峯勇斗 Hayato MINE

ポジション MF
国籍 日本
生年月日 1992年08月31日(31歳)
利き足
身長 184cm
体重 70kg
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首位Hondaが7連勝で覇権奪還へ前進! “J3ライセンス組”高知は痛恨の逆転負け、都並浦安の安定感【JFL第19節】

2〜3日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第19節の7試合が各地で行われた。 ◆“覇権奪還へ視界良好” Honda FC 8月が中断期間となっていた今季のJFL。6連勝で再開初戦を迎えた首位・Honda FCはアウェイで13位・東京武蔵野ユナイテッドと対戦し、0-1の勝利に。開始3分、FW児玉怜音が左サイドからふわりとしたクロスを上げると、MF松本和樹が頭で合わせてネットを揺らした。 開始早々の1点を守り抜いたHondaは破竹の7連勝。今節試合がなかった2位・ソニー仙台FCとの勝ち点差を暫定的ながらも「7」まで広げることに成功した。“Jへの門番”として名高い国内最強の企業クラブはまた一歩、2019年以来4年ぶりとなるリーグ制覇に前進した。 ◆“天皇杯では快進撃も…” 高知ユナイテッドSC “J3ライセンス組”の一角である11位・高知ユナイテッドSCはアウェイで10位・FCティアモ枚方と対戦。開始6分、FW小林心が左サイドからのクロスに頭で合わせて幸先よく先制する。天皇杯2回戦でガンバ大阪からゴールを叩き込んだ22歳は今季のJFLで3得点目となった。 しかし、なかなか追加点を奪えず、迎えた43分に追いつかれると、64分にはFW加倉広海にヘディング弾を叩き込まれ、追いかける展開に。前節までの16試合で15ゴールと得点力に課題がある高知は後半のシュートがわずか「1」本。反撃に力はなく、1-2で痛恨の逆転負けを喫している。 ◆“2位浮上ならず” ラインメール青森 J3ライセンス組で最上位の3位・ラインメール青森はアウェイで5位・FCマルヤス岡崎と対戦。勝利すれば暫定ながらも2位浮上となる重要な再開初戦だったが、拮抗した90分間でゴールは奪えず、0-0のドロー決着。勝ち点1の積み上げに留まり、順位も3位のままとなっている。 ◆“J3ライセンス組で唯一勝利” ヴェルスパ大分 対し、7位・ヴェルスパ大分はアウェイで12位・鈴鹿ポイントゲッターズを撃破。19分、“脱サラJリーガー”として知られ、ファジアーノ岡山から期限付き移籍中のDF杉山耕二がFKに頭で合わせて先制点をゲットすると、この1点で0-1と勝利した。順位も青森と勝ち点1差の5位に浮上している。 ◆“都並政権5年目の安定感” ブリオベッカ浦安 昇格組ながらも4連勝中の8位・ブリオベッカ浦安はホームで6位・レイラック滋賀FCと対戦。11分、中断期間中に枚方から滋賀へ完全移籍したFW大垣勇樹に強烈な右足ボレーを叩き込まれ、前半を1点ビハインドで終える。 それでも63分、第13〜17節にかけて5試合連続ゴールのFW峯勇斗がヘディング弾を叩き込んで同点に。その後は両チームとも疲労の色が隠せず、1-1のドロー。浦安の連勝は4でストップしたが、開幕9試合未勝利から一転して直近9試合無敗と、都並敏史監督率いるチームは抜群の安定感を手に入れている。 ◆“最下位脱出の糸口見えず” 沖縄SV その一方、もう1つの昇格組である沖縄SVは窮地。9試合未勝利で最下位が定位置となってしまった沖縄は先月31日、代表取締役兼監督兼選手のFW高原直泰(43)が今季限りで現役を退くと発表。再開初戦は14位・ミネベアミツミFCとのアウェイゲームとなり、高原もスタメンに名を連ねた。 なんとか浮上のキッカケを掴みたいところだったが、開始4分にいきなり被弾すると、18分には早くも追加点を献上。高原は後半から指揮に専念するも、前節までの17試合でたった「7」得点のチームは最後まで1点が遠く、0-2の敗戦に。前半のシュートは4本、巻き返しを図った後半も2本に終わった。 今季の最下位は地域リーグへの自動降格とならないことが幸いだが、沖縄は残り10試合で14位・武蔵野と勝ち点「10」差。最下位脱出の糸口は見えず、全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)2位との入替戦行き、そして1年での九州リーグ降格を覚悟する時期に突入している。 ◆第19節 ▽9月2日(土) FCティアモ枚方 2-1 高知ユナイテッドSC FCマルヤス岡崎 0-0 ラインメール青森 東京武蔵野ユナイテッドFC 0-1 Honda FC ヴィアティン三重 1-1 クリアソン新宿 ▽9月3日(日) 鈴鹿ポイントゲッターズ 0-1 ヴェルスパ大分 ミネベアミツミFC 2-0 沖縄SV ブリオベッカ浦安 1-1 レイラック滋賀FC ※今節試合なし ソニー仙台FC ◆順位表 [勝ち点(第19節終了時点)] 1.Honda 36pt 2.ソニー 29pt 3.青森 28pt 4.新宿 28pt 5.V大分 27pt 6.マルヤス 25pt 7.滋賀 25pt 8.枚方 25pt 9.浦安 24pt 10.V三重 23pt 11.高知 21pt 12.ミネベアミツミ 21pt 13.鈴鹿 20pt 14.武蔵野 19pt 15.沖縄 9pt 2023.09.04 14:30 Mon

JFL再開目前! “Jへの門番”HondaがJ3ライセンス組の野望阻む? 沖縄SVは窮地…滋賀が大量9人を補強【JFLプレビュー】

8月が中断期間となっている2023シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)。9月2日〜3日の第19節から再開される。 今季のJFLはFC神楽しまねのリーグ脱退が開幕直前に決定したため、従来の16チームではなく15チーム編成。中断期間に突入した段階で首位に立つのは“Jへの門番”として名高いHonda FCだ。 ◆“覇権奪還へ!” 首位「Honda FC」 1999年に現行のJFLとなって以来、最多9回の優勝を誇るHonda。しかし、ここ数年は栗本広輝(現・大宮アルディージャ)らを擁して前人未到の4連覇を成し遂げたころの力強さが鳴りを潜め、2019年を最後にリーグ優勝から遠ざかっている。 今季もスロースタートの印象が否めなかったが、6月25日の第13節でクリアソン新宿を3-0と撃破してからギアが上がり、中断期間までに破竹の6連勝。残り11試合で2位・ソニー仙台FCとの勝ち点差は「4」とさほど開いていないが、中断前の戦いを継続できれば、4年ぶりの覇権奪還は固いだろう。 また、Hondaの再開初戦はアウェイでの13位・東京武蔵野ユナイテッドFC戦。下位に沈む相手からしっかり白星をもぎ取れれば、中断前の勢いを継続することもできるはずだ。2021シーズンのJFL得点王であるFW岡﨑優希(25)は現在、得点ランキング2位タイの8ゴール。さらなるゴール量産に期待したい。 ◆“1年での降格は避けたい” 最下位「沖縄SV」 心配なのは最下位に沈む沖縄SVだ。元日本代表FW高原直泰(43)が2015年に立ち上げ、オーナーとなり、監督を務め、自ら背番号10を背負ってピッチにも立つなか、昨年11月の全国地域チャンピオンズリーグ(地域CL)で準優勝し、2016年の沖縄県3部リーグ参入から7年でJFLまで辿り着いた。 チームの看板はもちろん高原だが、DF岡根直哉(35)やDF安在和樹(29)といった複数のJ経験者も所属。しかし、第18節を終えて2勝3分け12敗。14位・ミネベアミツミFCとの勝ち点差だけで「9」がつき、このままだと今年の地域CL準優勝チームとの入替戦(※)へ進むことに。そうなると、1年での九州リーグ降格という最悪の結末もあり得るかもしれない。 (※)今季のJFLは、最下位は地域リーグへの自動降格とはならず、地域CL2位との入替戦という変則レギュレーション 今夏はJ2のFC町田ゼルビアからMF樋口堅(20)を育成型期限付き移籍で獲得。17試合でわずか「6」ゴールという深刻な得点力不足に悩まされ、9試合白星から遠ざかる沖縄だが、残り11試合で最下位を抜け出し、入替戦を回避できるだろうか。再開初戦はミネベアミツミとアウェイで対戦する。 ◆“魅惑の攻撃陣” 8位「ブリオベッカ浦安」 都並敏史監督率いるブリオベッカ浦安は4連勝で中断期間に突入。沖縄とともに今季から2度目のJFL昇格を果たしたなか、開幕9試合未勝利と苦しむも、徐々にチーム全体がJFLに適応し、気づけば4連勝とともに8試合無敗に。順位も最下位から8位まで上昇した。 好調を支えるのはブラウブリッツ秋田などでも活躍し、第13~17節にかけて5試合連続ゴールをマークしたFW峯勇斗(30)。また、背番号「2」を背負う快足アタッカーMF村越健太(26)が崩しの切り札を担い、中盤ではMF伊藤純也(25)が長短のパスを散らして攻撃にリズムを与える。 さらに元FC東京のFW林容平(34)や、市立船橋高校時代に杉岡大暉(湘南ベルマーレ)らとともにインターハイを制した経験を持つ身長187cmFW村上弘有(25)など、興味を惹く経歴を持つFWも複数所属。昇格組ながらもリーグ5位の「23」ゴールを誇る攻撃陣がさらなる浮上のカギを握るだろう。再開初戦は6位・レイラック滋賀FCをホームに迎え撃つ。 ◆“県勢初のJリーグへ!” 6位「レイラック滋賀FC」 その滋賀は今夏、新戦力として9人を補強。FCティアモ枚方からFW大垣勇樹(23)とMF薬真寺孝弥(24)を完全移籍で獲得し、Jリーグからは栃木SCのDF面矢行斗(24)やV・ファーレン長崎のMF五月田星矢(21)など大量7人を期限付き移籍で獲得した。 滋賀に2023シーズンJ3クラブライセンスは交付されていないものの、先月21日には「滋賀にJリーグを」と銘打った署名活動を開始。長年「MIOびわこ滋賀」として親しまれた滋賀は、今季からのチーム名称変更に署名活動開始、さらに大型補強と、一歩ずつ県勢初のJリーグ参入に向けた動きを強めている。 ◆“外国籍FW2人が加入” 3位「ラインメール青森」 一方で、2023シーズンJ3クラブライセンスを交付されている4チームに目を向けると「J3への自動昇格、もしくはJ3との入替戦への進出」となる2位以内に最も近いのは3位・ラインメール青森。柴田峡監督率いるチームはリーグ最少タイの「12」失点と堅守が光る一方、17試合で17ゴールと得点力は高くない。 それでも中断直前に身長193cmのコスタリカ人FWクルーニー(28)、元栃木SCのブラジル人FWヴィニシウス(27)を相次いで獲得と、FW船山貴之(36)のけん引する攻撃陣に助っ人がやってきた。2位ソニーとの勝ち点差は「2」。2位以内でフィニッシュする可能性は十分にあるだろう。 また、ヴェルスパ大分は7位、ヴィアティン三重は9位、高知ユナイテッドSCは11位となっている。順位上は3チームとも中位・下位だが、ここまで沖縄以外の14チームは混戦状態が続いており、毎節のように順位が入れ替わる。2位以内の確保を諦めるにはまだ早い。 青森、V大分、V三重、高知。彼らは2位ソニー、そして国内最強の企業クラブであるHondaの壁を越えられるだろうか。 ◆J3とJFL、今季の入れ替えは? なお、HondaのようにJ3ライセンスを持たないチームで2位以内が占められた場合は、J3とJFLの間でチームの入れ替えは行われないということになる。 ◆順位表 [勝ち点(第18節終了時点)] 1.Honda 33pt 2.ソニー 29pt 3.青森 27pt 4.新宿 27pt 5.マルヤス 24pt 6.滋賀 24pt 7.V大分 24pt 8.浦安 23pt 9.V三重 22pt 10.枚方 22pt 11.高知 21pt 12.鈴鹿 20pt 13.武蔵野 19pt 14.ミネベアミツミ 18pt 15.沖縄 9pt ◆第19節 ▽9月2日(土) [14:30] FCティアモ枚方 vs 高知ユナイテッドSC [15:00] FCマルヤス岡崎 vs ラインメール青森 [18:00] 東京武蔵野ユナイテッドFC vs Honda FC ヴィアティン三重 vs クリアソン新宿 ▽9月3日(日) [13:00] 鈴鹿ポイントゲッターズ vs ヴェルスパ大分 [15:00] ミネベアミツミFC vs 沖縄SV ブリオベッカ浦安 vs レイラック滋賀FC ※今節試合なし ソニー仙台FC 2023.08.24 20:38 Thu

高知は天皇杯16強もJFLで13位転落…Hondaが5連勝で首位堅持、都並敏史率いる浦安も鈴鹿撃破で3連勝【JFL第17節】

22〜23日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第17節の7試合が各地で行われた。 天皇杯2回戦でガンバ大阪、3回戦で横浜FCと立て続けにJ1勢を撃破した高知ユナイテッドSC。持ち前の堅守速攻でジャイアントキリングを成し遂げた格好だが、JFLでは前節までの14試合で「13」ゴールと得点力不足に悩まされている。 7位・ラインメール青森の本拠地へと乗り込んだ今節は26分に被弾。ロングスローを頭で繋がれると、ゴール正面へと走り込んだ青森DF岸田翔平のマークを外してしまい、右足ダイレクトで豪快にネットを揺らされる。 攻撃でも最後まで1点が遠く、0-1の敗戦に。順位は11位から13位に転落し、FCマルヤス岡崎との次節に向けて弾みをつけられず。得点力不足が顕著な高知だが、来月2日には天皇杯ラウンド16で川崎フロンターレと激突する。 首位・Honda FCは破竹の5連勝。ホームに3位・レイラック滋賀を迎え撃つと、0-0で迎えた59分、シュートコースが空いたと見るや否やDF岸田悠佑がボックス外から左足を一閃する。シュートは枠を捉えずもDFに当たってネットへ吸い込まれた。 追加点こそ生まれずも、岸田の1点を守り抜いて1-0で勝利し、今節ドローに終わった2位・ソニー仙台FCとの勝ち点差を「4」まで広げることに成功。Hondaは4年ぶりとなるリーグタイトル奪還に向けて視界良好だ。 都並敏史監督率いる13位・ブリオベッカ浦安が絶好調だ。10位・鈴鹿ポイントゲッターズと敵地で対戦した今節は、青森からの期限付き移籍で1年半ぶりに帰還したMF小島樹がいきなり先発。その小島が先制点をお膳立てする。 17分、小島の浮き玉パスに抜け出したFW井上翔太郎が胸トラップで前を向き、ゴール前から強烈な右足ボレーを叩き込む。67分にはGK本吉勇貴のパントキックを井上が頭で繋ぎ、FW峯勇斗が相手GKと一対一に。峯は飛び出したGKの頭上を越えるループシュートを流し込み、5試合連続ゴールとなった。 試合終盤には鈴鹿に1点を返されるも、2-1で逃げ切って3連勝に。開幕9試合未勝利と苦しんだ昇格組浦安だが、これで6試合無敗となり、順位も10位まで浮上。関東サッカーリーグ1部時代にリーグ最強ドリブラーとして名を馳せた小島も復帰早々に結果を残した格好だ。 第17節を終え、首位は勝ち点「30」のHonda、2位に「26」のソニー、3位にクリアソン新宿が同勝ち点で並ぶ。序盤戦から混戦模様を呈した今季のJFLだが、5連勝のHondaがここに来て優勝争いを一歩リードする形となった。 また、2023シーズンJ3クラブライセンスを交付されているチームに目を向けると、青森が5位、ヴィアティン三重は7位、ヴェルスパ大分は9位、高知は前述の通り13位となっている。 ◆第17節 ▽7月22日(土) 東京武蔵野ユナイテッドFC 1-1 ミネベアミツミFC ヴェルスパ大分 0-0 ソニー仙台FC Honda FC 1-0 レイラック滋賀 ヴィアティン三重 1-1 FCマルヤス岡崎 ▽7月23日(日) ラインメール青森 1-0 高知ユナイテッドSC 鈴鹿ポイントゲッターズ 1-2 ブリオベッカ浦安 クリアソン新宿 1-0 沖縄SV ※今節試合なし FCティアモ枚方 2023.07.23 19:56 Sun

対照的なJFL昇格組2チーム…浦安が2連勝で6戦無敗、沖縄SVは5失点惨敗で7戦未勝利に【JFL第16節】

15〜17日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第16節の7試合が各地で行われた。 開幕9試合未勝利から一転、直近5試合で3勝2分けとJFLの舞台に馴染んできた昇格組の13位・ブリオベッカ浦安。ホームに12位・東京武蔵野ユナイテッドFCを迎え撃った今節も勝ち点3を積み上げ、これで2連勝とした。 14分にFW峯勇斗の4試合連続ゴールとなるヘディング弾で先制すると、その後は武蔵野に押し込まれる時間帯が長引き、後半立ち上がりにネットを揺らされるシーンも。それでも、オフサイドの判定が下され、急死に一生を得た格好となった。 すると、試合終盤の86分、浦安はDF小泉隆斗が速攻からGKとの一対一という絶好機を迎え、ボックス内まで侵入したところで並走してきたMF村越健太へラストパス。村越がこれを冷静に流し込み、2-0で勝利した浦安は6試合無敗としている。 3連勝中の首位・Honda FCはアウェイで高原直泰選手兼任監督率いる最下位・沖縄SVを一蹴。7分にMF佐々木俊輝がボックス外から右足ミドルを突き刺すと、13分にはDF鈴木雄也の巧みなヘディング弾で追加点。37分にもFW川畑隼人がゴールを決め、前半だけで3点のリードを奪う。 後半も立ち上がりからアクセル全開。50分、沖縄DFがGKへのバックパスを空振ると、このボールをかっさらったのは2021シーズンのJFL得点王・FW岡﨑優希。猛スピードでゴール前まで直進し、最後はGKとの一対一を沈めた。岡﨑が65分にもゴールを決めたHondaは5-0の圧勝となった。 一方で、敗れた沖縄は7試合未勝利に。15試合でリーグ最多の「24」失点を喫している一方、得点数もリーグ最少のわずか「6」。高原を筆頭にDF安在和樹やDF岡根直哉など多くのJリーグ経験者が揃うスカッドだが、同じ昇格組の浦安に比べると、チーム全体がJFLという土俵に乗り切れていない感が拭えない。 三重県勢初のJリーグ参入を目指す6位・ヴィアティン三重。首位浮上のチャンスもあった前節は浦安に悔しい逆転負けを喫しており、アウェイで14位・ミネベアミツミFCと対戦する今節は是が非でも勝ち点3を積み上げておきたいところだった。 しかし、37分にセットプレーからMF杉田達哉にヘディング弾を叩き込まれると、41分には早くも追加点を献上し、前半で2点ビハインドに。試合終盤の82分、左CKに頭で合わせたDF谷奥健四郎のゴールでようやく1点を返すも、反撃はこの1点どまり。V三重は1-2で敗れ、2連敗となった。 第16節を終え、首位は勝ち点「27」のHonda、2位は「25」のソニー仙台FCと、企業クラブの2強がJリーグ参入を目指す他クラブの前に立ちはだかる。それでも、15チーム中14位のミネベアミツミは勝ち点「17」と、今シーズンのJFLは近年稀に見る混戦状態が続いている格好だ。 また、今節は13位浦安、14位ミネベアミツミが揃って勝利し、勝ち点は両者とも「17」。一方で最下位の沖縄は「9」のままとなっており、だんだん差が開いてきている。 ◆第16節 ▽7月15日 ラインメール青森 1-1 クリアソン新宿 ブリオベッカ浦安 2-0 東京武蔵野ユナイテッドFC ▽7月16日 ミネベアミツミFC 2-1 ヴィアティン三重 ソニー仙台FC 1-1 鈴鹿ポイントゲッターズ レイラック滋賀 1-1 ヴェルスパ大分 沖縄SV 0-5 Honda FC ▽7月17日 FCマルヤス岡崎 1-1 FCティアモ枚方 ※今節試合なし 高知ユナイテッドSC 2023.07.18 14:20 Tue

昨季最下位の滋賀、5戦ぶり白星で首位浮上! 沖縄SVは43歳高原直泰がJFL初ゴールも…【JFL第14節】

1〜2日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の7試合が各地で行われた。 2位・ソニー仙台FCをホームに迎え撃った7位・ヴィアティン三重。9分、MF寺尾憲祐が後方からの浮き玉にうまく合わせてボレーシュートを放つと、ソニーのGK佐川雅寛がキャッチし損ね、こぼれ球に自ら詰めて先制する。 44分には敵陣深い位置でソニーのビルドアップを刈り取り、最後はFW川中健太が押し込んで追加点。試合終盤の87分に1点を返されたが、これ以上の反撃は許さず、2-1の勝利となった。V三重が5位に浮上した一方、ソニーは6位に後退している。 クリアソン新宿に代わって首位に浮上したのは3位・レイラック滋賀。昨シーズンは屈辱の最下位に終わった滋賀だが、4試合白星なしで迎えた今節はアウェイで8位・東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦し、ゴールラッシュで勝利を飾った。 16分に元名古屋グランパスのFW榎本大輝が先制点を決めると、その後もPKで2点を追加し、前半を1-3とリードする。66分には日本人離れした驚異的なロングスローで知られるFW菊島卓が勝敗を決する4点目を決め、最終スコアは2-4に。今節試合のなかった新宿を勝ち点「1」差で上回り、首位に浮上した。 開幕9試合未勝利ながらも直近3試合で2勝1分けと、急速にJFL仕様のチームを築く昇格組の14位・ブリオベッカ浦安。今節は二川孝広監督率いる9位・FCティアモ枚方とアウェイで対戦し、0-0で迎えた48分にFW峯勇斗の一撃で先制する。 追加点がとれれば理想的だったが、その後は押し込まれる時間が長引き、試合終盤の84分にとうとう被弾。1-1のドロー決着となった。浦安は先制後に失点して勝ち点を落とした試合が今シーズン「6」試合目。ゲームコントロール、守備でのマーキングの緩さが大きな課題となっている。 浦安と同じく昇格組の最下位・沖縄SVは43歳の選手兼任監督・FW高原直泰がJFL初ゴール。アウェイで12位・鈴鹿ポイントゲッターズと対戦した今節、高原は1点ビハインドで迎えた38分、MF冨久田和真からの折り返しに左足ダイレクトで合わせてネットを揺らした。 しかし、前節までの12試合でわずか「5」ゴールと得点力不足があまりに深刻な沖縄は次の1点が奪えず。1-1のドロー決着でなんとか勝ち点1は拾えたが、これで5試合未勝利となった。 第14節を終え、首位に勝ち点「23」の滋賀、2位がFCマルヤス岡崎、3位が新宿、4位がHonda FCという上位陣だが、7位のラインメール青森は「20」という団子状態。次節からいよいよ後半戦に突入するというなか、優勝争いが全く読めない状況だ。 ◆第14節 ▽7月1日(土) 東京武蔵野ユナイテッドFC 2-4 レイラック滋賀 ヴィアティン三重 2-1 ソニー仙台FC Honda FC 1-0 高知ユナイテッドSC ヴェルスパ大分 0-0 ラインメール青森 ▽7月2日(日) FCティアモ枚方 1-1 ブリオベッカ浦安 FCマルヤス岡崎 3-2 ミネベアミツミFC 鈴鹿ポイントゲッターズ 1-1 沖縄SV ※試合なし クリアソン新宿 2023.07.02 17:45 Sun

4.9国立決戦控える浦安と新宿、どちらも白星で弾みつけられず…沖縄SVが記念すべきJFL初勝利!【JFL第4節】

日本フットボールリーグ(JFL)第4節の7試合が1日から2日にかけて各地で行われた。 都並敏史監督率いるブリオベッカ浦安は6年ぶりとなるJFLの舞台で開幕3試合を1分け2敗と未勝利。今季初白星を挙げたいところだが、ホームで迎える今節はJFL優勝9回を誇る名門Honda FCとの対戦になった。 それでも、前半を0-0で凌ぎ切ると、後半開始早々の48分にMF村越健太がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。背番号10を背負うキッカーのFW峯勇斗が冷静に沈めて先制点をマークする。 このまま逃げ切れれば、9日に国立競技場で行われるクリアソン新宿との第5節に弾みをつけられたが、試合終盤の88分にFW岡﨑優希のゴールで追いつかれ、1-1のドロー決着。今季初勝利、そしてJFL6年ぶりの勝利はまたもお預けとなり、最下位に転落した。 一方、新宿もホームに浦安を迎え撃つ国立決戦に向けて弾みをつけられず。アウェイで首位を走るソニー仙台FCとの対戦になった今節、33分に先制点を許したなか、必死にゴールをこじ開けようと奮闘したが、最後まで1点が遠く0-1で黒星に。前節に続く2連敗となった。 二川孝広監督率いるFCティアモ枚方はホームで東京武蔵野ユナイテッドFCと対戦。34分、41分と元鹿児島ユナイテッドFCのFW島津頼盛が立て続けに2点を叩き込み、2点リードで前半を終える。 後半も64分、69分にMF芹澤隼輝、DF生駒稀生がネットを揺らして大量4得点。武蔵野は71分にDF谷本竜一が1点を返したが、それ以上の反撃は叶わず。4-1で勝利した枚方が開幕3連勝(第2節試合なし)とした。 開幕3連敗中の沖縄SVはホームでラインメール青森と対戦。0-0で折り返した後半、今季いわきFCから加入したDF小田島怜が61分に先制点を叩き込む。結局、この1点が決勝点となって1-0で勝利。今季JFL初昇格の沖縄にとって記念すべき勝ち点3となった。 第4節を終え、首位は3勝1分けで勝ち点10を積み上げたソニー仙台。同勝ち点の2位レイラック滋賀を得失点差で上回る。また、唯一の開幕3連勝チームである枚方が3位に浮上している。 ◆JFL 第4節 ▽4月1日(土) FCマルヤス岡崎 2-2 鈴鹿ポイントゲッターズ ミネベアミツミFC 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 ヴェルスパ大分</span> ▽4月2日(日) <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">FCティアモ枚方 4</span>-1 東京武蔵野ユナイテッドFC <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ソニー仙台FC 1</span>-0 クリアソン新宿 <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">レイラック滋賀 1</span>-0 高知ユナイテッドSC ブリオベッカ浦安 1-1 Honda FC <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">沖縄SV 1</span>-0 ラインメール青森 ※今節試合なし ヴィアティン三重 2023.04.02 16:00 Sun
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