【JFL第18節】J3参入目指す滋賀が監督交代から2連勝で光明! 都並浦安は9試合21ゴールの得点力で4連勝

2024.08.31 20:35 Sat
レイラック滋賀が2連勝、ブリオベッカ浦安は4連勝
レイラック滋賀が2連勝、ブリオベッカ浦安は4連勝
日本フットボールリーグ(JFL)が延期分を除いて約1カ月ぶりに再開。台風10号の影響により、31日は3試合が行われるにとどまった。もともと31日は6試合が開催予定も、[高知vsV大分]が翌9月1日に延期され、[マルヤスvs枚方]と[V三重vs栃木C]は今週中の開催を断念。

上位陣の試合はなく、中位から上位進出を目指すクラブ、また残留争いの渦中にいるクラブが各会場でしのぎを削った。
◇浦安 2-0 ソニー

開幕9試合でわずか1勝の最下位から一転、直近8試合6勝1分け1敗とイッキに降格圏を遠ざけた浦安。中断明け初戦はソニー仙台FCから今季初の無失点勝利となり、4連勝とした。
まずは11分、小島樹が敵陣でのボール奪取から前進し、ラストパスに飛び込んだFW峯勇斗のバースデーゴールで先制。クールな背番号「10」峯は39分にもPKを沈めて今季7得点だ。

浦安は暫定7位まで浮上。第10節から9試合で積み上げた勝ち点「22」は現在、首位高知および2位栃木Cと並ぶリーグ最多の数字であり、この間21ゴールと得点力が光る。

◇ミネベア 0-3 滋賀

24日(第15節延期分)の角田誠監督初陣で劇的勝利を収めた6位・レイラック滋賀は、15位・ミネベアミツミFCに3発快勝。2連勝とした。

45+6分に森本ヒマンの加入後2点目となるヘディング弾で先制し、56分にはタテへタテへの素早い展開から榎本大輝が追加点。69分に井出敬大のヘディング弾で勝負を決めた。

開幕から中位を彷徨う滋賀だが、監督交代でひとつ方向性が見えてきた格好か。2連勝はいずれも下位相手の無失点。ホームで迎える次節・高知戦が大変重要な90分間となりそうだ。

◇新宿 0-1 Honda

クリアソン新宿は23日のV三重戦(第17節再開試合)で逆転負けを喫し、単独最下位に。リーグ最少得点&リーグ最多失点というなか、この日もHonda FC相手に劣勢を強いられる。

前半を無失点で凌ぎ、後半頭は立て続けに決定機を作られ、相手の枠外シュートで難を逃れる格好に。次第に一進一退の攻防へ持ち込むが、互いに決め手を欠いてスコアが動かない。

迎えた後半アディショナルタイム、Hondaが波状攻撃を展開し、90+1分にショートコーナーから庄司夢ノ介がヘディング弾。86分に途中出場したばかりのFWが均衡を破る。

これが劇的決勝点となり、新宿は0-1敗戦。最下位脱出ならずの8試合未勝利となった。対する昨季王者Hondaは5試合ぶりの勝ち点3。滋賀に次ぐ暫定5位とした。

◆第18節
▽8月31日(土)
ブリオベッカ浦安 2-0 ソニー仙台FC
ミネベアミツミFC 0-3 レイラック滋賀
クリアソン新宿 0-1 Honda FC
ヴィアティン三重 [中止] 栃木シティ
FCマルヤス岡崎 [中止] FCティアモ枚方

▽9月1日(日)
高知ユナイテッドSC vs ヴェルスパ大分
ラインメール青森 vs 横河武蔵野FC
アトレチコ鈴鹿 [中止] 沖縄SV

◆暫定順位表
1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点43 | +20
2位 栃木シティ | 勝ち点33 | +10
3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点30 | +7
4位 レイラック滋賀 | 勝ち点28 | +10
5位 Honda FC | 勝ち点27 | +5
6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点27 | +1
7位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点26 | +5
8位 FCティアモ枚方 | 勝ち点26 | +1
9位 ラインメール青森 | 勝ち点25 | +5
10位 沖縄SV | 勝ち点23 | +1
11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点21 | +1
12位 ソニー仙台FC | 勝ち点21 | -5
13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点18 | -4
14位 横河武蔵野FC | 勝ち点13 | -14
15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点12 | -20
16位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -23

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日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が31日、角田誠氏(41)の新監督就任を発表した。 角田氏はJリーグで長らく活躍。京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)や名古屋グランパス、ベガルタ仙台、川崎フロンターレ等でプレーし、J1リーグ通算345試合出場を誇る。 現役最後は関西1部のポルベニル飛鳥(現:飛鳥FC)に所属し、指導者キャリアも飛鳥でスタート。その後古巣仙台に戻り、トップチームや下部組織のコーチを今月まで務めた。 また、JFLで指揮可能な日本サッカー協会・公認A級コーチジェネラルを保有しており、この度JFL滋賀を率いることに。歴戦の雄が監督業をスタートさせる。 滋賀はJリーグ参入を目指し「2025シーズンJ3クラブライセンス」を申請中も、今季開幕から低空飛行が続き、菊池利三監督を解任。先日には代表取締役社長の交代も発表されている。 角田新監督は仙台と滋賀、両クラブの公式サイトを通じ、コメントを発表している。 ◆ベガルタ仙台 「このたびは、シーズン中にもかかわらず、レイラック滋賀のオファーを承諾していだだき、ベガルタ仙台に心より感謝しております」 「このクラブには選手時代の4年間、指導者として8年ぶりに戻ってきて、トップチームで1年、アカデミーで1年半お世話になりました。アカデミー生がプロ選手を目指す姿を見る毎日が楽しくて、アカデミー指導の楽しみも感じていたところ心半ばではありますが、自分自身がもっと成長したいと思い、今回はレイラック滋賀の監督のオファーを受けることにしました」 「私の願いは、アカデミーから一人でも多くの選手が、ベガルタ仙台トップチームで活躍する姿を見せてくれることで、今から楽しみです。アカデミー生のサッカーにかける情熱が、プロサッカー選手になるという結果につながり、日本で、そして世界で活躍することを心から願っております」 「最後になりましたが、トップチームはJ1昇格のミッションを必ず達成してくると信じております」 「来年はJ1で躍動しているベガルタ仙台が見られることを楽しみにしつつ、これから携わるレイラック滋賀がいつの日か同じ舞台に立てるよう、私自身も日々努力し続けます。ベガルタ仙台に関わるみなさま本当ありがとうございました」 ◆レイラック滋賀 「この度、レイラック滋賀FCの監督に就任することになりました、角田誠です」 「『滋賀県に初のJリーグクラブを誕生させる』という大きな夢を実現するために、与えられたミッションを全力で取り組んで参ります」 「この夢の実現には、レイラック滋賀FCに関わる全ての方々のパワーと後押しが必要不可欠です。力を合わせて残り14試合、共に戦いましょう。皆様のさらなる熱い応援を何卒よろしくお願い致します」 2024.07.31 14:26 Wed
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【JFL第21節】“2位以内”確保へ瀬戸際のレイラック滋賀が浦安に3発快勝 次節はヴェルスパ大分との敵地大一番に

23日、日本フットボールリーグ(JFL)第21節のレイラック滋賀vsブリオベッカ浦安が行われ、ホームの滋賀が3-0と快勝。希望を繋いだ。 暫定8位のレイラック滋賀は、昨オフ大型補強の反動でチーム構築に時間を要したか、前半戦からうだつの上がらない戦いが続き、監督交代も経ていよいよ瀬戸際。現状「2位以内(※)」の確保も難しくなっていると言わざるを得ない。 (※)J3入会へ成績面での最低ライン。2025シーズンJ3クラブライセンスの取得を前提とした場合、優勝なら自動昇格、2位なら入替戦へ 前節はクリアソン新宿に敗れたなか、今節ホームでブリオベッカ浦安と。もはや勝ち点「3」以外は負けに等しいなか39分、中央突破で浦安を綺麗に崩し、最後はMF五十嵐理人。GKをかわして先制点となる右足シュートを流し込む。 続けて43分、浦安最終ラインのDF藤森隆汰に、元浦安のFW菊島卓がプレッシャーをかけてボール奪取。最後は初先発の大卒ルーキーFW奥田陽琉がGKとの一対一を制して追加点に。“後半型”の滋賀が前半で2点リードとする。 ゲームテンポが上がった後半も63分、左CKのこぼれを拾ったMF海口彦太がボックス外から右足ミドルをズドン。浦安の反撃をファウルで止めるシーンが多かったのは気がかりだが、それだけ球際の意識も強かったということか。 何はともあれ、滋賀は2位以内確保へ意地の3-0快勝。比較的苦手としている印象のvs関東勢で勝ち点「3」を積み上げ、次節はアウェイでヴェルスパ大分と。滋賀とV大分…敗れたほうはおそらく、J3昇格争いから脱落する。 レイラック滋賀 3-0 ブリオベッカ浦安 【滋賀】 五十嵐理人(前39) 奥田陽琉(前43) 海口彦太(後18) ◆第21節 ▽9月23日(月・祝) レイラック滋賀 3-0 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 [15:00] 横河武蔵野FC ▽9月21日(土) FCティアモ枚方 0-0 クリアソン新宿 ミネベアミツミFC 0-1 高知ユナイテッドSC Honda FC 3-0 ヴィアティン三重 栃木シティ 3-0 FCマルヤス岡崎 ▽9月22日(日) ソニー仙台FC 1-2 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 2-2 沖縄SV ◆暫定順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点40 | +15 3位 ラインメール青森 | 勝ち点33 | +9 4位 Honda FC | 勝ち点33 | +8 5位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点33 | +2 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点32 | +12 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点31 | +2 8位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点30 | +3 9位 FCティアモ枚方 | 勝ち点28 | -2 10位 沖縄SV | 勝ち点27 | +1 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点25 | +3 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点22 | -6 13位 ソニー仙台FC | 勝ち点22 | -7 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点16 | -22 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点15 | -19 16位 横河武蔵野FC | 勝ち点14 | -19 2024.09.23 15:04 Mon

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