アヤックスが前シュツットガルトのミスリンタート氏を新FDに招へい! 過去にドルトムントとアーセナルでも手腕発揮

2023.04.11 22:37 Tue
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アヤックスは11日、スヴェン・ミスリンタート氏(50)のフットボールディレクター(FD)就任を発表した。契約期間は2023年5月19日から2026年6月30日までとなる。

アヤックスでは、2022年2月にマルク・オーフェルマルス氏が退団して以降、FD不在の状況が続きテクニカルマネージャーのゲリー・ハムストラ氏とクラース・ヤン・フンテラール氏がその穴を埋めていた。

実質的に新シーズンからアヤックスのリクルート部門を主導することになったミスリンタート氏は、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
「2月にエドウィン(・ファン・デル・サールCEO)から電話があり、アヤックスのフットボールディレクターになるためのプロセスを歩むことに興味があるかどうか尋ねられた日から、私はすぐにその考えにとらわれ、他の人と話すのをやめてしまった」

「ドルトムントで生まれ育った私は、伝統ある重要なフットボールクラブの影で育った。子供のころから、アヤックスを世界で最も象徴的なクラブの一つとして知っていたし、今もそう見ている。信頼できる、濃密で素晴らしい話し合いの末、アヤックスのフットボールディレクターになれたことは、私にとって大きな意味を持つ。とても光栄なことだと感じているし、自分の能力を最大限に発揮してクラブをサポートすることが私の義務だと考えている」
その卓越した先見力から、“ダイアモンド・アイ”と呼ばれ、かつてはドルトムントで10年間スカウトを務めたミスリンタート氏。MF香川真司やFWロベルト・レヴァンドフスキ、DFマッツ・フンメルスらを含む多くの有能な若手を発掘し、ユルゲン・クロップ監督とともにドルトムントに黄金期をもたらした。

その後、2017年11月にアーセナルのスカウティング部門のチーフに就任したミスリンタート氏は、MFルーカス・トレイラやMFマッテオ・ゲンドゥージ、さらにはドルトムント時代のツテを使って、FWピエール=エメリク・オーバメヤンや、DFソクラティス・パパスタソブーロスの獲得を成功させていた。

しかし、クラブとの軋轢もありアーセナルを退団。2019年4月からシュツットガルトで仕事をしていた。シュツットガルトではDF伊藤洋輝、ユースチームでプレーするDFチェイス・アンリらの獲得にも関わっていたが、昨年11月にクラブを退団していた。

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