決め手は“大都市上海”? Jリーグでもゴール量産の2023年中国超級得点王レオナルド、上海海港に完全移籍へ

2025.01.13 22:25 Mon
浦和レッズ等Jリーグ3クラブにも在籍したFWレオナルド
©︎J.LEAGUE
浦和レッズ等Jリーグ3クラブにも在籍したFWレオナルド
かつてJリーグでもゴールを量産したブラジル人FWレオナルド(27)が上海海港に移籍へ。

レオナルドはかつてガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズでプレーし、2018〜19年はJ3リーグとJ2リーグの得点王。2020年移籍の浦和でもJ1リーグ11得点を記録した。

21年2月に中国超級・山東泰山へ移籍。
同年夏からレンタル移籍を繰り返し、ほとんど山東に身を置かずも、2023シーズンは長春亜泰で超級19得点、2024シーズンは浙江職業で21得点と、中国の地でもゴールを量産する。

山東との契約を2026シーズンまで残すなか、中国各紙によると、2023シーズンの超級得点王レオナルドはこの度、UAEアブダビに到着。同地ではリーグ王者・上海海港が合宿中で、移籍契約の成立が近づいているという。
元ブラジル代表MFオスカル、元アルゼンチン代表MFマティアス・バルガスが退団した海港。最優先の補強ポジションは最前線ではないとされるが、レオナルド獲得なら選手層を意識してのものか。海港は昨季20ゴールのエースストライカー、ブラジル人FWグスタボが残留している。

ただ、昨季34ゴールで得点王&MVPの中国代表FWウー・レイが、昨秋からの負傷で未だ復帰時期が見通せず。レオナルド自身に目を向ければ「スピードこそないが、シュート精度は中国超級でNo.1」と位置付けられている。

中国『新浪』いわく、レオナルドは金銭面・生活面での要求がかなり強いようで、昨季レンタル所属の浙江から完全移籍意向を望まれるも、協議はあまり進まなかった模様。

その一方で“大都市上海”からのオファーに惹かれたのは不思議ではないといい、浙江がレオナルド後釜の確保に接近している点からも、完全移籍での海港入りは限りなく濃厚だという。

上海海港の関連記事

横浜F・マリノスは11日、横浜国際総合競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のノックアウトステージ ラウンド16・2ndレグで上海海港(中国)と対戦し、4-1で快勝。2戦合計5-1として準々決勝進出を決めた。 4日にアウェイで行われた1stレグではアンデルソン・ロペスのゴールを守り抜いて 2025.03.11 20:57 Tue
上海海港のケヴィン・マスカット監督が、試合前のアクシデントに怒りを示した。中国『網易(163.com)』が伝えた。 4日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のラウンド16・1stレグで上海海港は横浜F・マリノスと対戦した。 リーグステージでも対戦した両者。マスカット監督にとっては古巣対戦となっ 2025.03.05 12:10 Wed
横浜F・マリノスは4日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のノックアウトステージ ラウンド16・1stレグに臨み、上海海港(中国)とアウェイで対戦。1-0で勝利した。 リーグステージは6勝1分け1敗の成績で終え、首位通過を決めた横浜FM。ラウンド16ではリーグステージ最終節で対戦したケヴィン・マスカ 2025.03.04 22:59 Tue
古巣対決となった上海海港のケヴィン・マスカット監督が、横浜F・マリノス戦を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。 19日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)のリーグステージ最終節が行われ、上海海港は横浜FMをホームに迎えた。 ラウンド16進出をかけて戦う上海海港と首位で突 2025.02.20 16:55 Thu
アジアサッカー連盟(AFC)は20日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)2024-25の決勝開催地を発表した。 新たな大会方式で行われているACLE。西地区、東地区ともにリーグステージが終了し、ラウンド16進出チームが決定した。 日本から参加しているヴィッセル神戸、横浜F・マリノス、川崎フロン 2025.02.20 16:20 Thu

中国スーパーリーグの関連記事

ビルの11階から転落死したことが伝えられた中国スーパーリーグの浙江職業足球倶楽部(浙江FC)に所属するガボン代表FWアーロン・ブペンザだが、自殺と他殺の可能性が出てきているという。 今年1月に浙江FCに加入したブペンザ。今季から挑戦している中国スーパーリーグでは6試合で4ゴール2アシストを記録するなど、好スタート 2025.04.17 17:35 Thu
中国スーパーリーグの浙江職業足球倶楽部に所属するガボン代表FWアーロン・ブペンザが中国でビルから転落し、帰らぬ人となった。28歳の若さだった。 フランスのボルドーの下部組織で育ったブペンザは、ポーFCやアジャクシオ、トゥールFCでプレー。その後、ポルトガルのフェイレンセ、トルコのハタイスポル、カタールのアル・アラ 2025.04.16 23:15 Wed
悲願のワールドカップ(W杯)出場を目指す中国代表だが、新たに2選手の帰化が認められたという。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 2002年の日韓W杯で初めて出場した中国代表。2026年の北中米W杯の出場を目指す中で、アジア最終予選では日本代表と同組に。6試合を終えて最下位に沈んでいるが、出場権を獲得できる 2025.02.19 17:20 Wed
中国代表入りの可能性が伝えられるDRコンゴ出身FWオスカル・タティ・マリトゥ(25)。どうやら中国クラブへの復帰が決まったようだ。 オスカルは18歳でDRコンゴから中国へ。プロキャリア全てを中国国内でプレーし、延辺富徳(解散)、陝西長安(解散)、滄州雄獅(解散)で超級(1部)通算109試合28得点、甲級(2部)通 2025.02.18 17:00 Tue
元ブラジル代表FWリバウド氏の長男、FWリバウジーニョ(29)が中国2部クラブへ移籍した。 セレソンが最後に世界を制した2002年日韓W杯の背番号「10」リバウド氏。ブラジルサッカー史に燦然と輝くスーパースターであり、クラブキャリアではバルセロナなどに所属した。 その長男がリバウジーニョ。2017年からルー 2025.02.10 20:23 Mon

記事をさがす

上海海港の人気記事ランキング

1

中国移籍から8年…オスカルが上海海港を退団へ? リーグ連覇に多大なる貢献も現段階で契約延長オファーを承諾せず

元ブラジル代表MFオスカル(33)が上海海港を退団する可能性もあるようだ。中国『新浪』やブラジル『RTI』が伝える。 2日、中国スーパーリーグ(超級)は全会場同時キックオフの最終節(第30節)が行われ、首位・上海海港はホームで天津津門に5-0と圧勝。 最終盤にきて“最大のライバル”上海申花に首位を奪われたが、第29節で申花がまさかのドローに終わったため、ラスト1試合を残して首位返り咲き。最後は気持ちよく2連覇を決めた。 海港の中枢は、ご存じオスカル。 かつてセレソンの中枢として自国開催2014年W杯に出場し、チェルシー時代は主力としてプレミアリーグ優勝にヨーロッパリーグ(EL)優勝。2016年暮れに中国へ向かい、以来、一貫して海港で攻撃のタクトを振るっている。 今季は、超級29試合出場で「14得点&24アシスト」という突き抜けた数字。29試合中17試合で味方のゴールをアシストしており、得点に絡んだ試合は29試合中23試合を数える。 しかし、今や海港のキャプテンを担う33歳オスカルも、契約が12月31日まで。 ブラジル国内では「オスカルが退団を決意」と伝えられ、フラメンゴがフリートランスファー獲得に関心を持っていることが明らかに。また、アメリカ、サウジアラビア、UAE、カタールからも接触があるとみられている。 現時点でオスカルは海港の「契約を2026年まで2年延長」「引退後の幹部入り」というオファーを承諾せず。一方で超級優勝が決定後、「もう1年プレーしたい」とも発言した。 オスカルは9月、母国紙で上海生活を「この上なく快適」と語りつつ、家族が住むサンパウロ州への復帰も念頭にあると明言。 また、日系人の妻との間に生まれた子ども3人は、いずれもイギリスまたは中国生まれ。ブラジル生活を経験させたいとも語っている。 上海海港に残留か、ブラジル復帰か、どうやらこれからじっくり話し合われる様子だ。 2024.11.05 15:55 Tue
2

ACLE出場の上海海港が6選手補強、元浦和のFWレオナルドらブラジル人3人に清水下部組織出身のウインガーも

中国スーパーリーグの上海海港は27日、6選手の加入を発表した。 新シーズンに向けて加入するのはFWレオナルド(27)、“ガブリエウジーニョ”として知られるFWガブリエル・アイウトン・デ・ソウザ(28)、MFマテウス・ヴィタル(26)のブラジル人3名と、DFミン・ティアン(29)、FWアフレデン・アスケル(21)、MFリュー・ルーファン(26)の中国人3名の合計6名となった。 レオナルドは、ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズでプレーしたストライカー。浦和退団後は山東泰山や河北FC、蔚山HD FC、長春亜泰、浙江職業でプレーしていた。 中国スーパーリーグでは77試合で42ゴール13アシストを記録。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも11試合で6ゴール3アシストを記録しており、ACLエリート(ACLE)に出場している上海にとっては大きな補強となる。 ガブリエウジーニョは、アトレチコ・パラナエンセやリネンセ、ポルトガルのリオ・アヴェ、モレイレンセでプレー。その後UAEに渡り、アル・ワスル、ハッタ・クラブでプレー。2025年1月にモレイレンセからレンタル移籍で上海海港に加入した。今シーズンのプリメイラ・リーガでは18試合で3ゴール2アシストを記録している。 マテウス・ヴィタルは、ヴァスコ・ダ・ガマ、コリンチャンス、パナシナイコス、クルゼイロでプレー。アンダー世代のブラジル代表も経験しているゲームメーカー。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)では通算203試合11ゴール10アシストを記録していた。 ミン・ティアンは中国代表として5試合に出場している右サイドバック。天津津門虎から完全移籍で加入。中国スーパーリーグでは通算105試合3ゴール13アシストを記録している。 アフレデン・アスケルはアンダー世代の中国代表を経験。清水エスパルスの下部組織にも所属した過去があり、スウェーデンでもプレー経験がある。 リュー・ルーファンは中国代表に招集歴はあるウインガー。上海申花の下部組織育ちで、天津津門虎、成都蓉城、武漢三鎮でプレーしていた。 2025.01.28 21:20 Tue
3

中国スーパーリーグが年俸上限を設定、外国人の年俸は3億8000万円

中国スーパーリーグが、2021シーズンからのサラリーキャップ制度導入を発表した。 かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。 また、クラブの給与未払い問題や、クラブの消滅などを繰り返した中、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて変則的なシーズンを過ごしていた。 その中国スーパーリーグは、2021シーズンからサラリーキャップを導入することを発表。外国人選手の年俸は300万ユーロ(約3億8000万円)を上限、国内選手は500万元(約8000万円)を上限とすることになった。 なお、この制限を超えたチームに関しては、最大で勝ち点24が剥奪されることとなる。また、選手はCFA主催の試合への出場停止措置を受ける可能性もあるとのことだ。 中国スーパーリーグではチェルシーなどでプレーした元ブラジル代表MFオスカルが6000万ユーロ(約75億5000万円)で上海上港で加入。年俸は2300万ユーロ(約29億円)であり、今回も受けられる上限のおよそ8倍をもらっていた。 CFAがサラリーキャップ制度を導入する理由は「マネーフットボール」の抑制と中国代表への「投資バブル」をもたらしたいとのことだ。 CFAの陳戌源会長は、「中国スーパーリーグのクラブの支出は、韓国のKリーグの約10倍、日本のJリーグの3倍となっている。しかし、我々の代表チームははるかに遅れをとっている」とコメントしている。 FIFAランキングで見れば、中国は75位に対し、韓国は38位、日本は27位となっており、会長の言葉通りコストに対して代表強化が進んでいないのが現状だ。 なお、1月1日から有効となり、2部と3部でもサラリーキャップ制度が導入されるとのことだ。 2020.12.16 13:05 Wed
4

チェルシーがオスカルの移籍合意を発表

▽チェルシーは23日、ブラジル代表MFオスカル(25) の移籍に関して、中国スーパーリーグの上海上港と合意に達したことを発表した。オスカルは冬の移籍マーケットの開始と共に中国へ渡ることとなる。なお、契約期間や移籍金などは明かされていないが、イギリス『スカイ・スポーツ』は6000万ポンド(約86億6000万円) と推定している。 ▽2012年にインテルナシオナルからチェルシーに加入したオスカルは、以降3シーズンに渡ってレギュラーとして活躍し、在籍4年半で公式戦203試合に出場し38ゴールをマーク。しかし、昨シーズンから徐々に出場機会を失うと、アントニオ・コンテ新監督率いる今シーズンのチームでは、思うように出場機会を得られておらず、度々移籍の噂がささやかれていた。 ▽一方、オスカルの獲得を成功させた上海上港は、今シーズンの中国スーパーリーグを3位でフィニッシュ。来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権(予選2回戦からの参戦)を確保している。また、同クラブにはブラジル代表FWフッキが在籍しており、オスカルの加入により、現役セレソン2人の共演が実現することになった。 2016.12.23 18:00 Fri
5

不摂生に次ぐ不摂生…アルナウトビッチ、中国を舐めていたことを明かす

上海上港に所属するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチが移籍当初の心境を明かした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 アルナウトビッチは昨夏にウェストハムから上海上港へ移籍。シーズン後半の途中加入ながらも中国スーパーリーグで11試合に出場し、9ゴール3アシストと上々の成績を残した。 だが、その裏では中国サッカーを過小評価し、時差ボケから来る不規則な生活を続けていたとアルナウトビッチは話す。不摂生な食事もやめられなかったようだ。 「俺は舐めていた。練習もせず、身体のケアもせず、無制限に食べてスプライトやコーラ、ファンタのような炭酸飲料をずっと飲んでいた。体に悪いと知りながらね」 「不規則な食事をしてたよ。中国に着いて3週間ぐらいは時差ボケで寝つけも悪かった。朝の6時や7時に寝て、夕方の3時か4時に起きる。それからトレーニングをして一晩中起き続け、間違った時間に食べていた」 しかし、31歳はその後は改心したという。クラブに求められていることに応えようと、自分を見つめ直した。 「今はクラブが俺に求めていること、タイトルの為にプレーすることを念頭に置いている。そしてもっと上手くやるために、もっと良くなるために俺は変わった。そうでなければここでプレーすることは出来ない」 上海上港との契約は2022年12月まで。生まれ変わったというオーストリア代表は、どんな活躍を見せてくれるだろうか。 2020.09.01 21:17 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly