パリ五輪出場のDF内野貴史がUAE王者のアル・ワスルに完全移籍! 3年契約で背番号「19」

2024.08.08 17:07 Thu
中東に活躍の場を移した内野貴史
Getty Images
中東に活躍の場を移した内野貴史
アラブ首長国連邦(UAE)のアル・ワスルは8日、フォルトゥナ・デュッセルドルフのU-23日本代表DF内野貴史(23)が完全移籍で加入することを発表した。内野は2027年までの3年契約を締結。背番号は「19」をつけることに決定した。

内野はジェフユナイテッド市原・千葉の下部組織出身で、そのままドイツへと渡りデューレンのU-19チームに加入。アレマニア・アーヘンのU-19チームに移籍すると、2020年8月にファーストチームに加入した。
2021年7月にはデュッセルドルフのセカンドチームに加入。2022年7月にファーストチームに昇格した。

デュッセルドルフでは、公式戦27試合に出場し1ゴールを記録。2.ブンデスリーガで22試合1ゴールを記録していた。
右サイドバックを主戦場に左サイドバックでもプレー可能な内野はパリ・オリンピック世代としてプレー。オリンピックメンバーからは落選したが、DF半田陸(ガンバ大阪)が負傷離脱したことでバックアップメンバー入り。さらに、レギュレーション変更により登録可能になると、1試合に出場していた。

内野が加入するアル・ワスルは、2023-24シーズンのUAEプロリーグで優勝り通算8度目の優勝を達成したチャンピオンチーム。セルビア人のミロシュ・ミロイェビッチ監督が指揮を執り、ベンフィカやフランクフルトでプレーした元スイス代表FWハリス・セフェロビッチやサガン鳥栖、鹿島アントラーズでプレーした韓国代表DFチョン・スンヒョンらが所属している。


1 2

内野貴史の関連記事

UAEのアル・ワスルは20日、昨季限りでウディネーゼを退団した元ナイジェリア代表FWイサーク・サクセス(28)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。背番号は90を着用する。 母国のクラブからウディネーゼのプリマヴェーラに加入した後、ポッツォ家が保有していたグラナダやワトフォードへのレンタルを繰り返してい 2024.10.21 08:00 Mon
8月2日(日本時間3日)のパリ五輪準々決勝・スペイン戦(リヨン)の激闘から5日。U-23日本代表の国内組は気持ちを切り替え、7日再開のJ1に向かった。 浦和レッズの左サイドバック(SB)大畑歩夢は柏レイソル戦でベンチ入りしたが、雷雨の影響で突如として試合がキャンセルになってしまった。だが、本人にしてみれば、少しゲ 2024.08.09 12:20 Fri
フォルトゥナ・デュッセルドルフは7日、U-23日本代表DF内野貴史(23)がチームを離脱したことを発表した。 パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表には選ばれていなかった内野。しかし、大会前にガンバ大阪のDF半田陸が負傷したことで離脱が決定。急遽バックアッパーとして内野は招集を受けた。 その後、レギュレー 2024.08.08 01:20 Thu
2日、パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝が行われ、U-23日本代表はU-23スペイン代表と対戦する。 金メダルを目指して戦っている日本。相手は大会屈指のタレント揃いのスペインだ。 東京オリンピックでは準決勝で敗れた相手。日本のメダルを阻んだ相手だけに、リベンジを果たしたい気持ちも強いところだ。 2024.08.02 22:53 Fri
30日、パリ・オリンピックのグループD最終節のU-23イスラエル代表vsU-23日本代表が行われ、0-1で日本が勝利。グループステージ3連勝で首位通過を決め、U-23スペイン代表との準々決勝に臨む。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽U-23日本代表採点 ©️超ワールドサッカー ※採点は10点満点 2024.07.31 06:14 Wed

アル・ワスルの関連記事

UAEのアル・ワスルは20日、昨季限りでウディネーゼを退団した元ナイジェリア代表FWイサーク・サクセス(28)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。背番号は90を着用する。 母国のクラブからウディネーゼのプリマヴェーラに加入した後、ポッツォ家が保有していたグラナダやワトフォードへのレンタルを繰り返してい 2024.10.21 08:00 Mon

UAEプロリーグの関連記事

UAEのアル・アインは8日、ポルトガル人指揮官のレオナルド・ジャルディム氏(45)の監督就任を発表した。 昨シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24王者に輝いたアル・アインだが、今シーズンは開幕から失点が止まらす、UAEプロリーグでは5試合で9失点。連覇を目指すACLエリート(ACLE)でも4 2024.11.08 23:55 Fri
UAEのアル・アインが、レオナルド・ジャルディム氏(45)の新指揮官招へいで合意に至ったようだ。 昨シーズンはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24王者に輝いたアル・アインだが、今季は今季は開幕から失点が止まらす、UAEプロリーグでは5試合で9失点。連覇を目指すACLEでも4試合で15失点を喫しており 2024.11.08 08:30 Fri
アル・アインFCの守備が破綻している。 UAE随一の名門にして、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24王者のアル・アイン。決勝戦では、横浜F・マリノスを完全粉砕した。 そのACLでの勝ち上がり方が物語る通り、もともと失点上等の“撃ち合い”を好むチーム性質。稀代の点取り屋、エルナン・クレスポ氏が監 2024.11.06 17:00 Wed
UAE1部のシャバーブ・アル・アハリに所属するイラン代表FWサルダール・アズムンが、途中交代後にベンチでレッドカードを頂戴した。UAE『Al Bayan』が伝える。 アジア随一のストライカー大国が育んだアズムン。イラン代表におけるメフディ・タレミとの2トップは、対戦相手にとって脅威でしかない。 クラブキャリ 2024.10.28 21:50 Mon
UAEのアル・ワスルは20日、昨季限りでウディネーゼを退団した元ナイジェリア代表FWイサーク・サクセス(28)をフリートランスファーで獲得したことを発表した。背番号は90を着用する。 母国のクラブからウディネーゼのプリマヴェーラに加入した後、ポッツォ家が保有していたグラナダやワトフォードへのレンタルを繰り返してい 2024.10.21 08:00 Mon

記事をさがす

内野貴史の人気記事ランキング

1

数的不利のU-23中国戦。圧倒的存在感を見せた23歳の若き守護神・小久保玲央ブライアン【新しい景色へ導く期待の選手/vol.38】

2024年パリ五輪出場権獲得を目指し、16日のU-23中国戦からアジア最終予選を兼ねたAFC・U-23アジアカップ(カタール)に挑んでいるU-23日本代表。「ワールドカップ(W杯)にしても、五輪にしても、アジア予選は一筋縄ではいかない」と言われるが、まさに初戦から予想外の展開となった。 開始早々の8分に右FW山田楓喜(東京V)のピンポイントクロスに松木玖生(FC東京)が鋭く反応。左足を合わせて先制点を叩き込んだところまでは最高のスタートだと思われた。ところが、前半16分に西尾隆矢(C大阪)が左腕で背後にいた相手選手を振り払い、それが顔面を直撃。倒れ込んだプレーがVAR判定の対象になり、一発レッドカードが突きつけられる。守備陣の大黒柱の1人が退場というまさかの事態に、大岩剛監督も選手たちも動揺したに違いない。 そこから木村誠二(鳥栖)が出てくるまでの5分間はセンターバック(CB)経験のある関根大輝(柏)が中に絞り、松木が左サイドバック(SB)に下がり、内野貴史(デュッセルドルフ)が本来の右SBへ移動。これでしのぐ形になった。そして木村がCBに入ってからは関根が右SB、内野が左SBに戻り、松木がボランチに上がるという形で落ち着きを取り戻す。関根、松木、内野という複数ポジションのこなせる人材がいたことは、苦境の日本にとって非常に大きな意味があったと言える。 とはいえ、この先は中国に攻め込まれ、日本は防戦一方の戦いを強いられる。そこで異彩を放ったのが、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)。柏レイソルU-18からトップチームを経由することなく、2019年1月にベンフィカU-23に加入し、5年以上の月日をポルトガルで過ごしている国際経験豊富な守護神が堂々と相手に立ちはだかったのだ。 小久保は前半42分の決定的なヘディングシュートを巧みに防ぐと、前半終了間際のミドルシュートもストップ。後半開始早々にカウンターを浴び、1対1になった最大のピンチでも確実にシュートを阻止し、チーム全体に勇気を与えた。その後も何本かビッグチャンスを止め、完封勝利をお膳立て。もちろんチーム全体の一体感と結束力が大きかったのは間違いないが、小久保という安心感を与えてくれるGKがいたことで、日本は極めて厳しい一戦を1-0で制することができた。 「自分の中でも落ち着いてプレーできたし、チームを助けるプレーがチームとしてもできた。勝利に貢献できてよかった」と本人は試合後のフラッシュインタビューで安堵感をのぞかせたが、落ち着き払った一挙手一投足は目を見張るものがあった。 それこそが、5年超のポルトガル経験の賜物だろう。今のところまだトップチームでの公式戦出場機会には恵まれていないが、ベンフィカU-23、ベンフィカB、トップと着実にステップを踏んでGKとしてのスキルを磨き続けている。異国でゴールマウスを守るというのは、そう簡単なことではない。過去にも川口能活(磐田GKコーチ)、川島永嗣(磐田)、権田修一(清水)といったA代表経験者たちも欧州の門をたたいたが、言葉や文化の壁もあって、周囲からの信頼を勝ち取ることの難しさを痛感してきたという。 そういった作業を10代の頃から続けているというのは特筆すべき点だ。人知れず困難に直面した時もあっただろうし、トップデビューを果たせない焦燥感や悔しさを味わったことも少なくないだろう。それでも先を見据えてコツコツと努力してきたからこそ、こういった大舞台で最高のパフォーマンスを出せる。小久保は自分が積み重ねてきたことが間違っていなかったと確信できたのではないだろうか。 彼がU-23中国戦で異彩を放ったことで、今後の五輪代表守護神、そしてA代表守護神を巡る争いが熾烈になりそうだ。 ご存じの通り、1〜2月のアジアカップ(カタール)では小久保と同じパリ五輪世代の鈴木彩艶(シントトロイデン)が全試合に出場。現時点での正GKという位置づけだが、彼のプレーには一抹の不安も感じられる。今大会に参戦している野澤大志ブランドン(FC東京)もアジアカップメンバーの意地があるはずだし、3人の競争意識は一気に高まるだろう。 そこにアジアカップ参戦組の前川黛也(神戸)、ケガで同大会を欠場した大迫敬介(広島)、昨夏の移籍トラブルで代表から遠ざかっているシュミット・ダニエル(ヘント)らが加わってくる。ここから誰が抜け出すのかというのは非常に興味深いテーマ。まだ代表復帰を諦めていない権田らベテランも含め、今後の展開が気になる。 いずれにしても、小久保にはこの先もしっかりと最後尾から守備陣を引き締めてもらわなければいけない。西尾が最低3試合の出場停止処分を食らう可能性も高まっているだけに、より後ろからの声掛けや指示が重要になる。彼が君臨することで「日本のゴールマウスはそう簡単にこじ開けられない」という印象が強まれば、対戦相手もやりにくくなる。23歳の若き守護神のさらなる活躍を楽しみに待ちたい。 2024.04.17 12:50 Wed
2

【パリ行きの命運を託された23選手】アマチュアから代表へ這い上がった不屈のメンタル、左右で輝くサイドバック・内野貴史

パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、内野貴史にフォーカスする。 ■内野貴史(DF/デュッセルドルフ) 柏レイソルの下部組織で育った内野は、U-15からはジェフユナイテッド市原・千葉の下部組織に加入。U-15、U-18と所属した。 しかし、高校卒業後にドイツへと渡ると、1.FCデューレンの下部組織に加入。1年で、アレマニア・アーヘンの下部組織に移籍。2020-21シーズンにファーストチームに昇格した。 公式戦41試合に出場するなどドイツ4部で活躍すると、デュッセルドルフの目に留まりセカンドチームに所属。主力としてプレーすると、2022年3月にファーストチームデビュー。2022年10月にプロ契約を結んだ。 両足を支えるサイドバックとしてプレーする内野。右サイドバックを本職としながらも、左サイドバックとしてもプレーが可能で、サイドハーフでもプレーができる万能型。一対一の強さもあり、攻撃的なプレーも得意。運動量も豊富だ。 千葉ではトップチームに昇格できなかったが、ドイツのアマチュアクラブからスタート。そこから現在はドイツ2部で戦うプロ選手となり、オリンピックを目指す代表チームにまで成り上がった異色の経歴だ。 世代別代表は、その多くが若くして才能を見出され、世代を代表するエリート選手が揃っているが、内野は決して輝かしいキャリアではなかった。ただ、実力で掴み取った代表。そのメンタリティは重要な試合で非常に役立つはずだ。 また、2022年のU23アジアカップも経験し、アシストで貢献。パリ五輪世代でもコンスタントに招集を受けており、ユーティリティ性も含めて期待がかかる。 クラブではレギュラーポジションは掴めていないが、3月には初ゴールも記録。1部昇格を争うクラブでの活躍も期待されるが、日本をパリ五輪に導けるのか。登録人数が制限される中で、内野のユーティリティ性は欠かせない。 <span class="paragraph-title">【動画】内野貴史が決めた初ゴール!カットインから豪快に振り抜く</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="8cI9iCkyPRY";var video_start = 137;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.14 21:00 Sun
3

【U-23日本代表プレビュー】アジア王者を懸けた戦い、変わらずターンオーバーで全員で掴み取る/vsU-23ウズベキスタン代表【AFC U23アジアカップ】

3日、アジアの頂点を決めるAFC U23アジアカップの決勝が行われる。 パリ・オリンピックの出場権を懸けた戦いで、見事に最低目標である五輪行きの切符を手にした日本。厳しい戦いを全員の力で勝ち抜いてきた日本は、アジアの頂点に立つべく、U-23ウズベキスタン代表との決勝を戦う。 この戦いはパリ五輪本大会での対戦相手も決めるものに。優勝すれば、グループD、敗れて2位になればグループCに入ることとなり、グループCにはスペインがいる状況だ。しっかりと勝利し、トロフィーを持ってパリに行きたいところだ。 <span class="paragraph-subtitle">◆2度目のアジア制覇へ</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240503_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> U-23イラク代表との準決勝をしっかりと制した日本は、8大会連続12度目のオリンピック出場を決めた。当初は厳しい戦いになると予想され、ベストメンバーが組めないこともあり五輪行きも危ぶまれていたが、終わってみれば出場を決めるという結果に終わった。 とはいえ、苦戦したことも事実。ただ、今回の23名が大会を通して大きく成長していく姿も垣間見えた。力を合わせ、しっかりとした準備をし、落ち着いてプレーを続けた結果が出た大会。最後の仕上げは、優勝してのタイトル獲得だ。 日本は2年前の大会で準決勝でウズベキスタンを前に2-0で敗戦。完敗に終わった悔しさもある。当然、当時とは違う状況ではあるが、負けたまま終わる訳にはいかない。しっかりとアジアの王者となり、オリンピックに出たいところだ。 大岩剛監督は前日会見で「素晴らしい決勝戦にしたい」と語り、「23人が非常に良いコンディションでいますので、しっかりと勝利することにフォーカスしながら、準備しながら臨みたいです」と意気込んだ。これまでの大会を通してやってきたことを続け、そのまま頂点に立ちたい。 <span class="paragraph-subtitle">◆五輪出場の勢いままに2度目の優勝へ</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240503_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 対するウズベキスタンは、U-23インドネシア代表との準決勝に苦しみながらも勝利し、初のオリンピック出場を決めた。 この世代では継続的に強さを見せているウズベキスタン。今大会も、ここまでの5試合で無失点と堅守が特徴。また、フィジカルの強さ、テクニックを備えており、戦術面も高いものを持っている。 一方で、フィニッシュ精度には課題もある。インドネシア戦ではシュート28本と押し込みながら2ゴールに終わった。 2年前は前述の通りウズベキスタンに軍配。指揮官も同じ。ティムル・カパーゼ監督は「自分たちの能力をすべて使い、計画通りに勝利を目指すつもり」と意気込んだ。しっかりとした準備のもと、再び日本に勝利する準備はできていそうだ。 <span class="paragraph-title">◆予想スタメン[4-3-3]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20240503_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> GK:小久保玲央ブライアン DF:半田陸、鈴木海音、西尾隆矢、内野貴史 MF:山本理仁、藤田譲瑠チマ、川﨑颯太 FW:藤尾翔太、細谷真大、佐藤恵允 監督:大岩剛 今大会は中2日という過密日程で厳しい試合が続く中、大岩剛監督は効果的なターンオーバーを敢行。クオリティを保ちつつ、選手たちのコンディションを整え、特徴が出しやすい試合に起用していた。 最終戦となる決勝も、ターンオーバーを敢行すると予想。GKは一気に正守護神候補に浮上した小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)と予想。安定したパフォーマンスで3試合クリーンシート中。最後もしっかりとゴールを守ってもらいたい。 最終ラインは準決勝から総入れ替えと予想。右サイドバックには世代を牽引した半田陸(ガンバ大阪)、左サイドバックには内野貴史(デュッセルドルフ)と予想する。関根大輝(柏レイソル)、大畑歩夢(浦和レッズ)と同じポジションのライバルが好パフォーマンスを見せていただけに、奮起に期待したい。 センターバックは3試合ぶりの起用となる鈴木海音(ジュビロ磐田)と準決勝で出場停止が明けた西尾隆矢(セレッソ大阪)と予想する。高井幸大(川崎フロンターレ)と木村誠二(サガン鳥栖)が高いパフォーマンスを見せていたが、2人も負けてはいられない。パスやフィードの能力は高いだけに、存在感を見せたいところだ。 中盤はキャプテンの藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)は継続して先発と予想。インサイドハーフには準決勝はベンチで休んだ山本理仁(シント=トロイデン)と川﨑颯太(京都サンガF.C.)と予想する。誰が出ても高いパフォーマンスは見せており、交代選手にも注目だ。 3トップは左は佐藤恵允(ブレーメン)、右は藤尾翔太(FC町田ゼルビア)と予想。準決勝はベンチスタートとなった2人が、最初からフルスロットルで行ってくれるだろう。そして1トップは細谷真大(柏レイソル)。ケチャップの詰まりは解消。改めてエースとしての存在感を見せてもらいたい。 勝てばアジア王者となる日本vsウズベキスタンは3日の24時30分キックオフ。NHKとDAZNで生中継される。 2024.05.03 13:50 Fri
4

「内野貴史を見ると、涙が溢れてくる」3-0からまさかの逆転負け…デュッセルドルフ指揮官は「敗北は当然だった」と力の差を認める

フォルトゥナ・デュッセルドルフのダニエル・ティウーヌ監督が、昇格降格プレーオフを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 27日、ブンデスリーガの昇格降格プレーオフの2ndレグが行われ、デュッセルドルフはホームにボーフムを迎えた。 1stレグはアウェイで0-3と大勝したデュッセルドルフ。大きなアドバンテージを持ち、ホームでの戦いとなったが、思わぬ展開となった。 18分、長距離のFKからのクロスをフィリップ・ホフマンがヘッドで合わせてボーフムが先制すると、66分には高速クロスをホフマンが再び頭で合わせて2点目を奪う。 それでもまだデュッセルドルフがリードしていた中、68分にはマティアス・ツィンマーマンがハンド。このPKをケビン・シュテーガーが決めて、3点差をボーフムが追いつく。 まさかの3点差を追いつかれてしまったデュッセルドルフ。これが1部と2部の差なのか、ゴールに迫るも、気迫の守りにゴールを奪えず、試合は延長戦へ。PK戦にまでもつれ込む展開となった中、互いに1本ずつを失敗して迎えた7人目。デュッセルドルフの内野貴史が大きく外してしまい終了。デュッセルドルフのブンデスリーガ昇格は夢と消えた。 試合後、ティウーヌ監督は激戦を振り返り、まずはボーフムのハイコ・ブッチャーを祝福。一方で、試合は力の差を感じる内容だったと語った。 「ハイコ、残留おめでとう。スポーツの観点で言えば、0-3での敗北は当然だった。ボーフムは、彼らがブンデスリーガでプレーする理由を90分間にわたって見せてくれた」 「0-1となった後、試合に戻るのは信じられないほど難しかった。サッカーをする局面もあったが、0-2、0-3とダブルパンチを受け、ダメージが大きすぎた。選手たちはもうそこから脱出できなかった」 ただ、今シーズンは昇格に向けて良いシーズンを過ごし、プレーオフに参戦。あと一歩のところで逃すこととなり、悔しさ以上に虚しさがあるという。 「なんと言えばいいだろうか。残酷な空虚さがある。私は自分のチームに誇りを持っている。彼らとは素晴らしい1年を過ごしてきた。私は素晴らしい瞬間を一緒に経験することができた。今、私はたくさんの涙を見てきた。彼らがそんなことになるはずでは絶対なかった。彼らには来シーズン、2.ブンデスリーガでプレーする以上の価値がある」 また、試合展開もメンタル面に大きな影響があるとコメント。3-0から逆転で敗れたことが響いているとし、最後にPKを失敗してしまった内野を慮った。 「もし、ボーフムで1-0で勝ち、ここで2-0で負けていたら、冷静に耐えることができただろう。しかし、この120分間のドラマ…そして内野貴史を見ると、涙が溢れてくる」 「今日までチームと共に、この度に参加できたことを本当に感謝する。ただ、それが何の役に立つかは、誰にも分からない」 デュッセルドルフは来シーズンも2.ブンデスリーガを戦うことに。日本人対決となったが、明暗が分かれてしまった。 <span class="paragraph-title">【動画】日本人に明暗…デュッセルドルフはPK戦で夢破れる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="MK2vLHx4IQ8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.28 09:53 Tue
5

チーム外された正守護神の代役…チームを降格から救うPKセーブのボーフムGKルーテが試合後に引退を明かす「プロサッカー選手として最後の試合だった」

ボーフムのGKアンドレアス・ルーテが昇格降格プレーオフを振り返った。ドイツ『キッカー』が伝えた。 27日、ブンデスリーガの昇格降格プレーオフの2ndレグが行われ、ボーフムはアウェイでフォルトゥナ・デュッセルドルフと対戦した。 1stレグはホームで戦いながらも0-3と惨敗に終わったボーフム。最低でも90分間で3点差をつけなければ、その瞬間に2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に降格する状況だった。 それでも18分に、長距離のFKからのクロスをフィリップ・ホフマンがヘッドで合わせてボーフムが先制すると、66分には高速クロスをホフマンが再び頭で合わせて2点目を奪う。 それでもまだデュッセルドルフがリードしていた中、68分にはマティアス・ツィンマーマンがハンド。このPKをケビン・シュテーガーが決めて、3点差をボーフムが追いつく。 延長戦ではゴールが生まれず、PK戦へ。するとルーテはデュッセルドルフの1人目、アンドレ・ホフマンのシュートを横っ飛びでセーブ。その後はサドンデスまで突入すると、デュッセルドルフはDF内野貴史が失敗。ボーフムが逆転でブンデスリーガ残留を決めた。 今年1月にカイザースラウテルンから加入したルーテ。大事な試合で PKセーブという大きな仕事を果たした中、試合を振り返った。 「信じられないような気分だ。1月にここに来た時、実際には仕事は1つだけだった。それはほとんどバックアップだった。今日、ここでまた手伝うことができたという事実に、なんと言って良いか分からない」 「今日も楽しまないといけなかった。キャリアの中でも特別な日だ。素晴らしい瞬間はこれまでもたくさんあったが、これはまた最高の飾りになった」 「ドレッシングルームに入ったら、選手たちがまた優しく迎えてくれて。今日は夜が昼に変わることを願っているよ」 「これはクラブの歴史に残るだろう。本当にこれをやり遂げた人は多くない」 ボーフムの下部組織で育ち、ファーストチームにも昇格したルーては、その後アウグスブルク、ウニオン・ベルリン、カイザースラウテルンでプレー。37歳のベテランGKは、今シーズンのブンデスリーガでは1試合の出場に終わっていたが、この昇格降格プレーオフではチームメイトへの態度が問題視されたGKマヌエル・リエマンが外されることとなり、ルーテに出番が回ってきた。 そのルーテはこの戦いでスパイクを脱ぐことを決断。現役最後の試合で、チームを救えたことを喜んだ。 「僕はプロになって約16年になる。結局のところ、僕はただプレーしただけ。人生で学んだことを全てやった。僕よりも外の人たちが興奮していたと思う。チームが達成したいことのために、自分の役割を果たしただけだ」 「今日がプロサッカー選手として最後の試合だった。もう続けない」 「もうそれは僕の心のためではない。自分の健康についても考えなければならない」 「僕は信じられないほど美しいキャリアを積んできた。そして、今が正しい時だと思う。リーグに残留したクラブに感謝を伝える良い機会だったし、それは良かった」 <span class="paragraph-title">【動画】現役ラストマッチでPKセーブ! チームの降格を救ったGKルーテ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="MK2vLHx4IQ8";var video_start = 97;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.28 11:45 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly