「モチベーションと集中力は十分」ポステコグルー監督がEFL杯4強懸けたユナイテッド戦へ「強豪でここ数年のカップ戦でいい成績を残している」
2024.12.19 18:16 Thu
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ベスト4進出を懸けたマンチェスター・ユナイテッド戦に向けた意気込みを語った。
トッテナムは19日、EFLカップ(カラバオカップ)準々決勝でユナイテッドと対戦する。
直近のサウサンプトン戦を5-0で完勝し、公式戦6試合ぶりの白星を挙げたスパーズは、リーグ次節にリバプールとのビッグマッチを控えるなか、赤い悪魔との対戦で久々の連勝を狙う。
17日、ユナイテッド戦の前日会見に出席したポステコグルー監督は、会見の冒頭で最新のチームニュースに言及。レギュラーセンターバックコンビの復帰時期が年明けになることを明かした一方、数人の選手に関してはポジティブなニュースを明かした。
「先日の試合から判断すると、デスティニー(・ウドジェ)は負傷していないが、少し痛みがあるようだ。彼を除外するわけではないが、回復状況を見てみる。他のプレーヤーはそのままだと思う」
2007-08シーズンのEFLカップ制覇を最後に長らくタイトルから遠ざかるトッテナム。一方、ポステコグルー監督に関してはこれまでのキャリアを通じて、就任2年目になんらかのタイトルを獲得。リーグ戦での苦戦を考えると、今回のEFLカップはクラブにとって大きなチャンスとなる。
その点について問われた指揮官は準々決勝という段階では時期尚早としながらも、虎視眈々とチャンスを窺う。
「我々はこの位置におり、その地位を獲得した。これはカップ戦の準々決勝という大事な試合で、楽しみにしている。素晴らしい夜になるはずだ」
「準々決勝が(タイトルに)近いとは思わない。決勝に進めば近いと言えるだろう。我々にできるのは、明日の夜に向けて準備することだけ。相手は強豪で、ここ数年のカップ戦でいい成績を残している。ホームで戦うのは我々にとって素晴らしいことで、応援も受けられるし、準決勝に進出するチャンスもある。この試合に必要なモチベーションと集中力は十分だ」
対戦相手のユナイテッドに対しては、ルベン・アモリム監督への敬意を示しつつも、今冬の退団が取り沙汰されるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードへの関心を問う質問に対しては否定的な態度を示した。
「アモリムは入ってすぐにインパクトを残したようだ。彼は明らかにフォーメーションを少し調整し、さまざまなプレーヤーにチャンスを与えた。週末に示したように、彼らはかなり手強い競争相手だ。彼と会って明日の挑戦に挑むのを楽しみにしている」
「(ラッシュフォードについて)それは私の関心事ではない。マーカスについて尋ねてもいいが、プレミアリーグの他クラブに在籍するプレーヤー全員について尋ねても同じことを言うつもりだ」
トッテナムは19日、EFLカップ(カラバオカップ)準々決勝でユナイテッドと対戦する。
直近のサウサンプトン戦を5-0で完勝し、公式戦6試合ぶりの白星を挙げたスパーズは、リーグ次節にリバプールとのビッグマッチを控えるなか、赤い悪魔との対戦で久々の連勝を狙う。
「先日の試合から判断すると、デスティニー(・ウドジェ)は負傷していないが、少し痛みがあるようだ。彼を除外するわけではないが、回復状況を見てみる。他のプレーヤーはそのままだと思う」
「(ミッキー・)ファン・デ・フェンと(クリスティアン・)ロメロは順調だ。2人とも年明けには復帰すると思う。マイキー(・ムーア)はトレーニングに復帰しており、そう遠くないことを願っている。おそらく来週はマイキーとベン・デイビス、そして新年最初の週にはリシャルリソンだ」
2007-08シーズンのEFLカップ制覇を最後に長らくタイトルから遠ざかるトッテナム。一方、ポステコグルー監督に関してはこれまでのキャリアを通じて、就任2年目になんらかのタイトルを獲得。リーグ戦での苦戦を考えると、今回のEFLカップはクラブにとって大きなチャンスとなる。
その点について問われた指揮官は準々決勝という段階では時期尚早としながらも、虎視眈々とチャンスを窺う。
「我々はこの位置におり、その地位を獲得した。これはカップ戦の準々決勝という大事な試合で、楽しみにしている。素晴らしい夜になるはずだ」
「準々決勝が(タイトルに)近いとは思わない。決勝に進めば近いと言えるだろう。我々にできるのは、明日の夜に向けて準備することだけ。相手は強豪で、ここ数年のカップ戦でいい成績を残している。ホームで戦うのは我々にとって素晴らしいことで、応援も受けられるし、準決勝に進出するチャンスもある。この試合に必要なモチベーションと集中力は十分だ」
対戦相手のユナイテッドに対しては、ルベン・アモリム監督への敬意を示しつつも、今冬の退団が取り沙汰されるイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードへの関心を問う質問に対しては否定的な態度を示した。
「アモリムは入ってすぐにインパクトを残したようだ。彼は明らかにフォーメーションを少し調整し、さまざまなプレーヤーにチャンスを与えた。週末に示したように、彼らはかなり手強い競争相手だ。彼と会って明日の挑戦に挑むのを楽しみにしている」
「(ラッシュフォードについて)それは私の関心事ではない。マーカスについて尋ねてもいいが、プレミアリーグの他クラブに在籍するプレーヤー全員について尋ねても同じことを言うつもりだ」
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先週末に行われた第15節ではマージーサイド・ダービー延期で首位リバプールが一休みとなったなか、チェルシーとアーセナルのロンドン勢が暫定ながら勝ち点差を縮めた。一方、マンチェスター・シティは下位相手のドローと復調の気配は遠い。 2024年のUEFAコンペティションが一区切りとなり、ここから年末年始の過酷な国内の戦いに集中できる環境に。そんななか、今節は4位のシティと13位のユナイテッドによる、マンチェスター・ダービーが最注目カードだ。 シティは前節、クリスタル・パレスとのアウェイゲームを2-2のドローで終えた。2度のビハインドを追いついたが、後半終盤のDFリコ・ルイスの退場も響いてリーグ連勝を逃した。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではユベントスに0-2の完敗。滑り出し上々だった欧州の戦いでも22位転落と絶不調だ。不振の序盤はキャリア初めての逆境に前向きな姿勢も示してきたグアルディオラ監督だが、ここにきてネガティブなコメントも目立っており、ここがクラブとしての正念場だ。ダービーへポジティブな要素は少ないが、ホームで赤い悪魔を叩いて不振脱却のきっかけにしたい。 対するユナイテッドは前節、ホームでノッティンガム・フォレストに2-3のスコアで敗戦。アモリム体制で初のリーグ連敗となった。アーセナル戦に続きセットプレーでの失点に、攻守両面で新体制移行の戦術的な部分での齟齬も見受けられ、前途多難な印象は拭えない。それでも、ヨーロッパリーグ(EL)ではビクトリア・プルゼニ相手に苦戦を強いられたものの、FWホイルンドの2ゴールの活躍で劇的な2-1の逆転勝利。ELではトップ8圏内の浮上しており、対戦相手に比べてわずかながらポジティブな材料を得た。ただ、絶不調の王者相手にリーグ3連敗を喫することになれば、その手応えを失うだけになんとか勝ち点3を持ち帰りたい。 また、今節はMF三笘薫とMF鎌田大地による日本人対決にも注目が集まるところだ。 7位のブライトン&ホーヴ・アルビオンは前節、ファン・ニステルローイ率いる新生レスター・シティとアウェイで対戦。2点リードで後半終盤を迎えたが、FWヴァーディの1ゴール1アシストの活躍によって土壇場で追いつかれて痛恨のドローに。以前からゲームクローズに問題を抱えていたなか、この試合では三笘に代えてクローザー役として投入したDFイゴールの軽率なボールロストが相手の同点ゴールに繋がっており、よりショックが残る形となった。4試合ぶりの勝利を目指す一戦ではその課題克服とともに、個人としては決定力の部分で問題を抱える三笘に決定的な仕事を求めたい。 一方、残留圏内ギリギリの17位に位置するパレスは前述のシティ戦を粘り強い戦いでドローに持ち込み、直近は1勝3分けの4戦無敗としぶとく勝ち点を積み上げている。ただ、3試合のサスペンション明けとなった鎌田は試合展開の影響もあり、シティ戦では出番なし。引き続きベンチスタートが濃厚な一戦ではポジション奪取に繋がる仕事を見せたい。 2試合ぶりのリーグ戦勝利を狙う首位のリバプールは10位のフルアムとのホームゲームに臨む。悪天候の影響でダービー延期と良い流れに水をさされたが、直近のCLではジローナに苦戦しながらも、FWサラーのPKによるゴールを守り抜いて1-0の勝利。CL唯一の6連勝で早々に決勝トーナメント行きを確定させた。対戦相手は直近の3試合でトッテナム、ブライトン、アーセナルに1勝2分けと結果を残している侮れない相手ではあるが、ホームで普段通りの戦いができれば、勝ち点3を積み上げる可能性は高い。 公式戦6連勝とリバプールと並んで最も好調なチームとなる2位のチェルシーは、9位のブレントフォードとのホームゲームに臨む。前節のトッテナム戦はDFククレジャの2度のスリップで2点のビハインドを背負う苦しい展開となったが、MFパーマーの2つのPKや好調のMFエンソ・フェルナンデスのゴールなどで鮮やかに逆転。3失点は反省材料も、宿敵相手に敵地で4-3の勝利を収めた。また、主力温存のカンファレンスリーグ(ECL)もFWマルク・ギウの2ゴールの活躍で3-1の完勝している。対戦相手のブレントフォードは出入りの激しい戦いが続いているが、リーグ2位タイの31得点を挙げている攻撃の破壊力は侮れず、ゴールを量産する試合序盤、セットプレーの対応には細心の注意を払いたいところだ。 3位のアーセナルは15位のエバートン相手にリーグ2戦ぶりの白星を狙う。フルアム戦は思わぬ苦戦を強いられて勝ち点2を逃したが、CLではモナコ相手にFWサカが3ゴールすべてに絡む圧巻の活躍を見せて3-0の完勝。CL3位に浮上し、見事にバウンスバックを果たした。休養十分のトフィーズに対して、コンディション面が唯一の懸念材料だが、絶好調のサカやMFウーデゴールの引き続きの活躍に、DFガブリエウの復帰で破壊力増すセットプレーで押し切りたい。 公式戦5試合未勝利とマンチェスター勢同様に苦境が続く11位のトッテナムは、DF菅原由勢を擁する最下位のサウサンプトン相手に6戦ぶりの白星を目指す。前節はチェルシー相手の逆転負けに、DFロメロとDFファン・デ・フェンのレギュラーセンターバックコンビ2人を再負傷で失う、泣きっ面に蜂の状況に。ELではMFグレイ、MFベリヴァルの18歳コンビの奮闘もあって難所アイブロックでレンジャーズと1-1のドローに持ち込んだが、負傷者続出での過密日程においてパフォーマンスレベルは低下している。また、今季はパレス、イプスウィッチ・タウンと下位相手にリーグ戦初勝利を献上しており、その格下相手の勝負弱さも懸念材料だ。 対するセインツは直近1分け4敗と低迷が続く。1-1のドローに持ち込んだブライトン戦や0-1で惜敗した直近のアストン・ビラ戦などパフォーマンスの部分ですべてを悲観すべきではないが、チームスタイルを貫くなかでの致命的なミスや前線のクオリティ不足で勝ち点を積み上げられずにいる。なお、アストン・ビラ戦では出番なしに終わった菅原は引き続きベンチスタートが濃厚か。 そのほかでは5位のノッティンガム・フォレストと、6位のアストン・ビラによる上位対決、ファン・ニステルローイ体制で2戦無敗の16位のレスターが12位のニューカッスルに挑む一戦も注目カードだ。 《プレミアリーグ第16節》 ▽12/14(土) 《24:00》 アーセナル vs エバートン リバプール vs フルアム ニューカッスル vs レスター・シティ ウォルバーハンプトン vs イプスウィッチ 《26:30》 ノッティンガム・フォレスト vs アストン・ビラ ▽12/15(日) 《23:00》 ブライトン vs クリスタル・パレス 《25:30》 マンチェスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 《28:00》 チェルシー vs ブレントフォード サウサンプトン vs トッテナム ▽12/16(月) 《29:00》 ボーンマス vs ウェストハム 2024.12.14 14:30 Sat4
ポステコグルー、難所でのドローに一定評価も低調ヴェルナーにカミナリ「18歳の若者を抱えている状況で、受け入れられない」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、1-1のドローに終わったレンジャーズ戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が指揮官のコメントを伝えている。 トッテナムは12日、アイブロックス・スタジアムで行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節でレンジャーズと対戦し、1-1のドローに終わった。 公式戦4試合未勝利の苦境で臨んだ勝ち点10で並ぶスコットランドの強豪との対戦は、終始拮抗した展開に。前半を最低限のゴールレスで終えたが、後半開始直後に失点。その後、積極的な交代策で押し返すと、75分にMFデヤン・クルゼフスキのゴールで同点に追いついた。 以降は一進一退の攻防のなかで幾度かピンチを迎えたが、GKフレイザー・フォースターのビッグセーブにも救われ、敵地から勝ち点1を持ち帰る形となった。 セルティック時代の元ライバルとのタフなアウェイゲームをドローで終えたオーストラリア人指揮官は、拮抗した一戦での勝ち点1に一定の評価を下した。 「予想通り厳しい試合だった。雰囲気的に、前半はかなり緊迫していて、どちらのチームにも決定的なチャンスはなかった。もちろん、ハーフタイム後に得点を取られるとスタジアムは盛り上がり、挽回するのは大変だが、我々はうまく試合に復帰できたと思う」 「交代選手が違いを生み、いいゴールを決めたと思う。他にもチャンスはいくつかあったが、最後にフレイザーの素晴らしいセーブもあった。ヨーロッパでの自分たちの位置を考えると、重要なポイントになったと思う」 「(ドローという結果が)公平か不公平かは他の人が判断することだと思うが、全体的にかなり緊迫した試合だった。相手にもチャンスはあったし、後半は特に交代選手が入ったときに、我々は試合でよりよい足場を築けた」 また、個人のパフォーマンスでは「本来の力を発揮できなかった」とハーフタイムでの交代理由を説明したFWティモ・ヴェルナーにカミナリを落とした。 「18歳の若者を抱えている状況で、それは私にとって受け入れられない。ティモにもそう言ったた。彼はシニアのプレーヤーであり、ドイツ代表だ。今の状況では、選択肢がたくさんあるわけではない。少なくとも全員がベストを尽くすように努める必要がある。そういった意味で、前半の彼のパフォーマンスは受け入れられなかった」 「(カミナリを落とした影響は)それほど心配するほどのことではない。彼を含め、全員が貢献する必要がある。なぜなら、パフォーマンスが悪い人を除外できるほどの選手層が我々にはないからだ。彼らには自分の役割を果たしてもらう必要がある。特にベテラン。若手に大きな仕事を頼むときは、ベテランにも一定のパフォーマンスを期待するが、今日はそれができなかった」 そのヴェルナーへのコメントで引き合いに出した“18歳”の選手ではセンターバックの本職を多数欠くなか、慣れないポジションで奮闘したMFアーチー・グレイ、途中投入で流れを変えたMFルーカス・ベリヴァルの2選手の働きぶりを称賛した。 「アーチーは18歳で、彼にとっては大きな経験だ。彼は本当にうまく対処したと思う。このレベルで加入1年目である18歳に、このような大きな試合で慣れないポジションでプレーするよう求めているが、彼のやっていることは素晴らしかった」 「ルーカスも素晴らしかったと思う。彼は今夜先発する予定だったが、今日は少し体調が悪かったようだ。ベンチに座らせなければならなかったが、それは我々にとって大きなプラスだ。18歳ですでに貢献し、このようなことを経験している2人は、我々にとって大きな利益となるはずだ」 これで公式戦5試合未勝利となった苦境のスパーズは、今週末のプレミアリーグで最下位のサウサンプトンと対戦する。 2024.12.13 10:40 Fri5