久保・旗手らを輝かせるいぶし銀の働き。日本代表で一段と存在感を高める/守田英正(スポルティングCP)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.24】

2023.10.21 20:30 Sat
Getty Images
3月の新体制発足後、8試合を戦って6勝1分け1敗と快進撃を見せている森保ジャパン。「チームの心臓」とも言える中盤を支えているのが、キャプテン・遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティングCP)の「鉄板ボランチ」だ。

森保一監督は3月の初陣・ウルグアイ戦(東京・国立)を筆頭に、9月のドイツ戦(ヴォルフスブルク)、10月のチュニジア戦(神戸)と強豪相手のゲームでは必ずと言っていいほどこの2人を同時起用。彼らは大きな期待に確実に応え続けている。
直近のチュニジア戦を見ても、[5-4-1]でブロックを敷いてきた相手に対し、遠藤と守田はしっかりと攻守のバランスを取り、的確なパスさばきを披露。ゲームを掌握した。

特に前進が見られたのが、敵を1〜2枚はがしてゴール前へ出ていくプレー。特に守田は久保建英(レアル・ソシエダ)と絡みながら攻撃チャンスに顔を出す回数が多かった。

昨季から今季にかけてUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)やUEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)に参戦している経験値が大きいのか、屈強な敵と対峙しても全く慌てることなく確実にボールを持ち上がり、前線に厚みをもたらしていたのだ。
そういった「余裕」と「冷静さ」は2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦っていた頃にはなかったもの。数々の大舞台を経験し、彼自身、プレーの幅や視野を広げているのは紛れもない事実である。

進化を続ける守田のサポートがあったからこそ、久保は大いに輝くことができた。

「タケが半分くらい落ち切らずに、ちょっとスペースを空けるように脇に落ちてくれるから僕が上がれた。僕個人的にタケの恩恵を受けたなと思っているし、僕自身もあいつにいい影響を与えてあげたんじゃないかと。攻撃はいいアクセントを加えられたんじゃないかと感じています」

「僕は彼には前にいてほしいし、9月のトルコ戦(ヘンク)で下がったことで結構、勘違いされてましたけど、あいつはやっぱり前にいた方が生きる。僕らが持てるかどうかで彼のプレーも変わってきます。今回のタケは10番の位置でボールを受けられた。その形を作れたのはよかったと思います」と守田は自身がマークを引きつけ、久保のよさを引き出せたことに手ごたえを感じた様子だった。

久保と左のタテ関係を形成していた旗手怜央(セルティック)。中山雄太(ハダースフィールド)が流動的に動きながら攻めを組み立てた際も、守田は巧みな位置取りでリスクを最小限に抑え、彼らが思い切って前へ出られるように仕向けていた。こういった戦術眼は本当に見ていて頼もしい限りだ。

だからこそ、守田には遠藤に匹敵するリーダーシップを発揮してほしいところ。11月から2026年北中米W杯アジア2次予選がスタートし、来年1〜2月にはアジアカップ(カタール)も控えることを踏まえると、遠藤不在の状況も起こり得る。

2019年アジアカップ(UAE)でも開幕直前に守田が負傷離脱し、塩谷司(広島)を追加招集したものの、初戦・トルクメニスタン戦で20歳になったばかりの冨安健洋(アーセナル)がいきなりボランチに入る羽目になった。さらに準決勝・イラン戦で遠藤が負傷し、決勝・カタール戦では塩谷と柴崎岳(鹿島)がコンビを組んだが、そのギャップを突かれて失点。日本はタイトルを逃している。

当時に比べると、板倉滉(ボルシアMG)や谷口彰悟(アル・ラーヤン)、旗手らボランチをこなせる別ポジションの選手が増えており、チームとしての柔軟性や選手層は上がっているが、遠藤への依存度は非常に高い。万が一の場合、守田が田中碧(デュッセルドルフ)や伊藤敦樹(浦和)らをしっかりと動かし、ゲーム全体をコントロールできるようにならなければ、日本が悲願のアジア王者を奪回するのは難しい。3年後のW杯に至ってはもっとそう。決勝まで行くつもりなら8試合戦わなければならないだけに、守田自身もタフさと逞しさ、戦術眼に磨きをかけることが重要になってくる。

「もし自分がアンカーをやる場合には、ビルドアップも航君のように壁になる仕事も両方できないといけない。そこを求められてくると思います。アンカー次第で試合は全部変わる。アンカーがいい位置を取れるし、インサイド(ハーフ)の仕事も変わってくる。的確なポジショニングをプレーを選択できればいいと思います」と彼自身もアンカーへの意欲を示していた。格下相手のW杯2次予選ではそういった役割にも積極果敢にトライし、何が起きても問題ない状態を作り上げてほしい。

いずれにしても、守田がチームの肝になるのは間違いないだけに、彼にはより高い領域に上り詰めてもらいたい。欧州ではフランクフルト移籍話も浮上しているようだが、今後の身の振り方も含めて、彼の一挙手一投足が大いに気になる。



【文・元川悦子】
長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。

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女子W杯決勝戦になでしこのレジェンド宮間あやが!優勝トロフィー手にする姿が反響「日本の誇り」「この登場はしびれた」

オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の決勝戦に、なでしこジャパンのレジェンドが登場した。 20日、女子W杯2023決勝のスペイン女子代表vsイングランド女子代表がスタジアム・オーストラリア(シドニー)で行われ、スペインが1-0で勝利。見事初優勝を果たした。 29分に23歳の若き主将、左サイドバックのオルガ・カルモナが地を這う左足でのダイレクトシュートで右下隅を射抜くと、これが決勝点に。3大会連続3度目のW杯出場にして初の栄冠を手にした。 試合はもちろんこと、キックオフ直前のシーンも注目を集めた。 両チーム入場前にトロフィーを持って姿を見せたのは宮間あやさん。2011年ドイツ大会の優勝メンバーでもあるなでしこジャパンのレジェンドの姿が映し出させると、ファンからは「日本の誇り」、「かっこよすぎて目が眩む」、「この登場はしびれました」、「日本、そして世界の女子サッカー史上最高の選手のひとり」、「まさか宮間ちゃんがトロフィー持って現れるとは」など、驚きの声が寄せられることとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】女子W杯のトロフィープレゼンターを務める宮間あやさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">元 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#なでしこジャパン</a> で2011年女子W杯優勝メンバーの <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E9%96%93%E3%81%82%E3%82%84?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#宮間あや</a> が決勝キックオフ前にトロフィーを持って登場<br><br>優勝者のみが触れることができるこのチャンピオントロフィーを今日掲げるのはどっちだ<a href="https://twitter.com/hashtag/BeyondGreatness?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BeyondGreatness</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FIFAWWC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FIFAWWC</a> <a href="https://t.co/q8OUqNeXOn">pic.twitter.com/q8OUqNeXOn</a></p>&mdash; FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) <a href="https://twitter.com/FIFAWorldCup_JP/status/1693214102452134388?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.20 22:20 Sun
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BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用

7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed

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