ミラニスタからのブーイングに涙のドンナルンマ、サッキ氏はファン心理に理解「明らかな裏切りがあった」
2021.10.11 17:54 Mon
かつてミランで指揮官を務めた経歴を持つアリゴ・サッキ氏が、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマにブーイングを飛ばすファンたちに理解を示した。『フットボール・イタリア』が伝えている。今夏にミランを退団したドンナルンマは、フリーの状態でパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入。退団前には選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏が高額なサラリーを要求し続けただけでなく、PSGとの契約条件自体は最終的にミランが提示したものと大差ないものだったと判明したこともあり、ミランファンから深い恨みを買うことになった。
そんなファンの恨みが如実に出ることになったのが、6日にミランの本拠地であるサン・シーロで行われたUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝のスペイン代表戦。先発出場したドンナルンマは、ボールを持つたびに大ブーイングを浴びせられることになり、ハーフタイムには涙を流す姿も見られた。
ミランともPSGとも関係ない代表戦で選手を追い込む行動を起こしたことについて少なくない非難が巻き起こっている中、イタリアのトレントでイベントに出席したサッキ氏はファンの気持ちに理解を示し、ドンナルンマの行った裏切り行為への報いだと語っている。
「私は人生で誰かを侮辱したことはない。だが、時として人々がこうした侮辱を行いたくなることは理解できる」
また、サッキ氏はドンナルンマが退団した今季も若手主体でありながらセリエAで7試合6勝1分けと好調を維持するミランについても言及しており、「ほとんど奇跡だ」と称えている。
そんなファンの恨みが如実に出ることになったのが、6日にミランの本拠地であるサン・シーロで行われたUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝のスペイン代表戦。先発出場したドンナルンマは、ボールを持つたびに大ブーイングを浴びせられることになり、ハーフタイムには涙を流す姿も見られた。
「私は人生で誰かを侮辱したことはない。だが、時として人々がこうした侮辱を行いたくなることは理解できる」
「明らかな裏切りがあったのだ。サッカーだけでなく日常生活であっても、裏切った者はそれなりの報いを受けなければならない。だから、(ドンナルンマは)多少の野次にショックを受けてはいけないだろう」
また、サッキ氏はドンナルンマが退団した今季も若手主体でありながらセリエAで7試合6勝1分けと好調を維持するミランについても言及しており、「ほとんど奇跡だ」と称えている。
1
2
ジャンルイジ・ドンナルンマの関連記事
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
ジャンルイジ・ドンナルンマの人気記事ランキング
1
「イタリアは容赦ないな」サン・シーロにドンナルンマを描いた偽札が舞う、フリーでPSGに移籍「まだ許されてない」
パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマがミラニスタの洗礼を浴びた。 2015年に16歳でプロデビューを飾ったドンナルンマ。ミランで成長を遂げ、2021年夏にPSGへ移籍した。だが、移籍の形態は移籍金が発生しないフリー移籍。そのこともありミランのファンやサポーターからは反感を買っていた。 その中、PSGは7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループF第4節でミランと対戦。ドンナルンマにとっては初のサン・シーロ凱旋となった。 ドンナルンマを待っていたのは、ブーイングと偽札の嵐。ブーイングを浴びるだけでなく、ドンナルンマの顔が印刷された無数の偽札がスタンドの観客たちからピッチに投げ入れられた。 PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペも思わずニヤリと笑ってしまうような光景。SNS上のファンからも「イタリアは容赦ないな」、「まだ許されてないのか」、「偽札ばら撒かれてる」と反響が寄せられることとなった。 ミランを離れて以降、イタリア代表としてサン・シーロで2度プレーする機会があったが、その時もファンからブーイングを受けていたドンナルンマ。ファンの怒りが消えることはなさそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】かなり凝って作られたドンナルンマ紙幣、ばら撒かれる光景にムバッペもニヤリ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">'Dollarumma' <br><br>Milan fans welcome Gianluigi Donnarumma back to the San Siro <a href="https://t.co/UrEynLqGu5">pic.twitter.com/UrEynLqGu5</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1721983709795037383?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">AC Milan fans throw fake money at Gianluigi Donnarumma in protest at him moving for the money <br><br>'Dolla-rumma' <a href="https://t.co/SPwN4EDqVb">pic.twitter.com/SPwN4EDqVb</a></p>— LiveScore (@livescore) <a href="https://twitter.com/livescore/status/1721984318707257705?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.08 14:30 Wed2
ユーロ制覇の立役者、ドンナルンマがPSGで「99」を背負わない理由とは?
ユーロ2020決勝でのPKストップが記憶に新しいイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。大会終了後にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍が発表された。 22歳の若き守護神。その能力に疑いはなく、PSGとしては非常に大きな戦力をフリーで獲得できたことは大きいだろう。 そのドンナルンマだが、PSGではこれまで親しんだ「99」ではなく、「50」の背番号をつけることとなった。 ミランのファーストチームに昇格してからは、自身の生まれ年である1999年から「99」を付けていたものの、「50」に変更した理由。それはリーグ・アンのルールにある。 リーグ・アンでは、登録選手に対して1から順に背番号を割り当てることがルールとして決められ、30人を超えるまでは「1」から「30」までを付けなければいけない。 さらに、GKに関しては「1」、「16」、「30」と番号まで決められており、他のリーグとはルールが異なり、厳正に決められているのだ。 また、登録人数が30人を超えた場合でも、「99」のようにイレギュラーな番号をつけることは禁止されており、GKの場合は「40」を付けなければいけないルールがある。 しかし、PSGはコスタリカ代表GKケイロル・ナバスが「1」、スペイン代表GKセルヒオ・リコが「16」、フランス人GKアレクサンドル・ルトゥリエが「30」を付けている状況だ。 さらにPSGはGKが多く、2020-21シーズンは6名が登録。レンタル移籍していた選手も合わせると、さらに増える状況だ。 「40」に関しては、U-19イタリア代表GKデニス・フランキが着用することとなっており、その結果ドンナルンマは特例で「50」が割り与えられることとなった。 過去には、ニースやマルセイユでもプレーしたイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、インテルやマンチェスター・シティ、ミランで愛用してきた「45」をつけることが認められず、「9」を背負っていた過去もある。 セリエAは背番号の制限がないため、80番代や90番代をつける選手も数多くいるだけに、フランスへ移籍する際にはこだわりの番号をつけられなくなることを頭に入れる必要がありそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマ、PSG加入の舞台裏に密着</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJGbDhwNG5vZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.07.18 11:55 Sun3
PSG加入のドンナルンマ、メッシの移籍について言及「パリにやってきたら嬉しい」
パリ・サンジェルマン(PSG)に加入したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、加入が噂されているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて語った。 ドンナルンマは、下部組織時代から過ごしたミランを2020-21シーズン限りで退団。フリートランスファーでPSGへと移籍を果たした。 PSGは今夏、インテルのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ、レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスを獲得しており、悲願のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に向けて補強を進めている。 そんな中、先日バルセロナとの契約ができないことが表明され、21年間を過ごしたチームをさることが発表されたメッシについても、新天地の最有力候補となっているPSG。ドンナルンマはイタリア『スカイ』でメッシ加入についてコメントした。 「彼がパリにやってきたら嬉しいね。彼は世界採用だ。チームに迎えられることを考えると、興奮するよ」 メッシ獲得を歓迎しているドンナルンマ。まだチームに合流したばかりだが、居心地の良さを感じているようだ。 「PSGの一員になれてとても嬉しいし、ベストを尽くしたいと思っている」 「チームメイトとあったけど、素晴らしいグループだし、一緒にいて気持ちが良いよ」 ドンナルンマは守護神としてユーロ2020の優勝に貢献。自身は移籍と、この夏は多くの経験をしている。今夏の出来事については「エキサイティングな夏」と語り、イタリア代表で成し遂げたことは忘れられないことだと語った。 「チームではいつもお互いに話をしている。おはようと言ったり、50日間一緒に過ごした時のように、話しているよ」 「僕の心の中では常にマンチーニとスタッフと、決勝の後の円陣を組んだようにグループのままだ。忘れることのできない場面だね」 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマがPSG到着、セルヒオ・ラモスともガッチリ握手</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJrOWZtZ1laWSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.08.10 12:05 Tue4
ミラニスタからのブーイングに涙のドンナルンマ、サッキ氏はファン心理に理解「明らかな裏切りがあった」
かつてミランで指揮官を務めた経歴を持つアリゴ・サッキ氏が、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマにブーイングを飛ばすファンたちに理解を示した。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今夏にミランを退団したドンナルンマは、フリーの状態でパリ・サンジェルマン(PSG)へ加入。退団前には選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏が高額なサラリーを要求し続けただけでなく、PSGとの契約条件自体は最終的にミランが提示したものと大差ないものだったと判明したこともあり、ミランファンから深い恨みを買うことになった。 そんなファンの恨みが如実に出ることになったのが、6日にミランの本拠地であるサン・シーロで行われたUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝のスペイン代表戦。先発出場したドンナルンマは、ボールを持つたびに大ブーイングを浴びせられることになり、ハーフタイムには涙を流す姿も見られた。 ミランともPSGとも関係ない代表戦で選手を追い込む行動を起こしたことについて少なくない非難が巻き起こっている中、イタリアのトレントでイベントに出席したサッキ氏はファンの気持ちに理解を示し、ドンナルンマの行った裏切り行為への報いだと語っている。 「私は人生で誰かを侮辱したことはない。だが、時として人々がこうした侮辱を行いたくなることは理解できる」 「明らかな裏切りがあったのだ。サッカーだけでなく日常生活であっても、裏切った者はそれなりの報いを受けなければならない。だから、(ドンナルンマは)多少の野次にショックを受けてはいけないだろう」 また、サッキ氏はドンナルンマが退団した今季も若手主体でありながらセリエAで7試合6勝1分けと好調を維持するミランについても言及しており、「ほとんど奇跡だ」と称えている。 <span class="paragraph-title">【動画】ドンナルンマの選手紹介で一斉にブーイング</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">I FISCHI PER DONNARUMMA (e mi dissocio) <a href="https://twitter.com/hashtag/ItaliaSpagna?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ItaliaSpagna</a> <a href="https://t.co/N9vM3H90g3">pic.twitter.com/N9vM3H90g3</a></p>— vals (@VAH1R) <a href="https://twitter.com/VAH1R/status/1445817390214701063?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.11 17:54 Mon5
22年以上の時を経て“マルディーニ”がアズーリに! イタリア代表が23名発表、ユベントス守護神やミランDFなど4名が初招集
イタリアサッカー連盟(FIGC)は4日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイタリア代表メンバー23名を発表した。 ルチアーノ・スパレッティ監督はGKジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン)やMFロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ)、DFジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ)らを順当に選出。一方、GKミケーレ・ディ・グレゴリオ(ユベントス)、DFマッテオ・ガッビア(ミラン)、MFニッコロ・ピジッリ(ローマ)、FWダニエル・マルディーニ(モンツァ)の4名は初招集となった。 ダニエル・マルディーニは祖父チェーザレ・マルディーニ氏、父親のパオロ・マルディーニ氏に続くイタリア代表入り。父・パオロ氏の代表ラストゲーム(2002年6月18日)から22年以上を経て、再びマルディーニの名がアズーリに連なっている。 イタリアはリーグA・グループ2に入り、フランス代表、ベルギー代表、イスラエル代表と同居。10日にベルギー代表、14日にイスラエル代表とどちらもホームで対戦する。 今回発表されたイタリア代表メンバーは以下の通り。 <span class="paragraph-subtitle">◆イタリア代表メンバー23名</span> GK ミケーレ・ディ・グレゴリオ(ユベントス) ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/フランス) グリエルモ・ヴィカーリオ(トッテナム/イングランド) DF アレッサンドロ・バストーニ(インテル) ラウル・ベッラノーバ(アタランタ) アレッサンドロ・ボンジョルノ(ナポリ) リッカルド・カラフィオーリ(アーセナル/イングランド) アンドレア・カンビアーゾ(ユベントス) ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(ナポリ) フェデリコ・ディマルコ(インテル) マッテオ・ガッビア(ミラン) カレブ・オコリ(レスター・シティ/イングランド) デスティニー・ウドジェ(トッテナム/イングランド) MF ニコロ・ファジョーリ(ユベントス) ダビデ・フラッテージ(インテル) ロレンツォ・ペッレグリーニ(ローマ) ニッコロ・ピジッリ(ローマ) サムエレ・リッチ(トリノ) サンドロ・トナーリ(ニューカッスル/イングランド) FW モイゼ・ケアン(フィオレンティーナ) ダニエル・マルディーニ(モンツァ) ジャコモ・ラスパドーリ(ナポリ) マテオ・レテギ(アタランタ) 2024.10.05 21:04 Satミランの人気記事ランキング
1
“アルバニアの巨人”ラツィオのターレSDが退任を明言! ミランやナポリが招へい画策中「長く激しい冒険だった」
ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるイグリ・ターレ氏(49)が退任を明言した。イタリア『メディアセット』が伝えている。 長年のカルチョファンには馴染みが深い“アルバニアの巨人”ことターレ氏。2008年にラツィオでスパイクを脱ぐと、そのままクラブに留まり、15年間にわたって移籍市場を統括するSDとして活躍してきた。 その手腕は確かな評価を得ており、財布の紐をめったに緩めないことで知られるクラウディオ・ロティート会長の下、即戦力となり得る若手選手の獲得でスカッドを強化。最たる例はセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチだろう。 一方、今シーズンのラツィオがセリエAにおけるロティート会長体制での最高順位となる2位でフィニッシュしたなか、ターレ氏は以前からマウリツィオ・サッリ監督との確執が噂されており、契約も6月末まで。ミランやナポリが招へいを画策中と言われている状況だ。 そしてついに5日、イタリア『TG1』に出演したターレ氏は自ら退任を明言。SDという重要なポストを長きにわたって託してくれたロティート会長への感謝を語った。 「ラツィオで歩んだ素晴らしい18年間(現役時代含む)に終止符が打たれる。この選択をしたのはかなり前だが、シーズンの最後にラツィオの利益を見届けてから言おうと決めていたよ」 「チャンピオンズリーグ(CL)出場という目標を達成すべく、並外れた選手たちで強力なチームを築いてきたと自負している。この目標を達成するには十分な素質を持った選手たちだ。喜び、敗北、トロフィー、あらゆるものが積み重なった、長くて激しい冒険だったよ」 「ロティート会長への感謝は伝えきれない。この先もイグリ・ターレであり続けることが感謝を示すひとつだろうか? 私に寄り添ってくれたファン、選手、スタッフ、親しくしてくれた全員にも感謝を伝えたい。決して忘れることはないよ」 丁寧に、誠実に、ラツィオ関係者への感謝を述べたターレ氏。新天地のひとつに噂されるミランはリッキー・マッサーラSD、そしてテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏を解任する決断を下したようだが、ターレ氏の去就やいかに。 2023.06.06 15:29 Tue2
マルディーニ氏の27歳長男が現役引退へ...ミランやセリエAでのプレー叶わずもセカンドキャリアは…
ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ氏の長男が現役引退を決断したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミランのクラブ史における最大のバンディエラと言っても過言ではないマルディーニ氏。クラブキャリア全てをミランに捧げ、史上最高の左サイドバックとも称された男は、今夏まで古巣でテクニカル・ディレクター(SD)を務めていた。 そんなマルディーニ氏には2人の息子がおり、どちらも父に続いてサッカー選手に。次男はミランからエンポリへ武者修行中の元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニで、長男が現在無所属のDFクリスティアン・マルディーニ(27)だ。 まだ21歳の次男ダニエルが偉大な父に追いつけ追い越せと言わんばかりに逞しくセリエAで奮闘する一方、長男クリスティアンはミランの下部組織を退団後、セリエCやセリエDでのキャリアが中心となり、一時はマルタでのプレーも経験した。 現在に至るまでセリエAへのステップアップが叶っていないなか、昨シーズンはセリエCのレッコに所属も1年で契約が切れて現在は無所属。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クリスティアンは現役引退を決断したという。 セカンドキャリアは代理人業。イタリアの著名なエージェントであり、イタリア代表のMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やMFダビデ・フラッテージ(インテル)、MFブライアン・クリスタンテ(ローマ)、また弟ダニエルなども顧客に持つジュゼッペ・リソ氏の下で働き始めるとのことだ。 祖父のチェーザレ・マルディーニ氏、そして父であるパオロ・マルディーニ氏...先代2人のように偉大なキャリアを築けなかったクリスティアン・マルディーニだが、いつの日かカルチョに大きな影響力を持つ大物代理人となる日が来るかもしれない。 2023.09.13 15:01 Wed3
シティがミランの司令塔獲得へ動き出す! コッパ決勝後に交渉が本格化か
マンチェスター・シティが、ミランのオランダ代表MFタイアニ・ラインデルス(26)の獲得へ動き始めた。イギリス『The Athletic』が報じている。 昨シーズン、AZから加入後すぐさまロッソネリの主力に定着したラインデルスは、今シーズンより一層存在感を高めてチームの絶対的な主軸に。 ここまでは不振のチームのなかでセリエAで2桁ゴールを記録するなど、公式戦51試合15ゴール5アシストの数字を残している。 今年3月に2030年までの新契約にサインし、ミランが“非売品”とみなすオランダ代表MFの獲得は非常に困難なオペレーションとなる。 ただ、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの退団に加え、ポルトガル代表MFベルナルド・シウバにも流出の可能性があるなか、クラブは8番タイプの補強を優先事項に定めている。 ここまでノッティンガム・フォレストのイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイト、レバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツへの関心も噂されているが、ジョゼップ・グアルディオラ監督が高く評価するラインデルスもトップターゲットの1人だという。 現時点で個人間、クラブ間の双方で交渉は初期段階となっているが、コッパ・イタリア決勝のボローニャ戦後に再開が見込まれており、選手自身がプレミアリーグでのプレーに前向きな姿勢を示しているという部分で、交渉が一気に進むことも期待されている。 2025.05.14 19:38 Wed4
ミラン、大幅年俸アップでレオンとの契約を2028年まで延長
ミランは2日、ポルトガル代表FWラファエル・レオン(23)との契約延長を発表した。契約期間は2028年6月30日までとなる。 なお、複数rのイタリアメディアによれば、年俸は現在の150万ユーロ(約2億2500万円)から500万ユーロ(約7億5000万円)+最大200万ユーロ(約3億円)のボーナスと大幅アップ。また、契約解除金については1億7500万ユーロ(約262億円)に設定されているとのことだ。 新契約にサインしたレオンは、クラブハウスを後にする際、記者団に向かって「とてもうれしいよ。今後も一緒に偉大なことを成し遂げたいと願っているよ」と喜びを語った。 2019年夏にリールから3000万ユーロの移籍金でミラン入りし、ここ数年で急激な成長曲線を描くレオン。とりわけ、昨季のミランでは以前からのドリブルセンスにプラスし、決定的な働きにも磨きをかけ、公式戦14得点をマークして実に11年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献してみせた。 今季もここまで公式戦47試合で14得点15アシストと昨季以上の存在感を放っており、チームのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。 2023.06.03 06:00 Sat5