マテウス・サヴィオらの獲得を断念した上海海港、2枚看板流出の穴埋めへまずブラジル1部から補強か
2025.01.08 20:25 Wed
上海海港が元U-23ブラジル代表MFマテウス・ヴィタルを獲得へ
Jリーグからの補強が失敗したと伝えられる上海海港。ひとまずブラジル1部・クルゼイロから新たな“10番”を獲得するようだ。
上海海港は2024シーズンの中国スーパーリーグ(超級)を制して2連覇も、攻撃の核たる元アルゼンチン代表MFマティアス・バルガス、元ブラジル代表MFオスカルが揃って契約満了に。
昨季の超級では、両選手合わせて「26得点38アシスト」。チャンスメイクとラストパスのキーマンだった2人が抜け、ACLEも続くなかでスケールダウンを余儀なくされている。
中国『新浪』などによると、元横浜F・マリノス指揮官のケヴィン・マスカット監督が率いるチームは当初、後釜としてJリーグのブラジル人選手に白羽の矢を立てていたとのこと。
まず、バルガスの後釜として、指揮官の古巣・横浜FMからFWヤン・マテウス(26)。しかし、マテウスは昨季のJ1リーグでチームトップ「8アシスト」を記録していたなか、上海海港は獲得なら高額な移籍金を支払う必要があったため、リストから除外したという。
また、現地では「上海海港が横浜FMのFWアンデルソン・ロペスに関心」と噂されているようだが、こちらについては海港関係者が「我々が探しているのは“9番”ではなく、ウインガーやオスカルが抜けた“10番”」と否定したそうだ。
結局のところ、海港はバルガス&オスカルの穴埋めが現在までに完了していないが、ここにきてオスカルに代わる“10番”は確保か。
ブラジルの複数メディアによると、海港はクルゼイロから元U-23ブラジル代表MFマテウス・ヴィタル(26)の獲得が決定的。ギリシャ1部・パナシナイコスにも所属歴のある攻撃的MFだ。
同選手は9日にも上海入りし、契約を交わす予定。昨年末にメキシコ1部・ネカクサへの移籍が迫るも、ヴィタルが就労ビザの取得手続きをドタキャンし、ネカクサから撤退したそうだ。
海港はACLEのリーグステージ残り2試合が、いずれもJ1リーグ勢との対戦。2月11日にヴィッセル神戸とホームで、2月19日に横浜FMとアウェイで激突する。
上海海港は2024シーズンの中国スーパーリーグ(超級)を制して2連覇も、攻撃の核たる元アルゼンチン代表MFマティアス・バルガス、元ブラジル代表MFオスカルが揃って契約満了に。
昨季の超級では、両選手合わせて「26得点38アシスト」。チャンスメイクとラストパスのキーマンだった2人が抜け、ACLEも続くなかでスケールダウンを余儀なくされている。
まず、バルガスの後釜として、指揮官の古巣・横浜FMからFWヤン・マテウス(26)。しかし、マテウスは昨季のJ1リーグでチームトップ「8アシスト」を記録していたなか、上海海港は獲得なら高額な移籍金を支払う必要があったため、リストから除外したという。
そして、柏レイソルのMFマテウス・サヴィオ(27)。こちらはオスカル退団を見越して、シーズン終了前から計画していた第1後釜候補だったが、柏へ契約解除金を満額提示した“日本の巨人”浦和レッズに敗れた格好だという。同選手は浦和への完全移籍が発表されている。
また、現地では「上海海港が横浜FMのFWアンデルソン・ロペスに関心」と噂されているようだが、こちらについては海港関係者が「我々が探しているのは“9番”ではなく、ウインガーやオスカルが抜けた“10番”」と否定したそうだ。
結局のところ、海港はバルガス&オスカルの穴埋めが現在までに完了していないが、ここにきてオスカルに代わる“10番”は確保か。
ブラジルの複数メディアによると、海港はクルゼイロから元U-23ブラジル代表MFマテウス・ヴィタル(26)の獲得が決定的。ギリシャ1部・パナシナイコスにも所属歴のある攻撃的MFだ。
同選手は9日にも上海入りし、契約を交わす予定。昨年末にメキシコ1部・ネカクサへの移籍が迫るも、ヴィタルが就労ビザの取得手続きをドタキャンし、ネカクサから撤退したそうだ。
海港はACLEのリーグステージ残り2試合が、いずれもJ1リーグ勢との対戦。2月11日にヴィッセル神戸とホームで、2月19日に横浜FMとアウェイで激突する。
マテウス・ヴィタル
マティアス・バルガス
オスカル
ケヴィン・マスカット
ヤン・マテウス
マテウス・サヴィオ
アンデルソン・ロペス
上海海港
クルゼイロ
横浜F・マリノス
柏レイソル
浦和レッズ
中国スーパーリーグ
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA
J1
マテウス・ヴィタルの関連記事
上海海港の関連記事
中国スーパーリーグの関連記事
記事をさがす
|
マテウス・ヴィタルの人気記事ランキング
1
ACLE出場の上海海港が6選手補強、元浦和のFWレオナルドらブラジル人3人に清水下部組織出身のウインガーも
中国スーパーリーグの上海海港は27日、6選手の加入を発表した。 新シーズンに向けて加入するのはFWレオナルド(27)、“ガブリエウジーニョ”として知られるFWガブリエル・アイウトン・デ・ソウザ(28)、MFマテウス・ヴィタル(26)のブラジル人3名と、DFミン・ティアン(29)、FWアフレデン・アスケル(21)、MFリュー・ルーファン(26)の中国人3名の合計6名となった。 レオナルドは、ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズでプレーしたストライカー。浦和退団後は山東泰山や河北FC、蔚山HD FC、長春亜泰、浙江職業でプレーしていた。 中国スーパーリーグでは77試合で42ゴール13アシストを記録。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも11試合で6ゴール3アシストを記録しており、ACLエリート(ACLE)に出場している上海にとっては大きな補強となる。 ガブリエウジーニョは、アトレチコ・パラナエンセやリネンセ、ポルトガルのリオ・アヴェ、モレイレンセでプレー。その後UAEに渡り、アル・ワスル、ハッタ・クラブでプレー。2025年1月にモレイレンセからレンタル移籍で上海海港に加入した。今シーズンのプリメイラ・リーガでは18試合で3ゴール2アシストを記録している。 マテウス・ヴィタルは、ヴァスコ・ダ・ガマ、コリンチャンス、パナシナイコス、クルゼイロでプレー。アンダー世代のブラジル代表も経験しているゲームメーカー。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)では通算203試合11ゴール10アシストを記録していた。 ミン・ティアンは中国代表として5試合に出場している右サイドバック。天津津門虎から完全移籍で加入。中国スーパーリーグでは通算105試合3ゴール13アシストを記録している。 アフレデン・アスケルはアンダー世代の中国代表を経験。清水エスパルスの下部組織にも所属した過去があり、スウェーデンでもプレー経験がある。 リュー・ルーファンは中国代表に招集歴はあるウインガー。上海申花の下部組織育ちで、天津津門虎、成都蓉城、武漢三鎮でプレーしていた。 2025.01.28 21:20 Tue上海海港の人気記事ランキング
1
ACLE出場の上海海港が6選手補強、元浦和のFWレオナルドらブラジル人3人に清水下部組織出身のウインガーも
中国スーパーリーグの上海海港は27日、6選手の加入を発表した。 新シーズンに向けて加入するのはFWレオナルド(27)、“ガブリエウジーニョ”として知られるFWガブリエル・アイウトン・デ・ソウザ(28)、MFマテウス・ヴィタル(26)のブラジル人3名と、DFミン・ティアン(29)、FWアフレデン・アスケル(21)、MFリュー・ルーファン(26)の中国人3名の合計6名となった。 レオナルドは、ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズでプレーしたストライカー。浦和退団後は山東泰山や河北FC、蔚山HD FC、長春亜泰、浙江職業でプレーしていた。 中国スーパーリーグでは77試合で42ゴール13アシストを記録。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも11試合で6ゴール3アシストを記録しており、ACLエリート(ACLE)に出場している上海にとっては大きな補強となる。 ガブリエウジーニョは、アトレチコ・パラナエンセやリネンセ、ポルトガルのリオ・アヴェ、モレイレンセでプレー。その後UAEに渡り、アル・ワスル、ハッタ・クラブでプレー。2025年1月にモレイレンセからレンタル移籍で上海海港に加入した。今シーズンのプリメイラ・リーガでは18試合で3ゴール2アシストを記録している。 マテウス・ヴィタルは、ヴァスコ・ダ・ガマ、コリンチャンス、パナシナイコス、クルゼイロでプレー。アンダー世代のブラジル代表も経験しているゲームメーカー。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)では通算203試合11ゴール10アシストを記録していた。 ミン・ティアンは中国代表として5試合に出場している右サイドバック。天津津門虎から完全移籍で加入。中国スーパーリーグでは通算105試合3ゴール13アシストを記録している。 アフレデン・アスケルはアンダー世代の中国代表を経験。清水エスパルスの下部組織にも所属した過去があり、スウェーデンでもプレー経験がある。 リュー・ルーファンは中国代表に招集歴はあるウインガー。上海申花の下部組織育ちで、天津津門虎、成都蓉城、武漢三鎮でプレーしていた。 2025.01.28 21:20 Tue2
中国スーパーリーグが年俸上限を設定、外国人の年俸は3億8000万円
中国スーパーリーグが、2021シーズンからのサラリーキャップ制度導入を発表した。 かつては“爆買い”が大きな話題となり、ヨーロッパで活躍するトッププレーヤーを資金力に任せて大量に獲得していた中国スーパーリーグのクラブたち。しかし、近年は中国サッカー協会(CFA)の方針転換などもあり、給与面などが改善されている。 また、クラブの給与未払い問題や、クラブの消滅などを繰り返した中、今シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受けて変則的なシーズンを過ごしていた。 その中国スーパーリーグは、2021シーズンからサラリーキャップを導入することを発表。外国人選手の年俸は300万ユーロ(約3億8000万円)を上限、国内選手は500万元(約8000万円)を上限とすることになった。 なお、この制限を超えたチームに関しては、最大で勝ち点24が剥奪されることとなる。また、選手はCFA主催の試合への出場停止措置を受ける可能性もあるとのことだ。 中国スーパーリーグではチェルシーなどでプレーした元ブラジル代表MFオスカルが6000万ユーロ(約75億5000万円)で上海上港で加入。年俸は2300万ユーロ(約29億円)であり、今回も受けられる上限のおよそ8倍をもらっていた。 CFAがサラリーキャップ制度を導入する理由は「マネーフットボール」の抑制と中国代表への「投資バブル」をもたらしたいとのことだ。 CFAの陳戌源会長は、「中国スーパーリーグのクラブの支出は、韓国のKリーグの約10倍、日本のJリーグの3倍となっている。しかし、我々の代表チームははるかに遅れをとっている」とコメントしている。 FIFAランキングで見れば、中国は75位に対し、韓国は38位、日本は27位となっており、会長の言葉通りコストに対して代表強化が進んでいないのが現状だ。 なお、1月1日から有効となり、2部と3部でもサラリーキャップ制度が導入されるとのことだ。 2020.12.16 13:05 Wed3
9月5日に日本と対戦する中国代表…エースのウー・レイが上海海港で大暴れ中、最高潮のコンディションで来日へ?
中国代表のエース、FWウー・レイ(32)のコンディションが最高潮だ。中国『新浪』が伝える。 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のスタートまで1カ月弱。 日本代表と同じグループCに入る中国代表だが、日本が9月5日の第1節でぶち当たる相手こそ中国であり、ホーム・埼玉スタジアムでマストはもちろん勝ち点「3」となる。 中国のエースは、近年増加する“帰化組”ではなく、表題のウー・レイ。代表通算99試合37得点にして、順当にいけば日本戦が記念すべき100キャップ目となる32歳だ。 そんなウー・レイ、一時期エスパニョールに所属し、ラ・リーガ通算72試合に出場したことで知られるが、22年夏に古巣・上海海港へ戻ってからというものの、今がピーク。 2024シーズンの中国スーパーリーグにおいて「23試合28得点12アシスト」という、カテゴリーのレベル差こそあれど、全盛期のメッシ並みにゴールとアシストを量産。直近7試合は「12得点7アシスト」だ。 エスパニョール移籍前年(2018シーズン)のキャリアハイ27得点を更新し、現行チーム数における同リーグの最多記録29得点(エラン・ザハヴィ)を更新することもほぼ確実。 中国『新浪』は、中山雅史氏がジュビロ磐田時代の1998年にJリーグで樹立した、アジア上位リーグにおける最多得点記録「36」の更新に期待を寄せている。1試合あたりの得点率はゴン中山を上回るウー・レイだ。 考えるに、そんなウー・レイが日本撃破のカギを握るには、やはり周囲との連携か。 上海海港では[4-3-3]の右ウイングとして得点関与が止まらないウー・レイ。 チームは中盤で元ブラジル代表MFオスカルが全てを操り、自身がタテ関係となる右サイドバックには、若手時代からコンビを組む上海海港ひと筋DFワン・シェンチャオの支えがある。 だが、35歳のワンはすでに中国代表からフェードアウトし、そもそも現中国代表の基本システム[4-3-1-2]にウイングは存在せず。代表でのウー・レイは2トップの一角が主戦場だ。 また、前回のアジア最終予選においては、ウー・レイはお世辞にも日本の脅威とならず。2トップの一角でも右ウイングでも得点関与なく、日本の2連勝となっている。 日本代表としては、帰化組の選手も含め、警戒すべきアタッカーであることには間違いないが、落ち着いて対処していきたいところだ。 2024.08.12 19:45 Mon4