【J1注目プレビュー|第5節:FC東京vs湘南】攻撃に課題のFC東京、好スタートの湘南は苦手な相手に勝利を

2025.03.08 13:47 Sat
FC東京vs湘南 予想フォーメーション
©超ワールドサッカー
FC東京vs湘南 予想フォーメーション
【明治安田J1リーグ第5節】
2025年3月8日(土)
16:00キックオフ
FC東京(8位/6pt) vs 湘南ベルマーレ(2位/10pt)
[味の素スタジアム]
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◆課題は決定力、ホームで勝利を【FC東京】

前節は鹿島アントラーズと対戦し0-2で敗戦。攻め込む展開はあり、多くの決定機を作っていたもののノーゴールと攻撃陣が不発に終わった。
MF北原槙が15歳でJ1史上最年少出場というトピックこそあったが、チームとしては課題も浮き彫りとなったと言えるだろう。

今節はホームでの戦いに。通算観客動員が1000万人超えが予想されるなか、しっかりとサポーターの前で勝利を収めたいところ。湘南相手には勝ち越しており、良いイメージで臨みたいところだ。
ただ、その相手の湘南は今シーズン好調を維持。まだチームとして完成度の低い中で、どういった戦いを見せられるのか注目。攻撃陣の奮起に期待したい。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:野澤大志ブランドン
DF:土肥幹太森重真人岡哲平
MF:安斎颯馬橋本拳人高宇洋長友佑都
MF:仲川輝人俵積田晃太
FW:マルセロ・ヒアン
監督:松橋力蔵

◆好スタートの流れを維持したい【湘南ベルマーレ】



前節の横浜F・マリノス戦は先制を許す展開だったが追いついてドロー。しっかりと守り切りドローに終わった。

今シーズンはしっかりと戦い続けることができるようになり、追いついた後も守り切って終わるのではなく、勝利を目指して戦い続ける力を手にしている。

4連勝とはならなかったが、チームとしては充実した開幕からのシーズンを過ごしており、若手、ベテランとどちらも活躍を見せている。

しっかりとした守備に、湘南らしい豊富な運動量を生かした強度の高いサッカーを今節も見せられるか。負け越している相手に、自信を胸に闘っていきたい。

★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:上福元直人
DF:鈴木雄斗キム・ミンテ鈴木淳之介
MF:藤井智也奥野耕平畑大雅
MF:小野瀬康介平岡大陽
FW:鈴木章斗福田翔生
監督:山口智


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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円

Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue
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FC東京が史上4クラブ目のホーム通算入場者数1000万人達成、J参入から27年目、試合数では歴代2位の早さ「ファミリーのみなさまのお陰」

FC東京は8日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第5節の湘南ベルマーレ戦でホームゲーム通算1000万人の入場者を達成した。 FC東京は1999年にJ2に参入。1年でJ1昇格を果たすと、その後はJ1を戦い続けることに。2011年に1年だけJ2を経験したが、その後もJ1で戦い続けている。 今回の記録は、リーグ戦においてスタジアムを問わずホームゲーム開催となった試合の入場者数の記録に。2003年7月6日のベガルタ仙台戦で100万人を達成。そこから2年〜2年半で100万人ずつを重ねていった。 コロナ禍もあり近年は観客動員数が減ったが、2023年5月12日の川崎フロンターレ戦で900万人を達成。2年を経たずに1000万人を達成した。 J1通算961万662人、J2通算39万6643人となり、合計1000万7305人となっている。 FC東京の川岸滋也 代表取締役社長が入場者数1000万人達成に感謝のコメントを残している。 「本日3月8日(土)に開催された2025明治安田J1リーグ第5節の湘南ベルマーレ戦において、Jリーグホームゲーム通算入場者数1000万人を達成することができました」 「Jリーグでは4クラブ目、試合数では2クラブ目の早さでの達成です。こうした偉大な記録に到達できたのも、ひとえに日頃からスタジアムに足を運び熱くサポートしてくださるファン・サポーターのみなさま、支えてくださるパートナーやホームタウンのみなさま、FC東京に関わるファミリーのみなさまのお陰でございます」 「首都を拠点とするクラブとして、今後もさらに多くの方々に熱狂を届けて、日本サッカーをけん引する存在になれるように精進してまいります。ここからまた新たな一歩のスタートとなります。またともに『東京が熱狂』するスタジアムを、ワクワクするサッカーで作り上げていきましょう」 <h3>◆Jリーグホーム通算入場者数達成試合一覧</h3> 【100万人達成試合】 2003年7月6日(日)vsベガルタ仙台 【200万人達成試合】 2005年9月25日(日)vs大分トリニータ 【300万人達成試合】 2008年3月30日(日)vs京都サンガF.C. 【400万人達成試合】 2010年7月17日(土)vsヴィッセル神戸 【500万人達成試合】 2012年12月1日(土)vsベガルタ仙台 【600万人達成試合】 2015年5月10日(日)vs鹿島アントラーズ 【700万人達成試合】 2017年7月8日(土)vs鹿島アントラーズ 【800万人達成試合】 2019年7月14日(日)vs川崎フロンターレ 【900万人達成試合】 2023年5月12日(金)vs川崎フロンターレ 2025.03.08 23:05 Sat
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【J1注目プレビュー|第5節:FC東京vs湘南】攻撃に課題のFC東京、好スタートの湘南は苦手な相手に勝利を

【明治安田J1リーグ第5節】 2025年3月8日(土) 16:00キックオフ FC東京(8位/6pt) vs 湘南ベルマーレ(2位/10pt) [味の素スタジアム] <h3>◆課題は決定力、ホームで勝利を【FC東京】</h3> 前節は鹿島アントラーズと対戦し0-2で敗戦。攻め込む展開はあり、多くの決定機を作っていたもののノーゴールと攻撃陣が不発に終わった。 MF北原槙が15歳でJ1史上最年少出場というトピックこそあったが、チームとしては課題も浮き彫りとなったと言えるだろう。 今節はホームでの戦いに。通算観客動員が1000万人超えが予想されるなか、しっかりとサポーターの前で勝利を収めたいところ。湘南相手には勝ち越しており、良いイメージで臨みたいところだ。 ただ、その相手の湘南は今シーズン好調を維持。まだチームとして完成度の低い中で、どういった戦いを見せられるのか注目。攻撃陣の奮起に期待したい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:野澤大志ブランドン DF:土肥幹太、森重真人、岡哲平 MF:安斎颯馬、橋本拳人、高宇洋、長友佑都 MF:仲川輝人、俵積田晃太 FW:マルセロ・ヒアン 監督:松橋力蔵 <h3>◆好スタートの流れを維持したい【湘南ベルマーレ】</h3> 前節の横浜F・マリノス戦は先制を許す展開だったが追いついてドロー。しっかりと守り切りドローに終わった。 今シーズンはしっかりと戦い続けることができるようになり、追いついた後も守り切って終わるのではなく、勝利を目指して戦い続ける力を手にしている。 4連勝とはならなかったが、チームとしては充実した開幕からのシーズンを過ごしており、若手、ベテランとどちらも活躍を見せている。 しっかりとした守備に、湘南らしい豊富な運動量を生かした強度の高いサッカーを今節も見せられるか。負け越している相手に、自信を胸に闘っていきたい。 ★予想スタメン[3-3-2-2] GK:上福元直人 DF:鈴木雄斗、キム・ミンテ、鈴木淳之介 MF:藤井智也、奥野耕平、畑大雅 MF:小野瀬康介、平岡大陽 FW:鈴木章斗、福田翔生 監督:山口智 2025.03.08 13:47 Sat
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FC東京、再三の好機でシュートが枠へ飛ばず…湘南と0-0ドロー【明治安田J1第5節】

8日、明治安田J1リーグ第5節のFC東京vs湘南ベルマーレが味の素スタジアムで行われ、0-0のゴールレスドローで決着した。 FC東京は26分、速攻の流れから仲川輝人が柔らかいクロス。山下敬大が枠内にヘディングシュートを放つと、湘南のGK上福元直人はポジションを失っていたが、必死に手を伸ばして間一髪でセーブ…FC東京の先制点とはならず。 対する湘南は39分、平岡太陽がボックス内で巧みに浮き玉を引き出すも、ボールを収めきれずにシュート打てず。前半の湘南はチャンスに乏しく、枠内シュートもゼロに終わる。 互いにギアを上げるなか、60分はFC東京。湘南陣内深くでの流れるようなパスワークから、仲川のワンタッチフリックに反応した岡哲平がボックス手前で右足ダイレクトシュート…力を込めすぎたか、大きく枠を外れる。 FC東京はさらに67分、今度は右からの折り返しに俵積田晃太がゴール正面フリーで右足を振るが、やはり力を込めすぎたのか、クロスバー上へ。決定機を活かせず、頭を抱える。 松橋力蔵監督は73分、大卒ルーキーのMF常盤亨太を投入し、打開への一手に。常盤はU-18出身でFC東京U-23の一員としてJ3リーグ15試合の経験があり、今節がJ1デビューとなる。 77分、その常盤が右から柔らかいクロスを入れると、 頭で合わせたのは俵積田。十分な体勢で首を振るも、GK上福元に抑えられる。 直後の78分、今度はようやく湘南に決定機。鈴木雄斗が絶妙なタイミングでボックス内へ浮き玉を送ると、パスを引き出した福田翔生は最終ライン背後でフリーに。しかし上手く収めらず、シュートを枠へ飛ばすことができず。 87分、FC東京は小泉慶がボックス手前から右足ミドル。しかし、こちらも枠を捉えきれず。今日はなかなかシュートが枠へ飛ばない。 さらに90+1分、波状攻撃から高宇洋のシュートがブロックされ、こぼれ玉に仲川。ゴール正面で完全にフリーだったが、やはり大きくクロスバー上へ外してしまい、決定機を逃す。 さらにさらに90+3分、右からの折り返しにボックス内で小泉が機転を効かせたスルー。後方で待ち構えた野澤零温はフリーで右足を振るが、やはり枠を捉えきれず攻撃終了。 結局、最後まで互いにネットを揺らせず、0-0のゴールレスドロー決着となった。 FC東京 0-0 湘南ベルマーレ 2025.03.08 17:57 Sat
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今季初3連勝の鹿島がJリーグ記録タイのホーム25戦無敗! FC東京はMF北原槙が15歳7カ月22日でのJ1最年少デビューも2敗目…【明治安田J1第4節】

1日、明治安田J1リーグ第4節、鹿島アントラーズvsFC東京が県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島が2-0で勝利した。 前節、アルビレックス新潟に2-1の勝利を収めて2連勝の鹿島は、Jリーグ記録タイのホーム25戦無敗が懸かった中2日の一戦へ先発1人を変更。キャプテンの柴崎岳に代えて舩橋佑を今季初スタメンで起用した。 一方、前節は名古屋グランパスに3-1で快勝し、2戦ぶりの白星を取り戻したFC東京。難所攻略を期した一戦に向けては先発7人を変更。山下敬大と佐藤恵允のゴールスコアラー2人がベンチスタートとなり、マルセロ・ヒアン、俵積田晃太、仲川輝人ら主力が復帰。さらに、橋本拳人が復帰後初スタメンとなった。 立ち上がりは互いにリスク回避を念頭に置いた慎重なプレーを見せる。ただ、アウェイチームがマルセロ・ヒアンの馬力を活かしたドリブル突破で引っくり返すシーンを作れば、ホームチームもボックス手前でカットインを仕掛けた松村優太のミドルシュートでGK野澤大志ブランドンにセーブを強いる。 立ち上がり以降はボールを動かす位置は低いものの、アウェイのFC東京がボールを持つ時間が長くなる。遅攻ではチャンスまで持ち込めないが、俵積田のカットインからのミドルシュートやセットプレーを軸にチャンスを窺う。 25分にはボックス左でフリーとなった長友佑都が枠内シュートを放つが、ここはDFの体を張ったブロックに遭う。続く35分にはボックス手前の仲川が鋭いシュートでゴールに迫るが、これは惜しくも枠に嫌われた。 ここまで自慢の2トップを効果的に活かせず、攻撃が停滞した鹿島も前半終盤に押し返していく。セットプレーの流れから幾度か際どいシーンを作ると、前半アディショナルタイムには鈴木優磨からのショートパスで右のポケットを取った濃野公人の折り返しからゴール前でスクランブルを創出。最後は植田直通のシュートがDFに当たってゴール方向に向かうが、これはGK野澤の好守にはじき出された。 内容的にもイーブンだった試合はゴールレスで後半に突入。鹿島は前半に左肩を痛めていた松村を下げて師岡柊生をハーフタイム明けにピッチへ送り込んだ。 後半はよりオープンな展開となり、切り替えの精度・スピードで勝るFC東京が主導権を掌握。50分分には安斎颯馬の右クロスをゴール前でDF2枚の間に入ったマルセロ・ヒアンが頭で合わすが、これも枠に嫌われる。さらに、仲川のロングカウンターからのシュート、マルセロ・ヒアンがGK早川友基をボックス付近で潰してのショートカウンターから俵積田のシュートでゴールへ迫った。 相手の鋭いカウンターに手を焼いて後半は後手を踏む展開が続く鹿島。鬼木監督は58分、レオ・セアラ、船橋を下げて徳田誉、知念慶とフレッシュな選手をピッチに送り込んで流れを好転させようと試みる。すると、66分には左CKの二次攻撃から続けてビッグチャンスを創出。ただ、小池龍太の鋭いミドルシュートはGK野澤のビッグセーブ、小池のクロスにヘディングで合わせた植田のシュートはゴールネットを揺らすも、際どいオフサイド判定で認められず。 この直後にFC東京は小泉慶に続き、山下と佐藤をマルセロ・ヒアン、仲川に代わって同時投入。だが、攻勢の鹿島が押し切った。74分、セットプレーの流れで鈴木がボックス内でDF森重真人にアフターチャージを受けてPKを獲得。これをエース自ら冷静に中央へ蹴り込んだ。 以降は鹿島ペースで試合が進むと、なかなか攻撃に出られないFC東京の松橋力蔵監督は大胆な交代策を行う。83分、長友と高宇洋に代えて野澤零温とともに、15歳7カ月22日でのJ1最年少出場となるMF北原槙をピッチに送り出した。その注目の15歳は88分、巧みなファーストタッチから勝負のスルーパスを供給したが、ここはDFのクリアに遭う。 その後、7分が加えられた後半アディショナルタイムの攻防では鹿島が一歩前に出る。91分、相手ボックス手前右で得たFKの場面でキッカーの樋口雄太が低弾道の高速クロスを入れると、ニアの師岡がバックヒールで合わせたシュートがゴール前の野澤にディフレクトしてゴール右隅に決まった。 この2点目でダメ押しとした鹿島がFC東京を撃破し、リーグ3連勝でJリーグ記録のホーム25試合無敗を達成した。 鹿島アントラーズ 2-0 FC東京 【鹿島】 鈴木優磨(後29) 師岡柊生(後45+1) <span class="paragraph-title">【動画】FC東京の北原槙がJ1最年少デビュー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">どんな輝きを見せてくれるのか<br><br>15歳7ヶ月22日<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%8C%97%E5%8E%9F%E6%A7%99?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#北原槙</a> J1史上最年少デビュー<br><br>明治安田J1第4節<br>鹿島×FC東京<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%9C?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jみようぜ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島FC東京</a> <a href="https://t.co/PVeqhFe7cR">pic.twitter.com/PVeqhFe7cR</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1895728239521206707?ref_src=twsrc%5Etfw">March 1, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.01 16:05 Sat

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