「ミスをベテランのせいにしたっていい」中国代表の36歳GKがW杯出場へ執念「若手にノンストレスでやってもらわねば」

2025.02.18 22:25 Tue
日本でもその名が浸透した中国代表GKワン・ダーレイ
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日本でもその名が浸透した中国代表GKワン・ダーレイ
中国代表GKワン・ダーレイ(36/山東泰山)がワールドカップ(W杯)出場への執念を口にした。

2002年日韓大会以来のW杯へアジア最終予選を戦う中国。現在C組最下位も2位オーストラリアとは勝ち点「1」差…サウジと豪州の弱体化が如実ななか、6試合で2勝を挙げている。

日本でもその名が浸透したワン・ダーレイは、長年にわたって中国の2番手GKも、今予選を通じ、35歳でポジション確保。ウー・レイ不在の現在は腕章を巻いてゴールマウスを守る。
2024年の中国サッカー最優秀選手(ゴールデンボール賞)にも選出されたなか、中国の守護神は『新華社通信』で予選突破へ言葉を紡ぐ。

「若い代表選手たちには『責任は全員で背負うことが大事』と伝えつつ、『チームとして悪かった部分は僕のようなベテランに投げていい』とも話しているよ。若手にノンストレスでプレーして貰わないといけない状況なんだ」
「日本戦の“0-7”が始まりだよ。全員が日本を怖がってラインは全く上がらず、悲惨なほど好き放題やらせてしまった。もしミスをしたら、もうすぐ引退するようなベテランのせいにしたっていい。若手には今後のキャリアもある」

「W杯出場を簡単に実現させてしまうことは、僕たちにとって夢物語。地に足つけて切り拓くしかないんだ。課題は多い。特にセットプレーの守備では未だに相手をマークしきれていないし、相対的にファウルも多い印象だ」

「ともあれチームの雰囲気は良い。若手からベテランまで選手全員が同じ目標を抱き、パフォーマンスも向上したからこその“2勝”だ。闘志を全面に出し、監督のプランを遂行して残り4試合で良いプレーをしないといけない」

最終予選は、あと1カ月で再開する。

◆中国の残り4試合
3月20日 第7節 vsサウジアラビア(A)
3月25日 第8節 vsオーストラリア(H)
6月5日 第9節 vsインドネシア(A)
6月10日 最終節 vsバーレーン(H)

◆C組順位表
1位 日本 | 勝ち点16 | +20
2位 オーストラリア | 勝ち点7 | +1
本大会出場
3位 インドネシア | 勝ち点6 | -3
4位 サウジアラビア | 勝ち点6 | -3
アジアプレーオフ
5位 バーレーン | 勝ち点6 | -5
6位 中国 | 勝ち点6 | -10

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中国代表のFWチャン・ユーニンが、日本代表戦へ意気込みを語った。中国『捜狐(sohu.com)』が伝えた。 中国代表の攻撃を牽引するチャン・ユーニン。2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選では5試合連続で出場し、インドネシア代表、バーレーン代表との直近2試合は連続ゴールを記録し、チームの連勝に貢献した。 そのチャン・ユーニンだが、14日に行われたバーレーン戦では土壇場で決勝ゴールを記録しながらも、足首を負傷したと見られ、車椅子に乗る姿も目撃されていた。 中国代表のフィジオセラピストであるサンドロ氏によれば「到着後すぐにMRIフィルムを撮った」と、バーレーンから帰国後にすぐに検査をしたとのこと。「何らかの問題があるようだ。この2日間で回復を図るつもりだ」と、日本戦へ向けて調整を進めていくとした。 そのチャン・ユーニンだが、中国『CCTV(中国中央電視台)』のインタビューに応じ、バーレーン戦を振り返るとともに、アウェイで7-0と惨敗に終わった日本戦についても言及。大敗の理由はピッチ外にあったと語った。 「初戦の日本戦の前に難しい準備があったが、客観的な理由もあった。初戦は本当に試合前のウォームアップができず、本来は1時間で到着するところをバスに2時間揺られ、結局遠回りしてフィールドで15分ほどウォームアップをしてから試合に臨んだ」 「早すぎる失点も大きな痛手だった。 ホームに戻った今、客観的な要因はさておき、日本とはもう何度も0-7という試合はできないだろう」 埼玉スタジアム2002で行われた最終予選の初戦。しっかりと試合前の準備ができなかったことが大敗の要因の1つであるとしたチャン・ユーニン。実は、第4節のオーストラリア代表戦でも、オーストラリア代表チームが事故渋滞に巻き込まれ2時間バスに缶詰にされていたことが試合後に発覚。試合1時間前にスタジムにいなかったことをトニー・ポポヴィッチ監督が明かしていた。 2024.11.18 13:20 Mon
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中国代表が年始に強化合宿…セットプレーを重点的に確認? 若手時代にJリーグ経験の欧州組DFが現体制で初めて合流へ

中国代表が年始に強化合宿を実施するという。 ひと言で言えば「望みを繋いだ」2024年の中国代表。W杯アジア最終予選C組で日本や豪州と同居するなか、最下位といえど、2位豪州と勝ち点1差となっており、6戦1勝の豪州やサウジアラビアと異なり、すでに2勝を挙げている。 中国『北青体育』によると、ブランコ・イバンコビッチ監督率いるチームは来年3月の最終予選再開を控え、1月8日から“恒例の”強化合宿を実施。10日間の日程が組まれているという。 今回は新戦力の発掘、テストが主たる目的とされ、欧州組DFが加わる可能性も。 かつて清水エスパルス、京都サンガF.C.に所属し、現在はポーランド1部(※)のラドミアクでプレーするDFウー・シャオコン(24)が合宿メンバー入りか。同選手はアジア杯2023メンバーも、イバンコビッチ体制では一度も招集がない。 (※)1月はウィンターブレイク中 また、練習メニューとしては、攻守のセットプレーに重点が置かれるとのこと。 中国は今予選16失点中6失点をCK・FKから喫しているほか、次回対戦するサウジアラビアが現在開催中の中東ガルフカップも含め、セットプレーにしか得点への活路を見いだせなくなっている点を意識してのものだという。 中国代表は3月20日にアウェイでサウジアラビア、3月25日にホームで豪州と対戦する。 2024.12.30 21:10 Mon

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