ミランはメニャンとの契約延長が最優先も…ジョージア躍進の立役者ママルダシュビリへの関心継続
2024.06.28 15:06 Fri
ユーロの決勝Tでも活躍が期待されるママルダシュヴィリ
ミランがバレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)に注目しているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。
2021年夏にディナモ・トビリシからバレンシアへ加わり、ラ・リーガ屈指の守護神として活躍するママルダシュビリ。現在開催中のユーロ2024では初出場ジョージアのゴールマウスを守り、多数のセーブで決勝トーナメント進出の立役者となった。
先日、ラージョ・バジェカーノを退団する北マケドニア代表GKストレ・ディミトリエフスキ(30)を確保したバレンシアは、慢性的な財政難に悩まされていることもありママルダシュビリを売却候補に。ブレントフォードとニューカッスルがここ数週間関心を示しているようだが、移籍金3000万ユーロ(約51億6000万円)の要求に尻込みしているという。
また、ユーロでの活躍でその価値はさらに高騰。スペイン現地では少なくとも4000万ユーロ(約68億8000万円)と見積もられているようだ。
現行契約が2026年6月までのフランス代表GKマイク・メニャン(28)と契約延長に至っていないミランも、かねてからママルダシュビリに関心。ニースのポーランド代表GKマルシン・ブルカ(24)と共にリスト入りしていることは確実だが、あくまでもメニャンとの契約延長が最優先で、現状それ以上の動きはないようだ。
2021年夏にディナモ・トビリシからバレンシアへ加わり、ラ・リーガ屈指の守護神として活躍するママルダシュビリ。現在開催中のユーロ2024では初出場ジョージアのゴールマウスを守り、多数のセーブで決勝トーナメント進出の立役者となった。
先日、ラージョ・バジェカーノを退団する北マケドニア代表GKストレ・ディミトリエフスキ(30)を確保したバレンシアは、慢性的な財政難に悩まされていることもありママルダシュビリを売却候補に。ブレントフォードとニューカッスルがここ数週間関心を示しているようだが、移籍金3000万ユーロ(約51億6000万円)の要求に尻込みしているという。
現行契約が2026年6月までのフランス代表GKマイク・メニャン(28)と契約延長に至っていないミランも、かねてからママルダシュビリに関心。ニースのポーランド代表GKマルシン・ブルカ(24)と共にリスト入りしていることは確実だが、あくまでもメニャンとの契約延長が最優先で、現状それ以上の動きはないようだ。
現年俸が300万ユーロ(約5億2000万円)弱のメニャンは、ポルトガル代表FWラファエル・レオンと同等の700万ユーロ(約12億円)を希望。交渉をまとめ、守護神交代を回避することができるのだろうか。
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リバプールがママルダシュヴィリ獲得に接近…加入時期は2025年夏に
リバプールがバレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)の獲得に近づいている。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏ら複数メディアが合意間近を報じている。 現在、ブラジル代表GKアリソン・ベッカー、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーと世界屈指のGKの陣容を誇るリバプール。しかし、一時サウジアラビア行き濃厚と報じられた前者、正GKとしての起用を求めて移籍を模索する後者と2選手共に去就はやや不透明な部分もあり、クラブはいずれかの流出に備えて新たなGKの獲得を目指す。 そういったなか、以前から有力なターゲットに挙がっていたジョージア代表GKの交渉に進展が見られたという。 一連の報道によると、リバプールとバレンシアは4000万ユーロ(約64億5000万円)程度の金額でクラブ間での合意に近づいているという。また、すでに選手サイドとは大筋合意に至っており、移籍が成立する可能性は高いようだ。 なお、加入時期に関しては2025-26シーズンが予定されており、今シーズンはレンタル移籍という形でバレンシアに残留する見込みだ。 ジョージア代表の守護神としてユーロ2024で印象的な活躍を見せたママルダシュヴィリは、ラ・リーガでも確固たる評価を確立。昨シーズンもラ・リーガ37試合に出場し、チームの守備を支えていた。 2024.08.21 17:10 Wed5
リバプールが今夏最初の補強に成功…新守護神候補ママルダシュヴィリの来季加入を発表
リバプールは27日、バレンシアからジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)を完全移籍で獲得したことを発表した。なお、“長期”の契約を締結したジョージア代表GKは2025-26シーズンからの加入となり、今シーズン終了まではレンタルという形でバレンシアに残留する。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は3000万ユーロ+アドオン500万ユーロの総額3500万ユーロ(約56億3000万円)となったようだ。 現在、ブラジル代表GKアリソン・ベッカー、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハーと世界屈指のGKの陣容を誇るリバプール。しかし、一時サウジアラビア行き濃厚と報じられた前者、正GKとしての起用を求めて移籍を模索する後者と2選手共に去就はやや不透明な部分もあり、クラブはいずれかの流出に備えて新たなGKの獲得を目指す。 そういったなか、以前から有力なターゲットに挙がっていたジョージア代表GKの獲得にこぎ着けた。。 ジョージア代表の守護神としてユーロ2024で印象的な活躍を見せたママルダシュヴィリは、ラ・リーガでも確固たる評価を確立。2021年にディナモ・トビリシから加入したバレンシアでは加入2年目から守護神の座を掴み、ここまでラ・リーガ95試合出場で28度のクリーンシートを達成している。 アルネ・スロット新監督を迎えたなか、今夏の移籍市場ではレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディの獲得に失敗するなど補強ゼロの状況が続いたリバプールだが、正式加入は来夏とはなるものの、ようやく最初の補強に成功した。 また、30日の移籍市場閉幕までにユベントスで構想外のイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの獲得交渉を進めている。 2024.08.28 05:30 Wedミランの人気記事ランキング
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