールがうまくDFをブロックしながら放った左足シュートをゴール右隅に流し込み、同点に追いついた。 連続失点によって動揺が色濃いアウェイチームを完全に呑み込んだブライトンは三笘の際どいミドルシュートなどで畳みかける。すると66分、右サイド深くでのスローインからボックス右に強引に持ち込んだリュテールが体勢を崩しながらもゴールライン際で上げ切ったクロスをゴール前のウェルベックがヘディングで合わせ、一気に逆転に成功した。 ここからゲームコントロールを意識し始めたホームチームは70分を過ぎてバレバ、ミンテにリュテールに代えてヴァイファー、エンシソを投入。これに対して、ビハインドを背負ったトッテナムはビスマ、パプ・サール、ムーアとフレッシュな選手をピッチに送り出す。 完全にオープンとなった後半終盤は互いにゴールチャンスが訪れるも、ウドジェのミドルシュートはGKフェルブルッヘンの好守に、ブライトンの数的優位のカウンターチャンスはDFロメロらの好守に阻まれた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2点差を見事に引っくり返したブライトンが今季初黒星を払しょくする大きな勝ち点3を手にした。一方、ショッキングな敗戦となったスパーズは公式戦連勝が「5」でストップした。 ブライトン 3-2 トッテナム 【ブライトン】 ヤンクバ・ミンテ(後3) ジョルジニオ・リュテール(後13) ダニー・ウェルベック(後21) 【トッテナム】 ブレナン・ジョンソン(前23) ジェームズ・マディソン(前37) <span class="paragraph-title">【動画】三笘薫が絶妙ラストパスで同点弾をアシスト!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">またも三笘のラストパスから<br>リュテルが2試合連続ゴール<br>ブライトンが同点に追いつく!<br><br>プレミアリーグ 第7節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%B3v?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ブライトンv</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/7tpHW5o6aJ">pic.twitter.com/7tpHW5o6aJ</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1842974032863662324?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.07 02:46 Mon5
「痺れる」「覚悟を感じる」9人のトッテナムが敷いた超ハイラインが反響!「2人退場してるとは思えない」
アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムが、2人の退場者を出した中でも最後まで攻めの姿勢を貫いた。 ポステコグルー監督が就任した今シーズン、ここまでプレミアリーグ10戦無敗でリーグ首位を走っていた中、6日に行われたプレミアリーグ第11節でチェルシーをホームに迎えた。 試合は、開始6分にトッテナムが先制するも27分にVARチェックとオンフィールド・レビューによりクリスティアン・ロメロが一発退場となり、そのプレーで生まれたPKで同点に追いつかれる。 さらに、ジェームズ・マディソンとミッキー・ファン・デ・フェンが相次いで負傷交代なると、55分にはデスティニー・ウドジェが2枚目のイエローカードで退場し、9人での戦いを強いられることとなる。 そこから、チェルシーのニコラス・ジャクソンがハットトリックを達成。トッテナムは1-4で今季初黒星を喫し、首位陥落となった。 多くの出来事が起こったこの一戦だが、9人になってからのトッテナムの戦い方も話題に。2人も少ないという厳しい状況かつ急造のディフェンスラインという状況ながら、トッテナム守備陣は自陣深くに引くことはせずにハイラインで守ることを選択。ニコラス・ジャクソンのゴールが生まれる75分までの20分間は守護神グリエルモ・ヴィカーリオのビッグセーブもあり、チェルシーを苦しめていた。 ハーフウェイライン付近に7人の選手が並ぶ場面もあり、通常時にはなかなか見られない光景にファンからは「2人退場してるとは思えない」、「覚悟を感じる」、「すごいな」、「相当やりづらそう」、「痺れる」と反響が集まっていた。 最終的にはチェルシーに攻略されたハイラインだが、ポステコグルー監督の信念が感じられる戦い方。ファン・デ・フェンの離脱やロメロの出場停止の中でもこの戦いを続けていけるか。 <span class="paragraph-title">【動画】ハーフウェイラインに7人が並ぶ異例の光景(7:50~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RLTREcpIUnM";var video_start = 470;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.07 19:15 Tueトッテナムの人気記事ランキング
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元ナポリコンビ躍動のガラタサライがビッグマッチ制す…10人で意地見せるも敗れたスパーズは初黒星…【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節、ガラタサライvsトッテナムが7日にアリ・サミ・イェンで行われ、ホームのガラタサライが3-2で勝利した。 EL開幕3連勝を果たしたトッテナムは、2勝1分けで上位に位置するガラタサライとのアウェイゲームで4連勝を狙った。直近はEFLカップでマンチェスター・シティ、リーグ戦でアストン・ビラという難敵を連破し勢いを取り戻したチームは、直近の試合からドラグシン、ペドロ・ポロ、ソン・フンミン、ブレナン・ジョンソンを除く先発7人を変更。引き続き控え選手、若手中心のスカッドとなった。 試合は圧倒的なホームアドバンテージを有するガラタサライが開始早々にゴールをこじ開ける。6分、相手陣内右サイドで得たFKの流れからペナルティアーク付近でヘディングのクリアに反応したユヌス・アクギュンが腰の捻りを利かせた見事な左足ボレーシュートをゴール右隅に突き刺した。 アクギュンのEL4試合連続によって早々に均衡が破れると、勢いづいたホームチームは以降も積極的な守備とイカルディ、オシムヘンの2トップをシンプルに活かしたサイドアタックを起点に良い形を作り出す。 一方、課題のセットプレーからの失点に加えて、立ち上がりからビルドアップの局面で苦戦を強いられたトッテナム。だが、ビスマを起点にプレスをいなし始めると、ファーストチャンスをものの見事に同点ゴールへ結びつける。 18分、左サイドのスペースで仕掛けたソン・フンミンが局面を打開。内側でサポートに入ったグレイが絶妙な斜めのパスをボックス右に走り込むブレナン・ジョンソンに通すと、ワンタッチでの折り返しをゴール前に走り込んだランクシャーが右足アウトで押し込み、19歳FWが値千金のファーストチーム初ゴールとした。 1-1のイーブンに戻った試合はアウェイチームに流れが傾きつつあったものの、ガラタサライも25分に決定機を創出。サラのスルーパスに抜け出したオシムヘンがボックス左に持ち込んで右足シュートを放つが、これはGKフォースターの好守に遭う。さらに、こぼれ球に反応したメルテンスが左足ミドルシュートを狙うが、これはDFに触られてわずかに枠を外れた。 このビッグチャンスは逃したものの、カウンターから背後を突く形でチャンスを窺うガラタサライは勝ち越しゴールを奪う。32分、トランジションの連続からイカルディが最後尾のDFドラグシンからボールを奪取。メルテンスからボックス内へラストパスが供給されると、これをオシムヘンが右足シュートでゴール右隅へ流し込んだ。 さらに、畳みかけるホームチームはオシムヘンが前線で輝きを放つと、39分には右サイドに流れたメルテンスの見事なクロスに反応したナイジェリア代表FWがゴール前に飛び出して丁寧な左足ボレーをゴール右隅に流し込み、再び元ナポリコンビの連携でゴールをこじ開けた。 2点ビハインドで試合を折り返したトッテナムはハーフタイムに2枚替えを敢行。ソン・フンミンとブレナン・ジョンソンの両翼を下げてベンタンクール、クルゼフスキを投入。しかし、後半も押し込まれる入りとなり、イカルディ、アクギュン、オシムヘンに再三の決定機を作られるが、GKフォースターのファインセーブやDFの体を張ったブロックで凌いだ。 しかし、60分にはランクシャーが2枚目のイエローカードを受けて痛恨の退場となり、2点ビハインドに加えて数的不利まで背負った。この窮地を受けてポステコグルー監督は66分、マディソンとベリヴァルを下げてソランケ、サールを同時投入。すると、この交代策が嵌った。 69分、ボックス右に抜け出したポロからのグラウンダーの折り返しをゴール前に走り込んだソランケがヒールを使った巧みなワンタッチで流し込み、点差を縮めた。 このゴールによって息を吹き返したトッテナムは、ソランケの前線での収まりに加えてサールやベンタンクールの運動量で数的不利を感じさせないプレーを見せ始める。これに対してガラタサライはオシムヘン、メルテンスら前線の選手を下げて逃げ切りを意識した形に変化。ただ、ヒザを痛めたイカルディがプレー続行不可能となり、バチュアイのスクランブル投入を余儀なくされるアクシデントも発生。 一気に緊迫感が増した後半最終盤の攻防では白熱の攻防が繰り広げられると、トッテナムは後半アディショナルタイムにソランケを起点に幾つか良い形を作り出す。だが、GKムスレラがボックス外へ大きく飛び出した決定機でクルゼフスキが狙ったロングシュートが枠を外れるなど、同点に追いつくことはできず。 この結果、元ナポリコンビの活躍が光ったガラタサライがビッグマッチを制してEL無敗を継続。一方、敵地で意地は見せたものの、初黒星のトッテナムの連勝がストップした。 ガラタサライ 3-2 トッテナム 【ガラタサライ】 ユヌス・アクギュン(前6) ビクター・オシムヘン(前32、前39) 【トッテナム】 ウィル・ランクシャー(前18) ドミニク・ソランケ(後24) 2024.11.08 04:58 Fri2
レヴィ会長の決勝前の行動で結末を危惧…自伝刊行のロリスがスパーズでのCL準優勝に関するエピソード明かす
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劇的勝利のラツィオが唯一の4連勝! 毎熊先発のAZは強豪フェネルバフチェに勝利【ELリーグフェーズ第4節まとめ】
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第4節が6日、7日に開催された。 第3節終了時点ではラツィオ、トッテナム、アンデルレヒトの3チームが開幕全勝を継続していたが、今節では明暗分かれる形に。 首位に立つラツィオはホームでポルトとの強豪対決に臨み、2-1で勝利して4連勝を達成した。 前半ラストプレーでセットプレーからロマニョーリのゴールで先制に成功したホームチーム。しかし、後半序盤の3枚替えで攻勢を仕掛けたポルトに押し返されると、66分にはガレーノに左サイドを突破されて折り返されたボールをエウスタキオにダイレクトシュートで決められて同点に追いつかれる。 そのまま試合は後半アディショナルタイムに突入したが、土壇場の92分にはイサクセンが入れた右クロスをファーにフリーで走り込んだペドロが冷静にゴールネットへ流し込み、劇的勝ち越しゴールを奪った。 アンデルレヒトはRFSとのアウェイゲームに臨み、1-1のドローに終わった。後藤啓介はベンチ外となった。敵地で主導権を握りながらもゴールが遠いアンデルレヒトだったが、85分にストロイケンスのゴールで先制に成功。だが、ラツィオと異なりこちらは後半アディショナルタイムにエンディアイエのオウンゴールで追いつかれ、勝ち点3がこぼれ落ちた。 トッテナムはガラタサライとのアウェイゲームに臨み、2-3で敗戦。今季EL初黒星にによって連勝がストップした。大幅なターンオーバーの影響もあってオシムヘンやイカルディ、メルテンスといった前線のタレントに手を焼くと、ランクシャーとソランケのゴールで巻き返したものの、前半の3失点とランクシャーの退場が響いて難所アリ・サミ・イェンで屈した。 その他の強豪チームではフランクフルト、アスレティック・ビルバオ、攻撃陣爆発のアヤックスといった強豪が順当に勝利。苦境のマンチェスター・ユナイテッドも2-0の快勝で初勝利を挙げた。 久保建英の所属するレアル・ソシエダは、アウェイでビクトリア・プルゼニと対戦し、1-2で敗戦した。久保は右ウイングで先発し60分までプレーした。 前半を1-1のイーブンで終えたラ・レアルは後半の早いタイミングで久保を下げると、以降は一進一退の攻防となったが、後半終盤には不運な形で喫した失点によって痛恨の敗戦となった。 町田浩樹の所属するユニオン・サン=ジロワーズはホームでローマと対戦し、1-1のドローに終わった。町田は3バックの左でフル出場した。 優勝候補の一角相手にホームで初勝利を狙ったサン=ジロワーズは、前半からがっぷり四つの戦いを見せた。後半序盤にGKの判断ミスの影響もあって先制を許したが、セットプレーからマク・アリスターのゴールで追いつく。一進一退の後半終盤には逆転のチャンスもあったが、仕留め切るまでには至らなかった。町田に関しては強力攻撃陣相手に安定した守備を見せつつ、攻守のセットプレーでは制空権を握ってチャンスに絡む上々のパフォーマンスだった。 毎熊晟矢の所属するAZはホームでフェネルバフチェと対戦し、3-1で勝利した。毎熊は右サイドバックで88分までプレーした。 ベンチ入り禁止の敵将モウリーニョがスタンド観戦した一戦は、行ったり来たりのオープンな展開に。ゴールレスで折り返した後半に先制したAZは、GKオウス=オドゥロのPKストップで失点を回避。だが、毎熊が入れ替われる形でエン=ネシリに同点ゴールを奪われた。それでも、カウンターから効果的な攻撃を繰り出していたチームは、途中出場のスミトとカシウスのファインゴールによって突き放し、難敵撃破に成功した。なお、毎熊は失点場面以外ではサン=マクシマンらとのマッチアップで奮闘を見せた。 ◆リーグフェーズ第4節 ▽11/6(水) ベシクタシュ 2-1 マルメ ▽11/7(木) フランクフルト 1-0 スラビア・プラハ ボデ/グリムト 1-2 カラバフ FCSB 2-0 ミッティラン ガラタサライ 3-2 トッテナム エルフスボリ 1-1 ブラガ ニース 2-2 トゥベンテ オリンピアコス 1-1 レンジャーズ ルドゴレツ 1-2 アスレティック・ビルバオ サン=ジロワーズ 1-1 ローマ アヤックス 5-0 マッカビ・テルアビブ AZ 3-1 フェネルバフチェ ディナモ・キーウ 0-4 フェレンツヴァーロシュ RFS 1-1 アンデルレヒト ビクトリア・プルゼニ 2-1 レアル・ソシエダ マンチェスター・ユナイテッド 2-0 PAOK ラツィオ 2-1 ポルト ホッフェンハイム 2-2 リヨン 2024.11.08 07:28 Fri4
スパーズがパレス戦に続きイプスウィッチに今季初白星献上…ホームで敗れて公式戦連敗に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第11節、トッテナムvsイプスウィッチ・タウンが10日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのイプスウィッチが1-2で勝利した。 混戦模様の上位争いに絡みたい7位のトッテナムは、開幕から未勝利が続く18位のイプスウィッチとのホームゲームでリーグ連勝を狙った。前節はアストン・ビラ相手に後半大量ゴールを奪う会心の逆転劇で4-1の勝利を収めたチームだが、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだヨーロッパリーグ(EL)では難所イスタンブールでガラタサライに2-3で敗戦。今季EL初黒星を喫した。 退場者の影響で後半30分近くを10人で戦ったタフなアウェイゲームから中2日でバウンスバックを図った一戦では先発7人を変更。状態が懸念されたロメロも復帰し、アストン・ビラ戦と全く同じメンバーで臨んだ。 アウェイのイプスウィッチが攻守にアグレッシブな姿勢を打ち出したことで、試合は立ち上がりからオープンな展開となる。開始3分にはソン・フンミンの絶妙な右足インスウィングの左クロスに反応したブレナン・ジョンソンに決定機が訪れるが、ゴール前でのワンタッチシュートは枠に飛ばせず。 その数分後にはイプスウィッチの右CKからバージェスにクロスバー直撃のヘディングシュートを打たれ、前線からの連動したプレスにも手を焼くスパーズ。それでも、アタッキングサードで前線のタレントに良い形でボールが入った際にはソン・フンミン、ソランケと個人技で際どいシュートまで持ち込む。 前半半ばを過ぎてもイーブンの状況が続いたが、アウェイチームがスーパーゴールでゴールをこじ開ける。31分、右サイドでの出し入れからカユステが上げたクロスを中央でデラップが競ると、浮き球の形でゴール前にこぼれたところでシュモディクスが低空の右足バイシクルシュートをゴール右隅へ決めた。 格下相手にホームでビハインドを負ったトッテナムはすぐさま反撃を開始。ソン・フンミンとウドジェの左サイドを起点に中央のソランケやクルゼフスキがワンクッション挟みながらチャンスを窺うが、最後のところでうまくいかない。 すると、前半終盤の43分にはハッチンソンの粘りから仕掛けたカウンターで左のポケットを取ったシュモディクスのグラウンダーのクロスがGKヴィカーリオ、DFドラグシンに当たってゴール方向に向かうと、これをデラップがきっちり蹴り込んだ。 直近のホームゲームでは3試合連続逆転中も厳しい2点ビハインドで試合を折り返したトッテナム。後半も同じメンバーで臨むと、開始直後にはソン・フンミンのカットインシュートに、惜しくもハンドで取り消されたものの、セットプレー流れからソランケがゴールネットを揺らす場面を作り出す。 後半はゴールを匂わせる攻撃を幾度も見せるホームチームだったが、時間の経過とともに守り慣れてきたイプスウィッチの守備を前に攻撃が停滞。70分過ぎには足を痛めたサールを下げて負傷明けのヴェルナーを投入。 流れの中ではなかなか崩し切れない中、69分にはペドロ・ポロの正確な右CKをニアに勢いを持って走り込んだベンタンクールがドンピシャのヘディングで合わせ、ウルグアイ代表MFの今季初ゴールでようやく1点を返した。 ここから一気に攻勢を強めると、ソン・フンミンやヴェルナーのミドルレンジのシュートや左サイドでの崩しから幾度も際どい場面を作り出すが、仕留め切れない。後半終盤にはマディソン、ビスマを同時投入し勝負に出たが、この交代策が逆に攻撃を停滞させてしまう。 その後、8分の後半アディショナルタイムも初白星へなりふり構わぬ姿勢を見せたアウェイチームにうまく時計を進められて逆転はおろか、同点まで持ち込むこともできなかった。 そして、先日のクリスタル・パレス戦に続いて悩める下位チームに初白星をプレゼントしたトッテナムは、痛恨の公式戦連敗となった。 トッテナム 1-2 イプスウィッチ 【トッテナム】 ロドリゴ・ベンタンクール(後24) 【イプスウィッチ】 サミー・シュモディクス(前31) リアム・デラップ(前43) <span class="paragraph-title">【動画】初勝利に繋がったシュモディクスの圧巻バイシクル弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">今季初サードキット着用の<br>イプスウィッチ<br>スモディクスの鮮やかな<br>バイシクルで先制に成功<br><br>プレミアリーグ 第11節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#イプスウィッチ</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHP0GD">https://t.co/IQcfgHP0GD</a> <a href="https://t.co/VKy5enDVlC">pic.twitter.com/VKy5enDVlC</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1855622100649648612?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.11 01:27 Mon5