仙台の象徴、10番・梁勇基が直接FKなど計4得点! GKが忖度なしの好守連発も4-4の打ち合いで引退試合終える

2024.12.14 16:10 Sat
昨シーズン限りで引退の梁勇基
©︎J.LEAGUE
昨シーズン限りで引退の梁勇基
14日、元北朝鮮代表MF梁勇基(42)の引退試合がユアテックスタジアム仙台で行われた。

ベガルタ仙台で合計18年間、サガン鳥栖で2年間のプロ生活を過ごした梁勇基。昨シーズン限りで現役に終止符を打った。

手倉森誠監督率いる「ベガルタ仙台レジェンズ[2011-2013]」と平山相太監督率いる「梁勇基フレンズ」に分かれ、前半は梁勇基がレジェンズでプレー。J1リーグを2位で終え、AFCチャンピオンズリーグにも出場した当時のメンバーたちとともにプレーした。
試合は早速、梁勇基擁するレジェンズの富田晋伍がミドル。梁勇基も積極的にボールに絡み、太田吉彰のシュートにも繋げていく。

一方、佐藤寿人野沢拓也、安英学らが先発したフレンズは、今シーズン限りで引退の遠藤康がゲームメイク。しかし、8分にはレジェンズが太田の右クロスから赤嶺真吾がニアでボレー。惜しくも枠の左に外れる。
運動量で勝るレジェンズが主導権を握り、11分にはハイプレスから梁勇基にチャンス。ボックス手前から左ポケットへ持ち込み、左足を振るが、これは枠を外れてしまう。

関口訓充もシュートを打っていくなか、18分には攻勢のレジェンズが選手交代し、田村直也が登場。すると19分、こちらも今シーズン限りで引退の蜂須賀孝治がボックス手前やや左寄りの絶好の位置でFKを獲得。梁勇基が直接狙うが、ゴールに左に飛んだボールはGK高桑大二朗がセーブする。

23分にも梁勇基が直接FKを狙うが、またもGK高桑がファインセーブ。関口のヒールの落としから梁勇基がボックス内から右足シュートのシーンもあったが、ここもGK高桑が立ちはだかる。

赤嶺との一対一も高桑がセーブすると、フレンズにもチャンス。佐藤が最終ラインの裏へ抜け出すも、左ポケットからのシュートはサイドネットを外から揺らす。

フレンズは26分、平岡康裕以外の10人が交代。好セーブを連発した高桑もここでピッチを去ると、レジェンズもウィルソンらを投入する。

なかなかフレンズの守備を崩せないレジェンズ。40分にはウィルソンが自ら仕掛けてシュートも、右ポストをかすめて枠を外れる。直後には梁勇基のラストパスから中原貴之がシュートも吹かしてしまう。

ついに均衡が破れたのは前半終了間際。梁勇基がボックス手前フリーでパスを受けると、1人かわしてゴール右隅へ。試合の主役が先制ゴールを奪う。

後半は梁勇基がフレンズでプレー。それでも開始直後、レジェンズはウィルソンが強烈な左足シュートを放っていく。

フレンズも盛り返した後半は膠着状態が続くが、58分に転機。菅井直樹がボックス内で遠藤を倒してしまい、フレンズがPKを獲得。梁勇基がゴール右隅を狙ったが、GK関憲太郎が読み切ってストップした。

それでも62分に同点弾。一度は防がれながらボックス内で細かく繋ぐと、最後は梁勇基、遠藤と繋げて佐藤が左足でフィニッシュ。ゴール後にはフレンズの選手たちがピッチに寝転び、人文字で梁勇基の背番号「10」を形作った。

再び勝ち越したいレジェンズは、ウィルソンが再三のシュートもフレンズの六反勇治がストップ。しかし69分、右クロスに飛び込んだウィルソンがファウルを受け、レジェンズがPKを獲得。梁勇基がレジェンズのユニフォームを上から着用してキッカーを担当すると、今度はGK六反の手を弾いてゴール左下に成功させる。

さらに77分、赤嶺が左ポケットから中央へラストパスを送ると、待ち構えていたのはウィルソン。左足ダイレクトで合わせ、ゴール左上に突き刺した。

一気にオープンな展開となり、2分後にはフレンズがゴール。右ポケットへ抜け出した萬代宏樹がゴール方向へ持ち直してから左足で流し込む。

81分には、ゴール前に斜めに走り込んだ梁勇基がスルーパスをワンタッチで流し込み、ハットトリックを達成。フレンズが立て続けの2得点で追いつく。

追いつかれたレジェンズも、フィールドプレーヤーとしてピッチに立った林卓人が強烈なシュート。89分には林の左クロスのこぼれ球を斉藤大介が繋ぎ、ゴール前の関口がヒールで流し込んだ。

後半アディショナルタイムには最後の見せ場。フレンズがボックス手前でFKを獲得すると、キッカーはもちろん梁勇基。一度目のシュートはGK関の正面を突いたが、西村雄一主審が蹴る前に壁が動いたとしてやり直しを指示。今度はゴール左隅に決め、4得点目を記録した。

ゴール後には両チームの選手に胴上げされ、試合終了のホイッスル。梁勇基が4得点の活躍で、試合は4-4の引き分けに終わった。

ベガルタ仙台レジェンズ 4-4 梁勇基フレンズ
【レジェンズ】
梁勇基(前45、後26[PK])
ウィルソン(後32)
関口訓充(後44)
【フレンズ】
佐藤寿人(後17)
萬代宏樹(後34)
梁勇基(後36、後45+3)

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【J1昇格POプレビュー|決勝:岡山vs仙台】初のJ1か、4年ぶりか…最後の椅子を懸けた決戦

【J1昇格プレーオフ決勝】 2024年12月7日(土) 13:05キックオフ ファジアーノ岡山(J2・5位/65pt) vs ベガルタ仙台(J2・6位/64pt) [シティライトスタジアム] <h3>◆悲願成就へ、最後の仕上げ【ファジアーノ岡山】</h3> 木山孝之監督が率いて3年目を迎えたシーズン。常に上位争いを続けてきた岡山は、ついに悲願のJ1へあと1つとなった。 モンテディオ山形とのPO準決勝では、アウェイゲームとなりながらも2年前のリベンジを達成。岡山の良さを出し、攻め続けての快勝となった。 あれから1週間。今度はホームゲームで仙台を迎えることに。岡山の悲願でもあるJ1昇格をホームのサポーターの前で達成できるか。引き分けなど頭をよぎれば一気にやられることは自分たちが証明済。最後までアグレッシブさを出していきたいところだ。 Jリーグ参入から16年。最後までチャレンジャーという気持ちを持ち、しっかりと勝利でJ1への大きな一歩を踏み出したい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:スベンド・ブローダーセン DF: 阿部海大、田上大地、鈴木喜丈 MF:本山遥、藤田息吹、田部井涼、末吉塁 MF: 木村太哉、岩渕弘人 FW:一美和成 監督:木山隆之 <h3>◆下剋上完結で4年ぶりのJ1へ【ベガルタ仙台】</h3> 森山佳郎監督が率いる仙台は、最下位の6位からの下剋上を目指すことに。アウェイでの大観衆の中、3位のV・ファーレン長崎をしっかりと下し、J1昇格への最後の権利を掴もうとしている。 2連勝のみがJ1への道を切り拓くことになる中で、長崎戦で見せたアグレッシブさをキックオフから出せるのかどうかは、運命の分かれ道と言えそうだ。 安定した戦いを1年間続けてきた岡山との対戦は簡単な試合になるはずもなく、不安定さをシーズン途中で見せたチームとしては、まさに最後の試練と言ったところだろう。 引いた瞬間にやられる可能性もあり、まさに死闘になる予感。とにかく攻守において、相手のペースにならずにやり続けられるかがポイントとなりそうだ。 ★予想スタメン[4-4-1-1] GK:林彰洋 DF:真瀬拓海、小出悠太、菅田真啓、奥山政幸 MF:郷家友太、工藤蒼生、鎌田大夢、相良竜之介 FW:エロン、中島元彦 監督:森山佳郎 <span class="paragraph-title">【動画】J1・20クラブ目はどちらに!? 最後の大一番</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="eqJfcLUW4OI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.12.07 10:45 Sat
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J1昇格逃した仙台、生え抜きMF工藤蒼生ら3選手と契約更新「悔しい思いは2度としたくはない」

ベガルタ仙台は12日、FW梅木翼(26)、GK梅田陸空(24)、MF工藤蒼生(24)との契約更新を発表した。 梅木は島根県出身で、立正大淞南高校、福岡大学へと進学。レノファ山口FCでプロ入りすると、今シーズンから仙台に加入した。 プロ1年目は明治安田J2リーグで11試合に出場していた。 梅田は大阪府出身で、大阪学院大高校、大阪学院大学と進学し、2023年に仙台に加入。今シーズンはJ2で1試合の出場に終わっていた。 工藤は地元・宮城県出身。仙台の下部組織で育ち、ジュニア、ジュニアユース、ユースと昇格。阪南大学へと進学すると、2023年に仙台でプロ入りした。 今シーズンはJ2で25試合出場1得点、天皇杯で1試合に出場していた。 3選手はクラブを通じてコメントしている。 <h3>◆FW梅木翼</h3> 「2024シーズン、途中から加わったにも関わらず温かく迎え入れてくださりありがとうございました。初めてピッチに立った時、対戦相手として圧力のあった応援がとても心強く奮い立ったのを鮮明に覚えています」 「そんな力強い応援に来シーズンは応えたいと強く感じました。来シーズンも共に闘いましょう。熱い声援をよろしくお願いします」 <h3>◆GK梅田陸空</h3> 「2024シーズンも最高な応援ありがとうございました。8月17日にユアテックスタジアム仙台でプロデビューでき、人生で1番うれしい日になりました。あの日のアップ前の「梅田」コールは脳裏に焼き付いていて、今思い出すだけでも鳥肌が立ちます」 「2025シーズンは日本一のサポーターのみなさんと共に歓喜を分かち合えるよう、自分に厳しく日々努力したいと思いますので応援よろしくお願いします! 」 <h3>◆MF工藤蒼生</h3> 「2024シーズンどんな時でも応援していただきありがとうございました。今シーズンの悔しい思いは2度としたくはないですし、サポーターのみなさん、パートナーさまにもさせたくありません。私にとってベガルタ仙台は、幼いころからの憧れの場所であり、今となっては人生を大きく変えてくれた場所です」 「そのベガルタ仙台を常勝軍団にするために、もっともっと成長して引っ張っていけるよう、日々努力します。サポーターのみなさん、パートナーさまと共に、来シーズンこそはこのベガルタファミリーがさらに一丸となってJ1昇格しましょう!」 2024.12.12 12:15 Thu
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惜しくもJ1昇格逃した仙台、MF郷家友太との契約を更新「自分にとってベガルタ仙台が特別なクラブとういうことは変わりません」

ベガルタ仙台は11日、MF郷家友太(25)との契約更新を発表した。 宮城県出身の郷家は、2018年に青森山田高校からヴィッセル神戸へ入団。出場機会は得るものの不動のスタメンとなるまでには至らず、2023年に地元クラブである仙台に完全移籍で加入した。 仙台では主軸の一人に定着すると、今シーズンはゲームキャプテンを任されJ2リーグ38試合5得点、YBCルヴァンカップ1試合1得点を記録。チームはJ1昇格プレーオフ決勝まで駒を進めたが、惜しくも目標としていたJ1昇格はならなかった。 それでも、来季仙台でプレーすることが決まった郷家はクラブを通じてコメントしている。 「まずは2024年シーズンも応援ありがとうございました。サポーターのみなさま、パートナーさまからたくさんの愛情を注いでいただき、僕もチームも最後まで戦うことができました」 「その声援や愛情に対して見合った結果をお返ししたかったです。最後の試合の景色や感情は、自分の心に焼き付けてきました。2年間このクラブでプレーしましたが、自分にとってベガルタ仙台が特別なクラブとういうことは変わりません。関わる方の願いや思いを背負い、走り、闘いたいと思います」 「僕をこのような感情にしてくださったファン、サポーター、パートナーのみなさま本当にありがとうございます。共に必ず叶えましょう」 2024.12.11 16:25 Wed
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「我々の新しい歩みは、まだ始まったばかり」 J1昇格POで下克上叶わずの仙台が声明

ベガルタ仙台がJ1昇格叶わずを受けて声明を出した。 3~6位のクラブで争うJ1昇格プレーオフに6位で進み、下克上での4季ぶりJ1復帰を狙った仙台。V・ファーレン長崎との準決勝こそ突破したものの、7日の決勝でファジアーノ岡山に0-2で敗れ、J1復帰を逃した。 今季の全日程を報告したクラブは振り返りとともに、感謝の言葉を紡ぐ。 「2024シーズンは新しい30年に向けた土台の作り替え、育成と目の前の勝負にも喰らいつくことを目標に戦いました。選手たち、森山監督、そしてコーチ、スタッフは情熱の炎を燃やし続け、プレーオフ進出を勝ち取り、J1への帰還にあと一歩まで迫りましたが手に入れることはできませんでした」 「ベガルタ仙台にはレギュラーシーズンからホーム、アウェー問わず多くのみなさまが応援に駆けつけてくれます。そしてプレーオフ準決勝の長崎、決勝の岡山。我々のホームタウン仙台、宮城からは決して近くない場所でしたが本当に多くの、驚くほどのファン、サポーターに駆けつけていただきました。来場がかなわなかった方々もパブリックビューイングをはじめ、それぞれの場所から応援いただきました。みなさまの熱い思いは確かに届きました。ありがとうございます」 「そしてクラブ設立30年、新しい30年に向けたチャレンジのシーズンを手厚くご支援いただいた多くのパートナーのみなさま、ステークホルダーのみなさまに感謝申し上げます。また、日々クラブを報道いただくみなさまにも感謝申し上げます。特にプレーオフ進出以降の仙台、宮城の盛り上がり、雰囲気の醸成はメディアのみなさまの力添えがなければ実現しませんでした。クラブに関わっていただいた全てのみなさまの応援、ご声援、ご支援に心から感謝申し上げます」 そして、来季にも目をやり、J1昇格、その先の定着も見据え、しっかりとしたチーム作りを誓った。 「我々の新しい歩みは、まだ始まったばかりです。我々は育成と目の前の勝負にも喰らいつくことをやめません。J1で安定して戦い続けられる足腰の強いクラブ、地域に愛され、必要とされ、子どもたちの目標となるクラブを目指すこと、そしていつの時代も、どこかの誰かの希望の光になれる、なり続けられるベガルタを目指してこれから我々は戦ってまいります。これからも共に歩んでください」 2024.12.07 19:40 Sat

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