ダービー激闘から中2日でタフさ示した王者マドリー、ムバッペのドブレーテでビジャレアルに逆転勝ち【ラ・リーガ】

2025.03.16 04:30 Sun
マドリーが逆転勝利
Getty Images
マドリーが逆転勝利
ラ・リーガ第28節、ビジャレアルvsレアル・マドリーが15日にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われ、アウェイのマドリーが1-2で逆転勝利した。

今節は翌日にアトレティコvsバルセロナが控えており、そのライバル2チームの潰し合いに期待しつつ、首位チームの結果次第で暫定での首位奪還となる2位のマドリーは、5位のビジャレアルとのアウェイゲームで連勝を目指した。

前節はラージョ・バジェカーノに苦戦を強いられながらも2-1の勝利。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・2ndレグではPK戦までもつれ込んだ激闘を制し、ベスト8進出を決めた。その激闘から中2日の上位対決でアンチェロッティ監督は先発4人を変更。負傷のメンディに代えてフラン・ガルシアを起用したほか、リュディガー、モドリッチ、ヴィニシウスをベンチに置いてルーカス・バスケス、カマヴィンガ、ブラヒム・ディアスを起用した。
激戦のダービーの疲労を窺わせるマドリーに対して、コンディション面で勝るビジャレアルが攻勢を仕掛ける立ち上がりに。厚みのある攻撃のなかでアジョセ・ペレスのミドルシュートでGKクルトワにファインセーブを強いると、このプレーで得た左CKからゴールをこじ開けた。

7分、左CKの場面でキッカーのバエナが正確なクロスボールを入れると、ゴール前の混戦を制したフォイスが左足シュートを蹴り込んだ。
失点後もビジャレアルに畳みかける攻めを許したマドリーだったが、これを何とか凌ぐと頼れるエースストライカーが決定的な仕事を果たす。17分、右サイドで押し込んだ流れからムバッペとのパス交換でボックス右に抜け出したブラヒム・ディアスのシュートはGKコンデの好守に阻まれるが、このこぼれに詰めたムバッペが複数のゴールカバーの間を抜く右足シュートを突き刺し、今季の公式戦30点目となる同点ゴールとした。

この同点ゴールで勢いづくアウェイチームは23分、再び右サイドからの崩しでポケットを取ったバスケスからのマイナスの折り返しにボックス中央のムバッペが反応。ややマイナスに入りすぎたもののうまく足元に収めて右足シュートをゴール右隅に突き刺し、ドブレーテを達成した。

前半のうちに逆転に成功したマドリーは、ボールを動かしながらゲームをコントロール。以降は左のフラン・ガルシア、ロドリゴのコンビも存在感を示し、際どいシーンも作り出す。

これに対してビジャレアルもアグレッシブな守備から幾度となく鋭いカウンターを仕掛けると、サンティ、ペペ、アジョセ・ペレスと再びマドリーゴールを脅かすが、GKクルトワのビッグセーブなどに阻まれて追いつくことはできなかった。

マドリーの1点リードで迎えた後半、ビジャレアルはペペを下げてストライカータイプのバリーをハーフタイム明けに投入。立ち上がりの49分にはバエナの正確な右クロスに、そのバリーがダイビングヘッドで合わすが、これはわずかに枠を外れた。

以降は前半立ち上がり同様にビジャレアルが厚みのある攻撃でマドリーを苦しめると、アンチェロッティ監督は60分を過ぎて積極的に交代カードを切っていく。アセンシオとブラヒム・ディアス、ロドリゴを下げてリュディガー、ヴィニシウス、モドリッチをピッチに送り出す。

すると、攻め疲れのビジャレアルの運動量低下に加え、モドリッチのゲームコントロール、ヴィニシウスという強力なカウンターの矢によってマドリーが流れを変えた。そのなかでヴィニシウスを起点に再三のチャンスが生まれたが、最後のところで仕留め切れず。

最少得点差のまま迎えた後半最終盤は選手交代で勢いを取り戻したビジャレアルが猛攻を仕掛けたが、マドリーが最後まで集中した守備で撥ね返し続けて勝ち切った。

この結果、難敵相手のアウェイゲームでタフさを示したエル・ブランコが優勝争いにおいて重要な勝ち点3を手にした。

ビジャレアル 1-2 レアル・マドリー
【ビジャレアル】
フアン・フォイス(前7)
【レアル・マドリー】
キリアン・ムバッペ(前17、前23)

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40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位

アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri
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クロースが独自のサッカーリーグ『Icon League』を創設…ピケ主催の『キングス・リーグ』に倣う形に

レアル・マドリーの元ドイツ代表MFトニ・クロースが、ドイツの著名なストリーマーであるエリアス・ネルリッヒと独自のサッカーリーグ『Icon League(アイコン・リーグ)』を創設することを発表した。ドイツ『SPOX』が伝えている。 両氏は今回の共同プレスリリースで『アイコン・リーグ』と名付けられた新たなサッカーリーグを創設し、2024年夏に開幕することを明かした。 同リーグのルールやレギュレーションや具体的な参加者に関しては、今後数週間から数カ月以内に詳細が発表される予定だが、参加チームはサッカー業界だけでなく、エンターテインメントや音楽の分野でも有名なチームで構成される見込みだ。 クロースは今回の新プロジェクトに関して以下のように説明している。 「僕がプレーし、愛するクラシックサッカーは今後も存続し、世界中の人々にインスピレーションを与え、感動を与え続けるだろう」 「一方で、別のサッカーフォーマットを望んでいるファンも大勢いる。より速く、より多様で、よりアクション満載で、突然予期せぬ展開が起こる可能性のある、より波乱万丈なゲームだ。より多くのゴールとエンターテイメントを備えたサッカー。そして、それがまさに僕らが提供するものなんだ」 なお、今回の『アイコン・リーグ』は、昨シーズン途中にバルセロナで現役を引退した元スペイン代表DFジェラール・ピケが主催する7人制サッカー『キングス・リーグ』の成功に倣う形で創設されたようだ。 『キングス・リーグ』は、近年若者のスポーツ離れの原因として挙げられるタイムパフォーマンスやエンターテインメント性の改善を強く意識している。 20分ハーフという試合時間の短さや交代無制限、独自の退場ルール、VARのリクエスト制、“ダブルゴール”といった通常のサッカーから派生した独自のルールに加え、サイコロを振って出た目の人数で一定時間を戦ったり、即時のPK獲得や一定時間のダブルゴール、相手選手を一時的に退場させるといった権利が付与されるゴールデンカードの使用といった奇抜なルールを盛り込み、2022年11月の開幕以降人気を博している。 2023.11.09 08:00 Thu

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