2度目のJ・WE共催となった新潟レディースvsベレーザはゴールレス、広島レジーナは2連勝【WEリーグ第20節】
2022.05.08 20:40 Sun
8日、「2021-22 Yogibo WEリーグ」第20節の3試合が各地で行われた。
アルビレックス新潟レディースは日テレ・東京ヴェルディベレーザをデンカビッグスワンスタジアムに迎えた。この試合は4月23日のベレーザvs千葉レディースに次いで2度目のJ・WE共催となった。
開始直後から攻勢を仕掛けたベレーザは、1分にも満たない時間に植木理子がシュート。5分には藤野あおばが狙う。戦前の予想通り、ポゼッションの時間を高めると、28分には横へ横へと動かして右の深い位置から清水梨紗がクロス。こぼれを藤野が狙うもGK平尾知佳に阻まれた。
後半に入っても主導権を握るのはベレーザ。左ポケット最深部を取っての折り返しから藤野がシュートを放ち、直後には中里優もボックス内から狙う。
だが、新潟レディースも決死の守備を見せてゴールに鍵を掛けると、55分にはようやくチャンスを作り、クロスから滝川結女が立て続けに3本のシュートを放つ。
終盤にゴール前で与えてしまったFKなども体を張ったブロックで耐え、最後までゴールを死守。得点こそ奪えなかったが、圧倒的に攻め込まれながらもゴールレスで耐え抜き、勝ち点1を獲得した。
サンフレッチェ広島レジーナはホームでちふれASエルフェン埼玉と対戦。3日前にINAC神戸レオネッサに初めて土を付けた勢いそのままに、この日も躍動感のあるプレーを披露する。
中嶋淑乃、木﨑あおい、谷口木乃実が絡み、トライアングルのパスで左サイドを崩すと、ボックス左を取った中嶋のクロスに上野真実が合わせて17分に先制点を挙げる。
4分後には右サイドからチャンスクリエイト。松原優菜のクロスは手前で引っ掛かるが、セカンドボールに自ら反応すると、左足で思い切りの良い一撃をニアに突き刺した。
80分には左サイドの高い位置でボールを奪い、素早く右へ展開すると、ボックス手前から立花葉が左足のミドルシュート。アメリカでのプレー経験もある立花がWEリーグ初ゴールを右隅に沈めた。
直後には左クロスから再び上野にゴールが生まれ、大量4点を奪取。守ってもクリーンシートを達成し、広島レジーナが連勝を飾っている。
INAC神戸レオネッサはアウェイでノジマステラと対戦。3-0で勝利を収め、WEリーグ初代女王の座についている。
▽5月7日(土)
マイナビ仙台レディース 2-3 三菱重工浦和レッズレディース
AC長野パルセイロレディース 1-0 大宮アルディージャVENTUS
▽5月8日(日)
ノジマステラ神奈川相模原 0-3 INAC神戸レオネッサ
サンフレッチェ広島レジーナ 4-0 ちふれASエルフェン埼玉
アルビレックス新潟レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
WE ACTION DAY(今節試合なし)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
アルビレックス新潟レディースは日テレ・東京ヴェルディベレーザをデンカビッグスワンスタジアムに迎えた。この試合は4月23日のベレーザvs千葉レディースに次いで2度目のJ・WE共催となった。
開始直後から攻勢を仕掛けたベレーザは、1分にも満たない時間に植木理子がシュート。5分には藤野あおばが狙う。戦前の予想通り、ポゼッションの時間を高めると、28分には横へ横へと動かして右の深い位置から清水梨紗がクロス。こぼれを藤野が狙うもGK平尾知佳に阻まれた。
だが、新潟レディースも決死の守備を見せてゴールに鍵を掛けると、55分にはようやくチャンスを作り、クロスから滝川結女が立て続けに3本のシュートを放つ。
耐える時間が続くものの、新潟ディフェンス陣は集中を切らさない。藤野のチップキックはGK平尾の頭上を越えたが、なでしこ・WE通算100試合出場の茨木美都葉がゴールカバーに入ってクリアした。
終盤にゴール前で与えてしまったFKなども体を張ったブロックで耐え、最後までゴールを死守。得点こそ奪えなかったが、圧倒的に攻め込まれながらもゴールレスで耐え抜き、勝ち点1を獲得した。
サンフレッチェ広島レジーナはホームでちふれASエルフェン埼玉と対戦。3日前にINAC神戸レオネッサに初めて土を付けた勢いそのままに、この日も躍動感のあるプレーを披露する。
中嶋淑乃、木﨑あおい、谷口木乃実が絡み、トライアングルのパスで左サイドを崩すと、ボックス左を取った中嶋のクロスに上野真実が合わせて17分に先制点を挙げる。
4分後には右サイドからチャンスクリエイト。松原優菜のクロスは手前で引っ掛かるが、セカンドボールに自ら反応すると、左足で思い切りの良い一撃をニアに突き刺した。
80分には左サイドの高い位置でボールを奪い、素早く右へ展開すると、ボックス手前から立花葉が左足のミドルシュート。アメリカでのプレー経験もある立花がWEリーグ初ゴールを右隅に沈めた。
直後には左クロスから再び上野にゴールが生まれ、大量4点を奪取。守ってもクリーンシートを達成し、広島レジーナが連勝を飾っている。
INAC神戸レオネッサはアウェイでノジマステラと対戦。3-0で勝利を収め、WEリーグ初代女王の座についている。
▽5月7日(土)
マイナビ仙台レディース 2-3 三菱重工浦和レッズレディース
AC長野パルセイロレディース 1-0 大宮アルディージャVENTUS
▽5月8日(日)
ノジマステラ神奈川相模原 0-3 INAC神戸レオネッサ
サンフレッチェ広島レジーナ 4-0 ちふれASエルフェン埼玉
アルビレックス新潟レディース 0-0 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
WE ACTION DAY(今節試合なし)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
植木理子
藤野あおば
清水梨紗
平尾知佳
中里優
滝川結女
中嶋淑乃
上野真実
立花葉
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長野風花(リバプール/イングランド) 中島淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ) →46分 籾木結花(レスター・シティ/イングランド) FW 上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ) →46分 清家貴子(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) →80分 熊谷紗希(ロンドン・シティ・ライオネス/イングランド) <span class="paragraph-title">【動画】圧勝したなでしこジャパンの全6ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <h3>◆45+3分 植木理子[PK]</h3> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://t.co/dDE0mgRFi7">https://t.co/dDE0mgRFi7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_nadeshiko</a> <a href="https://t.co/ongUq1R7dc">pic.twitter.com/ongUq1R7dc</a></p>— スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) <a href="https://twitter.com/sportsbull_jp/status/1909500011131596938?ref_src=twsrc%5Etfw">April 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <h3>◆46分 松窪真心</h3> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/dDE0mgR7sz">https://t.co/dDE0mgR7sz</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_nadeshiko</a> <a href="https://t.co/9ed0610BR2">pic.twitter.com/9ed0610BR2</a></p>— スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) <a href="https://twitter.com/sportsbull_jp/status/1909504958824690033?ref_src=twsrc%5Etfw">April 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <h3>◆50分 籾木結花</h3> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/dDE0mgRFi7">https://t.co/dDE0mgRFi7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a 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2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <h3>◆60分 高橋はな</h3> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">後半15分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B1%BE%E6%9C%A8%E7%B5%90%E8%8A%B1?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw"> <a href="https://t.co/dDE0mgRFi7">https://t.co/dDE0mgRFi7</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_nadeshiko</a> <a href="https://t.co/BpGCyZNT9J">pic.twitter.com/BpGCyZNT9J</a></p>— スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) <a href="https://twitter.com/sportsbull_jp/status/1909508925323723231?ref_src=twsrc%5Etfw">April 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <h3>◆90分 眞城美春</h3> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"></a> <a href="https://twitter.com/jfa_nadeshiko?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_nadeshiko</a> <a href="https://t.co/H60Px4WCrq">pic.twitter.com/H60Px4WCrq</a></p>— スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) <a href="https://twitter.com/sportsbull_jp/status/1909516100473438356?ref_src=twsrc%5Etfw">April 8, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.08 16:56 Tueアルビレックス新潟レディースの人気記事ランキング
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大宮Vが4発大勝でマイ仙台は開幕からの連勝ストップ、N相模原は南野のバースデーゴールが決勝点に!《WEリーグ》
26日、2022-23 Yogibo WEリーグ第4節の5試合が各地で行われた。 代表ウイークによる中断が明けての今節。開幕3連勝で2位につけるマイナビ仙台レディースはホームで7位・大宮アルディージャVENTUSと対戦した。 首位の三菱重工浦和レッズレディースがWE ACTION DAY(今節試合なし)のため、暫定ながらも首位浮上のチャンスだったが、思わぬ大敗を喫した。 大宮は13分に井上綾香のラストパスを髙橋美夕紀が流し込んで先制すると、4分後には髙橋のスルーパスから今度は井上が沈めてリードを広げる。前半終了間際には五嶋京香に加入後初ゴールが誕生し、63分には髙橋が左足での鮮やかなミドルシュートを沈めて大量4点を奪取。クラブ歴代最多得失点差での勝利で連勝を飾っている。 連覇を目指す3位・INAC神戸レオネッサはアウェイで5位・サンフレッチェ広島レジーナと激突。PKで64分に先制を許すも、その後怒涛の反撃を見せると、89分に水野蕗奈のクロスを田中美南が合わせ、辛うじて引き分けに持ち込んだ。 4位・日テレ・東京ヴェルディベレーザは10位・AC長野パルセイロ・レディースの敵地へ乗り込み、なでしこジャパンの2人、藤野あおば、植木理子のゴールで2-0と勝利。2位に浮上している。 6位・ノジマステラ神奈川相模原は11位・アルビレックス新潟レディースとの打ち合いを制した。 開始早々1分も経たずに杉田亜未、6分には松本茉奈加の得点でリードを奪った相模原だが、新潟も上尾野辺めぐみの左足が山谷瑠香、白井ひめ乃のゴールを演出し、2-2で前半を終える。 同点で迎えた72分、決勝点を挙げたのはこの日が誕生日だった南野亜里沙。石田みなみのクロスを滑り込みながらショートバウンドのボレーで合わせるファインゴールを沈め、チーム復帰後初得点。バースデーゴールで相模原を勝利に導いている。 9位・ちふれASエルフェン埼玉は8位・ジェフユナイテッド市原・千葉レディースをホームに迎え、逆転勝利を収めた。 22分にCKから市瀬千里に先制弾を浴びるも、28分に祐村ひかるが一対一を沈めて同点に。85分に再び祐村がボックス右から左隅へ流し込んで試合をひっくり返すと、追加2分に吉田莉胡がダメ押しのゴールを決めて勝負あり。3-1でホーム連勝を飾っている。 ◆第4節 ▽11月26日 アルビレックス新潟レディース 2-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">3 ノジマステラ神奈川相模原</span> マイナビ仙台レディース 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">4 大宮アルディージャVENTUS</span> <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ちふれASエルフェン埼玉 3</span>-1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース サンフレッチェ広島レジーナ 1-1 INAC神戸レオネッサ AC長野パルセイロ・レディース 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ</span> ▽WE ACTION DAY(今節試合なし) 三菱重工浦和レッズレディース <span class="paragraph-title">【動画】南野亜里沙のバースデー弾含む新潟L vs N相模原ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="z7cAkjXT3W0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.11.27 13:55 Sun
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長野Lが今季初勝利!EL埼玉は3勝目で昨季超え、新潟GK平尾は今季初の退場者に…《WEリーグ》
10日、2022-23 Yogibo WEリーグ第6節の4試合が各地で行われた。 AC長野パルセイロ・レディースはノジマステラ神奈川相模原とホームで対戦し、今季初勝利を挙げた。前半はやや押され気味の展開となったが、43分に先制に成功。瀧澤莉央のミドルシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを、伊藤めぐみが押し込んだ。 後半にもゴール前に顔を出した伊藤めぐみのシュートがクロスバーをたたくなどチャンスを作った長野。終盤には交代カードも駆使してゲームをコントロールし、逃げ切って今季初白星を手にした。 大宮アルディージャVENTUSはアルビレックス新潟レディースとの敵地戦で勝利。33分、中盤で道上彩花へのくさびのパスをカットして縦へ付けると、井上綾香が髙橋美夕紀とのワンツーでボックスへ侵入し、右足で決めた。 追い掛けたい新潟だったが、GK平尾知佳が裏へ抜けた大宮・大熊良奈をボックス外で倒してしまい、レッドカードに。リーグ戦今季初の退場者を出すと、反撃も及ばず。新潟は初勝利がまたもお預けとなり、大宮は2試合ぶり3勝目を手にしている。 代表ウイーク明け後は[3-5-2]を採用しているちふれASエルフェン埼玉は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でサンフレッチェ広島レジーナと対戦。8分に岸みのりのフィードから祐村ひかるが裏へ抜け出し、DF2人をかわして冷静に右隅へ流し込んだ。 直後に谷口木乃実にネットを揺らされるも、オフサイドで命拾いしたEL埼玉。後半はボールを握られながらも辛抱強く戦い抜き、こちらも2試合ぶりとなる3勝目。昨季は2勝にとどまったEL埼玉だが、早くも勝利数を更新した。 ユアテックスタジアム仙台で行われたマイナビ仙台レディースとジェフユナイテッド市原・千葉レディースの一戦は、互いにゴールを奪えずドローでタイムアップ。勝ち点1を分け合っている。 ◆第6節 ▽12月10日 アルビレックス新潟レディース 0-<span style="color:#cc0000;font-weight:700;">1 大宮アルディージャVENTUS</span> マイナビ仙台レディース 0-0 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">ちふれASエルフェン埼玉 1</span>-0 サンフレッチェ広島レジーナ <span style="color:#cc0000;font-weight:700;">AC長野パルセイロ・レディース 1</span>-0 ノジマステラ神奈川相模原 ▽12月11日 三菱重工浦和レッズレディース vs INAC神戸レオネッサ ▽WE ACTION DAY(今節試合なし) 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 2022.12.10 16:30 Sat3
「悔しかった」5度目のタイトル挑戦も準優勝、新潟Lの上尾野辺めぐみは“良い経験”と語る「楽しいゲームができた」
アルビレックス新潟レディースのキャプテンを務めるMF上尾野辺めぐみが、自身5度目の決勝を振り返った。 14日、2023-24 WEリーグカップ決勝のサンフレッチェ広島レジーナvsアルビレックス新潟レディースが等々力陸上競技場で行われ、0-0のまま90分、延長戦が終了。PK戦の末に4-2でS広島Rが勝利し、優勝を決めた。 2006年から新潟Lでプレーする上尾野辺。2011年、2013年、2015年、2016年と皇后杯では4度の決勝に進出するも、いずれもINAC神戸レオネッサに敗れ準優勝に終わった。 2021-22シーズンからWEリーグが発足し参入。その中で2022-23シーズンからスタートしたこのWEリーグカップでは初の決勝進出に。タイトル獲得に期待がかかったが、またしても準優勝に終わった。 2015年の皇后杯決勝は同じ等々力陸上競技場で行われ、1-0で敗れていた上尾野辺。今回の決勝に関しては「悔しかったですけど、こういう決勝の舞台を若い選手が経験してくれたことは良かったですし、試合はお互いが力を出して楽しいゲームができました」と語り、良いゲームであり、チームが経験を積めたことは良かったとした。 チームはWEリーグで8位、10位と中位以下で2シーズンを過ごした中、今シーズンのWEリーグカップでは手応えも。6試合を振り返り「守備のところは良くなってきたと思いますし、得点のところもこれまではあったので決め切るところ。あとはゴール前に入ったところの精度を上げたいです」と語り、決勝でも見られたフィニッシュの精度は課題として残るとした。 キャプテンでもあり、経験を重ねたベテラン選手となった上尾野辺。前回の等々力の決勝では、「自分が自分がじゃないですが、自分が決めてやる感じもありました」とコメント。ただ、「この7年を経て、若手に思い切りプレーしてもらうということを思うようになって、もちろん自分で得点に絡みたい気持ちもありましたけど、1人1人の役割があるので、それを全うしようと思いました」と、キャプテンらしい振る舞いができたと振り返った。 チームは今季からなでしこジャパンでも一緒にプレーし、小学生時代からのチームメイトでもある川澄奈穂美が加入。また、ノジマステラ神奈川相模原から元なでしこジャパンのMF杉田亜未も加わり、世代別代表を経験しているFW道上彩花と、個の能力を持つ選手も揃ってきた。 上尾野辺は「個人個人が技術を持っている選手が多いので、荒削りな部分はありますが、精度を上げればチームとして面白いサッカーができると思っています」とコメント。「自分自身もプレーしていて楽しいです」と高いレベルのサッカーができることを喜んだ。 バランスを取りながらも、攻撃に出ていく姿勢を忘れない上尾野辺。「今日はシステム的には前目でしたが、タイミングがあれば2ボランチになることを監督と話していました」と語り、「カウンターもあり、守備的になることも多かったですが、ちょっと120分の最後の方が前に出て、自分で点を狙いたい欲が出ましたが、バランスを取ろうと思いました」と、局面を見てしっかりと自分の特徴を出せるほど、冷静にプレーできていたようだ。 惜しくも準優勝に終わったWEリーグカップ。11月にはリーグ戦が開幕し、初戦でINAC神戸と対戦することが決まっている。 「INACさんもカップ戦の悔しさをぶつけてくると思います。決勝には進出しましたが、チャレンジャーとして戦うことを忘れずにやれたらと思います」 この流れをしっかりとリーグにつなげ、新潟Lの躍進を果たせるか。開幕が楽しみでもある。 2023.10.15 07:45 Sun4
皇后杯で健闘のEL埼玉、GKコーチに轟奈都子氏が就任!タイ女子代表も指導し過去になでしことも対戦
ちふれASエルフェン埼玉は1月31日、トップチームのGKコーチに轟奈都子氏(46)が就任することを発表した。 大阪府出身の轟氏は、現役時代にスペランツァFC高槻(スペランツァ大阪)やアルビレックス新潟レディースでプレー。2008年から新潟LでGKコーチを務め、指導者としての歩みを始めた。 以降、セレッソ大阪堺レディース(現:セレッソ大阪ヤンマーレディース)のGKコーチや育成年代の日本女子代表GKコーチなどを経て、2021年3月からは国際交流・アジア貢献活動の一環でタイ女子代表およびU-20タイ女子代表のGKコーチに就任した。 AFC女子アジアカップインド2022でも岡本三代監督(現:JFAコーチ)とともにタイを率い、なでしこジャパンとも準々決勝で対戦。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で不在となった指揮官に代わって監督代行も務めた。2023年2月まで海外に赴任し、以降は女子GK担当のJFAコーチを担っていた。 轟氏は就任にあたり、EL埼玉の公式サイトを通じて次のようなコメントを充てている。 「ちふれASエルフェン埼玉のファン、サポーターの皆さま、はじめまして」 「このたび、GKコーチとして活動させていただくことになりました轟奈都子です。このような素晴らしい機会を与えてくださったちふれASエルフェン埼玉の関係者の皆さまに心より感謝申し上げます」 「選手の皆さんの成長をサポートできるよう、そして少しでもこのクラブの力になれるよう1日1日を大切に取り組んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」 また、クラブは2月1日にトップチームーチとして奥岳史氏(34)の就任も発表している。 2024.02.02 18:50 Fri5
