オーストラリア、決定機活かせずイングランドに惜敗…主軸MFが課題痛感 「相手は0.5秒で冷静さを確保し…」

2023.10.14 15:10 Sat
オーストラリア代表の主軸MFアーバイン
Getty Images
オーストラリア代表の主軸MFアーバイン
オーストラリア代表がイングランド代表に0-1で惜敗。選手とコーチが試合を振り返った。オーストラリア『シドニー・モーニング・ヘラルド』が伝えている。

13日、グラハム・アーノルド監督率いるオーストラリア代表は敵地ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表と対戦した。

0-0で迎えた22分、1トップで先発したFWミッチェル・デューク(FC町田ゼルビア)が右からのクロスにドンピシャボレーで合わせるもわずかにゴール右へ外し、28分にはCKの流れからDFカイ・ロールズ(ハート・オブ・ミドロシアン)がゴール正面からのシュートを枠外へ飛ばす。
後半序盤に先制を許したなか、80分、左CKにファーへ走り込んだMFコナー・メトカーフ(ザンクトパウリ)がフリーでヘディングシュートを放つも右ポストを直撃。最後まで1点が遠かったオーストラリアは、欧州屈指の強豪を相手に何度か訪れた決定機を決めきれず、0-1の敗戦を喫した。

フル出場したMFジャクソン・アーバイン(ザンクトパウリ)は試合後、「イングランドと敵地で対戦する機会はそうそうない。今夜は何かを掴める大きなチャンスかもしれないと感じていたよ。これも僕らの精神力を表す1つの証拠だと思う」と、敗れはしたが、一定の充実感を語る。
『シドニー・モーニング・ヘラルド』も「ゴール前でのチャンスはオーストラリアの方が多かったし、アプローチは勇敢だった」と称える。しかし同時に「決定機を逃したから0-1なのだ」と、再三の決定機を活かせなかったことを嘆く。

この点についてはアーバインも「イングランドとの違いはここだったかもしれない。トップクラスの選手たちは0.5秒で冷静さを確保し、危険なエリアにゴールを運んだ。それは試合に勝つための唯一のゴールに繋がった。僕たちは学ぶべき教訓はここにある」と、失点シーンを振り返る。

イングランドの得点は58分。DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)がボックス左へ対角のロングボールを送り、中央へ折り返したボールにFWオリー・ワトキンス(アストン・ビラ)が詰め込んでゴールイン。オーストラリアは通算2キャップ目の27歳センターバック、DFキャメロン・バージェス(イプスウィッチ)がワトキンスを捕まえきれなかった。

アーノルド監督は試合中にタッチライン際で喉を潰してしまったとのことで、試合後の取材対応はマンチェスター・ユナイテッドで長年コーチを務め、現在はオーストラリアのコーチを務めるレネ・ミューレンスティーン氏が代行。課題を突きつけられながらも奮闘した選手たちを称えた。

「ビッグチーム(イングランド)に対して強くプレスにいける代表チームは多くない。なぜなら代表チームのコーチ陣は選手と十分な時間を過ごせないからね。冷静かつ安全なアプローチが求められるところだ」

「それでも今夜のオーストラリアは常に全力を尽くし、可能な限りプレスをかけていった。傍で見ている我々としても素晴らしいことだったよ」

イングランドはFWハリー・ケイン(バイエルン)やMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)、MFデクラン・ライス(アーセナル)を温存するなど準主力級が中心の顔ぶれだったが、オーストラリアにとってはそれでも十分な強化の場となった。

17日にはブレントフォードの本拠地でニュージーランド代表との国際親善試合を戦い、日本代表と同様、11月からは北中米3カ国共催ワールドカップ(W杯)のアジア二次予選に挑む。

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21歳のオーストラリア人MFが同性愛者であることをカミングアウト「サッカー選手であり、ゲイだ」

Aリーグのアデレード・ユナイテッドに所属する元U-19オーストラリア代表MFジョシュア・カバッロ(21)が、同性愛者であることを告白した。 カバッロはマルタにルーツを持つオーストラリア人。メルボルン・シティの下部組織で育ち、2018年7月にファーストチームへ昇格。2019年7月にウェスタン・ユナイテッドへと完全移籍すると、2021年2月からアデレード・ユナイテッドでプレーしている。 2020-21シーズンのAリーグでは左サイドバックやボランチとして18試合に出場し2アシストを記録。Aリーグ通算でも26試合に出場。また、世代別のオーストラリア代表も経験している選手だ。 カバッロは、所属するアデレード・ユナイテッドのツイッターに投稿された動画で自身について告白。「みんなに伝えなければいけない個人的なことがある。私はサッカー選手であり、ゲイだ」とコメント。自らの口で同性愛者であることを告白した。 また、カバッロは「二重の人生を送っていた」と告白し、自分の能力を最大限発揮することに疲れ果てていたとのこと。さらに「自分が誰であるかを隠していた」とプロサッカー選手になるために、偽った人生を過ごしていたと語った。 カバッロは自身のツイッターでもメッセージを投稿。恥ずかしくでカミングアウトできなかったと告白。また、隠して言えていない仲間のためにも状況を変えていきたいとした。 「私のこの人生において、ここまで到達するための旅は大変な苦労があった。でも、カミングアウトするという決断をして本当に良かったと思っている」 「6年間、自分のセクシャリティと戦ってきた。それを解消できて本当に嬉しい」 「子供の頃、私は恥ずかしく、いつも自分を隠さなければと感じていた。自分が好きなことができないのが恥ずかしく、ゲイであることを恥じていた」 「大人になってからは、ゲイであることとサッカーをすることは、そこまで交わることのなかった2つの世界だった」 「私はこの状況を変えるのと手伝いたい。誰もがサッカーの試合では歓迎されており、彼らの本物の自己である権利に値することを示したいと思う」 「現在、オーストラリアだけでなく、世界中で活躍しているゲイのプロサッカー選手がいないことは驚くべきことだ。近い将来、この状況が変わることを願っている」 プロサッカー選手では、シュツットガルトやウェストハムなどでプレーした元ドイツ代表MFトーマス・ヒツルスペルガーが引退した翌年に同性愛者であることを公表。リーズやロサンゼルス・ギャラクシーで活躍した元アメリカ代表DFロビー・ロジャーズも2013年に一度引退した際に同性愛者であることを発表していた。 <span class="paragraph-title">【動画】自らの口で同性愛者であることを告白したジョシュア・カバッロ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Josh&#39;s Truth <a href="https://t.co/NKSEP2kVWV">pic.twitter.com/NKSEP2kVWV</a></p>&mdash; Adelaide United (@AdelaideUnited) <a href="https://twitter.com/AdelaideUnited/status/1453173351396958208?ref_src=twsrc%5Etfw">October 27, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.10.27 22:22 Wed

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