初白星で窮地脱した中国代表指揮官、自身が抜擢した若手の台頭を喜びつつ…「国内リーグに強度が不足」
2024.10.22 14:10 Tue
中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督
中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督は、ようやくひと息つけたと言う。
中国代表は先日行われた2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節でインドネシア代表に勝利。久方ぶりの本大会出場へ今予選初白星とし、なんとか希望を繋ぐ形となった。
10月を前にして解任も噂されたイバンコビッチ監督は、中国国営放送『CCTV』で「インドネシア戦前数日は眠れなかった」と語り、結果次第で解任の恐れがあったことを認める。
アジア杯後の就任からここまでを振り返ると、「初めて来たとき、中国チームはあまりに平均年齢が高すぎた。今ではシェ・ウェンネン(23)やベイヘラム・アブドゥウェリ(21)がますます自信を深めていて嬉しいよ」と、自身が抜擢した人材の台頭を喜んだ。
一方、次回11月は、今予選1試合目で0-7大惨敗を喫した日本代表との再戦が。
「対日本の観点からオマーンと中国を比較してはならない。オマーンは中国と違い、毎年60〜80日にかけて同じチームで過ごすのだ。その間トレーニングや寝食を共にし、あのとき選手は日本相手に失うものがないというメンタルの反面、自信も相当なレベルまで達していた」
続けて、「中国サッカーの未来は若者でなければ変えられない」と前置きし、中国スーパーリーグの現状について直言した。
「中国プロリーグの強度は欧州に及ばず、日本やサウジアラビアにも及ばないことが、誰の目にも明らかだ。中国サッカーは自国選手の成長を促すべく、リーグとして高いペースと強度を維持することを必要としている」
中国代表は先日行われた2026年北中米W杯アジア最終予選C組第4節でインドネシア代表に勝利。久方ぶりの本大会出場へ今予選初白星とし、なんとか希望を繋ぐ形となった。
10月を前にして解任も噂されたイバンコビッチ監督は、中国国営放送『CCTV』で「インドネシア戦前数日は眠れなかった」と語り、結果次第で解任の恐れがあったことを認める。
一方、次回11月は、今予選1試合目で0-7大惨敗を喫した日本代表との再戦が。
オマーン代表時代に日本を撃破したイバンコビッチ監督とあって、試合前は少なからず国内で期待されたが、蓋を開けると0-7。指揮官は「オマーン時代の経験は活かされなかったのか」とストレートに質問され、こう回答した。
「対日本の観点からオマーンと中国を比較してはならない。オマーンは中国と違い、毎年60〜80日にかけて同じチームで過ごすのだ。その間トレーニングや寝食を共にし、あのとき選手は日本相手に失うものがないというメンタルの反面、自信も相当なレベルまで達していた」
続けて、「中国サッカーの未来は若者でなければ変えられない」と前置きし、中国スーパーリーグの現状について直言した。
「中国プロリーグの強度は欧州に及ばず、日本やサウジアラビアにも及ばないことが、誰の目にも明らかだ。中国サッカーは自国選手の成長を促すべく、リーグとして高いペースと強度を維持することを必要としている」
ブランコ・イバンコビッチの関連記事
中国代表の関連記事
W杯予選の関連記事
記事をさがす
|
ブランコ・イバンコビッチの人気記事ランキング
1
日本代表との初戦に臨む中国代表の来日メンバー発表…ウー・レイや帰化組も招集【2026年北中米W杯】
5日、埼玉スタジアム2002で行われる日本代表との2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で対戦する中国代表の来日メンバーが発表された。 クロアチア人指揮官のブランコ・イバンコビッチ監督は、グループ最強と言える日本との重要なアウェイ開催の初戦に向けてウー・レイや、帰化組のア・ラン(アラン)やフェイ・ナンドゥオ(フェルナンジーニョ)、ジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング)、ベイヘラム・アブドゥウェリらを順当に招集した。 中国代表の来日メンバーは以下の通り。 ◆中国代表メンバー GK ワン・ダーレイ(山東泰山) リュー・ジャンズオ(武漢三鎮) ヤン・チュンリン(上海海港) バオ・ヤーション(上海申花 DF ジャン・グアンタイ(上海海港) リー・レイ(北京国安) ハン・ポンフェイ(天津津門虎) ヤン・ゼシャン(上海申花) リュウ・ヤン(山東泰山) ガオ・チュンイー(山東泰山) ウェイ・ジェン(上海海港) チュー・チェンジエ(上海申花) ジャン・シェンロン(上海申花) MF ワン・シャンユエン(河南FC) シェ・ポンフェイ(上海申花) リー・ユアンイ(山東泰山) チェン・ジン(浙江FC) ファン・ジェンユ(山東泰山) シュ・ハオヤン(上海申花) ワン・ハイシャン(上海申花) シェ・ウェンネン(山東泰山) FW ア・ラン(青島西海岸) ウー・レイ(上海海港) フェイ・ナンドゥオ(上海申花) チャン・ユーニン(北京国安) リン・リャンミン(北京国安) ベイヘラム・アブドゥウェリ(深セン新鵬城) 2024.09.04 20:00 Wed2
日本戦控える中国代表のメンバーが発表 概ね順当も帰化組FWア・ランは招集外、代わりに不気味な187cmFWが名を連ねる
中国代表の11月招集メンバーが発表された。 19日に厦門で日本代表と対戦する中国代表。累積警告リーチが主力に多いゆえ、26〜27選手の招集が濃厚と国内で伝えられていたなか、その通り27名が今回のリストに名を連ねた。 チームの軸は、これまで通り。 ブランコ・イバンコビッチ体制で正守護神となったGKワン・ダーレイ(山東泰山)、リバプール生まれのDFジャン・グアンタイ(ティアス・ブラウニング/上海海港)、現体制での初招集から中軸となったMFシェ・ウェンネン(北京国安)、主砲のFWウー・レイ(上海海港)などなど。 また、2-1勝利のインドネシア代表戦でスコアラーとなったFWベイヘラム・アブドゥウェリ(深セン新鵬城)、FWチャン・ユーニン(北京国安)も順当に選出。ACLEの川崎F戦で鋭いドリブルを披露したブラジル出身FWフェイ・ナンドゥオ(上海申花)も招集されている。 一方で、こちらもブラジル出身FWア・ラン(青島海牛)は、中国メディアいわく「コンディション不良」で招集外に。これも念頭に置いてか、今回の中国代表はFW登録が8人おり、その中には、なんとも不気味な存在が。 北京国安のFWワン・ツーミン(28)。 過去に5キャップを持つ一方、北京国安でのスタメン起用がほぼ皆無で、終盤のジョーカー投入がほとんどという187cmストライカー。そんななかでも今季リーグ戦19試合6得点…「39分間に1得点」と高い決定力を披露した。 中国代表は14日にW杯アジア最終予選C組第5節でバーレーン代表戦(A)を戦い、19日の第6節で日本代表とのホームゲームを戦う。 <h3>◆中国代表メンバー27名</h3> GK ヤン・チュンリン(上海海港) ワン・ダーレイ(山東泰山) ハン・ジアチー(北京国安) リュー・ジャンズオ(武漢三鎮) DF ジャン・グアンタイ(上海海港) ウェイ・ジェン(上海海港) ガオ・チュンイー(山東泰山) フー・ヘタオ(成都蓉城) チュー・チェンジエ(上海申花) ヤン・ゼシャン(上海申花) ジャン・シェンロン(上海申花) MF リー・ユアンイ(山東泰山) チェン・ジン(浙江FC) シュ・ハオヤン(上海申花) ワン・ハイシャン(上海申花) リー・レイ(北京国安) カオ・ヨンジン(北京国安) ワン・シャンユエン(河南FC) FW ウー・レイ(上海海港) シェ・ウェンネン(山東泰山) ウェイ・シーハオ(成都蓉城) フェイ・ナンドゥオ(上海申花) チャン・ユーニン(北京国安) リン・リャンミン(北京国安) ワン・ツーミン(北京国安) タオ・チャンロン(武漢三鎮) ベイヘラム・アブドゥウェリ(深圳新鵬城) 2024.11.05 15:07 Tue3
即座の解任はなくとも…中国代表指揮官の後任候補多数? 元横浜FM監督など国内リーグからの引き抜き案も
中国サッカー協会(CFA)が、中国代表指揮官の後任候補を水面下で立てているという。 中国代表は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組で2連敗発進。 敵地日本で0-7と大惨敗し、ホームもサウジアラビアに数的優位下で1-2と逆転負け…大まかな印象としては、指揮官の采配云々より、そこには力の差があったと見るべきだろう。 しかしながら、2002年日韓大会を最後に、W杯出場から遠ざかる中国代表。 この20年強で指揮官交代を繰り返しており、現職のブランコ・イバンコビッチ監督(70)で、日韓W杯後だけで実に14人目。W杯に出ていないため、“4年間”指揮した人物は1人もいない。 中国はコロナ禍以降、サッカーに対する投資が大きく減少したこともあってか、中国『新浪』によると、現在のCFAは成績不振を理由としたイバンコビッチ監督解任に踏み切れない状況。 9月中の解任なら違約金900万元(約1億8000万円)が必要だそうだが、これに二の足。かといって同監督に辞任の選択肢もないとされ、おそらく、少なくとも10月は留任が濃厚だ。 ただし、やはりイバンコビッチ監督の後任は準備されているそう。 1人目はU-21中国代表のアントニオ・プチェ監督(52)。2018年から世代別中国代表を指揮し、一時的にボリビアリーグへ向かうも、今年8月に中国へ帰ってきたスペイン人指揮官だ。 2人目はU-19中国代表のデヤン・ジョルジェビッチ監督(57)。母国セルビアやウズベキスタンで長く、昨秋のアジア大会を皮切りにCFA入りし、今年からU-19を率いるという経歴だ。 3人目は元中国代表キャプテンのジェン・ジー(鄭智)氏。セルティック、広州恒大などに在籍歴を持ち、現在はイバンコビッチ監督のもとでアシスタントコーチを務める44歳だ。 また、中国スーパーリーグの主要クラブから現職を引き抜くことも選択肢とされる。 山東泰山を率いる元韓国代表指揮官のチェ・ガンヒ監督(65)、成都蓉城を率いる元韓国代表FWのソ・ジョンウォン監督(53)、上海海港を率いる元横浜F・マリノス指揮官のケヴィン・マスカット監督(51)、上海申花を率いる元ロシア代表指揮官のレオニード・スルツキー監督(53)などなど。 トップディビジョンを指揮した経験がある自国の指導者がほぼいない中国とあって、CFAが水面下で検討段階に入った候補たちは、ジェン・ジー氏の昇格案を除き、外国籍監督が並ぶ。 2024.09.20 14:35 Fri4
“9月5日に日本戦” 中国代表メンバー27名が発表…帰化組アタッカーはアラン&フェルナンジーニョ
中国代表の9月招集メンバーが発表され、帰化組アタッカー2枚が名を連ねた。 中国足球協会(CFA)は21日、9月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第1〜2節に臨む中国代表メンバー27名を発表。 ブランコ・イバンコビッチ監督自ら、CFAのオンライン中継でメンバーリストを読み上げた。 今回は初戦(9月5日)で日本代表とのアウェイゲーム、10日にサウジアラビア代表とのホームゲームであり、中国にとっていきなりのヤマ場。 前線は主砲のFWウー・レイ(32/上海海港)ほか、帰化組から2名が選出。青島海牛のブラジル出身FWアラン(35)、上海申花のブラジル出身FWフェルナンジーニョ(31)だ。 また最終ラインは、イングランド出身の中国系にして、現中国代表の絶対的センターバックであるDFティアス・ブラウニング(30/上海海港)が選出。27名は概ね順当な顔ぶれと言える。 前回のW杯アジア最終予選第1節で黒星を喫した日本代表としては、順当に勝ち点3を確保し、敵地でのバーレーン代表戦に備えたい。 2024.08.21 15:05 Wed5
今回ばかりは本当に侮れない? 中国代表が事前合宿から来日へ…前回W杯最終予選で日本撃破の指揮官が周到な準備
中国代表が万全の体制で来日するようだ。 9月5日に日本代表と対戦する中国代表。 この一戦は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループC第1節で、会場は埼玉スタジアム2002。ホームで迎える日本にとって同予選初戦のマストは勝ち点3だ。 日本代表にとって怖い存在は、中国代表のブランコ・イバンコビッチ監督。 今年2月までオマーン代表を4年間率い、前回の最終予選初戦(2021年9月2日)で日本代表を1-0と撃破した、あのクロアチア人指揮官だ。 当時、イバンコビッチ監督率いるオマーンは[4-3-1-2]のブロックで日本の攻撃を零封し、88分の一発で勝負アリ。現中国代表も同監督就任前から[4-3-1-2]を基本システムとし、今回ばかりは本当に侮れないと見るべきだ。 また、中国『新浪』によると、中国チームは9月5日の決戦に向け、8月23日から全選手が合流し、国内で合宿。国内組の選手が大半ゆえになせることであり、3年前のオマーンも、約2週間の国内合宿を経て、来日していた。 また、合宿地は日本へのアクセスが良い「大連」。大連国際空港から成田空港までは3時間ちょっとと大変近く、中国チーム一行は9月2日早朝に日本へ出発予定。同日夜には東京都内で練習を行うためだという。 イバンコビッチ監督はここ最近、中国スーパーリーグ各クラブの練習・試合に足繁く通い、選手らを入念に視察。今週末に北京国安、そして上海申花と上海海港によるダービーへ足を運んだあと、9月のメンバーを確定するそうだ。 イラン代表指揮官時代(2005年)にも最終予選で日本を撃破したことのあるイバンコビッチ監督…決戦まで、あと3週間だ。 2024.08.15 16:20 Thu中国代表の人気記事ランキング
1
選手採点&寸評:中国代表 1-3 日本代表【2026W杯アジア最終予選】
19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節、中国代表vs日本代表が廈門白鷺体育場で行われ、1-3で日本が勝利を収めた。 超ワールドサッカーの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20241119chn_jpn_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 鈴木彩艶 5.5 仕事量は多くなかったが、大事なシーンで2つセーブ。OG以外で初失点もノーチャンス。 DF 4 板倉滉 6.5 落ち着いた守備対応。前半終了間際に大きすぎる追加点。 16 町田浩樹 6.0 攻撃に積極参加するスタイルは前回と変わらず。貴重な2点目につながるヘッドでアシスト。 22 瀬古歩夢 5.5 初の最終予選出場で落ち着いてプレー。失点シーンではパスを奪い切りたかった。 MF 6 遠藤航 6.5 しっかりと中盤でボール回収。要所をしっかりと締めて蓋をし、存在感の大きさを見せつける。 8 南野拓実 5.5 プレスバックなど守備でも奮闘。なかなか良い形でこの日はボールを受けられなかった。 →15 鎌田大地 .6.0 途中出場ながら積極的にボールに絡んでいきゲームメイク。中盤も活性化させる。鋭いパスを何度もつけて調子の良さを見せた。 13 中村敬斗 5.5 守備でも奮闘。ボールを持てば積極的にゴールを目指す姿勢。3点目は兄貴・伊東へ見事なサイドチェンジで起点に。 →7 三笘薫 5.5 インサイドにも入り組み立て参加。仕掛けはやはり脅威に。パスで何度か崩したがゴールには繋がらなかった。 14 伊東純也 6.5 得意のドリブルはなかなか出せずも久保とのパス交換など良さを見せ、CKから2点目を生み出す。後半はより自由に動き、見事なクロスで3点目をアシスト。 →3 橋岡大樹 - 出場時間が短く採点なし。 17 田中碧 6.0 遠藤と共にバランスを取りつつ、何度もポジションを変えて組み立てにしっかり参加。鎌田が入ってからは前に飛び出る回数が増加。 20 久保建英 6.0 自身の鋭いシュートで得たCKから見事に先制点をアシスト。守備でも強さを見せる。中央で個の打開も見せた。 →11 前田大然 - 出場時間が短く採点なし。 FW 19 小川航基 6.5 なかなかボールが入らない中、CKからヘッドで先制。後半は伊東のクロスをドンピシャヘッド。 →9 古橋亨梧 - 出場時間が短く採点なし。 監督 森保一 6.5 11月もしっかりと連勝。ターンオーバーしながらも勝利を収め、2試合を通じて多くの選手を起用できた。世界の頂点を目指す上で、勝ち続けることが重要。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 遠藤航(日本) 中盤でしっかりとらしさを見せつけ、中国を制圧。守備での局面の強さ、田中とのバランス感覚を見せて試合を締めた。タイミングを見た持ち出しも見せ、存在感の大きさを示すことに。 中国代表 1-3 日本代表 【中国】 リン・リャンミン(後3) 【日本】 小川航基(前39、後9) 板倉滉(前45+6) <span class="paragraph-title">【動画】久保建英のクロスを小川航基が豪快ヘッドで先制!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="jByIpoua_nU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】CKから今度は板倉滉がダイビングヘッド!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="YfNdVQOUATg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】伊東純也のパーフェクトクロスを小川航基が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie3"></span> <script>var video_id ="zcTu9GDnE0A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.19 23:10 Tue2
中国代表にとって大変重要な185cmFW張玉寧…所属クラブでの1発レッドにより次回最終予選まで1か月試合出られず
北京国安の中国代表FW張玉寧(チャン・ユーニン)は、次回のインターナショナルマッチウィークまで試合に出られない。 今月5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が各地で一斉に始まり、2002年日韓大会以来のW杯を目指すC組・中国は、日本とサウジアラビアに連敗。グループ内の力関係を考慮すれば、早くも窮地に陥った。 数的優位で逆転負けを喫した直近のサウジ戦もそうだが、シュート1本枠内ゼロの0-7大惨敗に終わった日本戦も、中国にとって大きなショック。中国スーパーリーグの観客動員を心配する国内メディアも存在する状況だ。 ところで、日本戦で2トップの一角にて先発出場したFWチャン・ユーニンは、中国チームにとって大変重要な存在。 かつてはフィテッセ、WBA、ブレーメンに所属。ただでさえ中国に欧州経験者が少ないなか、3カ国を辿った選手は他におらず、何より185cmのフィジカル型ということで、得点パターンが限られる中国においては、どうしてもスカッドに組み込んでおきたい存在なのだ。 しかしこのチャン・ユーニン、9月の代表ウィーク前最後の国内リーグとなった浙江FC戦(8月16日)にて、暴力行為で1発退場。「3試合」の出場停止処分が科されてしまった。 次回10月の代表ウィークまでに、北京国安は公式戦「3試合」。チャン・ユーニンはほぼ1か月実戦なしで最終予選3試合目、4試合目へ向かうこととなった。 選手本人は3試合出場停止を不服として、SNSで不満を表明。しかし、国内のサッカー界に蔓延る汚職・八百長を一掃中だと国内外にアピールしたい中国サッカー協会は、選手へのペナルティも容赦なし。撤回する可能性は皆無か。 代表チームへの希望を失いつつある中国『新浪』も、本件について「驚くべきことはない」と、中国サッカー協会のチャン・ユーニンに対する処分を100%肯定する側に回っている。 2024.09.13 16:15 Fri3
中国代表で2024年急台頭の23歳MFシェ・ウェンネンは欧州移籍に慎重「行きたいけど…」
山東泰山の中国代表MFシェ・ウェンネン(謝文能/23)が、海外移籍に慎重な姿勢を語った。 シェ・ウェンネンは今年6月に行われたW杯2次予選のラスト2試合で中国代表初招集。最終予選は出場停止1試合を除く全5試合にいずれも先発し、豪州代表戦で初得点をマークした。 A代表デビューからすぐさま定位置を掴んだ23歳、すでに2002年以来のW杯出場を目指すチームで重要な存在とあって、中国国内でも評価が高まっているというシェ・ウェンネン。 中国『北京青年報』のインタビューでは1年を振り返りつつ、「欧州を含む海外移籍の考えはあるか?」と問われ、同意しつつも、今年結婚したこともあってか、慎重さを滲ませた。 「行きたいけど、機が熟したとは言えない。考慮すべきことが本当に多いんだ」 「まず家族がいて、安定した収入が必要だし、先方の監督がどこまで僕の能力を買ってくれるかも大事。安定した出場時間を確保できるか? ずっとベンチに座るつもりはないよ。どこにいてもサッカー選手はサッカーをしなければ」 そのうえで、「エールディビジ(オランダ1部)は今の中国人選手にとって適しているのかもしれないね。リーグ全体で平均年齢がとても若く、オランダのサッカー環境にも見習うべきところがたくさんある」とコメントした。 2024.12.16 20:50 Mon4
“0-7”で悲嘆長引く中国国内「落ち込んでも、怒っても、冷静になれば思い出す。中国代表は弱い」
中国サッカーに対する国内の悲嘆がまだ続く。 5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が各地で一斉に始まり、C組第1節では日本代表が中国代表を7-0と粉砕。A組、B組を含め、唯一大差がついたゲームとなった。 中国視点では、シュート1本枠内ゼロ、対日本の歴代最悪スコア、帰化組アタッカー2枚がベンチスタートの守備的布陣で守備崩壊…日本側から勝ち誇るわけではないが、中国はアジアの第二勢力でさえなくなった現実がそこにある。 そんな敗戦からも数日が経過。各国は10日に最終予選2試合目を戦うが、ホームに強敵・サウジアラビア代表を迎える中国は、希望を見出せないムードが蔓延か。国内大手『新浪』が長文の社説を展開し、悲嘆を続ける。 「改めて、日本、サウジ、豪州に勝つチャンスがないことを再確認。真っ向から勝負できず、C組4位でプレーオフ行きなら御の字だろう」 「あの日、他会場ではバーレーンが敵地で豪州に勝利した。バーレーンも中国同様、全選手が自国のリーグ、もしくはせいぜいUAEかクウェートのリーグでプレーする。欧州でプレーする選手は1人もいない」 「しかしながら、闘争心は中国の比ではない。試合のリズムに適応することができ、血を掻き立てる攻撃性を豪州に対して持っていたことが明らかだ。ゆえに、最後の最後に幸運(決勝点のオウンゴール)だって引き寄せた」 「中国は技術なし、戦術なし、闘争心なしの“3なし”…最初の2つは知っている。問題は3つ目。まともにボールを蹴れずとも、相手に身体をぶつけたり、ごちゃごちゃした局面を作ったりできたろう…エネルギーはどこにある」 「中国は弱い。落ち込んでも、怒っても、冷静になれば思い出す。中国は弱い。日本は3軍でも中国の1軍に勝てる。あれでも日本は十分に力を発揮していないように見えた。仮に最初から『10-0』を目指せば必ず達成できた」 「聞き覚えのあるフレーズは『中国代表に何ができるのだろう』。惨めな敗北のあと、(最終予選)残り9試合の中に、どこかで勝てる試合があると信じ、涙を拭いて再出発しよう。そんな情けない希望しか抱けない我々である」 中国代表は10日、昨年開業した国内最新のサッカー専用スタジアム、大連梭魚湾サッカー場でサウジアラビアと対戦。収容6万3000人超の雰囲気で、サウジから勝ち点を掴めるか。 2024.09.08 13:05 Sun5