決勝カード再戦は8ゴールが爆誕!浦和Lが菅澤のハットトリックなどで東京NBとの乱打戦を制す《WEリーグ》

2022.10.30 16:25 Sun
©超ワールドサッカー
30日、Yogibo WEリーグ 第2節の日テレ・東京ヴェルディベレーザvs三菱重工浦和レッズレディースが味の素フィールド西が丘で行われ、5-3でアウェイの浦和Lが勝利を収めた。

今月頭に行われたWEリーグカップ決勝でも顔を合わせ、今季の覇権を争うであろう両チーム。ベレーザにとっては、3点リードから追い付かれてのPK戦負けのリベンジの機会を早々に得た。
ただ、この重要な一戦では前節負傷交代となった山本柚月だけでなく、エースの植木理子もメンバー外に。[4-3-3]の頂点にはU-20女子ワールドカップ(W杯)メンバーの土方麻椰が起用された。

対する浦和も開幕戦でゴールを決めたU-20代表メンバーの島田芽依を先発で起用し、菅澤優衣香との2トップを形成した。

その島田は開始早々に強烈な左足フィニッシュを見せ、3分にも岩清水のパスを引っ掛けてGKとの一対一を迎えた。たが、ここはなでしこジャパンGK田中桃子に軍配が上がる。
ピンチをしのいだベレーザは7分、ボックス手前左から木下桃香が逆サイドへ展開すると、右ポケットで受けた岩﨑心南長嶋玲奈を落ち着いてかわし、左足のフィニッシュ。対角へ沈め、試合を動かした。

先手を取られた浦和も24分、ボックス右角付近で直接FKを獲得すると、猶本光のクロスに菅澤が高い打点のヘディングをたたき込んで試合を振り出しに戻す。

さらに37分、柴田華絵がセンターサークル内から素早く浮き球を裏へ送ると、抜け出した猶本光がGKとの一対一を制し、浦和が逆転に成功した。

ただ、ベレーザもその5分後に猛攻を仕掛け、藤野あおばのシュートがGKに阻まれたこぼれに北村菜々美が詰め、浦和DF遠藤優のクリアを岩﨑心南がプッシュ。主審はブロックした石川璃音の手に当たったとしてベレーザにPKを与えた。これを木下が右隅へ沈めて同点とし、2-2で前半を終えた。

想像以上の打ち合いとなった前半同様、後半も開始早々からスコアが動く。53分、浦和は塩越柚歩の中盤でのパスをカットから速攻へ転じ、右サイドの深い位置から清家貴子がグラウンダーのクロス。これに菅澤が右足で合わせて再び前へ出ると、69分にはCKのこぼれ球を塩越が蹴り込んでリードを広げる。

ベレーザは79分に途中出場・宇津木瑠美のスルーパスを受けた藤野が、一度は倒されながらもボックス内で粘って右足でネットを揺らすも、浦和はその4分後、菅澤が鮮やかなループシュートを沈めて勝負あり。

両チーム併せて8ゴールが生まれた乱打戦は、昨季得点女王のハットトリックなどで浦和が制し、開幕2連勝を飾っている。

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-5 三菱重工浦和レッズレディース

【ベレーザ】
岩﨑心南(前7)
木下 桃香(前42)
藤野あおば(後34)

【浦和L】
菅澤優衣香(前24)
猶本光(前37)
菅澤優衣香(後8)
塩越柚歩(後24)
菅澤優衣香(後38)
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C5BDACrPhfq/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">仲田 歩夢 [ɴᴀᴋᴀᴅᴀ ᴀʏᴜ](@ayu_nakada_13)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.03.27 22:55 Wed

連戦下で浦和と上位対決、新潟Lの橋川和晃監督は敗戦も選手称える「勇敢に戦ってくれた」「日程は変えられないので今できることを」

三菱重工浦和レッズレディース戦に敗れたもの、アルビレックス新潟レディースの橋川和晃監督は選手たちの健闘を称えた。 勝ち点26で3位に付ける新潟Lは23日、2023-24 WEリーグ第20節で2位浦和(勝ち点29)との直接対決を迎え、アウェイの浦和駒場スタジアムへ乗り込むも、0-2で敗れた。 当初は、浦和が女子ACLのプレ大会決勝に出場する予定だったため、前倒し開催となった一戦は、異例の平日デーゲームに。それでも、想像以上といっていい1754人の観衆が詰め掛けた。 両チームにとっては5連戦の4試合目。橋川監督はまず「平日にもかかわらず、レッズのファン・サポーターのみなさん、そして何よりもアルビのファンが駆けつけてくれて、素晴らしい雰囲気の中で(試合を)させていただいたことに感謝したいと思います。それに伴って、選手たちも最後まで勇敢に戦ってくれたと思います。厳しい日程で本当にボロボロの状態なんですけれど、それでもそれを感じさせない勇敢に戦う姿を、かっこいいなと思いながら見ていた試合です」と、敵味方問わず、会場へ足を運んだファンへ感謝の言葉を口にし、過密日程の中で90分間走り続けた選手を称えた。 新潟Lは試合を通じて中央を閉めるコンパクトな守備ブロックを形成。浦和がどうこじ開けるかという展開の中で、新潟Lも左サイドをストロングに、時折時間を作ってボールを回すなど、速攻と遅攻を織り交ぜながら、攻守で気をうかがっていた。 ただ、徐々に新潟Lは中盤でのボールロストが増え始め、結果として守備ラインが後退。失点そのものは浮き球パスで背後を取られた形だが、「我慢する時間帯で、ラインを上げるのも対応するのも難しかったと思うが、その中で失点してしまったのは少し悔いが残るかなと思います」と、失点に至るまで過程を指揮官は悔いた。 一方で、「まったく何もできなかったわけではないですし、勇敢に戦いを挑んで、選手たちが100%、あるいは120%ファイトしてくれたゲームだったので感謝したいと思います」と選手を称えつつ、守備が悪い攻撃が悪いではなく、攻守の一体を「サイクル」というフレーズを用いて説明。それをより突き詰めていく必要があると考えている。 「前半の最初はいいサイクルで、奪ったボールをつないで奥まで攻めて、そこから守備をするから必然的に前で奪える。それを前半の途中から(中盤や後方で)ロストし始めたことで、必然的に深い位置でゴールを守ることになる、そこから(奪っても)より深いから苦しくなる」 「にわとりが先か卵が先かではないですけれど、選手たちに伝えたのは、もう一度攻撃のいいサイクルを作ろう、そしたらいい守備が前からできると、後半はすごくできたと思んです」 新潟Lは浦和戦までの直近4試合でクリーンシートを達成した一方、奪ったゴールは「3」。最終局面の質に課題を残す。この日もサイドを崩すシーンを幾度も創出したが、シュートまで至ったシーンはわずかだった。 橋川監督も、最終局面での精度は課題との認識を示しつつ、狙いを持って攻撃の形を作れるようになっていることをポジティブにとらえ、さらなる向上を目指している。 「そこはやはり、突き詰めていかなければいけないクオリティのところだと思います。ただ、あそこまでいけるようになったのは、チームの進歩だと思うんですね」 「セレッソ戦くらいから、サイドから押し込んで、圧をかけて迫力を持って(ゴール前に)飛び込むシーンは今日も何本もあった。ただ、個のクオリティをあげない限りは。それがちょっとしたレッズさんとの差なのかなと。清家さんや菅澤さんなどは、入り込み方はすごいですよね」 「ただ、ないものねだりをしても仕方がないので、我々は選手1人ずつが、少しずつのクオリティを上げてチーム全体でやっていく。それを積み上げてきているから、今この勝ち点、この順位にいる。これからも特別なことをするわけではなくて、そこを積み上げていきたいです」 2位3位の前倒し直接対決に敗れたことで、タイトル争いからは一歩後退した新潟L。ただ、開幕当初の「トップ3入り」から「本気でタイトルを目指す」ことに目標設定を変更した今、前線に踏み止まるためには次のノジマステラ神奈川相模原(30日)が非常に重要になってくる。 5連戦下のアウェイ3試合目、しかも新潟Lにとっては20日第11節に続いて敵地でのJリーグとのダブルヘッダー、ナイトゲームになる。タフな戦いを強いられる中でも、自身に目を向けて再び羽ばたいて見せると、橋川監督は力強い言葉を残した。 「背中はちょっと遠くなったんですけど、(今日の)前半すごくがんばってくれたおかげで、本気でタイトルを目指そうという決勝戦みたいな雰囲気でやってくれた。ここから切らさずに、中2日のとんでもない日程ですけれど、日程は変えられないので、自分たちで変えられることに集中して、今できることを100%して次の試合に臨みたいと思っています」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】新潟Lは善戦するも、浦和との上位直接対決に敗れる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hxyMn4vvpt8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.27 22:00 Wed
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