枠内シュート0で完敗のスパーズ、ポステコグルー「決勝進出を逃したことは残念だが、もっと残念なのは…」
2025.02.07 12:31 Fri
準決勝敗退のポステコグルー監督
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、厳しい敗戦に終わったリバプール戦を振り返った。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。
トッテナムは6日、アンフィールドで行われたEFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグでリバプールと対戦し、0-4で敗戦。2戦合計1-4での敗退となった。
先月にホームで行われた1stレグを1-0で先勝し、アドバンテージを持って敵地へ乗り込んだスパーズ。しかし、立ち上がりから後ろ重心の戦いを強いられると、序盤こそ体を張った守備で相手の攻勢を耐えたものの、34分にFWコーディ・ガクポに2戦合計イーブンとなるゴールを決められた。
決勝進出へゴールが必要となった後半も戦い方に大きな変化はなく押し込まれた立ち上がりにPKで逆転を許すと、後半半ば過ぎには痛恨の連続失点を喫して万事休す。リバプールのシュート26本枠内10本に対して、FWソン・フンミンのクロスバー直撃の決定機こそあったものの、シュート5本枠内0本の厳しい内容での敗戦となった。
同試合後、オーストラリア人指揮官は「相手は我々よりも強かった」と多くのフットボールファンと同様に完敗を認めた。
「我々にとっては決勝に進出する絶好の機会だった。その機会を逃したことが、おそらくよりダメージを受けている。結局のところ、これはさらなる学習の機会であり、日曜日(アストン・ビラ戦)の力強いパフォーマンスによってそれを償う機会としたい」
また、久々のタイトル獲得へ重要な一戦にも関わらず、アンフィールドの空気に呑まれた消極的な戦い方に関しては、コメンテーターを務めたクラブOBのジェイミー・レドナップ氏から「私が生きている間に、これほど戦わずに敗退したチームを思い出すことはない」と辛辣な表現で批判を浴びた。
その点について指揮官は「私の仕事はこのクラブを管理することであり、人々が何を考え、何を考えないかは、あまり重要ではない」、「ジェイミー・レドナップであろうと、他の誰であろうと。私は気にしない」とリアクションを拒否した。
ただ、常に勇敢な戦いを志すスタイルにあって、この試合では自分たちのスタイルを貫くことができなかったことは真摯に受け止めている。
「(パフォーマンスは)残念だった。我々がここに来て負けたという事実ではありません。ここに来るのは難しい場所で、彼らは今絶好調だ。だが、今夜よりも、もっと自分たちのプレーをしてほしいと思う。決勝進出を逃したことは残念だが、おそらくもっと残念なのは、我々が望んでいたようにプレーしなかったことであり、それができるとわかっていたから、突破するチャンスがあったかもしれない」
また、この試合ではDFケビン・ダンソ、FWマティス・テルの新戦力2人がデビュー。ともに大きなインパクトは残せなかったが、短い準備期間での難敵相手のプレーという部分で擁護している。
「ケビンは本当に前向きだったし、マティスもそうだ。最初のトレーニングセッションの後にすぐ起用するのは大変で、理想的ではない。それが現時点での我々のジレンマの一部だ。しかし、彼らはよくやってくれた」
一方、そのテルのスクランブル投入を余儀なくされる原因となったFWリシャルリソンの負傷に関しては「ふくらはぎのようだ。試合後はあまり良く見えなかったし、(負傷者)リストに追加すべきかもしれません」と、しばしの離脱を覚悟している。
トッテナムは6日、アンフィールドで行われたEFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグでリバプールと対戦し、0-4で敗戦。2戦合計1-4での敗退となった。
先月にホームで行われた1stレグを1-0で先勝し、アドバンテージを持って敵地へ乗り込んだスパーズ。しかし、立ち上がりから後ろ重心の戦いを強いられると、序盤こそ体を張った守備で相手の攻勢を耐えたものの、34分にFWコーディ・ガクポに2戦合計イーブンとなるゴールを決められた。
同試合後、オーストラリア人指揮官は「相手は我々よりも強かった」と多くのフットボールファンと同様に完敗を認めた。
「今夜は必要なレベルに到達できなかったと言っても過言ではない。我々にとっては大きな課題になるのは明らかだった。彼らは明らかに非常に優れたチームで、プレーヤー全員が非常に調子が良く、落ち着いていて絶好調だ。しかし、チャンスを得るためには、ボールを持っていても持っていなくてももっと積極的にならなければならなかったが、それができなかった。彼らに試合をコントロールさせ、どこでプレーするかを決定させてしまった。結局、相手は我々よりも強かった」
「我々にとっては決勝に進出する絶好の機会だった。その機会を逃したことが、おそらくよりダメージを受けている。結局のところ、これはさらなる学習の機会であり、日曜日(アストン・ビラ戦)の力強いパフォーマンスによってそれを償う機会としたい」
また、久々のタイトル獲得へ重要な一戦にも関わらず、アンフィールドの空気に呑まれた消極的な戦い方に関しては、コメンテーターを務めたクラブOBのジェイミー・レドナップ氏から「私が生きている間に、これほど戦わずに敗退したチームを思い出すことはない」と辛辣な表現で批判を浴びた。
その点について指揮官は「私の仕事はこのクラブを管理することであり、人々が何を考え、何を考えないかは、あまり重要ではない」、「ジェイミー・レドナップであろうと、他の誰であろうと。私は気にしない」とリアクションを拒否した。
ただ、常に勇敢な戦いを志すスタイルにあって、この試合では自分たちのスタイルを貫くことができなかったことは真摯に受け止めている。
「(パフォーマンスは)残念だった。我々がここに来て負けたという事実ではありません。ここに来るのは難しい場所で、彼らは今絶好調だ。だが、今夜よりも、もっと自分たちのプレーをしてほしいと思う。決勝進出を逃したことは残念だが、おそらくもっと残念なのは、我々が望んでいたようにプレーしなかったことであり、それができるとわかっていたから、突破するチャンスがあったかもしれない」
また、この試合ではDFケビン・ダンソ、FWマティス・テルの新戦力2人がデビュー。ともに大きなインパクトは残せなかったが、短い準備期間での難敵相手のプレーという部分で擁護している。
「ケビンは本当に前向きだったし、マティスもそうだ。最初のトレーニングセッションの後にすぐ起用するのは大変で、理想的ではない。それが現時点での我々のジレンマの一部だ。しかし、彼らはよくやってくれた」
一方、そのテルのスクランブル投入を余儀なくされる原因となったFWリシャルリソンの負傷に関しては「ふくらはぎのようだ。試合後はあまり良く見えなかったし、(負傷者)リストに追加すべきかもしれません」と、しばしの離脱を覚悟している。
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