前線2枚を欠いて豪州到着後はセンターバックが捻挫…中国代表が満身創痍でオーストラリア代表戦へ
2024.10.09 13:10 Wed
正守護神ワン・ダーレイは豪州渡航直前に負傷も、軽度だったためオーストラリア戦の出場は問題なし
中国代表は10日、アウェイでオーストラリア代表と対戦する。
中国代表は2026年北中米W杯アジア最終予選C組第1〜2節で2連敗。2試合で得点はオウンゴール1つ、そして9失点と、最終予選全18カ国でもっとも低調な出だしとなった。
10月はまず、10日に敵地でオーストラリア、そこから帰国して15日にインドネシアと対戦。中国『北青体育』は「今回2連敗で4連敗となっても不思議ではない」と、あえて期待せず。
スカッドに目を向けると、負傷を抱えて招集された主将兼エースのFWウー・レイ(上海海港)、また帰化組FWア・ラン(青島海牛)が、やはり豪州戦には出られない模様。両者とも、当日メンバー入りする可能性はないようだ。
また、FWチャン・ユーニン(北京国安)が国内で1カ月実戦なしという状況から豪州戦へ臨む形となり、守備陣は豪州到着後の7日、センターバックのDFガオ・チュンイー(山東泰山)が練習中に足首を捻挫し、翌日の練習を回避した。
ウー・レイとア・ランを欠き、チャン・ユーニンも試合勘が怪しいという最前線は、パリ五輪最終予選で大岩ジャパンと対峙した21歳FWベイへラム・アブドゥウェリ(深圳新鵬城)が先発起用も。その場合、パートナーは帰化組FWフェイ・ナンドゥオ(上海申花)となるようだ。
相手は、新監督初陣にして、中国と同様、C組未勝利のオーストラリア。豪州紙は「中国は守備を固めてくる。崩さなければ」と論じているが、中国は前への推進力を発揮できるか。
中国代表は2026年北中米W杯アジア最終予選C組第1〜2節で2連敗。2試合で得点はオウンゴール1つ、そして9失点と、最終予選全18カ国でもっとも低調な出だしとなった。
10月はまず、10日に敵地でオーストラリア、そこから帰国して15日にインドネシアと対戦。中国『北青体育』は「今回2連敗で4連敗となっても不思議ではない」と、あえて期待せず。
また、FWチャン・ユーニン(北京国安)が国内で1カ月実戦なしという状況から豪州戦へ臨む形となり、守備陣は豪州到着後の7日、センターバックのDFガオ・チュンイー(山東泰山)が練習中に足首を捻挫し、翌日の練習を回避した。
そのほか、シュートストップに定評のあるGKワン・ダーレイ(山東泰山)は、豪州渡航直前に疲労性の負傷があったようだが、こちらは軽度で豪州戦の出場には問題なし。
ウー・レイとア・ランを欠き、チャン・ユーニンも試合勘が怪しいという最前線は、パリ五輪最終予選で大岩ジャパンと対峙した21歳FWベイへラム・アブドゥウェリ(深圳新鵬城)が先発起用も。その場合、パートナーは帰化組FWフェイ・ナンドゥオ(上海申花)となるようだ。
相手は、新監督初陣にして、中国と同様、C組未勝利のオーストラリア。豪州紙は「中国は守備を固めてくる。崩さなければ」と論じているが、中国は前への推進力を発揮できるか。
ワン・ダーレイの関連記事
中国代表の関連記事
W杯予選の関連記事
記事をさがす
|
|
ワン・ダーレイの人気記事ランキング
1
「川崎に始まり川崎で終わる」2024年、クラブ&代表で“対日本勢”9試合出場の中国代表GKワン・ダーレイ 総失点は驚愕の…
山東泰山の中国代表GKワン・ダーレイが2024シーズンを総括した。中国『新浪』が伝える。 4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第6節の川崎フロンターレvs山東泰山が行われ、ホーム川崎Fは4-0と勝利。リーグステージ突破へ大きく前進した。 敗れた中国山東としては、これが年内の公式戦ラストゲーム。日本遠征終了後、フル出場で4発を喰らったGKワン・ダーレイが微博(ウェイボー)で2024シーズンを総括したという。 「2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるものとなったけど、今年も皆さんお疲れさまでした。(省略) 受け入れられるものは謙虚に受け入れ、受け入れられないものは排除するよう最善を尽くすよ。2025年は今年よりもさらに良くなることを願っている」 山東は2024年最初の公式戦が、今年2月のACL23-24ラウンド16・1stレグ、川崎F戦(H)。2-3と敗れたが、アウェイ2ndレグで4-2と勝利し、逆転でベスト8へ駒を進めていた。 そこから約10ヵ月が経過し、年内最後の一戦で川崎Fに0-4と大敗。“2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるもの…”とは、おそらくこのことを指すのだろう。 2024年、日本のサッカー関係者、サッカーファンにも少なからず浸透したワン・ダーレイ。 山東の正守護神としてACL、そしてACLEに参戦し、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸と対戦。クラブレベルだけでJリーグ勢と計7試合を戦っている。 また、アジア杯2023後に発足した中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督体制でも、35歳にして2番手GKから正守護神へ昇格。W杯アジア最終予選の日本代表戦も2試合ともフル出場し、最近は腕章を巻くことも珍しくない。 そして、クラブと代表を合わせた“対日本勢”、9試合にいずれもフル出場して「計26失点」。 中国代表では日本代表に0-7、1-3と2試合トータル10失点。クラブレベルでも川崎F戦、横浜FM戦、神戸戦のすべてで失点を喫する計7試合16失点。シュートストップは水準以上のものがあると見て良さそうだが、ともかく完封は叶わなかったワン・ダーレイである。 ◆ワン・ダーレイの2024年 “対日本勢” ▽中国代表 9/5 vs日本代表 0-7 11/19 vs日本代表 1-3 ▽山東泰山 2/13 vs川崎フロンターレ 2-3 2/20 vs川崎フロンターレ 4-2 3/6 vs横浜F・マリノス 1-2 3/13 vs横浜F・マリノス 0-1 10/2 vsヴィッセル神戸 1-2 10/22 vs横浜F・マリノス 2-2 12/4 vs川崎フロンターレ 0-4 2024.12.09 16:02 Mon2
「ミスをベテランのせいにしたっていい」中国代表の36歳GKがW杯出場へ執念「若手にノンストレスでやってもらわねば」
中国代表GKワン・ダーレイ(36/山東泰山)がワールドカップ(W杯)出場への執念を口にした。 2002年日韓大会以来のW杯へアジア最終予選を戦う中国。現在C組最下位も2位オーストラリアとは勝ち点「1」差…サウジと豪州の弱体化が如実ななか、6試合で2勝を挙げている。 日本でもその名が浸透したワン・ダーレイは、長年にわたって中国の2番手GKも、今予選を通じ、35歳でポジション確保。ウー・レイ不在の現在は腕章を巻いてゴールマウスを守る。 2024年の中国サッカー最優秀選手(ゴールデンボール賞)にも選出されたなか、中国の守護神は『新華社通信』で予選突破へ言葉を紡ぐ。 「若い代表選手たちには『責任は全員で背負うことが大事』と伝えつつ、『チームとして悪かった部分は僕のようなベテランに投げていい』とも話しているよ。若手にノンストレスでプレーして貰わないといけない状況なんだ」 「日本戦の“0-7”が始まりだよ。全員が日本を怖がってラインは全く上がらず、悲惨なほど好き放題やらせてしまった。もしミスをしたら、もうすぐ引退するようなベテランのせいにしたっていい。若手には今後のキャリアもある」 「W杯出場を簡単に実現させてしまうことは、僕たちにとって夢物語。地に足つけて切り拓くしかないんだ。課題は多い。特にセットプレーの守備では未だに相手をマークしきれていないし、相対的にファウルも多い印象だ」 「ともあれチームの雰囲気は良い。若手からベテランまで選手全員が同じ目標を抱き、パフォーマンスも向上したからこその“2勝”だ。闘志を全面に出し、監督のプランを遂行して残り4試合で良いプレーをしないといけない」 最終予選は、あと1カ月で再開する。 ◆中国の残り4試合 3月20日 第7節 vsサウジアラビア(A) 3月25日 第8節 vsオーストラリア(H) 6月5日 第9節 vsインドネシア(A) 6月10日 最終節 vsバーレーン(H) ◆C組順位表 1位 日本 | 勝ち点16 | +20 2位 オーストラリア | 勝ち点7 | +1 本大会出場 3位 インドネシア | 勝ち点6 | -3 4位 サウジアラビア | 勝ち点6 | -3 アジアプレーオフ 5位 バーレーン | 勝ち点6 | -5 6位 中国 | 勝ち点6 | -10 2025.02.18 22:25 Tue中国代表の人気記事ランキング
1
日本代表スタメン発表! ターンオーバーで中国戦は5名変更、伊東純也&中村敬斗のランスコンビや久保建英がスタメン【2026W杯アジア最終予選】
19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節の中国代表戦に臨む日本代表のスターティングメンバーが発表された。 ここまで5試合を戦い、4勝1分けの無敗で首位を独走している日本。15日にはアウェイでインドネシア代表と対戦し、0-4で勝利を収めていた。 中国戦に勝利すれば、3月にもW杯出場が決まる可能性がある日本。ホームでは7-0と圧勝を収めていた中、森保一監督はインドネシア戦から5名を変更しターンオーバーを敢行してきた。 中国戦で新たに起用された5名は、DF瀬古歩夢(グラスホッパー)、MF田中碧(リーズ・ユナイテッド)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF中村敬斗(スタッド・ランス)となった。 また、ベンチ外はインドネシア戦と同様。DF長友佑都(FC東京)、DF関根大輝(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレ)、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)となった。 中国戦はこの後21時キックオフ。『DAZN』で独占配信される。 <h3>◆日本代表スタメン</h3> GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 板倉滉(ボルシアMG) 町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ) 瀬古歩夢(グラスホッパー) MF 遠藤航(リバプール) 南野拓実(モナコ) 中村敬斗(スタッド・ランス) 伊東純也(スタッド・ランス) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 小川航基(NECナイメヘン) <h3>◆ベンチ入りメンバー</h3> GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 菅原由勢(サウサンプトン) 橋岡大樹(ルートン・タウン) MF 守田英正(スポルティングCP) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) 堂安律(フライブルク) 前田大然(セルティック) 鎌田大地(クリスタル・パレス) 旗手怜央(セルティック) FW 古橋亨梧(セルティック) 大橋祐紀(ブラックバーン) <h3>◆メンバー外</h3> 長友佑都(FC東京) 関根大輝(柏レイソル) 高井幸大(川崎フロンターレ) 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 2024.11.19 19:49 Tue2
日本代表が伊東純也の“復活弾”などで中国代表相手に計7発の圧勝劇! 3大会ぶり白星発進【2026年W杯アジア最終予選】
日本代表は5日の埼玉スタジアム2002で北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第1節の中国代表戦に臨み、7-0で勝利した。 8大会連続8度目の本大会行きを巡り、いよいよ最終予選の森保ジャパンは[3-4-3]の布陣を用い、鈴木彩艶を最後尾に板倉滉、谷口彰悟、町田浩樹の3バック。堂安律と三笘薫の両ウイングバックに挟まれる形で遠藤航と守田英正が入り、1トップを務める上田綺世の背後で南野拓実、久保建英がシャドーを形成した。 歴戦のクロアチア人指揮官イバンコビッチが率いる中国に対して、立ち上がりから三笘の左サイドを経由して攻め入った日本。11分に右サイドに張り、ボールを受けた久保建英のクロスに中央の堂安がヘッドで合わせるが、相手GKの好ブロックに遭う。 だが、その決定的なプレーで左CKのチャンスを獲得すると、キッカーを務めた久保がアウトスイングのクロス。中央での駆け引きからニア側にポジション取りした遠藤が完全フリーでヘッドを放つと、これが豪快に決まり、日本が幸先よく先手を奪った。 日本優勢の時間が続くなか、33分に後ろからの縦パスとともに鋭いターンでボックス左に抜け出した上田のチャンスメークから堂安と守田が押し込みにかかるシーン。その後も南野や守田をフィニッシャーにチャンスを作り続け、中国を守備に追いやる。 なかなか追加点が生まれず、ハーフタイムが迫る日本だが、45+2分に右サイドの堂安がクロスを送ると、ファーの三笘がヘッド。前半のうちに突き放しにも成功し、ハーフタイムに入った。 前半と同じイレブンでリスタートの日本はその後半も三笘のお膳立てから堂安が受けるなど、攻め手に回る展開となり、52分に南野拓実が個人技でボックス左から切り崩してフィニッシュをゴール右に。さらに、57分にも南野が町田の縦パス→上田のポストから中央を切り裂き、シュートをゴール右に決める。 南野の連続弾でさらに突き放すと、58分に7カ月ぶり復帰の伊藤純也が前田大然とともにピッチへ。続く71分にも田中碧とともに、A代表デビューの高井幸大をピッチに送り込むと、77分に久保からのパスをボックス右で受けた伊東が左足フィニッシュ。相手DFに当たってのボールがゴール左に吸い込まれた。 攻め手を緩めない日本は最後のカードで小川航基も送り出したなか、途中出場の前田大然が88分に6ゴール目。さらに後半アディショナルタイムに久保建英が仕上げの一発を決め、初戦を7発圧勝で飾った。 直近の2大会連続で黒星が続く最終予選の初戦を派手な勝利で飾った日本。10日の次戦、バーレーン代表のホームに乗り込み、連勝を目指す。 日本代表 7-0 中国代表 【日本】 遠藤航(前12) 三笘薫(前45+2) 南野拓実(後7、後13) 伊東純也(後32) 前田大然(後42) 久保建英(後45+5) <span class="paragraph-title">【動画】復帰戦で自ら祝砲! 伊東純也も日本攻勢の流れに乗る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>コレが見たかった<br>\<br><br>7ヶ月ぶり代表復帰の伊東純也<br>ピッチ上はもちろん、ベンチもスタンドも <br>全員が祝福する復帰ゴール<br><br>AFCアジア最終予選<br>日本vs中国<br>DAZNでライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#代表みようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー日本代表</a> <a href="https://t.co/8Zz7VVxobP">pic.twitter.com/8Zz7VVxobP</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1831669195966443897?ref_src=twsrc%5Etfw">September 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.05 21:43 Thu3
W杯目指す中国代表に思わぬピンチ!? 帰化が期待されたストライカー、母国の情勢混乱でFIFAでの手続きが進まず
ワールドカップ出場を目指す中国代表。帰化選手による強化を進めてきた中、大きな問題が浮上しているという。中国『網易(163.com)』が伝えた。 2002年の日韓W杯で初めて出場した中国代表。2026年の北中米W杯の出場を目指す中で、アジア最終予選では日本代表と同組に。6試合を終えて最下位に沈んでいるが、出場権を獲得できる2位のオーストラリア代表との勝ち点差はたったの「1」。残り4試合の結果では十分自力で出場権を確保できる状況だ。 3月にはアウェイでサウジアラビア代表、ホームでオーストラリア代表との2試合を控えており、ここが正念場。連勝すれば、一気にW杯出場が現実味を帯びることとなる。 ブランコ・イバンコビッチ監督が率いる中国代表は、3月の戦いに向けて2選手の帰化申請を進めることに。かつて鹿島アントラーズでプレーした北京国安のブラジル人MFセルジーニョ(29)と、雲南玉昆に所属するコンゴ民主共和国(DRコンゴ)出身のFWオスカル・タティ・マリトゥ(25)の2名とされていた。 攻撃陣に大きな力を与えることとなる2人だが、どうやらオスカルの帰化申請に問題が生じているという。 『網易』によると、パン・ウェイリー氏が問題を指摘。中国国内の帰化申請は問題なく進んでいるものの、中国代表としてプレーするためには国際サッカー連盟(FIFA)の承認が必要だが、そこで問題が生まれているという。 その大きな要因とされているのが、母国であるDRコンゴの問題。国内が混乱状態にあり、政府機関が正常に機能していないとのこと。そのため、書類が完全に揃わないとのことだ。 中国国内の関係者は、オスカルに対して臨時証明書を発行することが可能だが、選手としてプレーするために必要なFIFAの承認には、中国からの正式な戸籍謄本、パスポート、身分証明書が必要だという。ただ、それらが揃っていないため、オスカルの帰化申請がストップ。例外は認められないため、中国で帰化が認められた場合でも、中国代表選手としてはプレーできないという。 エースのFWウー・レイは負傷により長期離脱。安定的に結果を残すストライカーがいないため、W杯に向けた最終局面でも戦力増強は敵わないかもしれない。 2025.03.05 14:47 Wed4
「ゴールに繋げていく動きを」状態の良い中で日本代表合流の南野拓実、前回の最終予選のキーマン・伊東純也の復帰に「帰ってきてくれて嬉しい」
日本代表のMF南野拓実(モナコ)が、5日に行われる2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦となる中国代表戦に向けて意気込みを語った。 いよいよ始まるW杯の切符を懸けた戦い。日本は、8大会連続8度目の出場に向けて、中国とのホームゲームでスタートする。 日本は、2018年のロシアW杯、2022年のカタールW杯ではUAE代表、オマーン代表にそれぞれ初戦で敗れており、今回の初戦も大きな注目の的に。3年前からの成長を示したいところだ。 試合前日は埼玉スタジアム2002でトレーニングを実施。冒頭15分間がメディアに公開された。トレーニング後、南野はメディア取材に応じ、前回は敗れた最終予選初戦へ意気込みを語った。 「前回もそうでしたけど、何が起こるかわからないというのは全員気を引き締めて明日の試合に臨むことは重要だと思いますし、多分僕らの方がボールを握る時間が多いと思うので、その時は個人としてはライン間で引き出して、味方との距離感をよくゴールに繋げていく動きを見せていければと思います」 前回も苦労し、アジアの国相手に苦しむのが引いた相手の崩し方。中国もその戦い方をしてくる可能性があるが、南野は「前回に比べて、今はよりシステムのパターン、サイドで相手の脅威になれる選手がいます。そういった相手に対してのバリエーションは、アジアカップを踏まえても積み上げてきたものがあると思います。僕はそういった選手たちの中で、しっかり上手くライン間でスムーズに攻撃に繋がるようなプレーをしたいです」と、チームの陣容も変わり、崩すパターンは持っていると自信を示した。 右サイドには個の突破が期待できる伊東純也(スタッド・ランス)がアジアカップ以来の復帰に。「純也くんの縦への突破の脅威は凄いですし、ドン引きされたシチュエーションでもチームとしては助かります。帰ってきてくれて嬉しいです」と、同じフランスでプレーする伊藤の復帰を喜んだ。 その伊東は前回の最終予選でキーマンとなっていたが「純也くんが出る時は、チームとしてスピードを活かすことが攻撃のパターンの1つになるので、ゴール前でどういうタイミングでクロスに入っていくかという話はいつもしていますし、彼の良さを出せればと思います」と、チャンスメイクもできる伊東に合わせることも重要だとした。 チームとしては6月の活動で3バックを試した。最終予選に向けた準備とも考えられるが、「5バックにしても、より攻撃的にという共通意識があって、ワールドカップは守り切るための5バックの意味合いが強かったですけど、今はよりワイドにボールを握れるようにという違いがあります」と、より攻撃的な側面が強い3バックだとした。ただ、試合中に可変することも可能に。「相手によるとは思いますが、有効的にやっていくと思いますし、試合の中でも4人でプレーしていても5枚に変えられる選手がいるので、システムはもちろん重要ですし、その中で自分たちでもピッチで判断してできればと思います」と、しっかりと相手の出方に合わせて、必要であれば並びも変えていきたいとした。 モナコでの1年目は非常に苦しんでいた南野。その中でも代表に招集されていたときは、試合勘に苦しんだとした。「ボールを受けた時に後ろにどういう相手、味方がいるのかを感じられているかどうかというのは試合を重ねている時の方が冴えているという感じです」と語り。「あとはゴール前、より感覚でプレーするところになると、試合に出ている時の方がスムーズに体が動きます」と、今はチームでもしっかりと結果を出しており、より効果的なプレーができると感じているようだ。 今シーズンはすでにゴールをも決め、良いパフォーマンスを見せ続けている。日本代表にも勢いをもたらしたいところだが「そうなるように僕も祈っているというか、そうなれるように頑張りたいです。モナコでの勢いというのをチームに還元したいと思います」と南野は言及。「とはいえ、代表とチームは別で、アジアの大会という難しさも変わってくると思うので、あまり考えすぎず、今まで通りやってきたことを発揮できればと思います」と、普段通りのプレーを出していきたいとした。 今回は期待も大きい中で、自身の役割について「チャレンジャー、フレッシュな気持ちで貪欲にチームのためにゴールとアシストを狙っていければと思います」と謙虚な姿勢。しっかりと、結果で応えてもらいたいところだ。 いよいよ始まる最終予選。中国代表戦は、5日(木)の19時35分から埼玉スタジアム2002でキックオフ。地上波はテレビ朝日で生中継。そのほか、「DAZN」でもライブ配信される。 2024.09.04 23:10 Wed5
