「川崎に始まり川崎で終わる」2024年、クラブ&代表で“対日本勢”9試合出場の中国代表GKワン・ダーレイ 総失点は驚愕の…

2024.12.09 16:02 Mon
2024年、日本のサッカー関係者、サッカーファンにも少なからず浸透したワン・ダーレイ
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2024年、日本のサッカー関係者、サッカーファンにも少なからず浸透したワン・ダーレイ
山東泰山中国代表GKワン・ダーレイが2024シーズンを総括した。中国『新浪』が伝える。

4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第6節の川崎フロンターレvs山東泰山が行われ、ホーム川崎Fは4-0と勝利。リーグステージ突破へ大きく前進した。

敗れた中国山東としては、これが年内の公式戦ラストゲーム。日本遠征終了後、フル出場で4発を喰らったGKワン・ダーレイが微博(ウェイボー)で2024シーズンを総括したという。
「2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるものとなったけど、今年も皆さんお疲れさまでした。(省略) 受け入れられるものは謙虚に受け入れ、受け入れられないものは排除するよう最善を尽くすよ。2025年は今年よりもさらに良くなることを願っている」

山東は2024年最初の公式戦が、今年2月のACL23-24ラウンド16・1stレグ、川崎F戦(H)。2-3と敗れたが、アウェイ2ndレグで4-2と勝利し、逆転でベスト8へ駒を進めていた。
そこから約10ヵ月が経過し、年内最後の一戦で川崎Fに0-4と大敗。“2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるもの…”とは、おそらくこのことを指すのだろう。

2024年、日本のサッカー関係者、サッカーファンにも少なからず浸透したワン・ダーレイ。

山東の正守護神としてACL、そしてACLEに参戦し、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスヴィッセル神戸と対戦。クラブレベルだけでJリーグ勢と計7試合を戦っている。

また、アジア杯2023後に発足した中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督体制でも、35歳にして2番手GKから正守護神へ昇格。W杯アジア最終予選の日本代表戦も2試合ともフル出場し、最近は腕章を巻くことも珍しくない。

そして、クラブと代表を合わせた“対日本勢”、9試合にいずれもフル出場して「計26失点」。

中国代表では日本代表に0-7、1-3と2試合トータル10失点。クラブレベルでも川崎F戦、横浜FM戦、神戸戦のすべてで失点を喫する計7試合16失点。シュートストップは水準以上のものがあると見て良さそうだが、ともかく完封は叶わなかったワン・ダーレイである。

◆ワン・ダーレイの2024年 “対日本勢”

▽中国代表
9/5 vs日本代表 0-7
11/19 vs日本代表 1-3

▽山東泰山
2/13 vs川崎フロンターレ 2-3
2/20 vs川崎フロンターレ 4-2
3/6 vs横浜F・マリノス 1-2
3/13 vs横浜F・マリノス 0-1
10/2 vsヴィッセル神戸 1-2
10/22 vs横浜F・マリノス 2-2
12/4 vs川崎フロンターレ 0-4

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「川崎に始まり川崎で終わる」2024年、クラブ&代表で“対日本勢”9試合出場の中国代表GKワン・ダーレイ 総失点は驚愕の…

山東泰山の中国代表GKワン・ダーレイが2024シーズンを総括した。中国『新浪』が伝える。 4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第6節の川崎フロンターレvs山東泰山が行われ、ホーム川崎Fは4-0と勝利。リーグステージ突破へ大きく前進した。 敗れた中国山東としては、これが年内の公式戦ラストゲーム。日本遠征終了後、フル出場で4発を喰らったGKワン・ダーレイが微博(ウェイボー)で2024シーズンを総括したという。 「2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるものとなったけど、今年も皆さんお疲れさまでした。(省略) 受け入れられるものは謙虚に受け入れ、受け入れられないものは排除するよう最善を尽くすよ。2025年は今年よりもさらに良くなることを願っている」 山東は2024年最初の公式戦が、今年2月のACL23-24ラウンド16・1stレグ、川崎F戦(H)。2-3と敗れたが、アウェイ2ndレグで4-2と勝利し、逆転でベスト8へ駒を進めていた。 そこから約10ヵ月が経過し、年内最後の一戦で川崎Fに0-4と大敗。“2024年は川崎に始まり、川崎で終わる。結果は大きく異なるもの…”とは、おそらくこのことを指すのだろう。 2024年、日本のサッカー関係者、サッカーファンにも少なからず浸透したワン・ダーレイ。 山東の正守護神としてACL、そしてACLEに参戦し、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸と対戦。クラブレベルだけでJリーグ勢と計7試合を戦っている。 また、アジア杯2023後に発足した中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督体制でも、35歳にして2番手GKから正守護神へ昇格。W杯アジア最終予選の日本代表戦も2試合ともフル出場し、最近は腕章を巻くことも珍しくない。 そして、クラブと代表を合わせた“対日本勢”、9試合にいずれもフル出場して「計26失点」。 中国代表では日本代表に0-7、1-3と2試合トータル10失点。クラブレベルでも川崎F戦、横浜FM戦、神戸戦のすべてで失点を喫する計7試合16失点。シュートストップは水準以上のものがあると見て良さそうだが、ともかく完封は叶わなかったワン・ダーレイである。 ◆ワン・ダーレイの2024年 “対日本勢” ▽中国代表 9/5 vs日本代表 0-7 11/19 vs日本代表 1-3 ▽山東泰山 2/13 vs川崎フロンターレ 2-3 2/20 vs川崎フロンターレ 4-2 3/6 vs横浜F・マリノス 1-2 3/13 vs横浜F・マリノス 0-1 10/2 vsヴィッセル神戸 1-2 10/22 vs横浜F・マリノス 2-2 12/4 vs川崎フロンターレ 0-4 2024.12.09 16:02 Mon
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山東泰山の撤退でACLEの東地区が混沌…対戦取り消しにより神戸は5位に転落、浦項はラウンド16行きを逃す形に【ACLE2024-25】

19日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のリーグステージの全日程が終了。順位が確定した中、リーグステージ最終節で大きな問題が生じて混乱が生まれた。 18日にもリーグステージが行われており、19日には蔚山HD FC(韓国)vs山東泰山(中国)、上海海港(中国)vs横浜F・マリノスの2試合が予定されていた。 しかし、山東が蔚山HD戦を放棄。ラウンド16進出に向けた最後の戦いとなる中で、アジアサッカー連盟(AFC)もACLEからの撤退とみなすと発表していた。 今シーズンからACLEの方式も変更となり、12チームが1つのリーグを戦い、それぞれ8試合を異なるチームと対戦。8試合の勝ち点で順位を決める方式となっており、上位8チームがラウンド16に進出することとなっていた。 ただ、山東が撤退したことにより、蔚山HDを除いた山東と対戦した7チームに関しては、山東戦を考慮しないことが大会規定により決定。この結果、7試合と8試合のチームが混在することとなった。 すでに第7節の時点で突破を決めていた横浜FMは最終戦の上海上港戦も勝利して首位で突破。2位には川崎フロンターレ、3位にはジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、4位に光州FC(韓国)が入ることに。ただ、トップ4でのラウンド16進出が決定していたヴィッセル神戸は5位に転落することとなり、ラウンド16のホームゲームの扱いが変わることとなってしまった。 なお、6位にブリーラム・ユナイテッド(タイ)、7位に上海申花(中国)、8位に上海海港が入ることに。9位の浦項スティーラースは山東と対戦し勝利を収めており、勝ち点が9だったはずが、「6」に変更そのため、上海海港の勝ち点8に抜かれてラウンド16進出がなくなることとなっている。 <h3>◆ACLE2024-25 西地区順位表</h3> 1位:横浜F・マリノス|勝ち点18/14/7試合 2位:川崎フロンターレ|勝ち点15/9/7試合 3位:ジョホール・ダルル・タクジム|勝ち点14/8/7試合 4位:光州FC|勝ち点14/6/7試合 5位:ヴィッセル神戸|勝ち点13/5/7試合 6位:ブリーラム・ユナイテッド|勝ち点12/-5/8試合 7位:上海申花|勝ち点10/1/8試合 8位:上海海港|勝ち点8/-8/8試合 9位:浦項スティーラース|勝ち点6/-8/7試合 10位:蔚山HD FC|勝ち点3/-12/7試合 11位:セントラルコースト・マリナーズ|勝ち点1/-10/7試合 12位:山東泰山|勝ち点0/0/0試合 2025.02.20 15:47 Thu

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