北朝鮮に苦しみながらもアジアカップから一歩前進、躊躇しなかった5バック采配に選手たちも呼応【日本代表コラム】
2024.03.22 12:55 Fri
クリーンシートで締めた日本の守備陣
21日、日本代表は国立競技場で2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選第3節で、北朝鮮代表をホームに迎えた。2月になでしこジャパンが戦ったパリ・オリンピック アジア最終予選と同様、この日も3000人近い北朝鮮の同胞たちがスタンドを埋め、バルーンスティックを使った統率の取れた応援で声援を送った。
そんな中、彼らの目の前で開始2分に日本が先制。左サイドから崩すと、堂安律のアシストから田中碧が見事にシュートを決め切った。ただ、これが唯一生まれたゴールとなった。
「前半開始早々に得点を上げられたことがまずは試合を勝ち切る上では非常に大きかったと思います」
こう語ったのは森保一監督。難しい試合になることが予想された中、開始2分でスコアを動かしたことは大きい。
まさに出鼻を挫いた日本は、その後も主導権を握り続ける。ロングボールを跳ね返し、左右のサイドから攻撃を仕掛けていく。ボールをあまり長く保持せず、スピード感のあるパス交換でプレスをあまりかけさせないようにした。
空中戦ではなかなか勝てなかったが、地上戦では日本に分が。堂安が何度となくゴールに迫ったが、追加点を挙げることができなかったことは課題だろう。本人も「自分が決めていれば後半はもっと楽な展開になった」と反省した。
攻撃面ではアジアカップから満足いく結果は出せているとは言えない。チャンスこそ作るも決定力に欠け、どこか攻め急ぐ感じもありミスも目立った。田中は「蹴らなくていい部分も蹴ったりとか、少し距離が遠くなって繋げなかったりとかもあった」と、反省を口に。まだまだ精度を上げる必要があることは明白だった。
ポイントは後半の頭にあった。リードを許していた北朝鮮はギアを上げて後半立ち上がりからよりタフに戦うことに。47分には結果としてファウルとなったが、ポストを強襲したシュートの後にネットも揺らした。ファウルがなければ、同点ゴールという状況であり、そこまで持ち込ませてしまったことは反省が必要だろう。
後半の序盤は完全に北朝鮮ペース。「圧力を受けていた時間帯はあった」と森保監督も認め、アジアカップのことが蘇った人は少なくなかったはずだ。ポイントはそこで手を打てたことだと思う。
日本は守田英正(スポルティングCP)を下げて遠藤航(リバプール)を投入。中盤にフレッシュさをもたらせ、システムも[4-2-3-1]から[4-3-3]に変更。田中が高い位置を取れるようになり、前にボールを運べるようになった。
それでも、ミスが目立ち、北朝鮮が押し込む展開は変わらず。相手のプレー精度にも助けられ、決定的なピンチはなかったが、徐々にセットプレーも増えていき、いつ追いつかれてもおかしくない状況でもあった。
すると73分に森保監督は大きく動くことを決断。堂安を下げて谷口彰悟(アル・ラーヤン)を投入してシステムを5バックに変更し、橋岡大樹(ルートン・タウン)、浅野拓磨(ボーフム)を入れて右サイドを活性化させた。後ろの枚数を増やしつつ、左の前田大然(セルティック)、右の浅野とスピードを武器にする両翼でカウンターを仕掛けていくことにした。
森保監督は「守備を安定させて、その上でカウンター攻撃を仕掛ける、相手が出てきているところにスピードのある浅野を投入することによって、耐えながらも攻撃を仕掛けていくという狙いを持って投入しました」と選手起用を説明。前田のスピードに手を焼いていた中、逆サイドにもスピードをもたらせることで流れを掴みに行った。
徐々に押し戻すことができた日本だったが、後半も決定力は欠いてしまった。北朝鮮の粘り強い守備、GKの好セーブと理由は様々だが、よりチャンスが作れないレベルが上の国との対戦も考えれば、フィニッシュワークの精度は上げなければいけない。
ただ、相手に合わせて躊躇せず、わかりやすい采配を決断したことで、ピッチ上の選手たちはハッキリしたはずだ。町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)は「5枚になるとチャレンジ&カバーがしやすくなる」とコメント。板倉滉(ボルシアMG)も「後ろ3人が思い切っていけるポジショニングを取れたのが良かった。5バックにしたことでもう一度前からプレスに行こうという意図も感じられた」と、監督の意図を汲めていたと振り返った。特に守備面では約束事があることは重要であり、チームも安定感が増していった。
森保監督は「今日の試合は簡単な試合ではなかったですし、押し込まれて失点してもおかしくないようなシーンを何度も作られながらも、粘り強く守り、無失点で終われたということは、彩艶含めてチームの自信になったと思います」とコメント。アジアカップでは悔しい試合が続いたGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)もクリーンシートを達成。チームとして、押し切られなかったことは大きな自信となることは間違いない。課題はありながらも、一歩前進できたと言えるだろう。
続いては26日に一度も勝ったことがないアウェイ平壌での試合に息巻くところだったが、試合中に突然の中止が決定。開催されるのかどうか、どこで開催されるのかなど、突如として不透明に。日本代表は22日に中国経由で移動する予定だったがキャンセルし、国内で調整を続けることが決定。果たして第2戦があるのかどうか。選手たちには回復とコンディション維持に努めてもらいたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
そんな中、彼らの目の前で開始2分に日本が先制。左サイドから崩すと、堂安律のアシストから田中碧が見事にシュートを決め切った。ただ、これが唯一生まれたゴールとなった。
こう語ったのは森保一監督。難しい試合になることが予想された中、開始2分でスコアを動かしたことは大きい。
アジアカップでは立ち上がりの悪さが目立ち、相手の圧力に屈する場面もあったが、その時間すら与えない中でのゴール。「選手たちが入りの部分から自分たちが積極的に戦っていこうという思いを持って、相手のゴールに向かってというプレーの選択がゴールに繋がったと思います」と、選手たちのパフォーマンスを称えた。
まさに出鼻を挫いた日本は、その後も主導権を握り続ける。ロングボールを跳ね返し、左右のサイドから攻撃を仕掛けていく。ボールをあまり長く保持せず、スピード感のあるパス交換でプレスをあまりかけさせないようにした。
空中戦ではなかなか勝てなかったが、地上戦では日本に分が。堂安が何度となくゴールに迫ったが、追加点を挙げることができなかったことは課題だろう。本人も「自分が決めていれば後半はもっと楽な展開になった」と反省した。
攻撃面ではアジアカップから満足いく結果は出せているとは言えない。チャンスこそ作るも決定力に欠け、どこか攻め急ぐ感じもありミスも目立った。田中は「蹴らなくていい部分も蹴ったりとか、少し距離が遠くなって繋げなかったりとかもあった」と、反省を口に。まだまだ精度を上げる必要があることは明白だった。
ポイントは後半の頭にあった。リードを許していた北朝鮮はギアを上げて後半立ち上がりからよりタフに戦うことに。47分には結果としてファウルとなったが、ポストを強襲したシュートの後にネットも揺らした。ファウルがなければ、同点ゴールという状況であり、そこまで持ち込ませてしまったことは反省が必要だろう。
後半の序盤は完全に北朝鮮ペース。「圧力を受けていた時間帯はあった」と森保監督も認め、アジアカップのことが蘇った人は少なくなかったはずだ。ポイントはそこで手を打てたことだと思う。
日本は守田英正(スポルティングCP)を下げて遠藤航(リバプール)を投入。中盤にフレッシュさをもたらせ、システムも[4-2-3-1]から[4-3-3]に変更。田中が高い位置を取れるようになり、前にボールを運べるようになった。
それでも、ミスが目立ち、北朝鮮が押し込む展開は変わらず。相手のプレー精度にも助けられ、決定的なピンチはなかったが、徐々にセットプレーも増えていき、いつ追いつかれてもおかしくない状況でもあった。
すると73分に森保監督は大きく動くことを決断。堂安を下げて谷口彰悟(アル・ラーヤン)を投入してシステムを5バックに変更し、橋岡大樹(ルートン・タウン)、浅野拓磨(ボーフム)を入れて右サイドを活性化させた。後ろの枚数を増やしつつ、左の前田大然(セルティック)、右の浅野とスピードを武器にする両翼でカウンターを仕掛けていくことにした。
森保監督は「守備を安定させて、その上でカウンター攻撃を仕掛ける、相手が出てきているところにスピードのある浅野を投入することによって、耐えながらも攻撃を仕掛けていくという狙いを持って投入しました」と選手起用を説明。前田のスピードに手を焼いていた中、逆サイドにもスピードをもたらせることで流れを掴みに行った。
徐々に押し戻すことができた日本だったが、後半も決定力は欠いてしまった。北朝鮮の粘り強い守備、GKの好セーブと理由は様々だが、よりチャンスが作れないレベルが上の国との対戦も考えれば、フィニッシュワークの精度は上げなければいけない。
ただ、相手に合わせて躊躇せず、わかりやすい采配を決断したことで、ピッチ上の選手たちはハッキリしたはずだ。町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)は「5枚になるとチャレンジ&カバーがしやすくなる」とコメント。板倉滉(ボルシアMG)も「後ろ3人が思い切っていけるポジショニングを取れたのが良かった。5バックにしたことでもう一度前からプレスに行こうという意図も感じられた」と、監督の意図を汲めていたと振り返った。特に守備面では約束事があることは重要であり、チームも安定感が増していった。
森保監督は「今日の試合は簡単な試合ではなかったですし、押し込まれて失点してもおかしくないようなシーンを何度も作られながらも、粘り強く守り、無失点で終われたということは、彩艶含めてチームの自信になったと思います」とコメント。アジアカップでは悔しい試合が続いたGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)もクリーンシートを達成。チームとして、押し切られなかったことは大きな自信となることは間違いない。課題はありながらも、一歩前進できたと言えるだろう。
続いては26日に一度も勝ったことがないアウェイ平壌での試合に息巻くところだったが、試合中に突然の中止が決定。開催されるのかどうか、どこで開催されるのかなど、突如として不透明に。日本代表は22日に中国経由で移動する予定だったがキャンセルし、国内で調整を続けることが決定。果たして第2戦があるのかどうか。選手たちには回復とコンディション維持に努めてもらいたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cpwm3D0JCKc/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">日本サッカー協会(JFA)/日本代表/なでしこジャパン(@japanfootballassociation)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.03.14 17:25 Tue2
「愚問です」と反応の本田圭佑、堂安律はなんと返した? その回答に本田はサムズアップの絵文字
日本代表のMF堂安律(PSV/オランダ)が、本田圭佑の問いに応えた。 日本代表は、6月のインターナショナル・マッチデー(IMD)で4試合が終了。結果は2勝2敗。一定の手応えを掴んだ一方で、課題も明確に浮き彫りとなった。 その日本は、14日に4試合目となるチュニジア代表戦を行い、0-3で完敗。守備のミスが重なり失点が嵩んでしまった。 そんな中、本田が自身のツイッターを更新。「なあ。サッカーやるなら上目指せよ。」と投稿。タイミングがタイミングだっただけに、日本代表への発言という見方が多くされていた。 これに対し、堂安が「日本代表のことでしょうか?」と返信。すると本田は、「愚問です」と否定。「日本代表はW杯優勝目指してる集団でしょうから。昨日の試合もカンボジア代表の試合と重なって観れてないです」と回答。日本戦について「どうでしたか?」と質問返しをしていた。 その質問に対して堂安も回答。ワールドカップ本大会での活躍を楽しみにして欲しいと堂々と返事をした。 「やはりそうですよね。たとえ試合を90分観ていたとしても本田さんは同じように感じたかも知れません」 「だからといってW杯優勝の夢は変わりません。11月楽しみにしていてください」 同じレフティーで攻撃的なポジションでプレーする両者。堂安には本田が記録した3大会連続ゴールのような記録をW杯で残してもらいたい。 <span class="paragraph-title">【SNS】堂安律と本田圭佑のやりとり</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">日本代表のことでしょうか?</p>— Ritsu Doan/堂安 律 (@doan_ritsu) <a href="https://twitter.com/doan_ritsu/status/1536884736118775813?ref_src=twsrc%5Etfw">June 15, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">愚問です。日本代表はW杯優勝目指してる集団でしょうから。昨日の試合も代表の試合と重なって観れてないです。<br><br>どうでしたか?</p>— Keisuke Honda (@kskgroup2017) <a href="https://twitter.com/kskgroup2017/status/1536987062708359168?ref_src=twsrc%5Etfw">June 15, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">やはりそうですよね。<br>たとえ試合を90分観ていたとしても本田さんは同じように感じたかも知れません。<br>だからといってW杯優勝の夢は変わりません。<br>11月楽しみにしていてください。</p>— Ritsu Doan/堂安 律 (@doan_ritsu) <a href="https://twitter.com/doan_ritsu/status/1537015818525245441?ref_src=twsrc%5Etfw">June 15, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.16 09:53 Thu3
「これは貴重な映像」男子日本代表からなでしこジャパンへエール!サンライズユニフォームで場内挨拶「男子も似合う」「女子を応援する男子、かっこいいな」
SAMURAI BLUEからなでしこジャパンへエールが送られた。 サッカー日本代表は15日、キリンチャレンジカップ2023でエルサルバドル代表と対戦し、6-0で勝利を収めた。 開始1分でFKから谷口彰悟が代表初ゴールを記録すると、4分には上田綺世が自ら得たPKを決めてこちらも初ゴールをマーク。早々に退場者を出したエルサルバドルを日本が圧倒すると、25分には久保建英、44分には堂安律が押し込み、前半だけで4得点。後半には中村敬斗にも日本代表初ゴール、古橋亨梧にも得点が生まれ、新体制での初白星を手にした。 試合後の挨拶時には、選手たちがなでしこジャパンのユニフォーム姿で周回。7月に開幕するオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)へ向け、なでしこジャパンへエールを送った。 TV中継では放送に乗らなかったが、日本代表の公式ツイッターがこの様子を掲載。「これは貴重な映像ですね」、「この声援がなでしこJAPANに届くといいですね」、「男子も似合う」、「良いねこういうの」、「女子を応援する男子、かっこいいな」、「(川﨑)颯太似合ってるやんw」、「男子選手の協力に感謝!」などの声がファンから寄せられた。 また、モデルやスポーツキャスターなどで活躍する長谷川ゆうさんも「こーゆーの嬉しいよね。やっぱりこのユニ可愛い、欲しくなるなー。。」とのリプライを残した。「サンライズ」をテーマにしたユニフォームは、試合での着用は女子のみだが、販売用には「ウィメンズシルエット」と「メンズシルエット」のいずれも展開されている。 なでしこジャパンは、7月14日にパナマ女子代表との壮行試合を行ったのちに現地へ出発。ニュージーランドで同22日にザンビア女子代表、同26日にコスタリカ女子代表、同31日にスペイン女子代表と、グループステージで対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】日本代表がなでしこジャパンのユニフォームを着て女子W杯をPR</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">試合後、<a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> の選手たちは <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#なでしこジャパン</a> のアウェイユニフォームを着て場内を一周しました<br>7月に開幕する <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ワールドカップ</a> での優勝を目指すなでしこジャパンの応援もお願いします<br><br>FIFA 女子 ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023 <br>グループステージ第1節… <a href="https://t.co/MXZSjEtMNI">pic.twitter.com/MXZSjEtMNI</a></p>— サッカー日本代表 (@jfa_samuraiblue) <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue/status/1669331487907536897?ref_src=twsrc%5Etfw">June 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.16 16:20 Fri4
G大阪が選手背番号を発表! 注目の18歳・名和田我空は“出世番号”、山田康太は移籍の同い年アタッカーから“継承”
ガンバ大阪は7日、2025シーズンのトップチーム選手がつける背番号を発表した。 ダニエル・ポヤトス監督2年目の昨季、J1リーグ4位&天皇杯準優勝と躍進のG大阪。昨季までユースコーチだったクラブOBの明神智和氏を新たにトップチームコーチとして入閣させ、ポヤトス体制3年目のシーズンを迎える。 そんなG大阪は7日から始動したなか、選手背番号も決定し、超高校級FWの名和田我空はMF堂安律やFW中村敬斗の両日本代表勢もつけた出世番号、「38」に。MF奥抜侃志は「44」、DF佐々木翔悟は「67」を背負う。 また、昨季からのメンバーでは2選手が変更。MF山田康太は東京ヴェルディに移籍した同い年のMF福田湧矢から「14」を受け継ぎ、FW林大地が「9」を新たにつける。 ◆トップチーム選手&背番号 GK 1.東口順昭 18.荒木琉偉←ガンバ大阪ユース/昇格 22.一森純 31.張奥林 DF 2.福岡将太 3.半田陸 4.黒川圭介 5.三浦弦太 15.岸本武流 20.中谷進之介 24.江川湧清 33.中野伸哉 67.佐々木翔悟←ジェフユナイテッド千葉/完全 MF 6.ネタ・ラヴィ 10.倉田秋 14.山田康太 ※背番号変更「9」 16.鈴木徳真 23.ダワン 27.美藤倫 38.名和田我空←神村学園高等部/新加入 44.奥抜侃志←ニュルンベルク(ドイツ)/完全 47.ファン・アラーノ FW 7.宇佐美貴史 8.食野亮太郎 9.林大地 ※背番号変更「91」 11.イッサム・ジェバリ 17.山下諒也 40.唐山翔自←ロアッソ熊本/復帰 42.南野遥海←栃木SC/復帰 97.ウェルトン <span class="paragraph-title">【動画】G大阪の新ユニは2002年以来の襟付き!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="et" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hummel_JP?ref_src=twsrc%5Etfw">@hummel_JP</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ガンバ大阪</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/GAMBAOSAKA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GAMBAOSAKA</a> <a href="https://t.co/hIOyh3VD8f">pic.twitter.com/hIOyh3VD8f</a></p>— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) <a href="https://twitter.com/GAMBA_OFFICIAL/status/1876563818530369887?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.07 19:30 Tue5
菅原由勢はアピールに“失敗”したのか?右のスペシャリストが45分で表現したもの
キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせていたからこそ、後半開始のピッチに背番号2の姿がなかったことに驚き、ガッカリしてしまった。 誰よりも落胆していたのは本人だろう。もっとプレーしたかった。まだまだアピールしたかった。あの時、ああいう選択をしていれば──。後悔に似た気持ちは、自分の中を隅々まで探せばキリがないかもしれない。 それでも、試合後のミックスゾーンで悔しさに引っ張られている様子はあまり感じられなかった。下を向いて言葉を探す場面も少なくはなかったが、要所要所で顔を上げ、成長や向上を誓っていた。その瞳は真っ直ぐで、力強いものだった。 DF菅原由勢が日本代表の先発に名を連ねたのは、約8カ月ぶりのことだった。前回は2025年3月25日に行われたW杯アジア最終予選の第8節サウジアラビア代表戦まで遡る。その後は代表の常連とは言えない時期を過ごした。9月の北米遠征では招集されるも、プレータイムはアメリカ代表戦で後半から途中出場した18分のみ。ブラジル代表を撃破した10月シリーズでは招集されなかった。今回の11月シリーズでは、初戦のガーナ代表戦で出場機会を得るも、68分からのプレーであり、すでに2-0と勝負が決まっている状況だった。 失意のベスト8に終わったAFCアジアカップ2024以降、システムが4バックから3バックに変更した影響もあり、明らかに出場機会を減らしていた。カタールW杯後の第二次森保ジャパン発足時、右サイドバックという本職のポジション自体がなくなることを想像していただろうか。敵地でのドイツ代表撃破にもアシストで貢献していただけに、、まさか「当落線上」という言葉が付き纏うことになるとは……。 生き物のように変化が目まぐるしい代表チームで、もう一度、自分の居場所を確保するために──。5万人以上が駆けつけた国立競技場でのボリビア代表戦、キックオフの笛がピッチ内にいる自身の心臓を震わせた。 ■先制点を生んだ堅守 開始直後に左サイドでボールの奪い合いが発生する中、右サイドのタッチライン沿いに立ち、両手を広げてボールを呼び込む。GK早川友基からのハイボールに対し、フルパワーで落下地点に向かって走る。目の前の相手に構うことなくジャンピングヘッドを狙う。わずかにボールに当たらなかったが、最後尾に向かって親指を立てた。 意気軒昂と右サイドを走ると、開始早々の4分のことだった。 FW小川航基からのパスを目の前で相手選手にカットされたが、すぐさま右足を踏ん張り、一気に寄せた。持ち上がりを阻むだけでなく、左半身側からの密着マークで中央へ誘導。その先にいたMF遠藤航がボールを回収した。そしてMF久保建英に縦パスが入り、MF鎌田大地の先制点が生まれた。 「相手がけっこう縦に蹴ってくるという分析があったので、縦の選択肢を切った。そうなった時、中にもドリブルするという癖もあったので。誘いながら、うまく来てくれて、(遠藤)航くんとの距離感も良かったので、良い形で守備はできたのかなと思います」 電光石火の先制点を生み出す舞台を整えた狙い通りの守備は、横のスライドを駆使し味方と連携して守るサイドバック本職の選手らしいプレーでもあった。 「まずは個人で勝っていくところが大前提ですけど、ハメに行く中では素晴らしい相手だった。組織で守ることも同時にやっていかなきゃいけない中では、良い距離感でやれたと思います」 5バック時のウイングバックは、縦スライドを駆使して目の前の相手の突破を阻むという個人での守備力を求められる場面が多い。しかし、4バック時のサイドバック経験が豊富な菅原だからこそ、攻撃に出ようとしたところからの守備対応にもかかわらず、臨機応変に賢く守ることができた。 ■クロス光るも、前半45分で無念の交代 幸先よくチームに貢献した後も、積極的なプレーを続けた。切磋琢磨し共闘してきた同世代の久保と一緒に、プレッシャーを掛けていく。苦し紛れのロングボールを蹴らせた時には、テクニカルエリアの森保監督も拍手を送っていた。15分には縦パスを受ける相手選手のトラップ際にガツンとアプローチ。ファウルと判定されたが、指揮官の目の前でファイトした。 「サイドバックの選手なので、そこでやられていたら、自分の存在価値はないと思っていたので。そこはしっかりやろうとは思ってました」 そして、23分には真骨頂を発揮する。同学年のDF瀬古歩夢からのサイドチェンジに反応すると、久保の落としを収め、右サイドのスペースに抜け出す久保へ絶妙なスルーパスを出す。そのまま久保を猛然と追いかけ、外側から追い越してリターンパスを受け、ワンタッチでクロス。ニアに飛び込んだ小川の頭にピタリと届けた。惜しくもシュートはクロスバーを叩いたが、座席から身体が浮くような決定機を作り出した。 しかし、その2分後には後ろから相手選手を倒してイエローカードを提示された。「ヨーロッパの試合でもそうだし、ああいう部分でカウンターを防ぐとか、前に運ばれて相手が勢いづくというのを考えたら、止める判断をして、僕は今良かったと思っています」と口にしていたが、その直前のプレスを掻い潜られた場面では背中と正面に相手選手が1人ずついる中で後ろのサイドハーフを捨てて前に出る選択をしていた。一瞬の迷いやプレスのオーガナイズの部分で後手に周り、ワンタッチで剥がされ、ボールは一度捨てたサイドハーフの選手のもとへ。プレスバックして追いかけたのは集中していたが、自分のけつを自分で拭くことは回避できたかもしれない。 警告が理由だったかどうかは断言できないものの、前半45分のみで交代となった理由に結びつけることもできてしまう。本大会では勝利のために汚れ仕事を請け負わなければならない状況があるかもしれないが、少しでも多くアピールしたい現状において適切だったとは言い切れない。 「(交代の理由は)監督に聞いてみないとわからない。もちろん試合に勝つためにオーガナイズしていかなきゃいけないというところで、いろいろな理由はあると思いますけど、自分がもっと良いパフォーマンスをしていたらもう少し出れたなというのはあるので、まずはしっかりと試合を見て振り返って反省したいなと思います」と冷静に自分を見つめていた。 「クロスまで行けてるシーンもありましたし、あんまりネガティブじゃないかなと思っています」と45分を振り返ったように、自分のプレーを出せていた感覚はあったはず。その中で、ハーフタイムに唯一の交代。不完全燃焼という言葉がよぎるし、後半にもっとギアを上げてアピールしたかったに違いない。立場を想像すれば、唇を噛みちぎりたくなってしまう。 ■自問自答の連続で、本大会へ しかし、菅原はヤワではない。試合後は同ポジションのライバルであるMF堂安律と抱擁し、健闘を称えていた。その姿に負の感情はないように見えた。W杯本大会まで残すところ5カ月。弱音を吐き、後ろを振り返る時間はない。自分のすべきことは明確だから。 「最終予選からチームとしての形を試してやってきて、素晴らしい結果を手にしているし、その中で自分の立ち位置はわかっている部分もある。ナーバスにならずに、自分の良さを見失わずに、しっかりとチームでやることが大事。自分を良くするために毎日、謙虚に、小さいことも積み重ねながらやっていくことが大事だと思います。代表が、代表がという見方じゃなくて、チームがあっての代表というのは間違いない。今は僕自身もチームで信頼して使ってもらっている部分があるし、自分がやれている部分も課題の部分も試合に出ながら学べている。チームで試合に出ること、出た時にしっかりと自分の存在価値をチームでも見せていくことが代表につながってくると思います。とにかく、自分自身が成長して良い選手になれば、自ずと代表での立ち位置もチームでの立ち位置も変わってくるので、毎日毎日自分と向き合って、自分に負けずにやっていくことが大事だなと思います」 強みのクロスで決定機を作ったという事実に驕るつもりもない。求めているのは、ハッキリとした結果だから。 「入る時もあれば入らない時もあるし、あれを続けていくことが大事だと思う。紙一重のところを合わせていく作業は、自分自身、チームでもやらなきゃいけないし、もっともっとプレーの精度や質は上げられる部分があると思うので。ただ、結果が出る出ないというのは、その時の運もあるんでね。しっかりと日頃から自分を見つめ直して続けていくことが大事だと思います」 右ウイングバックは堂安、伊東純也に加え、望月ヘンリー海輝も成長中で、鈴木淳之介もプレー可能だろう。ライバルとのメンバー争いは熾烈を極めている。もう一度チャンスを得るためには、自問自答を繰り返しながらブンデスリーガの舞台を戦っていくしかない。その先にW杯本大会のピッチがあると信じて。茨の道であっても、菅原由勢は力強く歩み続ける。 取材・文=難波拓未 2025.11.20 21:00 Thu日本代表の人気記事ランキング
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日本代表のスタメン発表!両ウイングバックは堂安律&三笘薫…初招集の大橋祐紀はベンチ入り【2026W杯アジア最終予選】
サウジアラビア代表戦に臨む日本代表のスターティングイレブンが発表された。 10日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第3節で日本はアウェイでサウジアラビアと対戦する。 9月に行われた中国代表戦、バーレーン代表戦で大勝での連勝スタートを切った日本。過去一度も勝ったことがないアウェイでのサウジアラビア戦に臨む。 森保一監督は9月に引き続き[3-4-2-1]のシステムを採用。GKに鈴木彩艶(パルマ)、3バックに板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(シント=トロイデン)、町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)を起用した。 ボランチには遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティングCP)を起用し、ウイングバックには堂安律(フライブルク)と三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)を起用。2シャドーに鎌田大地(クリスタル・パレス)と南野拓実(モナコ)、トップに上田綺世(フェイエノールト)と並んだ。 なお、DF長友佑都(FC東京)、DF関口大輝(柏レイソル)、DF望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)、MF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)がメンバー外。初招集のFW大橋祐紀(ブラックバーン)はベンチ入りを果たしている。 サウジアラビア代表戦は10日(木)の27時にキックオフ。DAZNが独占ライブ配信する。 ◆日本代表スターティングメンバー GK 鈴木彩艶(パルマ) DF 板倉滉(ボルシアMG) 谷口彰悟(シント=トロイデン) 町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ) MF 遠藤航(リバプール) 守田英正(スポルティングCP) 三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン) 南野拓実(モナコ) 堂安律(フライブルク) 鎌田大地(クリスタル・パレス) FW 上田綺世(フェイエノールト) ◆ベンチ入り GK 大迫敬介(サンフレッチェ広島) 谷晃生(FC町田ゼルビア) DF 菅原由勢(サウサンプトン) 瀬古歩夢(グラスホッパー) MF 堂安律(フライブルク) 田中碧(リーズ・ユナイテッド) 久保建英(レアル・ソシエダ) FW 前田大然(セルティック) 中村敬斗(スタッド・ランス) 小川航基(NECナイメヘン) 大橋祐紀(ブラックバーン) ◆メンバー外 DF 長友佑都(FC東京) 望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア) 関口大輝(柏レイソル) MF 藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 2024.10.11 02:19 Fri2
中村敬斗がスキンケアブランドのイベントに出席 「びっくり。こんなにもたくさんのファンが来てくれるとは」…クラブ&代表での1年総括
スタッド・ランスの日本代表FW中村敬斗が16日に都内でメンズスキンケアブランド『KINGU』のブランドアンバサダー就任イベントに出席した。 駆けつけたファンの多くが女性を占めてのイベントではトークショーも行われ、オフ中のプライベートや選手内の美容ケア事情などが話題に。愛用する『KINGU』の商品にも「洗い終わった後は肌がつるつるになっている感じがあって気持ちが良い」と使い心地の良さをアピールした。 そのトークイベント後、取材に応じた中村は「実際にここに来てびっくりした。こんなにもたくさんのファンが来てくれるとは思っていなかったので。心の底から嬉しい」と振り返った。 今季の中村はスタッド・ランスでリーグ・アン初挑戦の1年で、ケガもあったが、最終的に公式戦26試合に出場。得点関与の部分では4ゴールに1つのアシストをマークした。 かたや代表ではデビューから10試合で8ゴールの活躍ぶり。この6月の活動でも2ゴールを決め、3バックにトライするチームのなかで左ウイングバックとして存在感を大きくした。 「ケガもあったけど、フランスリーグに初めて行って、すごく学んだものが多かった。代表でもアジアカップがあって、負けてしまった悔しさもあったりとか、個人的には成長した1年だったかなと思う」 代表での1年を振り返ると、期待感を抱かせる選手の1人だったが、「正直、チームメイトが良いパスをくれて決めるだけのシーンがほとんど。ラッキーだなという思いだけ」と謙遜した。 左ウイングバックでのプレーにも「ウイングよりも守備を求められるポジション。より突破とクロスも求められる。そこはまだまだ足りないし、もっと成長できたらと思う」と話す。 代表での活躍で環境も変わり、「今日のようなイベントは今までなかった」と語ると、代表選手としての自覚を強くする言葉も。2年後のワールドカップ(W杯)出場にも「まずは個人的に自チームで活躍して、それからやっと代表」と述べた。 2024.06.16 17:15 Sun3
中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える
元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed4
【現地対談】日本代表、ブラジルに歴史的逆転勝利!北健一郎×難波拓未が語る「SAMURAI BLUEが掴んだ3-2の真実」
10月14日、東京スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ。 日本代表がブラジル代表を相手に、0-2から驚異の逆転劇を演じた。 14試合目にして初の対ブラジル勝利――。 世界が驚き、日本中が沸いた夜を、現地で取材した北健一郎と難波拓未が振り返る。 ■歴史的勝利の価値 北:“サッカー王国”ブラジルを相手に0-2から逆転勝ちするなんて、誰が想像できたでしょうか。 難波:本当に信じられない展開でした! ブラジルは世界のトップオブトップ。前半は完全に押し込まれ、0-2になった時点で「ここからひっくり返すのは難しい」と感じた人が多かったと思います。 北:それでも、選手たちはあきらめませんでした。劣勢の状況から立て直して3点を奪った。あの集中力とメンタルの強さは、まさに今の日本代表の進化を象徴しています。 難波:そうですね。これまで日本はヨーロッパの強豪には結果を出してきましたが、ブラジルに勝ち切るのは別次元の難しさがあります。相手の格やプライドを超えて勝ち切ったという意味で、この一戦は特別でした。 北:日本はいつもの3バックで入りました。GKは鈴木彩艶、3バックに渡辺剛、谷口彰悟、鈴木淳之介。ボランチが佐野海舟と鎌田大地、シャドーに久保建英と南野拓実、ウイングバックに堂安律と堂安律。1トップが上田綺世でした。 難波:パラグアイ戦からの流れを踏まえて、守備面の安定と攻撃の連動性を両立させる狙いがありましたね。ただ、序盤はブラジルのパス回しや前線の圧力を前に、押し込まれる場面が多い展開でした。久保選手が試合後に明かしていたのですが、前半は自陣でブロックを組んで守る狙いがあったようです。両ウイングバックも最終ラインに下がり、完全に[5-4-1]でした。最初はブラジルのパス回しをブロックの外回しにすることができていましたが、特にFWガブリエウ・マルティネッリやFWヴィニシウス・ジュニオールのスピードを生かした裏抜けや縦横無尽のローテーションに手を焼いていました。 北:それでも大崩れせず、後半にしっかりと修正してみせたのは見事でした。前半で2失点しながらも、選手たちはピッチ内で問題点を共有し、後半に向けて明確な変化を加えましたね。 ■ 大逆転を導いた、後半の修正と3ゴールの連鎖 北:後半に入って日本は明らかにギアを上げましたね。52分の南野のゴールで一気に流れが変わりました。 難波:そうですね。あの場面は前線のプレスがハマってボールを奪い切ったところから始まりました。堂安と鎌田のプレスで相手にバックパスを選択させ、それに連動した上田と南野が相手センターバックに襲いかかりました。その圧力でDFファブリシオ・ブルーノのミスを誘発し、相手ボックス内でパスカットした南野が右足で思い切り叩き込んだ。あの一発でチームが完全に息を吹き返しました。 北:ブラジルの守備が一瞬、止まった。あのゴールでスタジアムの空気もガラッと変わりました。 難波:南野は本当に「ここぞ」という場面で結果を出してくれますよね。前半から走り続けて、ゴールの瞬間もあきらめない動きが出ていました。腕章を巻きながらのプレーでしたけど、勝負強さは流石の一言です。 北:その10分後、62分の中村敬斗の同点弾も素晴らしかった。堂安のスルーパスに右サイドから抜け出した伊東がクロスを上げ、ファーサイドに走り込んだ中村がボレーで流し込みましたね。 難波:あのフィニッシュは本当に落ち着いていました。中村は走りながらだったので身体が流れてしまうなどしてシュートを枠に飛ばすことが難しかったと思います。しかし、インサイドでうまく面を作り、身体を開いてファーサイドに飛ばすことだけに集中していました。やはり決定力の高い選手ですよね。スタッド・ランスで共闘していたコンビで奪った同点ゴールでもあったことも、胸熱なシーンでした。 北:そして71分、上田綺世の逆転弾。伊東のCKに合わせたヘディングシュートは圧巻でした。入るタイミングも完璧だったし、相手GKの手を弾き飛ばすほどの力強いヘディングでした。3点とも全く違う形で、日本の攻撃バリエーションが広がった試合でした。 難波:誰か一人の閃きではなく、チーム全体で崩しきった3ゴール。今の日本代表の成熟度が示されたものでした。 北:それにしても54分から出場した伊東は2アシストを記録し、完全に流れを引き寄せました。縦に抜けるスピードと高いキック精度は、ゲームチェンジャーとして抜群でしたね。 ■ DF陣の底上げ・鈴木彩艶の成長・堂安律の献身性 北:守備面では、鈴木淳之介のプレーが印象的でした。ブラジル相手でも怯まず、1対1で堂々と戦っていました。 難波:判断が本当に冷静でしたね。相手の矢印を読みながら、無理に前に出ない。必要な場面では体を投げ出して止める。テクニックにもスピードにも優れる世界屈指のドリブラーを相手に、若手とは思えない安定感でした。 北:谷口彰悟もリーダーとしてラインをまとめ、渡辺剛もカバーリングで貢献。鈴木彩艶も2失点しても崩れず、後半はビッグセーブでチームを救いました。 難波:あの落ち着きは特筆ものです。80メートル級のキックで一気に局面を変える場面もありましたし、逆転ゴールが生まれたCKの起点にもなりました。クロス対応も安定していて、ブラジルのサイド攻撃を完全にシャットアウトしていました。最後まで冷静にゲームを締めたのは、まさに“世界基準のGK”の仕事でしたね。 北:堂安律も攻守にわたって圧巻でした。守備では相手のウイングを封じ、攻撃では右サイドでリズムを作る。10番を背負う選手があれだけハードワークするのは、チームに良い影響を与えています。 難波:そうですね。体を張ってボールを奪い返す姿勢はチーム全体を鼓舞していました。献身性と技術を兼ね備えた“現代の10番”像を体現していました。 ■ 遠藤航のクローザー起用も選択肢に!? 北:この試合では佐野海舟と鎌田大地がボランチで先発しました。佐野はパラグアイ戦に続いて安定感が光っていましたね。 難波:そうですね。パラグアイ戦ではボール奪取で目立ちましたが、この試合では“チームを支える”プレーが際立ちました。スライドの速さ、カバーのタイミング、味方を助ける位置取り。どれも正確でした。鎌田も中盤でのボール保持時の落ち着きと要所を締める守備が抜群でした。 北:終盤は田中碧が投入され、試合を締めましたね。守備の強度を維持しながら、ボールの落ち着きどころを作っていました。 北:遠藤航はこの試合では出場しませんでしたが、彼の存在感は依然として大きい。ワールドカップ本大会でもクラブチーム同様に“クローザー”として終盤の試合運びを任される選択肢も出てきたように感じました。 難波:確かに。佐野が先発でエネルギーを出し切り、終盤に遠藤が入って締める形。リヴァプールでの経験を生かしながら、チームの強度を保つ。そのローテーションは理想的かもしれません。ボランチの競争が激化することは、日本代表全体の底上げにもつながりますね。 ■ 日本サッカーの未来に繋がる試合 難波:この勝利は、単に結果としての「ブラジルに勝った」ということ以上に、日本サッカー全体にとって大きな意味を持つ試合でしたね。 北:本当にそう思います。しかも今回は地上波で放送され、多くの子どもたちがこの試合をリアルタイムで見た。あの逆転劇をテレビ越しに見た小学生や中学生が、「自分も日本代表になりたい」と思ったかもしれない。それこそが、この勝利の一番の価値だと思います。 難波:最近は代表戦もDAZNやU-NEXTなど、配信中心になっていますからね。もちろん利便性は高いけれど、誰もが自然に“代表戦をテレビで見る”という機会が減っている。そんな中で、あの試合が地上波で全国に流れたのは本当に大きいです。 北:家族でリビングに集まって日本代表を応援する。かつて当たり前だったその光景が、この夜に久しぶりに戻ってきた気がします。ブラジルに勝った瞬間の歓声は、スタジアムだけじゃなく、全国の家庭でも響いていたでしょう。 難波:そして、そこからまた次の世代が育っていく。子どもたちが憧れ、夢を見る対象が“リアルタイムで存在した”ということが、長い目で見れば日本サッカーの財産になりますよね。 北:まさにそうです。この試合は単なる勝利ではなく、サッカー文化の“継承”を再び動かした夜だったと思います。あの光景を見た少年少女の中から、10年後の日本代表が生まれてくる。そう考えると、3-2というスコア以上に価値のある90分でした。 構成・執筆:北健一郎/難波拓未(超WORLDサッカー!) 2025.10.16 21:00 Thu5

