6年目のミシャサッカー、“超攻撃的”をブラさずに上位を狙う【J1開幕直前ガイド|北海道コンサドーレ札幌】
2023.02.17 16:04 Fri
17日、いよいよ2023シーズンの明治安田生命J1リーグが開幕を迎える。
◆北海道コンサドーレ札幌
【直近3シーズンの成績】
2022シーズン成績:10位(11勝12分け11敗)
2021シーズン成績:10位(14勝9分け15敗)
2020シーズン成績:12位(10勝9分け15敗)
《補強診断:C》(評価:S〜E)
【IN】
GKク・ソンユン(28)←大邱FC(韓国)/完全移籍
DF馬場晴也(21)←東京ヴェルディ/完全移籍
MF浅野雄也(26)←サンフレッチェ広島/完全移籍
MF小林祐希(30)←ヴィッセル神戸/完全移籍
MFスパチョーク・サラチャート(24)←ブリーラム・ユナイテッド(タイ)/完全移籍
FW大森真吾(22)←順天堂大学/新加入
GK中野小次郎(23)→ツエーゲン金沢/期限付き移籍
DF濱大耀(24)→未定
MF高嶺朋樹(25)→柏レイソル/完全移籍
MF井川空(23)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍
MF檀崎竜孔(22)→マザーウェル(スコットランド)/完全移籍
FWガブリエル・シャビエル(29)→未定
FW藤村怜(23)→いわてグルージャ盛岡/完全移籍
FWドウグラス・オリベイラ(28)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍
FW興梠慎三(36)→浦和レッズ/期限付き移籍終了
FW岩崎悠人(24)→サガン鳥栖/完全移籍
新シーズンに向けてはFWガブリエル・シャビエル、MF高嶺朋樹と昨シーズンのチームを支えた選手が退団。戦力ダウンも考えられた中、MF小林祐希、DF馬場晴也、MF浅野雄也と実力者を補強した。
また、兵役のためにチームを離れ韓国でプレーしていたGKク・ソンユンが復帰。GK菅野孝憲が守っていた守護神争いも激化し、チームとしてのブラッシュアップが行えそうだ。
特に中盤では、ゲームを作れる小林の加入は大きく、シャドーでプレーする浅野に懸る期待も大きい。馬場の加入で守備陣はより強固とな理、チームとしては失点の減少にも取り組みたいところだ。
◆チーム目標:上位進出
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いて6年目を迎える札幌。昨シーズンは五分の成績で10位と中位に終わった中、今シーズンは上位を目指す戦いとなる。
昨シーズンはケガ人もシーズンを通して出ており、戦力が整わなかったこと重あったが、チームとして苦しむ1年に。残留争いをすることとなり、浮き沈みの激しいシーズンとなってしまった。
チームのベースは変わらず、理解が深まっている選手たちも少なくない。ベースとしっかりと生かして、上積みをしていくことで安定した戦いを見せたいところ。まずはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を目指すことが目標となるだろう。
◆期待の新戦力
MF小林祐希(30)
今シーズン期待する新戦力はヴィッセル神戸から加入したMF小林祐希だ。
かつては日本代表にも選ばれた小林は、海外でのプレーを経て2022年途中に神戸に加入。Jリーグに復帰すると、当初はボランチでプレーしていたが前線でもプレー。チームのJ1残留に大きく貢献していた。
心機一転、新天地に挑戦の場を移したが、より攻撃的な部分を札幌では生かせるはずだ。ポジションとしてシャドーの一角でのプレーになりそう。札幌で攻撃のタクトを振り、自身も数字を残していきたいところだ。
◆編集部イチオシ選手
FW中島大嘉(20)
編集部がイチオシする選手は、FW中島大嘉だ。
国見高校から2021年に札幌入りした中島。2022シーズンは出番も増えると、J1でも2得点を記録。U-21日本代表にも選出され、U23アジアカップにも出場した。
チームでの出番は大きくは増えなかったが、パリ・オリンピックやA代表を狙うためにも、そして札幌が良い成績を残すためにも飛躍の1年としたいところだ。
まずは札幌のエースになること。持ち味のスピードと身体能力を活かし、最低でも二桁ゴールを目指したい。
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開幕から30周年を迎える2023シーズン。2024シーズンから全カテゴリが20クラブになるため、今季は降格チームが1つという状況。新時代の幕開けとなるシーズンを迎える。開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、補強診断、戦力分析やシーズンの目標、注目の選手をピックアップした。【直近3シーズンの成績】
2022シーズン成績:10位(11勝12分け11敗)
2021シーズン成績:10位(14勝9分け15敗)
2020シーズン成績:12位(10勝9分け15敗)
《補強診断:C》(評価:S〜E)
【IN】
GKク・ソンユン(28)←大邱FC(韓国)/完全移籍
DF馬場晴也(21)←東京ヴェルディ/完全移籍
MF浅野雄也(26)←サンフレッチェ広島/完全移籍
MF小林祐希(30)←ヴィッセル神戸/完全移籍
MFスパチョーク・サラチャート(24)←ブリーラム・ユナイテッド(タイ)/完全移籍
FW大森真吾(22)←順天堂大学/新加入
【OUT】
GK中野小次郎(23)→ツエーゲン金沢/期限付き移籍
DF濱大耀(24)→未定
MF高嶺朋樹(25)→柏レイソル/完全移籍
MF井川空(23)→ファジアーノ岡山/期限付き移籍
MF檀崎竜孔(22)→マザーウェル(スコットランド)/完全移籍
FWガブリエル・シャビエル(29)→未定
FW藤村怜(23)→いわてグルージャ盛岡/完全移籍
FWドウグラス・オリベイラ(28)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍
FW興梠慎三(36)→浦和レッズ/期限付き移籍終了
FW岩崎悠人(24)→サガン鳥栖/完全移籍
新シーズンに向けてはFWガブリエル・シャビエル、MF高嶺朋樹と昨シーズンのチームを支えた選手が退団。戦力ダウンも考えられた中、MF小林祐希、DF馬場晴也、MF浅野雄也と実力者を補強した。
また、兵役のためにチームを離れ韓国でプレーしていたGKク・ソンユンが復帰。GK菅野孝憲が守っていた守護神争いも激化し、チームとしてのブラッシュアップが行えそうだ。
特に中盤では、ゲームを作れる小林の加入は大きく、シャドーでプレーする浅野に懸る期待も大きい。馬場の加入で守備陣はより強固とな理、チームとしては失点の減少にも取り組みたいところだ。
◆チーム目標:上位進出
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が率いて6年目を迎える札幌。昨シーズンは五分の成績で10位と中位に終わった中、今シーズンは上位を目指す戦いとなる。
昨シーズンはケガ人もシーズンを通して出ており、戦力が整わなかったこと重あったが、チームとして苦しむ1年に。残留争いをすることとなり、浮き沈みの激しいシーズンとなってしまった。
チームのベースは変わらず、理解が深まっている選手たちも少なくない。ベースとしっかりと生かして、上積みをしていくことで安定した戦いを見せたいところ。まずはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を目指すことが目標となるだろう。
◆期待の新戦力
MF小林祐希(30)
©️J.LEAGUE
今シーズン期待する新戦力はヴィッセル神戸から加入したMF小林祐希だ。
かつては日本代表にも選ばれた小林は、海外でのプレーを経て2022年途中に神戸に加入。Jリーグに復帰すると、当初はボランチでプレーしていたが前線でもプレー。チームのJ1残留に大きく貢献していた。
心機一転、新天地に挑戦の場を移したが、より攻撃的な部分を札幌では生かせるはずだ。ポジションとしてシャドーの一角でのプレーになりそう。札幌で攻撃のタクトを振り、自身も数字を残していきたいところだ。
◆編集部イチオシ選手
FW中島大嘉(20)
©️J.LEAGUE
編集部がイチオシする選手は、FW中島大嘉だ。
国見高校から2021年に札幌入りした中島。2022シーズンは出番も増えると、J1でも2得点を記録。U-21日本代表にも選出され、U23アジアカップにも出場した。
チームでの出番は大きくは増えなかったが、パリ・オリンピックやA代表を狙うためにも、そして札幌が良い成績を残すためにも飛躍の1年としたいところだ。
まずは札幌のエースになること。持ち味のスピードと身体能力を活かし、最低でも二桁ゴールを目指したい。
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ク・ソンユン
馬場晴也
浅野雄也
小林祐希
スパチョーク
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2点返されるも采配ズバリ! ジェアン・パトリッキの決勝弾で神戸が6連勝、京都に競り勝ち逆転優勝へ前進【明治安田J1第33節】
6日、明治安田J1リーグ第33節の京都サンガF.C.vsヴィッセル神戸がサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、アウェイの神戸が2-3で勝利した。 後半戦は調子を上げるも、残留を争う北海道コンサドーレ札幌との前節は0-2の敗戦に終わった15位京都。3試合ぶりの白星を目指す今節は2人入れ替え、松田天馬と福岡慎平がスタメン入りした。 対するは逆転優勝に向け5連勝中、7試合負けなしの2位神戸。武藤嘉紀の先制点を守りきった前節の浦和レッズ戦からはメンバー変更なしでアウェイゲームに臨んだ。 神戸は立ち上がりから右CKを獲得し、初瀬亮がするするとボックス内へ。フリーの状況でボレーを放ったが枠の左に外れる。 一方、井出遥也が負傷交代となるアクシデントも。佐々木大樹が急きょピッチに立つ。 一進一退の攻防のなか、14分にはその佐々木に見せ場。ボール奪取から速攻を仕掛けると宮代大聖がスルーパス。これを受けた佐々木がボックス手前右へ運び、右足を振るが、ファーを狙ったシュートはGKク・ソンユンのファインセーブに遭った。 それでも17分には神戸が先制。左サイドをオーバーラップした初瀬がクロスを上げると、ファーで合わせたのは大迫勇也。こぼれ球を武藤嘉紀が押し込んだが、大迫のシュートの時点でゴールラインを割っていたという判定でエースの今シーズン11点目が記録された。 徐々に神戸ペースへ傾いていくが、追加点は許さない京都。ボールを回しながら攻撃の糸口を探すが、なかなか敵陣深くまでは持ち込めない。 前半終盤には立て続けにCKを得るも活かせず。すると神戸が高い位置でのボール奪取からチャンスを作るが、大迫のシュートは枠を外れる。 ハーフタイム直前にも、ボールを奪った武藤が自ら右サイドを持ち上がり、カットインシュート。さらに前半アディショナルタイム6分、左サイドで得たFKから初瀬がクロスを上げて佐々木がヘディング。ゴール右下に飛んだボールがゴールラインを割った。 2点ビハインドの京都は松田に代えて平戸太貴を投入。変化を加えて後半に入ると47分、ハイプレスでの回収からボックス手前右でパスを受けたのはラファエル・エリアス。強烈な左足シュートがGK前川黛也の手も弾き、右上に決まった。 1点差に詰め寄り、勢いに乗った京都。59分には追加点。ピッチ中央でボールを奪うと、キープしたマルコ・トゥーリオが前線にパス。跳ね返ってきた浮き球を右足ボレーで合わせると、相手DFに当たってゴールに吸い込まれた。 2点を返された神戸も再びの勝ち越しへ。右サイドで得たFKから武藤がヘッド。叩きつけたボールはまたもGKク・ソンユンにセーブされる。 どちらもゴールに迫る白熱の展開に。神戸は投入したジェアン・パトリッキ、鍬先祐弥が早速チャンスに絡む。 83分、次の1点を奪ったのは神戸。左CKの折り返しから鍬先がシュート。コースが変わったボールをゴール前でパトリッキが収め、右足で仕留めた。 再びリードした神戸は菊池流帆、広瀬陸斗を送り込んでクローズ。勝負強さを見せ、逆転優勝に向けた大きな6連勝。惜しくも敗れた京都は2連敗となった。 京都サンガF.C. 2-3 ヴィッセル神戸 【京都】 ラファエル・エリアス(後2) マルコ・トゥーリオ(後14) 【神戸】 大迫勇也(前17) 佐々木大樹(前45+6) ジェアン・パトリッキ(後38) <span class="paragraph-title">【動画】CKからパトリッキが大仕事! 値千金の決勝弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">今シーズンJ1初ゴールは貴重な逆転ゴール<br><br>逆転優勝に向けて負けられない試合を救うゴール!<br><br> ゴール動画 <br> 明治安田J1リーグ 第33節<br> 京都vs神戸<br> 2-3<br> 83分<br> ジェアン パトリッキ(神戸)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/1NKQJBuaYw">pic.twitter.com/1NKQJBuaYw</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1842830007732998564?ref_src=twsrc%5Etfw">October 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.06 16:16 Sun5
札幌がJ1残留へ望みつなぐ白星!岡村大八&近藤友喜のゴールで京都下す【明治安田J1第32節】
明治安田J1リーグ第32節、北海道コンサドーレ札幌vs京都サンガF.C.が24日に大和ハウス プレミストドームで行われ、ホームの札幌が2-0で勝利した。 J1も終盤に突入する中、19位と苦しむ札幌。前節は首位FC町田ゼルビア相手にゴールレスドローと奮闘したが、その試合で宮澤とスパチョークが負傷する苦しいチーム事情となっている。 一方、シーズン前半は札幌と同じく残留争いに巻き込まれながらも、今夏に加入したラファエル・エリアスの大活躍もあって15位に浮上している京都。ただし、前節はガンバ大阪相手に2-2のドローとなり連勝は「3」でストップしている。 立ち上がり、勝負を仕掛けたのは札幌。青木がDFラインの背後をとってGKク・ソンユンと1vs1になると、これを冷静に決めたかに見えたがオフサイドで取り消しとなった。 肝を冷やした京都も3分、ボックス内に進入したマルコ・トゥーリオがゴールを狙うも、ポスト直撃。序盤からお互いがいきなり決定機を迎えるオープンな展開となる。 9分には京都のクリアが曖昧となったところを見逃さず、駒井がシュートを狙うもGKク・ソンユンがセーブ。その後も一進一退の攻防が続くが、両者とも決定機を迎えるまでには至らない。 28分には背後へ抜け出した京都のラファエル・エリアスが1vs1の場面を作るもオフサイド。31分には再び京都の攻撃から川崎が巧みなトラップで抜け出してシュートするも、ギリギリのところで大崎がカバーに入り事なきを得た。 このままハーフタイムへ入るかに思われた42分。札幌は右CKをニアサイドの馬場が頭で逸らすと、ボックス中央の岡村がダイレクトで合わせて価値ある先制点を挙げた。 後半、同点を目指す京都は積極的な入り。52分には相手を押し込む状況から川崎がミドルシュートを放つも、GK菅野がキャッチ。55分には右サイドのクロスからマルコ・トゥーリオがシュートもGK菅野に防がれた。 追いつきたい京都は67分に豊川と米本を投入。一方の札幌は70分にジョルディ・サンチェスとアマドゥ・バカヨコを投入して追加点を狙う。すると1分後には菅が強烈なミドルシュートを放ったが、GKク・ソンユンが好セーブを見せた。 オープンな展開となる中で76分、右サイドでボールを持った札幌の近藤がドリブル突破からアウトサイドでクロス。ボックス内のバカヨコが潰れ役となると、ボールは京都DFに当たってそのままゴールに吸い込まれ、札幌が大きな2点目を記録した。 前がかりになる京都に対して、鋭いカウンターで3点目を狙う札幌。京都は絶好調ラファエル・エリアスにボールを入れたいところだが、札幌守備陣が最後まで集中力を切らさず、試合はそのままタイムアップとなった。 3試合ぶりの白星を掴んだ札幌は、J1残留に望みをつなぐ結果に。一方の京都は好調の攻撃陣が沈黙し、リーグ2試合未勝利となった。 北海道コンサドーレ札幌 2-0 京都サンガF.C. 【札幌】 岡村大八(前42) 近藤友喜(後31) 2024.09.28 15:05 Sat北海道コンサドーレ札幌の人気記事ランキング
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負けられない札幌が残留に向け敵地で大きな白星!退場者出した名古屋はランゲラックのラスト豊田スタジアムを勝利で飾れず【明治安田J1第34節】
明治安田J1リーグ第34節、名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌が19日に豊田スタジアムで行われ、アウェイの札幌が2-0で勝利した。 前節、アビスパ福岡相手にホームで敗れ、リーグ戦連勝は「3」でストップとなった9位名古屋。それでも、YBCルヴァンカップ準決勝では横浜F・マリノスを合計スコア4-3で下し、決勝進出を決めた。 一方で、前節ガンバ大阪を相手に痛恨の逆転負けを喫し、連勝とはならなかった19位の札幌。リーグ戦残り5試合、J1残留に向けては一戦も負けられない状況となっている。 ホームの残る試合は岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われるため、今季ラストの豊田スタジアム開催となった一戦、立ち上がりはホームの名古屋が攻勢を仕掛ける展開に。5分にはCKから野上が頭で合わせるも、GK菅野がキャッチした。 7分には左サイドのクロスからボックス中央の山岸が頭で折り返したが、惜しくも永井には合わず。序盤は押し込まれる形だった札幌も右サイドからの攻撃をメインに、徐々に盛り返す形を見せる。 24分には近藤の仕掛けから青木がシュートを放つなど、札幌がチャンスを伺う。すると35分、右サイドでボールを持った近藤がドリブル突破からボックス内に切れ込みクロス。中央の鈴木武蔵が潰れ役となると、最後はファーサイドの駒井が冷静にゴールへ流し込み先制弾を挙げた。 リードを奪われた名古屋は44分に森島が虚を突いたロングシュートを狙ったが、GK菅野が対応。その後はゴールが生まれないまま、ハーフタイムとなった。 追いつきたい名古屋は後半開始から永井に替えてキャスパー・ユンカーを投入。しかし49分にはこぼれ球に反応した菅があわやのシュートを放つなど、チャンスは札幌が作る。 中々好機を作れずにいた名古屋だが、58分にはロングボールに抜け出した菊地がポスト直撃のシュート。こぼれ球に反応した山岸は上手く合わせられず、大きく枠から外れた。 66分には名古屋の左サイドのクロスからボックス内フリーの稲垣がチャンスを迎えたが、菅が身体を張ってブロック。77分には裏へ抜け出したユンカーが左足アウトで狙ったが、またもポスト直撃となった。 札幌も防戦一方とはならず、近藤と駒井の突破力を武器に追加点を狙う。80分には途中出場の荒野が強烈なミドルシュートを狙うも、GKランゲラックが好セーブで阻止した。 何としても追いつきたい名古屋だったが、83分に三國ケネディエブスが近藤を倒してしまい2度目の警告を受けて退場。名古屋としてはすでに交代枠を使い切っている中で、非常に厳しい戦いとなる。 数的有利を得た札幌は88分、左サイドでスパチョークからのパスを受けて抜け出したパク・ミンギュがボックス内まで進入。最後は中央の鈴木武蔵が豪快にゴール左へボールを突き刺し、札幌があまりにも大きい追加点を挙げた。 試合はそのままタイムアップ。決定機を活かせなかった名古屋は、今季限りでの退団が決まっているランゲラックにとってラストとなった豊田スタジアムでの試合を白星で飾れず。逆に2試合ぶりの白星となった札幌は、残留に向けて非常に大きな1勝となった。 名古屋グランパス 0-2 北海道コンサドーレ札幌 【札幌】 駒井善成(前35) 鈴木武蔵(後43) 2024.10.19 16:10 Sat2
ルヴァンカップのニューヒーロー賞、第3回途中集計結果! 準決勝進出クラブからは3選手
Jリーグは7日、2024JリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞第3回途中集計結果を発表した。 同賞は過去の受賞者を除く21歳以下(2024年12月31日に満21歳以下)の選手を対象に報道関係者の投票で決められ、今回は準々決勝終了時の途中集計結果となった。 ベスト4に勝ち残ったチームからは山根陸、石山青空、吉田温紀が得票上位に名を連ねている。 なお、「ニューヒーロー賞」の受賞選手は、準決勝までの投票をもとに、Jリーグで選出する。 ◆第3回途中集計結果(順不同) MF原康介(北海道コンサドーレ札幌/19) 出場数:3試合 MF堀内陽太(浦和レッズ/20歳) 出場数:1試合 MF俵積田晃太(FC東京/20歳) 出場数:3試合 DF土肥幹太(FC東京/20歳) 出場数:1試合 MF山根陸(横浜F・マリノス/21歳) 出場数:2試合★ MF石山青空(アルビレックス新潟/18歳) 出場数:2試合★ MF吉田温紀(名古屋グランパス/21歳) 出場数:2試合 ★ MF越道草太(サンフレッチェ広島/20歳) 出場数:5試合 MF中島洋太朗(サンフレッチェ広島/18歳) 出場数:2試合 FW横山歩夢(サガン鳥栖/21歳) 出場数:2試合 FW武星弥(鹿児島ユナイテッドFC/20歳) 出場数:1試合 ★=準決勝進出クラブ 2024.10.07 14:15 Mon3
連鎖したJリーグのジャイキリ/六川亨の日本サッカーの歩み
J1リーグも残り4節となったが、毎年シーズン終盤は下位チームも残留を目指して必死の戦いを挑んでくる。このため“ジャイアントキリング”が起こりやすい。とはいえ第34節は各地で波乱が続出し、優勝争いと残留争いは予断を許さなくなった。 まず“金J”ではシュート4本のFC東京が2位の神戸に2-0と快勝した。荒木遼太郎の2アシストは見事だったし、GK野澤大志ブランドンと交代出場した波多野豪も決定機を阻止する活躍を見せた。 FC東京も4試合負けなしと好調を維持していたが、いずれもホーム味スタや国立競技場、埼スタ、日産と首都圏での試合というアドバンテージがあった。しかし神戸戦はアウェーのノエスタ。にもかかわらず神戸の猛攻を凌ぎきったのだから見事というしかない。 そして、こうした“ジャイキリ”は伝播するのか、翌日は柏が細谷真大のゴールで後半アディショナルタイムまで町田を1-0とリードした。試合内容でも町田を圧倒し、勝点3はほぼ確実かと思われたが、痛恨のPK献上で1-1のドローに終わった。 しかし、この勝点1と湘南の逆転勝利により、鳥栖のJ2降格が決定したのだから、柏にとっては残留へ向けて価値ある勝点1と言っていいだろう。 湘南は、ここ2連勝で過去の残留争いの経験値からしぶといところを見せていた。とはいえ広島に先制を許した段階で、首位相手の逆転劇は難しいと思ったものだ。ところが後半開始早々に福田翔生のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムの2分には田中聡が強シュートを突き刺して逆転に成功。このまま逃げ切って広島に12試合ぶりの屈辱を味わわせた。 19位の札幌も名古屋に、18位の磐田もC大阪に、それぞれ2-0、2-1で勝って勝点3を積み上げ、残留争いから抜け出そうと必死だ。 そして浦和である。渡邊凌磨のゴールで先制したまではよかったが、後半は東京Vの反撃に防戦一方。クリアボールを綱島悠斗に押し込まれてJ1初ゴールで同点に追いつかれると、さらにCKから綱島にヘディングで叩き込まれて逆転負けを喫した。 綱島の活躍で勝点3をゲットした東京Vは、FC東京と同じ勝点51で7位に浮上すると同時にJ1残留も確定。一方、4連敗となった浦和は勝点39のまま16へ後退し、2試合消化試合が少ないとはいえ、気付けば降格ゾーンに足を踏み入れつつある。 優勝争いは依然として広島と神戸が勝点1差で争っているが、残留争いに目を向ければ23日には順延された第25節の浦和対柏戦が開催される。勝点39同士の6ポイントマッチだけに激戦は必至だろう。同日には勝点40の新潟も第35節の東京V戦を控えている。順位がどう入れ替わるのか、それぞれのサポーターにとっては、それこそ「天国と地獄」の水曜ナイターと言える。 さらにJ2では、昇格目前の横浜FCが仙台に0-3、同じく昇格にリーチをかけていた清水もホームで山形に1-2と敗れて昇格はお預けになった。こちらも両チームはリセットしての第36節ということになる。 果たして今後も“ジャイキリ”が続出するのか。上位、下位とも目の離せないJリーグである。 文・六川亨 2024.10.21 21:30 Mon4
【J1注目プレビュー|第27節:札幌vs鳥栖】生き残りを懸けた降格圏同士の大一番、勝ち点3を手にするのは?
【明治安田J1リーグ第27節】 2024年8月16日(金) 19:30キックオフ 北海道コンサドーレ札幌(20位/16pt) vs サガン鳥栖(19位/24pt) [大和ハウス プレミストドーム] <span class="paragraph-subtitle">◆残された道は勝利のみ【北海道コンサドーレ札幌】</span> 前節はホームにアビスパ福岡を迎えての一戦。スタジアム名も「大和ハウス プレミストドーム」に変更になった初戦は、後半アディショナルタイムに勝ち越される厳しい展開も、劇的な同点劇を見せ勝ち点1を手にした。 残り12試合で残留ラインとの勝ち点差は「12」。全くもって余裕はない。残留ラインは例年試合数と同じかそれ以上という状況を鑑みれば、残り12試合で最低でも7勝は必要な状況だ。 前節の勝ち点1ですら手痛いといえる状況だが、同じ降格圏の鳥栖には勝たなければならず、次節のジュビロ磐田も残留争いをしているライバルだけに勝利が必要だ。京都サンガF.C.、湘南ベルマーレ、柏レイソルと現在下位にいるチームとの直接対決も幸い残っている状況。そこで勝利を掴めれば希望の光も見えてくる。 とはいえ、この直接対決で敗れることがあれば、厳しいという言葉では済まない状況に陥る。何があっても勝利しかない状況。中断明けも勝利がないだけに、新戦力を含めて一丸となって勝利をもぎ取るしかない。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:菅野孝憲 DF:馬場晴也、宮澤裕樹、パク・ミンギュ MF:近藤友喜、田中克幸、大﨑玲央、中村桐耶 MF:浅野雄也、青木亮太 FW:鈴木武蔵 監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ <span class="paragraph-subtitle">◆新体制で早く初勝利を【サガン鳥栖】</span> 川井健太監督を解任して臨んだ前節の浦和レッズ戦。チームは終盤に先制されて苦しい状況だったが、マルセロ・ヒアンのPKでなんとか勝ち点1を獲得するに留まった。 就任2日での試合だったが、チームは守備が整理され、勝ち点1を獲得する結果を残した。安定感が出れば、戦いやすいことはこの上ない。浦和の拙攻にも助けられたが、それでも自信につなげられる勝ち点1といえるだろう。 そんな中で迎えるのは、最下位の札幌との大一番。残留圏との勝ち点差は「4」ということを考えれば、1試合の結果で一喜一憂しなくても良いが、直接のライバルであるだけに大人しくしておいてもらったほうが良い状況。しっかりと勝利し、盛り返させないことが重要だ。 攻撃サッカーは変わらない札幌だけに、守備に綻びを見せては相手を爆発させてしまう可能性もある。しっかりとまずは守り、失点をしないことが大事になるだろう。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:朴一圭 DF:原田亘、山﨑浩介、木村誠二、堺屋佳介 MF:福田晃斗、河原創 MF:富樫敬真、日野翔太、楢原慶輝 FW:マルセロ・ヒアン 監督:木谷公亮 2024.08.16 16:15 Fri5