スパーズが前半5発で公式戦6戦ぶり勝利! 菅原由勢が途中出場のセインツは6戦未勝利で指揮官更迭待ったなしか…【プレミアリーグ】
2024.12.16 05:59 Mon
プレミアリーグ第16節、サウサンプトンvsトッテナムが15日にセント・メリーズ・スタジアムで行われ、アウェイのトッテナムが0-5で圧勝した。なお、サウサンプトンのDF菅原由勢は62分から途中出場した。公式戦5試合未勝利と苦境が続く11位のトッテナムは、最下位のサウサンプトン相手に6戦ぶりの白星を目指した。前節はチェルシーに3-4の逆転負けを喫した上、レギュラーセンターバックコンビを再負傷で失う、泣きっ面に蜂。
直近のヨーロッパリーグ(EL)ではレンジャーズとのアウェイゲームを1-1のドローに持ち込んだが、満身創痍の状況だ。その試合から中2日での一戦では先発5人を変更。スペンス、ベリヴァルにリーグ初先発のチャンスを与えたほか、ソランケ、クルゼフスキ、サールが復帰した。
対して直近1分け4敗と低迷が続くセインツではアストン・ビラ戦で出番なしに終わった菅原が引き続きベンチスタートとなった。
今季はクリスタル・パレス、イプスウィッチ・タウンにリーグ初勝利を献上するなど、降格圏の相手の苦戦が目立つトッテナム。それだけに、難しい戦いが予想されたが、この一戦では敵地で冷酷さを全面に押し出した。
最高のスタートを切ったアウェイチームはさらに畳みかける。12分、右からのクロスが中央のDFに当たってファーに流れると、これを狙っていたソン・フンミンが難なく左足で流し込む。直後の14分にはボックス左に抜け出したソン・フンミンからの折り返しに詰めたソランケがDFと競りながら潰れると、こぼれに反応したクルゼフスキがゴール至近距離からのシュートを蹴り込んだ。
15分を経たずに3失点のセインツはこの直後にスレマナを下げてウッドを投入。5バックに並びを変えた。しかし、この交代策も失点の流れを止められず。
完全に勢いづいたトッテナムは25分、左サイドを突破したソン・フンミンがペナルティアーク付近のサールへ横パスを送ると、鮮やかなステップワークでボックス内で複数のDFをかわし、最後は体勢を崩しながらも左足シュートを流し込んだ。
この4失点目で早くもホームサポーターが早めの家路につくなか、この日のスパーズは攻撃の手を緩めず。
ウドジェの負傷によってペドロ・ポロのスクランブル投入を余儀なくされるも、前半終了間際にはソン・フンミンのスルーパスに抜け出したマディソンがボックス左で見事な切り返しからGKの肩口を射抜く右足シュートを突き刺し、トドメの5点目とした。なお、ソン・フンミンはこれがプレミア通算68アシスト目となり、ダレン・アンダートンを抜いてクラブ最多記録を樹立した。
ミッドウィークにマンチェスター・ユナイテッドとのEFLカップを控えるなか、ソン・フンミンを下げてブレナン・ジョンソンをハーフタイム明けに投入。後半は大量リードということもあり、低い位置や中盤でボールを動かしながら完全に省エネモードの戦いに。
一方、敗色濃厚もホームで意地を見せたいセインツは62分、マニングを下げて菅原を投入。ディブリングらとともに一矢報いるべく積極的にゴールを目指していく。だが、要所を締める相手の守備を崩し切るには至らず。
その後、トッテナムはマディソン、スペンス、ソランケを下げて名誉挽回が必要なヴェルナーに、ランクシャー、プレミアデビューのドリントンを投入。後半はゴールこそ挙げられなかったが、クリーンシートで試合をクローズ。
ここ5試合のうっ憤を晴らす5-0の圧勝で公式戦6戦ぶりの白星を挙げた。敗れたセインツは6戦未勝利でマーティン監督の解任待ったなしの状況に。
サウサンプトン 0-5 トッテナム
【トッテナム】
ジェームズ・マディソン(前1、前49)
ソン・フンミン(前12)
デヤン・クルゼフスキ(前14)
パプ・マタル・サール(前25)
直近のヨーロッパリーグ(EL)ではレンジャーズとのアウェイゲームを1-1のドローに持ち込んだが、満身創痍の状況だ。その試合から中2日での一戦では先発5人を変更。スペンス、ベリヴァルにリーグ初先発のチャンスを与えたほか、ソランケ、クルゼフスキ、サールが復帰した。
今季はクリスタル・パレス、イプスウィッチ・タウンにリーグ初勝利を献上するなど、降格圏の相手の苦戦が目立つトッテナム。それだけに、難しい戦いが予想されたが、この一戦では敵地で冷酷さを全面に押し出した。
キックオフから36秒、自陣からのビルドアップで右に展開すると、スペンスが馬力のある縦への仕掛けで内側を突破してスルーパスを供給。ボックス右に抜け出したマディソンが右足の対角シュートを左隅に流し込み、電光石火の先制点とした。
最高のスタートを切ったアウェイチームはさらに畳みかける。12分、右からのクロスが中央のDFに当たってファーに流れると、これを狙っていたソン・フンミンが難なく左足で流し込む。直後の14分にはボックス左に抜け出したソン・フンミンからの折り返しに詰めたソランケがDFと競りながら潰れると、こぼれに反応したクルゼフスキがゴール至近距離からのシュートを蹴り込んだ。
15分を経たずに3失点のセインツはこの直後にスレマナを下げてウッドを投入。5バックに並びを変えた。しかし、この交代策も失点の流れを止められず。
完全に勢いづいたトッテナムは25分、左サイドを突破したソン・フンミンがペナルティアーク付近のサールへ横パスを送ると、鮮やかなステップワークでボックス内で複数のDFをかわし、最後は体勢を崩しながらも左足シュートを流し込んだ。
この4失点目で早くもホームサポーターが早めの家路につくなか、この日のスパーズは攻撃の手を緩めず。
ウドジェの負傷によってペドロ・ポロのスクランブル投入を余儀なくされるも、前半終了間際にはソン・フンミンのスルーパスに抜け出したマディソンがボックス左で見事な切り返しからGKの肩口を射抜く右足シュートを突き刺し、トドメの5点目とした。なお、ソン・フンミンはこれがプレミア通算68アシスト目となり、ダレン・アンダートンを抜いてクラブ最多記録を樹立した。
ミッドウィークにマンチェスター・ユナイテッドとのEFLカップを控えるなか、ソン・フンミンを下げてブレナン・ジョンソンをハーフタイム明けに投入。後半は大量リードということもあり、低い位置や中盤でボールを動かしながら完全に省エネモードの戦いに。
一方、敗色濃厚もホームで意地を見せたいセインツは62分、マニングを下げて菅原を投入。ディブリングらとともに一矢報いるべく積極的にゴールを目指していく。だが、要所を締める相手の守備を崩し切るには至らず。
その後、トッテナムはマディソン、スペンス、ソランケを下げて名誉挽回が必要なヴェルナーに、ランクシャー、プレミアデビューのドリントンを投入。後半はゴールこそ挙げられなかったが、クリーンシートで試合をクローズ。
ここ5試合のうっ憤を晴らす5-0の圧勝で公式戦6戦ぶりの白星を挙げた。敗れたセインツは6戦未勝利でマーティン監督の解任待ったなしの状況に。
サウサンプトン 0-5 トッテナム
【トッテナム】
ジェームズ・マディソン(前1、前49)
ソン・フンミン(前12)
デヤン・クルゼフスキ(前14)
パプ・マタル・サール(前25)
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チェルシーのスペイン代表DFマルク・ククレジャがあわや戦犯になりかけた。 チェルシーは8日のプレミアリーグ第15節でトッテナムと敵地で対戦。一時は2点を先行される苦しい戦いだったが、ジェイドン・サンチョの反撃弾にコール・パーマーの2発、エンソ・フェルナンデスのゴールでひっくり返し、4-3で打ち勝った。 左サイドバックで先発したククレジャだが、まずは5分に自陣で足を滑らせ、相手にボールをかっさらわれると、そのまま先制点を献上。さらに11分にも足をとられ、ボールを失うと、またも失点を招いた。 ククレジャのせいで勝ち点を落としかけたチェルシーだが、今節もしっかりと3ポイントを積み上げ、2位をキープ。イギリス『BBC』によると、エンツォ・マレスカ監督は優勝争いを問われると、ククレジャのスリップをかけてこう話した。 「アーセナルや、(マンチェスター・)シティ、リバプールはククレジャみたいに滑らないだろう。真面目な話、我々はまだ準備ができていない。それらのチームには遠く及ばずだが、一日一日を大切にし、チームを良くするよう注力している。プランというか、アイデアは選手たちをスローダウンさせないこと。彼らはほかの選手が待つのを理解しているから、落とせない」 そう指揮官からもいじられたククレジャは2失点目直後にスパイクを交換する姿も。すでに削除されてしまったが、試合後に自身インスタグラムのストーリーズで「ごめんね、ブルーズ」とのキャプションとともに、スリップの原因だったスパイクをゴミ箱に捨てる画像をアップしていた。 <span class="paragraph-title">【写真】チェルシーDFがスパイクをゴミ箱にポイッ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> Cucurella on Instagram: “Sorry, Blues!”. <a href="https://t.co/DJ4aApL0xv">pic.twitter.com/DJ4aApL0xv</a></p>— Fabrizio Romano (@FabrizioRomano) <a href="https://twitter.com/FabrizioRomano/status/1865830572951740919?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.09 20:05 Mon2
チェルシーがスパーズに逆転勝利で4連勝! ククレジャの“スリップ”で2点先行許すもパーマー躍動で鮮やか4ゴール【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第15節、トッテナムvsチェルシーが8日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが3-4で逆転勝利した。 10位のトッテナムは前節、ボーンマスとのアウェイゲームに0-1の完敗。攻守に振るわない内容でリーグ2戦未勝利に。直近の公式戦6試合では1勝3分け2敗と不振に陥っており、ポステコグルー監督に対する風当りも強まるなか、昨季シーズンダブルを喫した因縁の相手にバウンスバックの勝利を目指した。中2日で臨んだホームゲームでは先発4人を変更。負傷のベン・デイビスに代わってファン・デ・フェンがサプライズ復帰したほか、グレイとドラグシン、マディソンに代わってペドロ・ポロ、ソン・フンミン、同じく負傷明けのロメロが復帰した。 一方、2位のチェルシーはリーグ3連勝と好調を維持。前節のサウサンプトン戦ではカンファレンスリーグのメンバー主体で臨むターンオーバーを見事に成功させ、5-1の圧勝を収めた。一部主力の温存に準備期間も1日に多い盤石の状態で臨んだアウェイ開催のダービーではセインツ戦で休養を与えたパーマーらを復帰させ、前々節のアストン・ビラ戦のメンバーをベースに、負傷のフォファナの代役にバディアシルを起用。カイセドを再び右サイドバックに配置した。 キックオフからアグレッシブな姿勢を示した両チームは主導権争いを繰り広げていくが、思わぬ形でホームチームが立て続けにゴールネットを揺らす。 まずは5分、チェルシーの後方でのボール回しに圧力をかけると、ククレジャが痛恨のスリップ。そのまま右サイドのスペースを攻め上がったブレナン・ジョンソンがグラウンダーの高速クロスを入れると、ゴール前でDFコルウィルとの駆け引きを制してニアに飛び込んだソランケが右足ワンタッチで合わせた。 さらに、11分には再び自陣でスリップしたククレジャからボールを奪ってショートカウンターを発動。ボックス手前右でポロからパスを受けたクルゼフスキがカットインから左足でニア下を狙うと、これが見事に決まった。なお、2度のスリップで失点に関与したククレジャはすぐさまスパイクを履き替えた。 先日のマンチェスター・シティ戦を再現するかのような最高の入りを見せたトッテナムだが、アクシデントが発生。立ち上がりから足を気にしていた負傷明けのロメロがプレー続行不可能となり、15分にドラグシンがスクランブル投入された。 一方、ロメロの治療による短い中断で修正を施したチェルシーは17分、左サイドでククレジャからパスを受けたサンチョが2人の味方のダイアゴナルランをオトリにペナルティアーク付近まで切れ込んで右足を振り抜くと、鋭いグラウンダーシュートが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。 サンチョの2試合連続ゴールによって1点差となったダービーは、ここからよりオープンな展開に。互いに巧みなプレス回避とカウンターから明確な決定機を作り合う。 チェルシーは31分、バイタルエリアでうまくボールを引き出したパーマーの強烈なミドルシュートと、そのこぼれに詰めたペドロ・ネトのシュートでゴールに迫るが、ここはGKフォースターの見事な連続セーブに遭う。 対するトッテナムも直後にいずれもソン・フンミンのお膳立てからサールのクロスバー直撃のヘディングシュートに、ゴール至近距離からのソランケのダイレクトシュートで3点目に迫った。 以降も息つく暇がない激しい攻防が繰り広げられたなか、サールへの足裏を見せたチャージでカイセドがあわや一発レッドという際どい場面もあったが、このプレーはお咎めなし。ホームチームの1点リードで後半へと折り返した。 迎えた後半、チェルシーはラヴィアを下げてグストをハーフタイム明けに投入。これでカイセドが本職のセントラルMFにポジションを移した。 立ち上がりから攻勢を強めるアウェイチームはサンチョ、グストの決定的なシュートでGKフォースターを脅かすと、その流れのままゴールをこじ開ける。61分、ボックス内に抜け出したカイセドが遅れて強引にスライディングに行ったビスマに倒されてPKを獲得。これをキッカーのパーマーが左隅に突き刺した。 2-2のイーブンに戻ってチェルシーもゲームコントロールに意識を傾けたことで、ここからトッテナムの後半初めて相手陣内でのプレーを増やしていく。決まっていれば、オフサイドポジションのウドジェのプレー関与と判断されそうなソン・フンミンの際どいシュート、ポロのFKからのファン・デ・フェンのヘディングシュートで勝ち越しゴールに迫るが、決め切れない。 すると、両者の疲労度がより明確となった後半半ば過ぎでギアを上げたアウェイチームが一気に突き放す。73分、右サイド深くでDF2枚を相手に仕掛けたパーマーがボックス内に侵入。折り返しがDFにディフレクトしてペナルティアーク付近にこぼれると、これに反応したエンソ・フェルナンデスの抑えの利いた左足シュートがゴール左隅に決まった。 さらに、84分にはボックス左でボールをキープしたパーマーが深追いしたサールに倒されてPKを獲得。これを再びキッカーのパーマーが今度はパネンカで見事に決め切り、プレミアリーグ記録のPK12本連続成功とした。 昨季のホーム前回対戦同様に2-4のスコアとされたトッテナムは終盤にかけて反撃を見せると、後半アディショナルタイムにはセットプレーの流れからソン・フンミンが意地のゴールを決めたが、同点に追いつくことはかなわず。 この結果、敵地でのダービーを4-3の逆転勝利で飾ったチェルシーがリーグ4連勝で2位をキープ。一方、ブルーズ相手の屈辱の3連敗に加え、ロメロ、ファン・デ・フェン、ジョンソンと3人の負傷者まで出したトッテナムはポステコグルー体制継続に暗雲が垂れこめている。 トッテナム 3-4 チェルシー 【トッテナム】 ドミニク・ソランケ(前5) デヤン・クルゼフスキ(前11) ソン・フンミン(後51) 【チェルシー】 ジェイドン・サンチョ(前17) コール・パーマー(後16[PK]、後39[PK]) エンソ・フェルナンデス(後28) <span class="paragraph-title">【動画】パーマーのパネンカに、エンソの鮮烈弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">PK職人パーマー<br>この日2本目のPKは<br>クッキアイオ(パネンカ)<br>12/12のPK成功は<br>プレミアリーグレコード<br><br>プレミアリーグ 第15節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/WVqH5q6wEY">pic.twitter.com/WVqH5q6wEY</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1865822962747912656?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">パーマーの仕掛けから<br>エンソ・フェルナンデスが突き刺し<br>2点のビハインドから<br>チェルシー逆転<br><br>プレミアリーグ 第15節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#チェルシー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/SdmIG9cQem">pic.twitter.com/SdmIG9cQem</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1865821031484792940?ref_src=twsrc%5Etfw">December 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.09 03:42 Mon3
毎熊晟矢がEL初ゴール! ラツィオとアスレティックが勝ち点16で最上位に【ELリーグフェーズ第6節まとめ】
ヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ第6節が11日、12日に開催された。 前節、開幕からの連勝がストップした首位のラツィオは、6位のアヤックスとのアウェイゲームに3-1で勝利。無敗継続で首位キープに成功した。 チャウナのゴールで前半を1点リードで折り返すも、後半立ち上がりにトラオレに強烈なシュートを叩き込まれて追いつかれる。だが、失点直後にデレ=バシルのぎりぎりゴールラインを割ったシュートで勝ち越すと、後半半ば過ぎには鮮やかなカウンターから絶好調のペドロ・ロドリゲスが鮮烈なミドルシュートを突き刺した。 11日にフェネルバフチェ戦を戦ったアスレティック・ビルバオはイニャキ・ウィリアムズの2ゴールの活躍によって2-0の快勝。得失点差でラツィオに及ばずも、勝ち点16で2位をキープしている。 その2チームと同勝ち点の3位だったフランクフルトは7位のリヨンとのアウェイゲームに臨んだが、打ち合いとなった一戦に2-3で敗戦。今大会初黒星で5位に転落した。 その他のビッグクラブではマンチェスター・ユナイテッド、ローマがともに勝利を収めてユナイテッドは7位、ローマは14位に順位を上げている。一方、トッテナムはレンジャーズとの同勝ち点対決を1-1のドローで終え、トップ4圏外の9位を維持するにとどまった。 毎熊晟矢が所属するAZはルドゴレツとのアウェイゲームに臨み、2-2のドローに終わった。 前半から押し込む入りとなったAZは14分にミドルシュートのこぼれに詰めたファン・ボメルのゴールで先制に成功。さらに、19分にはボックス中央でポクの右からの折り返しに反応した毎熊が左足シュートをゴール左隅に流し込み、加入後初ゴールを挙げた。 2点リードで試合を折り返したが、60分にセットプレーから1点を返されると、直後の63分には再びFKから毎熊がマークしていたドゥアにヘディングシュートを叩き込まれて痛恨の連続失点。同点に追いつかれると、以降は劣勢の戦いを強いられたなか、毎熊も後半終盤の89分に途中交代。2試合連続ドローで19位に順位を落とした。 町田浩樹のサン=ジロワーズはニースとのホームゲームを2-1で勝利した。町田は先発フル出場した。 イバノビッチのゴールで前半半ばに先制したが、前半終了間際には町田の自陣でのボールロストをきっかけにゲサンに同点ゴールを奪われる。後半は拮抗した展開が続いたが、後半アディショナルタイムには再びイバノビッチがゴールを奪い、ホームで劇的な勝利を収め、順位を20位に浮上させた。 久保建英のレアル・ソシエダはホームでディナモ・キーウに3-0で快勝。チーム2点目をアシストした久保は57分にお役御免となった。これで公式戦5連勝のチームは12位に浮上した。 後藤啓介が遠征メンバー外となったアンデルレヒトは、アウェイでスラビア・プラハに2-1で勝利氏、4勝2分けで無敗のチームは3位に浮上している。 ◆リーグフェーズ第6節 結果 ▽12/11(水) フェネルバフチェ 0-2 アスレティック・ビルバオ ▽12/12(木) ローマ 3-0 ブラガ ビクトリア・プルゼニ 1-2 マンチェスター・ユナイテッド マルメ 2-2 ガラタサライ オリンピアコス 0-0 トゥベンテ PAOK 5-0 フェレンツヴァーロシュ ルドゴレツ 2-2 AZ サン=ジロワーズ 2-1 ニース ホッフェンハイム 0-0 FCSB アヤックス 1-3 ラツィオ ポルト 2-0 ミッティラン ボデ/グリムト 2-1 ベシクタシュ エルフスボリ 1-0 カラバフ マッカビ・テルアビブ 2-1 RFS リヨン 3-2 フランクフルト レンジャーズ 1-1 トッテナム レアル・ソシエダ 3-0 ディナモ・キーウ スラビア・プラハ 1-2 アンデルレヒト <span class="paragraph-title">【動画】毎熊が待望の加入後初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>毎熊晟矢が待望の <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> 初ゴール<br>\<br>ルドゴレツ戦に先発出場した日本代表DF<br>19分にPA内で位置取ると、ポケットへ侵入したポクのクロスをボレーで見事に合わせた<a href="https://t.co/oVN39YMlQU">https://t.co/oVN39YMlQU</a> <a href="https://t.co/PQPNNce5GW">pic.twitter.com/PQPNNce5GW</a></p>— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) <a href="https://twitter.com/wowow_soccer/status/1867335585032995118?ref_src=twsrc%5Etfw">December 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.13 07:26 Fri4
【プレミア注目プレビュー】崖っぷちスパーズと盤石ブルーズ激突のロンドンダービー
プレミアリーグ第15節、トッテナムvsチェルシーが、日本時間8日25:30にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。崖っぷちのスパーズと盤石ブルーズが激突するロンドン・ダービーだ。 10位のトッテナムは前節、難所ヴァイタリティ・スタジアムで行われたボーンマスとのアウェイゲームに0-1のスコア以上の完敗。多くの離脱者やプレースタイルの影響で疲労困憊のチームは、攻守に振るわない内容で2戦未勝利に。直近の公式戦6試合では1勝3分け2敗と不振に陥っており、ポステコグルー監督に対する風当りも強まる。宿敵とのホームゲームでは先日のマンチェスター・シティ戦のように開き直った戦いで結果を残したい。 一方、2位のチェルシーはリーグ3連勝と好調を維持。前節のサウサンプトン戦ではジャクソン、コルウィル、ラヴィアら一部主力を温存し、カンファレンスリーグのメンバー主体で臨んだなか、前半に退場者を出した最下位相手に5-1の圧勝。チームの競争力を促しつつ結果も残し、主力に休養も与える最高の形で敵地でのダービーに弾みを付けている。現在のフォーム、準備期間の多さと圧倒的優位が見込まれるが、唯一の懸念は今季ここまでの対ビッグ6の戦績。格下相手にしっかりと結果を残しているが、対ビッグ6は2分け2敗の未勝利となっており、優勝争いに本気で挑むのであれば、手負いのスパーズをしっかりと叩きたい。 なお、昨シーズンの2度の対戦はチェルシーがアウェイで4-1、ホームで2-0といずれも複数得点を奪ってシーズンダブルを達成。とりわけ、N17での前回対戦では開幕10戦無敗と新体制で完璧なスタートを切ったトッテナムが2人の負傷者、2人の退場者を出す悪夢に見舞われ、この初黒星が以降の急失速に繋がった経緯もあり、ホームチームとしては絶対に負けられない一戦となるはずだ。 ◆トッテナム◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:フォースター DF:ペドロ・ポロ、ドラグシン、ロメロ、ウドジェ MF:クルゼフスキ、ビスマ、サール FW:ブレナン・ジョンソン、ソランケ、ソン・フンミン 負傷者:GKヴィカーリオ、DFロメロ、ファン・デ・フェン、ベン・デイビス、FWリシャルリソン、オドベール、ムーア 出場停止者:MFベンタンクール(4/7) ベンタンクールが7試合停止の4試合目で引き続き不在となる。負傷者に関しては直近のボーンマス戦で負傷したベン・デイビスが新たに故障者リスト入り。一方でチームトレーニングに復帰したロメロは復帰可能な模様だ。 スタメンはロメロの復帰を前提に前述の11名を予想。仮に、ロメロが難しい場合はグレイが代役を担う。中盤と前線ではマディソン、ヴェルナーにもスタメンのチャンスがある。 ◆チェルシー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:サンチェス DF:グスト、アダラビオヨ、コルウィル、ククレジャ MF:カイセド、ラヴィア MF:パーマー、エンソ・フェルナンデス、ペドロ・ネト FW:ジャクソン 負傷者:DFリース・ジェームズ、フォファナ、MFケリーマン、FWムドリク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはDFの主力2枚が引き続き不在となるほか、体調不良のムドリクに欠場の可能性がある。 スタメンは直近のセインツ戦で温存した主力を復帰させ、前述の11名を起用するとみる。ただ、カイセドの右サイドバック起用やマドゥエケ、バディアシル、サンチョ辺りの起用も想定されるところだ。 ★注目選手 ◆トッテナム:MFデヤン・クルゼフスキ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ネガティブな要素が並ぶなかで救世主となれるか。ディフェンスラインと前線の多くの負傷者、手薄な中盤でベンタンクールの不在と今回のダービーに向けてポジティブな要素が皆無のスパーズ。そのため、下馬評ではホームゲームと言えども厳しい戦いが想定される。ただ、公式戦連敗という同様の状況で戦ったシティ戦でのパフォーマンスを見ればわかるように、火事場の馬鹿力を有するチームでもある。 この一戦では調子を落とすエースのソン・フンミン、新エースストライカーのソランケの奮起、代役守護神フォースターら守備陣の奮起が求められることに間違いないが、やはり今季ここまで最も安定したパフォーマンスを見せているスウェーデン代表MFの活躍がホームチーム勝利のカギを握る。 ポステコグルー体制2年目の今季は自身が良い感触を得ているインサイドハーフで繋ぎ役、運び役、チャンスメイク、フィニッシャー役のマルチタスクを高次元でこなし、14試合2ゴール3アシストという数字以上の存在感を発揮。とりわけ、キーパスやチャンスクリエイト数はリーグ屈指で、今回の一戦でもその部分での貢献に期待したい。また、アストン・ビラ戦のようなアグレッシブなマンツーマン守備を選択する可能性が高いブルーズに対して、ビスマやサールとともにビルドアップ、プレス回避の起点として機能できるかが重要なポイントだ。 ◆チェルシー:FWニコラス・ジャクソン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20241207_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2戦4ゴールのスパーズキラー。チェルシーのキーマンはエースストライカーを担う23歳のセネガル代表FWだ。ビジャレアルからの加入1年目は35試合14ゴール5アシストと一見すると上々の数字を残したが、それ以上に多くの決定機を逸し続けた印象が強かった。 それでも、加入2年目となった今季はマレスカ新監督の戦術に早々とフィットし、ここまで14試合8ゴール3アシストと最高のスタートを切った。場数を踏んだ経験によって一対一などの決定機で精度・判断は明らかに向上しており、エースストライカーの風格も出始めている。ただ、補強に貪欲なクラブはニューカッスルFWイサク、ガラタサライFWオシムヘンらの獲得に動いているとの噂もあり、ジャクソンとしては決定的な仕事でその動きをけん制したいところだ。 初対戦でハットトリックを達成し、直近の対戦では貴重なダメ押しゴールを奪った相性のいい相手に対して、攻撃では持ち味のスピードを活かしたハイラインの攻略、守備では安定感を欠く相手のビルドアップに対してファーストディフェンダーとしてショートカウンターの起点を担いたい。 2024.12.08 12:15 Sun5