
柏のエース細谷真大が1G1A! 後半ATの逆転弾で湘南との熱戦制す【明治安田J1第14節】
2024.05.15 21:48 Wed
柏に勝利をもたらした細谷真大
明治安田J1リーグ第14節の柏レイソルvs湘南ベルマーレが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ホームの柏が2-1で勝利した。前節は数的不利となったFC東京相手に追い上げ、3-3のドロー決着に終わった14位柏。下位から脱出するべく、5試合ぶりの勝利を狙う。今節は島村拓弥に代わり戸嶋祥郎が先発となった。
対する17位湘南は、首位争い中のFC町田ゼルビア相手にゴールレスドローで終え、2試合負けなしの状況。好調の気配を見せるが、今節は田中聡を出場停止で欠く。代わってアンカーに入るのは茨田陽生。最前線では鈴木章斗が阿部浩之とコンビを組んだ。
立ち上がりからゴールに迫ったのはホームの柏。左サイドから崩して小屋松知哉のシュートへ繋げていく。
せめぎ合いが続いた中、19分には湘南がロングボールからチャンス。左サイドを抜け出した畑大雅が柔らかいトラップでボールを収めてシュートまで持ち込むも、GK松本健太のセーブに阻まれた。
ゴールレスで迎えた後半、湘南ベンチは頭から動き、鈴木章斗に代えて福田翔生をピッチに送り出す。すると49分、その福田がカウンターから一度左サイドの阿部へ預けてボックス内へ侵入すると、再びボールが福田の下へ。右足でシュートを打ったが、わずかに左へ外してしまった。
対する柏も木下康介と島村の投入で先制点を狙いにいくが、60分には再び湘南にチャンス。味方からのスルーパスに反応し、勢いよく右ポケットに走り込んだのは鈴木雄斗。シュートはGK松本に弾かれた。
均衡を破ったのは73分の湘南。自陣内左サイドの畑から敵陣右サイドの池田昌生へ対角のロングパスが通ると、右ポケットで相手DFと対峙。かわしてからの折り返しには福田が走り込み、右足できっちり押し込んだ。
それでもその4分後、柏が同点に追いつく。島村が右サイドで起点となると、中央をパスワークで崩し、マテウス・サヴィオのスルーパスを折り返したのは細谷。これを木下が押し込んで再びイーブンに戻した。
1-1で迎えた終盤、先制ゴールを決めた福田がスパイクの裏を見せながらスライディングタックルしてしまい、89分に一発退場。柏が数的優位を得る。
すると後半アディショナルタイムにドラマが。右サイド深くでボールを収めた島村が左足でクロス。ゴール前で収めた細谷が素早く右足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。
細谷の1ゴール1アシストの活躍があった柏は、そのまま2-1の逆転勝利。リーグ戦5試合ぶりの勝利を手にしている。
柏レイソル 2-1 湘南ベルマーレ
【柏】
木下康介(後32)
細谷真大(後45+1)
【湘南】
福田翔生(後28)
対する17位湘南は、首位争い中のFC町田ゼルビア相手にゴールレスドローで終え、2試合負けなしの状況。好調の気配を見せるが、今節は田中聡を出場停止で欠く。代わってアンカーに入るのは茨田陽生。最前線では鈴木章斗が阿部浩之とコンビを組んだ。
せめぎ合いが続いた中、19分には湘南がロングボールからチャンス。左サイドを抜け出した畑大雅が柔らかいトラップでボールを収めてシュートまで持ち込むも、GK松本健太のセーブに阻まれた。
その後はやや優勢で試合を進めた柏だが、決定機はないまま前半終盤へ。44分には右サイドで得たFKから細谷真大のヘディングシュートが飛んだが、左ポストに直撃した。
ゴールレスで迎えた後半、湘南ベンチは頭から動き、鈴木章斗に代えて福田翔生をピッチに送り出す。すると49分、その福田がカウンターから一度左サイドの阿部へ預けてボックス内へ侵入すると、再びボールが福田の下へ。右足でシュートを打ったが、わずかに左へ外してしまった。
対する柏も木下康介と島村の投入で先制点を狙いにいくが、60分には再び湘南にチャンス。味方からのスルーパスに反応し、勢いよく右ポケットに走り込んだのは鈴木雄斗。シュートはGK松本に弾かれた。
均衡を破ったのは73分の湘南。自陣内左サイドの畑から敵陣右サイドの池田昌生へ対角のロングパスが通ると、右ポケットで相手DFと対峙。かわしてからの折り返しには福田が走り込み、右足できっちり押し込んだ。
それでもその4分後、柏が同点に追いつく。島村が右サイドで起点となると、中央をパスワークで崩し、マテウス・サヴィオのスルーパスを折り返したのは細谷。これを木下が押し込んで再びイーブンに戻した。
1-1で迎えた終盤、先制ゴールを決めた福田がスパイクの裏を見せながらスライディングタックルしてしまい、89分に一発退場。柏が数的優位を得る。
すると後半アディショナルタイムにドラマが。右サイド深くでボールを収めた島村が左足でクロス。ゴール前で収めた細谷が素早く右足を振り抜き、ゴール右隅に決めた。
細谷の1ゴール1アシストの活躍があった柏は、そのまま2-1の逆転勝利。リーグ戦5試合ぶりの勝利を手にしている。
柏レイソル 2-1 湘南ベルマーレ
【柏】
木下康介(後32)
細谷真大(後45+1)
【湘南】
福田翔生(後28)
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柏レイソルは6日、徳島ヴォルティスからMF白井永地(28)が完全移籍で加入することを発表した。 千葉県出身の白井は柏の育成組織育ちで、U-15、U-18と進んだが、柏のトップチームではなく、2014年に水戸ホーリーホックへ加入。Jリーグ・アンダー22選抜でもプレーし、2020年からはファジアーノ岡山、2022年から徳島で中盤のタクトを振った。 これまでJ2通算286試合、J3通算15試合に出場。プロ11年目にして自身初のJ1挑戦となる白井は、両クラブを通じて次のようにコメントしている。 ◆柏レイソル 「徳島ヴォルティスから移籍してきました、白井永地です。まずはこの伝統あるクラブの一員になることができて嬉しく誇りに思います。熱狂的な日立台でたくさんの最高の瞬間を迎えられるように毎日努力していきます。柏レイソルのために僕の全てを出して戦います!みなさんよろしくお願いします」 ◆徳島ヴォルティス 「この度、柏レイソルに移籍することになりました。良い時期も悪い時期も共に戦い続けてくれたみなさんのおかげで、僕は徳島に来てからどんなことがあっても2年間止まらずに走り続けることができました」 「徳島に来れたこともそうですし、これまでの自分の歩んできた道のりに自信を持って次に向かいます。本当にありがとうございました」 2024.01.06 22:05 Sat3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
ビルドアップは一日の長、“全試合出場”を目指す柏DF原田亘がリカルド監督の下で活かしたい鳥栖の経験「ビルドアップ、強度、ハードワーク」
サガン鳥栖でJ2降格を味わいながらも、新天地の柏レイソルに移籍加入してきたDF原田亘。ビルドアップ主体のサッカーを再び続ける中で、意気込みを語った。 柏は17日、新体制発表会を実施。ファン・サポーターが集まった中、新加入選手やリカルド・ロドリゲス監督らが登壇した。 新体制発表会では、選手の背番号発表や新ユニフォームのお披露目などがあった中、新加入選手たちはフリップで質問に答えるコーナーも。盛り上がりを見せた中で会は終了した。 鳥栖で3シーズンを過ごした原田は、右サイドバックやウイングバック、3バックの右など複数のポジションでプレー。主軸として3シーズンを戦い、チームを支えてきた。 その鳥栖は、2024シーズン大きく苦しみ最下位でJ2に降格。自身はJ1に残ることとなった原田は移籍の理由について「一番早くオファーをもらったのがレイソルさんでした。あとは、リカルド監督の下で学びたいなと思ってきました」とコメント。声をかけてくれたことが大きかったという。 浦和レッズ時代のリカルド監督のサッカーを相手として知っている原田。印象については「攻撃的なサッカーですし、ボールを保持して自分たちがボールを持って試合をして行くというサッカーだと思います。自分もビルドアップが特徴なので、その良さを出していきたいです」とコメント。約2週間を過ごした中での手応えについては「この2週間で鳥栖では3バックの右、4バックの右とたくさんのポジションでプレーさせてもらって、その経験が本当に生きるのかなと思っています」とコメント。鳥栖での経験を活かしたいとした。 自身はJ1で32試合に出場し3得点を記録するなど、高いパフォーマンスを見せながらもチームは降格。2025シーズンに懸ける思いについては「移籍してきたからにはしっかりと出場する。全試合出場を自分の中で決めているので、そこを目標をやっていきたいと思います」とコメント。ポジションをしっかり掴んでいきたいと意気込んだ。 ビルドアップ主体のサッカーを柏でも続ける原田。3バックの右を経験したことも大きかったという。 「ビルドアップの立ち位置であったり、ディフェンスの強度は求められていました。最初は難しい部分もありましたけど、3年間鳥栖にいてやれることは増えたかなと思います」 一方で、サイドの選手としても「球際で強くいくというところはサイドバックとしては潰しに行くことはないですが、取り切るところは強く行く。4バックも3バックもセンターバックは何回かやったことがあるので、自分の中で成長したと思います」と、多くの経験が生きているとコメント。「どうやってチーム全体を動かして守備をしてボールを奪うかというコーチングの部分も学びました。サイドバックでも3バックの右でも自分の中で手応えもあるので、声を出して前の選手を動かしていきたいです」と、しっかりと後方からコントロールする部分も生かせると語った。 14名の加入選手がいる中で、当然ポジション争いも出てくる。原田は「ビルドアップもそうですし、守備の強度、ハードワークは鳥栖で当たり前に言われていたので、そこはアピールできるところだと思います。そこをしっかりと出していきたいと思います」と、自身のストロングポイントについて語った。 特にビルドアップでは川井健太監督の下で仕込まれたものもあり、スタイルは異なりながらもアドバンテージはある状況。「やり方は違いますけど、ボールを繋ぐというところでは、ポジショニングであったり、どこの選手と繋がっているかは鳥栖で学びました。そこはどの監督であっても、リカルド監督の戦術でも大切だと思います」とビルドアップに自信を窺わせ、「そこは活かせると思いますし、自分があまり得意じゃないことも出てくると思いますけど、そこはしっかり練習から取り組んでいきたいと思います」と、これまでの経験を活かしつつ、新たなことを吸収していきたいとした。 これまでの本拠地である駅前不動産スタジアムもコンパクトなスタジアムだが、三協フロンテアスタジアム柏はよりスタンドとの距離も近くなる。 原田は「正直、レイソルのスタジアムであまり良い思いをしてきていないので、良いプレーをして、自分に合ったスタジアムにしていきたいと思います」と、今度はホームとして良い結果を残したいとコメント。「試合に入ると、周りというよりゲームに集中するタイプなんですが、アップの時や試合に入る時は歓声で鳥肌や頑張るぞという気持ちになってパワーをもらうと思うので、逆に自分の力でパワーを与えるようなプレーをしたいと思います」と、柏サポーターの声援を受けて、力に変えていきたいとした。 2025.01.18 23:35 Sat5