「彼を雇用したことに驚いた」ルーニー監督がトゥヘル監督のイングランド代表監督就任に言及、自身は2人の外国人監督を経験「彼の幸運を祈る」

2024.10.18 12:55 Fri
イングランド代表監督に就任するトゥヘル監督
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イングランド代表監督に就任するトゥヘル監督
現役時代はイングランド代表のエースとして活躍したウェイン・ルーニー監督が、イングランド代表の指揮官にトーマス・トゥヘル監督が就任したことに驚いを隠さなかった。イギリス『BBC』が伝えた。
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エバートンで鮮烈なデビューを果たし、その後はマンチェスター・ユナイテッドでエースとしてプレー。引退後は指導者にも転身しているルーニー監督。若くしてイングランド代表にも選出され、キャプテンも務め、最多得点記録も保持している。現在はプリマス・アーガイルの監督を務めているルーニー監督だが、来年1月からトゥヘル監督がイングランド代表を指揮するという事実について言及。大きな驚きがあったとした。
「彼は非常に優れた監督だと思うが、FAが彼を雇用したことには驚いている」

ルーニー監督は、イングランド代表時代にスヴェン・ゴラン・エリクソン監督、そしてファビオ・カペッロ監督と2人の外国人監督の下でプレー。トゥヘル監督は史上3人目の外国人指揮官となるだけに、選手としてその状況は経験済みだ。
暫定的に指揮を執るリー・カーズリー監督は、世代別のイングランド代表で実績を残しており、U-21欧州選手権で優勝を経験していた。

ルーニー監督は、イングランドサッカー協会(FA)が指導者を育成している現状について言及。その中から新たなイングランド代表監督を選ばなかったことに驚いているとしたが、トゥヘル監督への期待も口にした。

「FAが築き上げてきたもの、そして私はその一員であり、彼らが過去10年、15年かけて築き上げてきたものを直接見てきたが、それは素晴らしいことだった」

「ここは若いコーチたちが活躍する素晴らしい舞台になっており、彼らが自らコーチを雇わないのは驚きだ」

「しかし、彼らは決断を下した。私は彼の幸運を祈るし、彼が我々のために頑張ってくれることを願っている」

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アーセナルに悲報、サカがピッチに座り込みプレー続行不可能…イングランド代表指揮官「検査を受けている。明らかに何かを感じていた」

アーセナルにとっては頭を抱えたくなる問題かもしれない。イングランド代表FWブカヨ・サカに負傷の可能性が浮上している。イギリス『BBC』が伝えた。 今シーズンもプレミアリーグで優勝争いを繰り広げているアーセナル。ここまで7試合を終えて5勝2分けの勝ち点17でマンチェスター・シティと並び2位につけている。 一方でケガ人も多く、キャプテンのノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールは9月の代表活動で足首を負傷して離脱が続いている状況。そのほかにもケガ人が何人か出ている状況だ。 そんな中、10日にUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25でギリシャ代表と対戦したイングランド代表。先発したサカは51分にピッチに座り込んでしまい、ノニ・マドゥエケ(チェルシー)と交代していた。 試合中に右の足裏を伸ばしたり押さえていたサカだったが、自らピッチに座り込みプレー続行不可能に。リー・カーズリー暫定監督は「彼は検査を受けている。最初のゴールに至るまでに、明らかに足に何かを感じていたのが見てとれた」と、違和感を覚えていた姿を見たとした。 イングランドはFWハリー・ケイン、FWジャック・グリーリッシュと前線の2人が負傷していたが、さらに負傷者が出ることに。重傷でないことをファンは願うところだが、どういった結果が出るのか注目だ。なお、アーセナルではプレミアリーグ7試合で2ゴール7アシストとチームの攻撃を牽引していた。 2024.10.11 23:25 Fri
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イングランドが前節の初黒星払しょくする勝利! TAAの圧巻直接FK弾など敵地で3ゴール【UNL】

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のリーグBグループ2第4節のフィンランド代表vsイングランド代表が13日に行われ、アウェイのイングランドが1-3で勝利した。 前節、ギリシャ代表に1-2で敗戦し、リー・カーズリー暫定体制で初黒星を喫したイングランド。その初黒星からのバウンスバックを図ったアウェイゲームではフィンランドと対戦した。 カーズリー暫定監督はギリシャ戦から先発6人を変更。GKディーン・ヘンダーソンをスリーライオンズデビューさせたほか、負傷明けのグリーリッシュ、ケインをウォーカーらと共に起用。[4-2-3-1]の布陣では最前線にケイン、2列目にパーマー、ベリンガム、グリーリッシュが並んだ。 左サイドバックに入ったアレクサンダー=アーノルドを中盤に組み込んで内と外を使い分けながら、相手陣内で揺さぶりをかけていくイングランド。序盤は[5-4-1]のブロックの前でボールを動かすにとどまり、アレクサンダー=アーノルドがミドルシュートなどでチャンスを窺う。 相手のロングカウンターを受ける場面もあり苦戦も予想されたが、鮮やかな中央での連携からゴールをこじ開ける。18分、バイタルエリア付近でアレクサンダー=アーノルドから足元にパスを受けたアンヘル・ゴメスが内側を通す絶妙なスルーパスを供給。これに半身で抜け出したグリーリッシュが冷静にGKとの一対一を制した。 幸先よく先制に成功したイングランドは引き続きボールの主導権を掌握。しかし、相手陣内での仕掛けのパスを引っかけられる場面も多く、なかなか決定機まで持ち込めず。攻撃は完全に停滞。それでも、フィンランドの反撃を危なげなく凌ぎ切り、1点リードで試合を折り返した。 互いに選手交代なしで臨んだ後半。立ち上がりの51分には右サイドを崩したイングランドが、ボックス右のパーマーのシュートでゴールに迫る。だが、これはGKフラデツキーの好守に阻まれる。 一方、フィンランドも直後の56分にビッグチャンス。ボックス左に抜け出したケスキネンの正確なグラウンダーの折り返しを、ゴール前のイェンセンが右足で合わせるが、これを枠に飛ばせない。 なかなか追加点を奪えないイングランドは68分、パーマーとケインを下げてマドゥエケ、ワトキンスと前線にテコ入れを図る。すると、この交代直後の74分にはボックス手前左の好位置で得たFKをキッカーのアレクサンダー=アーノルドがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺し、圧巻の直接FKで2点目を挙げた。 これでより精神的な余裕を得たアウェイチームは、84分にもカウンターから相手陣内の左サイドを独走しボックス内に持ち込んだワトキンスの折り返しをゴール前にタイミング良く飛び込んだライスが右足ワンタッチでコースを代えてトドメの3点目まで奪った。 その後、87分には左CKからホスコネンに一矢報いるゴールを決められたが、敵地で1-3の勝利。ギリシャ戦での敗戦を払しょくする敵地での快勝となった。 フィンランド代表 1-3 イングランド代表 【フィンランド】 アルトゥ・ホスコネン(後42) 【イングランド】 ジャック・グリーリッシュ(前18) トレント・アレクサンダー=アーノルド(後29) デクラン・ライス(後39) 2024.10.14 03:00 Mon
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イングランド代表の新指揮官はトゥヘル氏に! 条件合意で今週中にも正式発表へ

イングランド代表の新指揮官がトーマス・トゥヘル氏(51)に決定したようだ。 イギリス『タイムズ』は15日、イングランドサッカー協会(FA)とドイツ人指揮官の合意を報道。両者は2026年北中米ワールドカップ(W杯)までの2年契約を締結する見込みだ。 イングランドではユーロ2024をもってガレス・サウスゲイト体制が終焉。9月の代表活動からU-21を率いたリー・カーズリー氏を暫定指揮官とし、今回のインターナショナルマッチウィークの2試合も暫定体制で戦っていた。 報道によると、サウスゲイト退任の段階からスリーライオンズでの指揮に関心を示していたトゥヘル監督はマンチェスター・ユナイテッドなど幾つかのクラブからのオファーを固辞。 ここ最近に入ってFAのマーク・ブリンガムCEOとテクニカルディレクターのジョン・マクダーモット氏との間で交渉が進み、ここにきて合意にこぎ着けたようだ。 ここまでマインツやドルトムント、パリ・サンジェルマン、チェルシー、バイエルンと国内外の名門クラブで確かな手腕を発揮してきたトゥヘル氏。代表チームは初采配となるが、チャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたチェルシーや、バイエルン時代には現キャプテンであるFWハリー・ケインらも指導しており、イングランドでの仕事の経験も含めて早期フィットが期待される。 ちなみに、イングランド代表史上初のドイツ人指揮官となるトゥヘル氏は、スヴェン・ゴラン・エリクソン氏、ファビオ・カペッロ氏に続く3人目の外国籍指揮官となる。 2024.10.16 06:00 Wed

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