8大会連続五輪出場危機の日本。難敵・カタール戦の勝敗を託されるメンタルモンスター・松木玖生(FC東京)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.39】
2024.04.24 12:45 Wed
U-23日本代表を牽引する松木玖生
4月22日のU-23韓国戦を0-1で落とし、AFC・U-23アジアカップ・グループBで2位となってしまったU-23日本代表。まさかの敗戦によって、25日の準々決勝はホスト国・カタールとの真っ向勝負を余儀なくされることになった。
もちろんグループA・2位のインドネシアも難敵は難敵だが、カタールの強さはA代表がアジア2連覇を達成した1〜2月のアジアカップでも実証済み。スタジアムの熱狂的サポーターも味方にして、彼らは凄まじい迫力で日本に向かって来るはずだ。
この関門を突破しなければ、8大会連続五輪出場権獲得の道は途絶えてしまう。日本サッカー界としてはそれだけは絶対に避けなければいけない。
大岩剛監督もキャプテン・藤田譲瑠チマ、山本理仁(ともにシント=トロイデン)ら主力級をズラリと並べて勝負を賭けるはずだが、こういう時こそ頼りになるのは、メンタルモンスターの松木玖生(FC東京)。青森山田高校時代から数々の修羅場をくぐり、2023年U-20ワールドカップ(W杯=アルゼンチン)にも参戦した男のタフさと精神力は折り紙付きだ。
年齢的には下から3番目だが、FC東京でキャプテンマークを巻き、年長の選手を激しく鼓舞する姿を見れば、チーム内の序列や20歳という若さは一切関係ない。崖っぷちに追い込まれた今、カタール相手に猛然と突き進めるのは、やはりこういう選手だろう。
これらのチャンスは惜しくも得点には至らなかったが、「松木なら得点に直結する仕事ができる」という印象を見る者に強烈に残した。その底力を大一番で遺憾なく発揮し、日本をベスト4へと導くこと。それが背番号17に託されたタスクなのだ。
「やっぱり一発勝負なんで、中2日の疲労とかもあるとは思うんですけど、そういうのは言い訳にできない。つねに1試合1試合を大切に戦っていけたらいいかなというふうに思います」と日本を出発する前にも目をぎらつかせていた松木。ある意味、次のカタール戦は彼のサッカーキャリアを左右するビッグマッチになるかもしれない。
ここで今大会最強とも言われる敵を倒し、準決勝でイラクとベトナムの勝者を撃破できれば、彼は堂々とパリ五輪へ行くことができる。そうすれば、前々からの念願である海外移籍も実現できるだろうし、A代表へのステップアップ、9月からスタートする2026年北中米W杯アジア最終予選参戦も見えてくるはずだ。
近未来の森保ジャパンでボランチの座を争うと目される遠藤航(リバプール)、田中碧(デュッセルドルフ)らも五輪を足がかりに飛躍し、A代表、海外でのプレーを勝ち取っている。遠藤などはご存じの通り、30歳を過ぎてリバプールという名門クラブ行きを勝ち取り、主力級の地位まで上り詰めた。そう考えると、20歳の松木にはまだまだ無限のチャンスが広がっているが、1つ1つステージを上がっていかなければ、彼らに勝負を挑めない。だからこそ、カタールには絶対に勝たなければいけないのである。
今大会の大岩ジャパンは細谷真大(柏)、藤尾翔太(町田)、内野航太郎、佐藤といったFW陣にゴールが生まれていない。特にエース・細谷の不振は際立っている。彼らは彼らなりにゴールへの意欲を燃やし、感覚を研ぎ澄ませていくだろうが、松木はすでに16日の初戦・U-23中国戦で1点をマークしている。
ゆえに、彼がより高い位置でプレーした方が日本は得点に近づくはず。本人もバランスを見ながらプレーするだろうが、ここ一番の状況でが思い切って前に突っ込んでいってもいい。敵の意表を突く攻めが上がりで日本に足りないゴールをもたらすこと。それもこの男には大いに期待したい。
とにかく、日本最大の危機的状況を打開できるのは、強靭なメンタルと勝負強さのある人間だけ。今のチームでは松木をおいて他にいないと言っても過言でないくらい、彼はそういった部分で突き抜けている。そのストロングを出すべき時はまさに今しかない。
25日の大一番は背番号17の一挙手一投足から目が離せない。
もちろんグループA・2位のインドネシアも難敵は難敵だが、カタールの強さはA代表がアジア2連覇を達成した1〜2月のアジアカップでも実証済み。スタジアムの熱狂的サポーターも味方にして、彼らは凄まじい迫力で日本に向かって来るはずだ。
この関門を突破しなければ、8大会連続五輪出場権獲得の道は途絶えてしまう。日本サッカー界としてはそれだけは絶対に避けなければいけない。
年齢的には下から3番目だが、FC東京でキャプテンマークを巻き、年長の選手を激しく鼓舞する姿を見れば、チーム内の序列や20歳という若さは一切関係ない。崖っぷちに追い込まれた今、カタール相手に猛然と突き進めるのは、やはりこういう選手だろう。
改めて韓国戦を見ても、後半18分から藤田、佐藤恵允(ブレーメン)とともにピッチに立つや否やアグレッシブさと激しさを前面に押し出した。後半20分には相手選手2人に囲まれながらボールをキープし、そのまま抜け出して内野航太郎(筑波大学)の決定機を演出するスルーパスを供給。その直後にも左サイドを突破し、ゴール前の高井幸太(川崎フロンターレ)目がけて決定的なクロスを上げている。
これらのチャンスは惜しくも得点には至らなかったが、「松木なら得点に直結する仕事ができる」という印象を見る者に強烈に残した。その底力を大一番で遺憾なく発揮し、日本をベスト4へと導くこと。それが背番号17に託されたタスクなのだ。
「やっぱり一発勝負なんで、中2日の疲労とかもあるとは思うんですけど、そういうのは言い訳にできない。つねに1試合1試合を大切に戦っていけたらいいかなというふうに思います」と日本を出発する前にも目をぎらつかせていた松木。ある意味、次のカタール戦は彼のサッカーキャリアを左右するビッグマッチになるかもしれない。
ここで今大会最強とも言われる敵を倒し、準決勝でイラクとベトナムの勝者を撃破できれば、彼は堂々とパリ五輪へ行くことができる。そうすれば、前々からの念願である海外移籍も実現できるだろうし、A代表へのステップアップ、9月からスタートする2026年北中米W杯アジア最終予選参戦も見えてくるはずだ。
近未来の森保ジャパンでボランチの座を争うと目される遠藤航(リバプール)、田中碧(デュッセルドルフ)らも五輪を足がかりに飛躍し、A代表、海外でのプレーを勝ち取っている。遠藤などはご存じの通り、30歳を過ぎてリバプールという名門クラブ行きを勝ち取り、主力級の地位まで上り詰めた。そう考えると、20歳の松木にはまだまだ無限のチャンスが広がっているが、1つ1つステージを上がっていかなければ、彼らに勝負を挑めない。だからこそ、カタールには絶対に勝たなければいけないのである。
今大会の大岩ジャパンは細谷真大(柏)、藤尾翔太(町田)、内野航太郎、佐藤といったFW陣にゴールが生まれていない。特にエース・細谷の不振は際立っている。彼らは彼らなりにゴールへの意欲を燃やし、感覚を研ぎ澄ませていくだろうが、松木はすでに16日の初戦・U-23中国戦で1点をマークしている。
ゆえに、彼がより高い位置でプレーした方が日本は得点に近づくはず。本人もバランスを見ながらプレーするだろうが、ここ一番の状況でが思い切って前に突っ込んでいってもいい。敵の意表を突く攻めが上がりで日本に足りないゴールをもたらすこと。それもこの男には大いに期待したい。
とにかく、日本最大の危機的状況を打開できるのは、強靭なメンタルと勝負強さのある人間だけ。今のチームでは松木をおいて他にいないと言っても過言でないくらい、彼はそういった部分で突き抜けている。そのストロングを出すべき時はまさに今しかない。
25日の大一番は背番号17の一挙手一投足から目が離せない。
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松木玖生の最適なポジションは?/六川亨の日本サッカーの歩み
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U-23日本代表、パリ五輪直前に開催国フランスとの対戦決定! タレント軍団との戦いに大岩剛監督「非常に重要な機会になる」
日本サッカー協会(JFA)は16日、パリ・オリンピックに出場するU-23日本代表が、本大会直前にU-23フランス代表と対戦することを発表した。 AFC U23アジアカップで見事に優勝を果たした日本。8大会連続12回目のオリンピック出場を決めていた。 厳しい最終予選を突破した日本だが、パリ・オリンピック直前にフランスのトゥーロンで開催国であるフランスとの対戦が決定した。 試合は7月17日(水)の28時5分にキックオフ。テレビ放送に関しては現在調整中とのことだ。 U-23フランス代表には、パリ・サンジェルマン(PSG)のFWブラッドリー・バルコラやニースのMFケフラン・テュラム、ボルシアMGのMFクアディオ・マヌ・コネ、リヨンのFWラヤン・シェルキ、レアル・マドリーが獲得に動いているとされるリールのDFレニー・ヨロなど豊富なタレントが揃っており、優勝候補の一角でもある。 大岩剛監督は今回の対戦決定に対してJFAを通じてコメントしている。 「パリ・オリンピック2024開催国のU-23フランス代表との対戦は、我々がオリンピック本大会を勝ち上がるための試金石として非常に重要な機会になると考えています」 「また、本大会前最後の試合になるので、我々のグループがこれまで積み上げてきたものを最終確認しながら、本大会第1戦を良い形で迎えられるよう、目の前の一戦の勝敗にもこだわって臨みたいと思います。6月に予定しているU-23アメリカ代表戦を含めて、限られた時間の中で最大限の準備を進めていきます」 2024.05.16 18:58 Thu5
【J1ピックアッププレビュー】燃えたぎる同級生指揮官対決! “変化”がテーマの両者の行方は《磐田vs鹿島》
▽熱戦が続いたロシア・ワールドカップも閉幕。約2カ月にわたる中断期間が明け、明治安田生命J1リーグが再開する。第16節では、8位に位置するジュビロ磐田と11位に位置する鹿島アントラーズが対戦する。 <span style="font-weight:700;">◆かつてのナショナルダービー</span> ▽2連敗で中断期間に入った磐田は、川崎フロンターレからFW大久保嘉人を獲得。今節は出場資格がないものの、チームの攻撃陣には大きな刺激となったはずだ。 ▽対する鹿島は、中断前のベガルタ仙台戦で敗戦。流れを掴めないまま中断期間へと入った。さらに、ロシア・ワールドカップに日本代表として参加したDF植田直通がベルギーのセルクル・ブルージュに完全移籍。さらに、FWペドロ・ジュニオールが中国2部の武漢卓爾職業足球倶楽部へ期限付き移籍と戦力もダウンしている。後半戦を前に、どのようにチームを立て直したかに注目だ。 <span style="font-weight:700;">◆上昇気流に乗るため新システム導入</span>~ジュビロ磐田~ ▽中断期間前は開幕2連敗に始まり、なかなか波に乗れない展開が続いた磐田。名波監督は、約2カ月の中断期間を利用して新システムを取り入れた。 ▽これまでは[3-4-2-1]を採用。ケガ人の影響もありベストなシステムを組むことが難しい側面もあったが、[3-5-1-1]に取り組んできた。システムこそ変わっているが、ボールを奪い、早く攻める形は変わっていない。どのような変化を見せるのか、再開初戦に注目だ。 <span style="font-weight:700;">◆要を欠いて臨む再開初戦</span>~鹿島アントラーズ~ ▽対する鹿島は、前述の通り植田とペドロ・ジュニオールがチームを去った。さらに、日本代表として3試合ワールドカップのピッチに立ったDF昌子源が体調不良で練習をまともにできず、試合出場は難しそうだ。 ▽チームは、レジェンドでもあるジーコ氏をテクニカルディレクターとして招へいし、今後の強化は期待できるが、即効性はあまりないと考えられる。ベンチを温めていた選手たちの奮起が後半戦巻き返しのカギ。チーム力が問われる一戦となりそうだ。 <span style="font-weight:700;">【予想スタメン&フォーメーション】</span> <span style="font-weight:700;">◆ジュビロ磐田</span>[3-5-1-1]<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/preview20180717_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:カミンスキー DF:高橋祥平、大井健太郎、新里亮 MF:櫻内渚、宮崎智彦、小川大貴 MF:田口泰士、上原力也 MF:松浦拓弥 FW:川又堅碁 監督:名波浩 ▽前述の通り、磐田は新システムである[3-5-1-1]と予想。3バックは変更ないものの、アンカーにこれまで左サイドを務めていた宮崎智彦が入る。右ウイングバックには櫻内渚がそのまま入り、左ウイングバックには小川大貴と予想。田口泰士、上原力也が一列前に上がることとなる。1トップは川又堅碁だが、縦関係で松浦拓弥が控える。前からボールを奪い、早い攻撃を仕掛けられるかが注目だ。 <span style="font-weight:700;">◆鹿島アントラーズ</span>[4-4-2]<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/preview20180717_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK:クォン・スンテ DF:内田篤人、西大伍、犬飼智也、安西幸輝 MF:遠藤康、三竿健斗、永木亮太、安倍裕葵 FW:鈴木優磨、土居聖真 監督:大岩剛 ▽鹿島はシステム変更はなし。しかし、植田、昌子のCBコンビが欠場濃厚であり、天皇杯のFC町田ゼルビア戦同様に西大伍と犬飼智也がコンビを組むと見る。右には内田篤人、左には安西幸輝を起用。ダブルボランチは三竿健斗、永木亮太とみる。また、両サイドは右に遠藤康、左に安倍裕葵をおき、2トップは鈴木優磨と土居聖真と見る。 <span style="font-weight:700;">【注目選手】</span> <span style="font-weight:700;">◆MF田口泰士</span>(ジュビロ磐田)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/preview20180717_1_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)J.LEAGUE PHOTOS<hr></div>▽磐田の注目選手はMF田口泰士だ。新システムになり、ボランチから一列前に入ることが予想される。これまで以上にボール奪取が重要となるが、そこからの攻撃への切り替えが新システムのカギ。ポゼッションをしながら、いかに川又堅碁に良い形でボールを渡すかが重要となる。田口のゲームコントロールが磐田の勝敗のカギを握るだろう。 <span style="font-weight:700;">◆MF三竿健斗</span>(鹿島アントラーズ)<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/preview20180717_1_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽対する鹿島の注目選手は、同じ中盤のMF三竿健斗だ。最終候補まで残りながらも、悔しい日本代表落選を味わった三竿。ロシアの地で発揮できなかった対人守備の強さ、そして攻撃へのリンクマンとして機能できるかを見せつける時はきた。前線の4枚が攻撃に比重を置くためにも、三竿のバランス感覚が発揮されることがカギを握る。 <span style="font-weight:700;">◆燃えたぎるピッチサイドのバトル</span> ▽かつてはナショナルダービーと呼ばれた一戦だが、因縁はもう1つ。清水商業高校の同級生である名波浩監督と大岩剛監督の対決にも注目だ。 ▽指導歴では名波監督に分があるが、同級生の対決に負けたくないのは大岩監督も同じ。選手たちもそのことを理解しているだけに、ピッチ内にも指揮官同士のライバル意識が生まれるはずだ。 ▽決して良い状態で中断期間に入らなかった両チーム。ここから再び連戦が始まるだけに、良いスタートを切りたいところ。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのか。試合は18日(水)の19時にキックオフを迎える。 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews" terget="_blank">磐田vs鹿島をDAZNで観よう!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.07.18 07:30 WedU-23日本代表の人気記事ランキング
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今月16日、AFC U-23アジアカップ カタールの初戦、中国戦からパリ五輪出場権獲得のチャレンジが始まる。前回のコラムでも、DF陣の経験不足は否めないものの攻撃陣のタレントはバリエーションに富んでいて期待できるという原稿を書いた。そして先週と今週のJリーグを取材して、FC東京の松木玖生の新しい一面を見ることができて、その期待はさらに高まった。 松木といえば、青森山田高時代から、強靱なフィジカルと体幹の強さを生かした球際での勝負強さ、豊富な運動量と労を惜しまない献身的なプレーでチームに貢献してきたし、それはFC東京でも変わらない。そしてボランチのポジションから、時には意外性のある攻撃参加でゴールを決めたり、左足のロング、ミドルシュートで相手ゴールを脅かしたりしてきた。 そんな松木が、4月3日のJ1リーグ第6節の浦和戦では、荒木遼太郎と2トップに近い形で前線に起用された。すると、トップに張るのではなく変幻自在に左右に流れたり、落ちてきたりする荒木との絶妙のコンビネーションで攻撃陣をコントロール。とりわけ左サイドのFW俵積田晃太とSBバングーナガンデ佳史扶との相性は抜群で、意外性のあるパスで彼らの攻撃参加を引き出していた。 アウトサイドにかけたスペースへの絶妙なパスには「こんな技巧的なパスが出せるんだ」と感嘆してしまった。 試合は0-1とリードされた後半、左サイドで俵積田、佳史扶とつないだパスから荒木が同点弾。さらに松木のサイドチェンジを受けた俵積田のクロスをゴール前に走り込んだ松木がボレーで決めて逆転勝利を収めた。 そして4月7日の鹿島戦では、荒木がレンタル移籍のため起用できないものの、1トップに入った仲川輝人とトップ下の松木は好連係から難敵・鹿島に2-0の完勝を収めた。絶えずボールに触るわけではないが、効果的なサイドチェンジやスルーパスで味方を使う。これまでは、どちらかというと『使われる選手』と思っていたが、そのイメージは一新した。 先制点は左サイドからのふわりと浮かしたニアへのパスで仲川の今シーズン初ゴールを演出。そして後半アディショナルタイムにはMF原川力のヘッドによるインターセプトからのタテパスを簡単にさばいて2点目をお膳立てした。いずれも「肩の力の抜けた」ようなアシストに、松木の“変化"を感じずにはいられなかった。 彼をボランチからトップ下にコンバートし、前線には荒木を起用して松木の飛び出しを演出したピーター・クラモフスキー監督の采配は賞賛に値する。やっと1トップのドリブル突破任せのパターン化された攻撃スタイルから脱却できそうだ。 そんな松木を大岩剛監督はどのポジションで使うのか。攻守に効果的な選手だけに、使い出もあるだろうが、できれば攻撃的なポジションで使って欲しいところである。 2024.04.08 22:25 Mon2
20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri3
「ミスが結果に表れた」U-23日本代表はU-23マリ代表に力負け…パリ五輪最終予選前に不安な結果、大岩剛監督が語る課題は「迷いや躊躇が一番良くない」
U-23日本代表の大岩剛監督が、U-23マリ代表戦を終えて課題と反省を口にした。 パリ・オリンピックの最終予選を4月に控えるU-23日本代表。最後の調整となる2試合の初戦となった。 相手はすでにオリンピック出場を決めているマリ。しかし、試合は開始2分に平河悠(FC町田ゼルビア)がネットを揺らして幸先良く先制する。 このまま押し込んでいきたい日本だったが、ミスが散見され徐々にマリペースに。すると前半のうちに追いつかれ、後半も2失点。作ったチャンスを生かせずに失点を重ね、1-3で敗れた。 試合後、記者会見に臨んだ大岩監督は「前半と後半で我々の課題としてタフさ、このレベルでのミスが結果に表れたと思いますし、我々がしっかり改善しなければいけないです」とコメント。反省を口にした。 実力あるマリとの試合で改めて見つかったポイントについては「アフリカのチームとやると同じように間合いや身体能力、足の長さだったりがありますが、我々の選手たちも特に前半はそれに戸惑った選手が何人かいましたし、圧力に少し消極的になった選手もいました」と、想定した中でのアフリカ人特有の部分に戸惑いが見えたとコメント。「そういう部分は、このレベルであればしっかりと試合に入った瞬間に、間合いに対して距離を作らないといけないですし、経験を積むことによって、次対戦した時にはしっかりとボールを支配する、時間を支配する、スペースを支配する必要があると感じさせられました」と、この先に生かしてもらいたいとした。 パリ・オリンピック予選を兼ねたAFC U23アジアカップ2024で上位3カ国がパリ五輪の切符を獲得でき、4位チームはアフリカ勢とのプレーオフで決着する。そのためにも、今回の経験は大きなものになるはずだ。 大岩監督は「ある意味では評価できるところではありますし、ある意味では前半の我々が変化することによって、チームとしての時間を作らなければいけなかったと思います」とコメント。「ミスが1つの流れを変えてしまったり、ボールを1回後ろに下げるだけで相手の流れになってしまったり、試合の流れを選手たちが作ることができなかったので、今日感じたことを次の試合では出してもらいたいです」と、チーム全体として流れを引き込めない部分は課題だとした。 開始2分にはセットプレーの流れから先制点。「セットプレーについては得点に繋がっているところで評価しています」と語り、「得点以外のセットプレーでは優位性を示せていたと思います。次の試合に生かしていきたいです」と、よりチャンスにしていけると手応えを語った。 その上で25日にはU-23ウクライナ代表戦を控えるが、「今日の試合からメンバーが変わると思うので、我々が意図しているビルドアップ、守備の部分を明確にしてウクライナに向かって行くことで、新たな課題が見つかったり、最終予選の選考にも関わってくると思うので、もう1度今日の反省、課題を洗い出して選手に伝えることによって、明確にして試合に臨みたいです」と、残りの短い期間でも詰めていきたいとした。 そんな中、この試合ではビルドアップでもミスが目立った。「ビルドアップのルートは選手たちに伝えていますが、空いてる部分がどう見えているか、出し手と受けてがどう感じているか。良い場面とお互いが合っていない場面があった」と、課題が残ったとし、「その2人の関係だけではなく、レイオフ(くさびのパスをワンタッチで落とす)でしっかりとサポートできたのか、逆サイドへの展開が確保されていたのか、背後に走る選手がいたのか。しっかり確認した上でジャッジを評価したいと思います」とコメント。「後半やり方を少し変えたので上手く行ったというところは、当然ウクライナは分析してくると思うので、変化が起きた時に選手がどう判断するか。選手のジャッジも求めなければいけないと思います」とし、ピッチ上での選手たちの判断力を上げる必要があるとした。 また、今回はチームとしての経験が少ない選手も多く試合に出場した。大岩監督は「初めてのコンビというのはあると思いますが、ビルドアップがクローズアップされていますが、それ以外でも連携の部分でのノッキング、躊躇してしまう場面が見受けられました」と連係面に不安を見せてしまったと語り、「アクションを起こすことをもっともっと求めていきたいと思います。迷いとか躊躇というのが一番良くないと思うので、それはお互いがしっかりと自信を持って、目を合わせてビルドアップしたり、相手を崩したり、守備のトランジションの部分は、誰が入っても同じことができるように促していかなければいけないと思います」とコメント。一瞬の隙が命取りになる可能性もある中で、より迷いを生まずにプレーできるようにしていきたいとした。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】開始早々に先制も、マリに力の差を見せつけられ敗戦</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1VaKvSSw3tk";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.23 09:55 Sat4
【パリ行きの命運を託された23選手】頭脳とテクニックに優れた万能型CB、世代を代表する柱・鈴木海音
パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、鈴木海音にフォーカスする。 ■鈴木海音(DF/ジュビロ磐田) 静岡県出身の鈴木は中学生の時に磐田に加入。U-15、U-18とアカデミーで育ち、2020年4月にトップチーム昇格。プロ契約を結んだ。 U-15から世代別の日本代表を経験しているこの世代のエリート。2018年のAFC U-16選手権では見事優勝に貢献。2019年のU-17ワールドカップにも出場したが、チームはベスト16で敗退となった。 鈴木のプレースタイルの特長は、そのバランス感覚。ディフェンダーとしては堅実な守備を見せ、しっかりと安定感を与えるプレーが特徴。一方で、攻撃時には積極的に参加する他、キックの精度も高く、ロングフィードも得意とする。 182cmという飛び抜けて上背があるわけではないが、空中戦を得意としており、対人守備の能力も高い。テクニックと賢さ、そして強さを持ち合わせた万能型のCBと言って良い。 特に試合を読む力、戦術理解度が高く、攻守両面でプレー選択がしっかりとできるところが特徴。また、ポジショニングに長けているため、守備時には危険なゾーンをカバーし、攻撃時にはタイミングを間違えずに前線に上がる動きに加え、足元の技術とポジショニングはビルドアップをする際にも大きな力となる。もちろん一対一の守備も得意で、ボールを奪いにいく動きや、決定機の前に潰しに行くことも得意としている。 2022年には栃木SCへ育成型期限付き移籍を経験し、リーグ戦34試合に出場するなど、多くの試合経験を積んで帰還。2023年はJ2を戦うチームで22試合に出場し初ゴールも記録。チームのJ1昇格に寄与した。 守備陣の経験値に若干の不安を抱えるパリ五輪世代。アジアの戦いも経験しており、世代別の国際経験が豊富な鈴木。対戦相手の特徴に合わせ、試合展開を読んでプレーができる鈴木が守備陣を牽引していけるのか注目が集まる。 2024.04.15 11:00 Mon5
