柴田華絵 SHIBATA Hanae

ポジション MF
国籍 日本
生年月日
利き足
身長
体重
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WEリーグ連覇へ、浦和・柴田華絵が感じる成熟と確かな自信「今の戦いができれば自ずと優勝が見えてくる」

三菱重工浦和レッズレディースのMF柴田華絵が、リーグ連覇へ向けての自信をのぞかせた。 2023-24WEリーグも佳境を迎え、首位に立つのは浦和。1試合消化数の多い中で、2位INAC神戸レオネッサに勝ち点「7」差を付け、順位表の最上位に位置している。 クラブは残る5試合を『FINAL5 勝利を積み重ねてその先へ』と銘打ち、選手を後押し。25日のトレーニング後には監督や選手が取材に応じ、連覇へ向けての意気込みなどを語った。 キャプテンの柴田はこの『FINAL5』について、「盛り上がっていただけると、私たちもパワーをもらえるのはもちろんですし、それによって女子サッカー、WEリーグがもっと盛り上がってもらえれば。いつもは男子の試合しか見てないっていう方も、『レディースが優勝するなら』と、見に来てくれるきっかけにもなってもらえれば嬉しいです」と歓迎の言葉を残す。 今季は海外遠征や5連戦など、ハードなスケジュールを余儀なくされたが、柴田はリーグ戦全試合スタメン出場とフル稼働。ボランチとして、浦和の心臓として替えの効かない存在となっている。 昨季とは異なる変則的な日程の中で、ターニングポイントのようなものはあったのかという問いにも「そう言われると連戦でしたね」と、何てことのように自然回答。「確かに3月終盤は少し疲れも見えるなとは、チーム全体として感じていましたけど」と前置きしつつ、「そういった中でもしっかり勝ち切れる力があった。最初のINAC戦を引き分けただけで、あとを落とさず勝てたのは、成長もそうですし、いい経験ができたなと思います」と、これまでの戦いを振り返る。 浦和はここまで14勝2分け1敗。現在もリーグタイ記録となる9連勝中と無類の強さを誇る。その秘訣は"これ"というものではなく、全員で積み上げてきたものが形となって表れた結果だと、チームの成熟をうかがわせる。 「この何年かでちょっとずつ積み上げてきたものが、試合の運び方やメンタリティですとか、そういった部分がうまくチームとして構築できていると思います」 「(試合の)入りで相手を圧倒できて、うまくできている時に点も取れているのがチームの勢いとしてもとてもいいですし、そこで取れなくても焦ることなく、90分で(勝負を)決めればいいという心の余裕も今のチームにはあります」 「(プレス1つとっても)今出ている選手たちは、言われなくてもこうだろうなと各々が分かっている。言っているようでは遅いんですね、一瞬一瞬で(状況は)変わってしまうので。そこがもう言わなくても、行って奪えていると感じます」 優勝や連覇へは、ともすれば重圧も感じかねないが、柴田自身はプレッシャーを「特に感じていないです」と涼しい顔。だがそこにこそ、自信とタイトルへの強い意欲を感じる。 「今もそうですけど、目の前の試合を勝って、勝ち点を積み上げて積み上げたことで、いつの間にか1位に立てたなというスタンスなので、あと5試合ですけど先を見るのではなく、1試合1試合戦って勝ち点を積み上げるという今までの戦いができれば、自ずと優勝が見えてくると思います」と、冷静に、だが確かな自信を持った言葉で、終盤戦へ向けた想いを述べた。 2024.04.25 20:34 Thu

浦和・栗島朱里が示した立ち位置の妙 連戦下でも充実感「すごく今サッカーが楽しい」「もっと強いチームになれる」

三菱重工浦和レッズレディースのMF栗島朱里が、アルビレックス新潟レディース戦勝利のキーマンとなった。 浦和は27日、2023-24 WEリーグ第20節でアルビレックス新潟レディースと対戦。2位・3位の直接対決に2-0で勝利し、暫定ながらも首位に浮上した。 ワンタッチの浮き球パスで先制点をアシストした栗島は、「距離感が良かったので、自分がダイレクトで裏に置けたのがポイントだったと思います。走り出してくれたのが(清家)貴子で、裏に置けば絶対に走り勝てると分かっていたので、いい感じのところに落ちてくれて、点に繋がって良かったです」と、該当シーンを振り返る。 中央を閉める新潟Lの守備に対し、浦和がどのように攻略するのかが焦点となった前半。時間の経過とともに栗島はサイドへ開いてボールを引き出す回数を増やし、遠藤優を押し上げたかと思えば、再びピッチ中央でトライアングルを作るなど、様々な工夫を凝らしながら機をうかがった。 「自分がそれをやられたら嫌だなと思うので、(センターバックの脇に)入れるタイミング、様子はうかがっていました。それから、前期の新潟戦を見ていて、全部プレスを真に受けている感じがありました。自分は出ていませんでしたが、外から『このプレスをどうにかしたら外せるな』と思いながら見ていたので、前回の反省を生かして、相手のプレスをずらすような位置取りをしました」 相手が崩れないのであれば、自分たちの立ち位置を崩して揺さぶりをかける。前回対戦も踏まえた栗島のポジショニング試行により、空いた中央のスペースは柴田華絵や伊藤美紀がケアし、時には水谷有希がインナーラップと、ボールだけでなく各選手に動きにもリズムが生まれ、徐々に新潟Lの守備ラインを押し下げていった。 先制点のアシストはもちろんのこと、追加点となったカウンター時も、中盤相手陣内のスペースへ真っ先に飛び出していったのは栗島だった。 連戦が続く中でも5試合連続フル出場中。楠瀬直木監督をして、浦和の肝と称されるボランチは、「復帰してから前みたいなプレーができなかったり、もどかしい気持ちはあったんですけど、すごく試行錯誤した中でこうやって90分何試合が出られていて、すごく今サッカーが楽しいですね」と充実の表情を浮かべる。 チームの課題の1つであった後半の戦い方やマネジメントも、この日は追加点を奪ったうえでの完封勝ち。終わってみれば浦和が勝負強さを見せ付けた恰好だが、「もっと強いチームになれると思う。そこは突き詰めていきたい」と、栗島は一層の向上心を覗かせた。 「最近は前半に点が取れていますけど、(90分)トータルで(マネジメント)考えたときには、中にいる選手が、ポジションなど感じ取ったことを伝えながら対応していく力が必要かなと思います。試合重ねるごとに向上していると感じますし、もっともっと強いチームになれると思うので、そこは突き詰めていきたいなと思います」 2024.03.29 10:05 Fri

新潟Lとの上位対決制し5連勝で暫定首位! 浦和・楠瀬直木監督は連戦も好機に「選手たちに恵まれて非常にやりやすい」

三菱重工浦和レッズレディースの楠瀬直木監督が、勝利したアルビレックス新潟レディース戦を振り返った。 浦和は27日、2023-24 WEリーグ第20節で新潟Lと浦和駒場スタジアムで対戦した。 3位新潟Lとの直接対決。勝てば暫定ながらも首位浮上となる一戦で、34分に清家貴子がWEリーグ新記録となる6試合連続ゴールを決めて試合を動かせば、78分には清家のクロスから途中出場の菅澤優衣香が、自らのWEリーグ通算50試合目を祝うヘディング弾で追加点を奪い、2-0で勝利を収めた。 両チームともに5連戦の4試合目だったが、疲労を感じさせない好ゲームを展開。新潟Lも強度の高い守備を披露したが、勝負強さを見せ付けた浦和が5連勝を飾り、暫定ながらも首位に浮上した。 楠瀬監督は「前半はちょっと慎重だったかな」との見解を示しながらも、「得点を急ぐのではなく、まずは自分たちの形を作って、みんなが関わりを持てるようになって、その上で勝てれば一番いい。いいリズムで攻撃をすれば、守備も準備ができるので、そこは慎重でありながら、守ってくれたと思います」と、トータルでの戦い方を称えた。 また、ダブルボランチへの評価を問われると、「そこは肝になるところ」と断言。「攻守において、しっかりとうちの基準を示さなければいけない厳しいポジション」において、柴田華絵と栗島朱里の2人は、連戦の中でも3試合連続フル出場している。U-20日本女子代表の活動から角田楓佳も戻り、過去には塩越柚歩も同ポジションでプレーしているが、「今は(2人の)バランスが非常にいい」と賛辞を送っている。 連戦の中でも「多少疲れはありますけど、選手たちが練習より楽しいという言葉が出るくらい前向きになってくれている」と、雰囲気の良さを感じさせる。加えて「もっと評価できるのは、なかなか試合で出ていない子たちが、今日の朝も非常にいいモチベーションで楽しみにやってくれていることです」と、出場機会の少ない選手たちが志高くトレーニングに臨むことで好循環が生まれていると、指揮官は語る。 31日にはアウェイでのAC長野パルセイロ・レディース戦を控えるが、「チーム力がかなり上がってきていますし、そういう選手たちに恵まれて非常にやりやすいので、コンディションに注意して、続けていきたいと思います」と快進撃の継続へ、力を込めた。 2024.03.28 21:30 Thu

浦和のWE ACTIONはOB等招いての講義や討論、熱帯びる時間で選手自身がキャリアを考えるきっかけに

三菱重工浦和レッズレディースは10日、WE ACTION DAYとして、選手自身がキャリアやライフデザインについて考えるプログラムを実施した。 WEリーグは2月10日を、全クラブが同時にWE ACTIONを実施するALL WE ACTION DAYに設定。統一テーマとして、「キャリア」、「ライフプラン」、「選手の裏側にあるストーリー」に基づいて活動することとなった。 キャリアとは、働くことに関わる「継続的なプロセス」と、それにまつわる「生き方」。 浦和は過去のWE ACTION DAYで、キッズサッカー教室や大学生とのワークショップなどを開催してきたが、今回は内側にベクトルを向けた。選手自身が多様な夢や生き方を模索し、キャリア構築への意識を高めることで、プロサッカー選手としての価値向上に努めて欲しいという狙いもある。 「自分の未来について考える」と称された企画には、WEリーグ主催イベント参加者やケガ等で参加できない選手を除いた、26選手が参加。3部制で行われ、第1部では、浦和レッズのオフィシャルHRパートナーである株式会社ビズリーチの社長室特命プロデューサーの加瀬澤良年氏に、第2部では、浦和のOBでもある株式会社TRUXの永田拓也氏による講義が行われ、若手からベテランまで真剣に耳を傾けた。 第3部では5名から6名の小グループに分かれての討論を実施。「10年後の未来を想像する」という題目に沿って、そのために何をすべきかや、交通手段やショッピングといったサッカー以外のテーマについても議論が行われ、前のめりの姿勢や笑い声も起こるなど、大きな盛り上がりを見せた。 プログラム終了後にはチームを代表し、西尾葉音、鈴木佐和子、柴田華絵がコメントを残している。 <span class="paragraph-title">西尾葉音、鈴木佐和子、柴田華絵がイベントを終えて</span> <span data-other-div="movie"></span> <span class="paragraph-subtitle">西尾葉音</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/nishio.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「次のキャリアについてなど、あまり考えられていなかったので、こういう機会を作ってくださったことに感謝しています。いろいろなグループワークを通し、もっとコミュニティを広げていろいろな人の話を聞きたいなと思いました」 <span class="paragraph-subtitle">鈴木佐和子</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/suzuki.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「サッカー選手内でセカンドキャリアについて話す機会はあまりないというか、考えつつも自分の中に秘めていることが多いのかなと。私もその1人なんですけど(会場笑)。ある程度こうなりたいとは考えられますが、いざ今の自分が社会に出た時にどんな評価をされるのか、どんな価値があるのかについては、やはりすごい不安。いろいろな人の話を聞くと、一般社会で何かを成し遂げてきた人が、自分のやりたいことをできるんだなと感じました。でも。今の自分にはその何かをしたというものがない。そういう不安をどう解消していけばいいのかなとも思いました」 <span class="paragraph-subtitle">柴田華絵</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/shibata.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 「普段みんなキャリアアップについて考えることは少ないと思いますし、私自身も真剣にあまり考えたことはないので、このような機会をいただけてよかったです。今日は、サッカーをしている選手間での話になったので、先ほどおっしゃられたように、違う世界の人ともお話しをしたいと感じました」 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/0001.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/0004.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※WE ACTION DAY(理念推進日)とは-- WEリーグに所属する選手、クラブ、そして、サポートするパートナー企業を始めとする様々な人が、リーグの理念「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する。」の実現のために輪となり、私たちみんな(WE)で行動(ACTION)する日(DAY)。 2024.02.10 22:00 Sat

熱戦制したI神戸が7大会ぶり7度目の優勝!後半ATに追い付き、PK戦で浦和を下す【皇后杯】

27日、第45回皇后杯決勝の三菱重工浦和レッズレディースvsINAC神戸レオネッサがヨドコウ桜スタジアムで行われ、1-1で90分、延長戦を終了。PK戦の結果、6-5でI神戸が勝利し、7大会ぶり7度目の優勝を手にした。 優勝した前々回大会以来となる決勝進出を果たした浦和。対して前回大会準優勝のI神戸は、7大会ぶり7度目の戴冠を目指して相まみえた。 浦和は準決勝で負傷交代した安藤梢と猶本光がメンバー外となった中で、トップ下に塩越柚歩を起用。立ち上がりにはその塩越のラストパスから島田芽依が好機を迎えるが、左足のフィニッシュは枠の左へ外れる。 これによりI神戸は危機意識が高まり、守備強度が向上。一方、攻撃では中盤底の松原優菜がボールを引き出してリズムを作るが、19分には捕まってしまう。 浦和は相手陣内中央で塩越が松原からボールを奪ってショートカウンターへ転じると、右のポケットを使って清家貴子が角度のない位置から右足を強振。果敢なクロスが相手に当たって逆サイドのネットを力強く揺らし、試合を動かした。 追い掛ける展開となったI神戸だが、2トップが孤立気味で、2人を目掛けたフィードもなでしこジャパンの2人・高橋はなと石川璃音に弾き返される。対して、浦和も直後に清家のカットバックから島田が決定機を迎えたが、シュートはブロックに。前半のアディショナルタイムにはルーズボール争いの際に柴田華絵の顔を田中の肘が強打し、会場は一時騒然。キャプテンは前半終了を待たずにベンチへ退いたが、後半開始時には無事にピッチへと戻ってきた。 一方のI神戸は愛川陽菜、松原を下げて髙瀬愛実、井手ひなたを投入し、土光真代がポジションを一列上げる。右ウイングバックの守屋都弥も高い位置を取り始め、両サイドからのクロスは増加したが、明確なシュートシーンまでには至らない。 対照的に浦和は54分に右CKから石川のヘディングシュートが左ポストを叩き、64分にはこぼれ球に反応した伊藤美紀にビッグチャンスが到来。だが、I神戸もGK山下杏也加が立ちはだかり、恩返し弾を許さない。 1点が欲しいI神戸は、78分に右クロスを成宮唯が収めてシュートまで持ち込む。クリアボールも浦和守備陣に当たってあわやオウンゴールかと思われたが、左ポストに嫌われ、さらに守屋のインターセプトから田中美南の右足というシーンを作るが、焦りも見え始めたか、ここも枠の上へ外れた。 それでも、このまま試合終了かと思われた後半のアディショナルタイム5分、猛攻を仕掛けたI神戸は田中のシュートが相手のハンドを誘い、PKを獲得する。プレッシャーの掛かる場面だったが、百戦錬磨の髙瀬は落ち着いて右隅へと流し込み、土壇場で試合を振り出しに。ゲームは延長戦へともつれ込んだ。 延長戦では先にI神戸が好機を作り、守屋のグラウンダーのクロスから成宮が右足を振る。一方の浦和は島田が左足首を痛めて担架でピッチを後に。 I神戸もGK山下がCK時の接触で右ももを痛め、浦和も遠藤優が足をつって交代を余儀なくされるなど、両者が気力を振り絞っての延長後半は113分、I神戸・成宮のミドルがクロスバーを直撃。浦和も追加タイムにこぼれ球を回収した柴田が自らボックスまで持ち込んでのフィニッシュを見せる。 最終盤、I神戸は守屋のクロスに北川が完璧なタイミングで飛び込んだが、ヘディングが枠を外れたところでホイッスル。勝負の行方はPK戦に委ねられた。 I神戸の先攻で行われたPK戦は、両守護神がそれぞれ3人目のキックをストップ。7人目までもつれ込むと、I神戸は竹重杏歌理が決めたのに対し、浦和は伊藤のキックが左ポストを叩いて決着。I神戸が第38回大会同様、PK戦による決着で7度目の栄冠を手にした。 三菱重工浦和レッズレディース 1-1(PK5-6) INAC神戸レオネッサ 【浦和】 オウンゴール(19分) 【I神戸】 髙瀬愛実(90+5分)[PK] 2024.01.27 16:15 Sat

猶本光が2ゴール!浦和がAC長野を退け、首位と1pt差の3位浮上【WEリーグ】

24日、2023-24 WEリーグ第6節の三菱重工浦和レッズレディースvsAC長野パルセイロ・レディースが浦和駒場スタジアムで行われ、ホームの浦和が3-1で勝利を収めた。 20日に開幕節の延期分でサンフレッチェ広島レジーナに勝利し、3勝1分け1敗で迎える浦和は、菅澤優衣香に代わって島田芽依がリーグ戦2試合ぶりの先発出場。 対して2勝2分け1敗で迎えるAC長野は、第5節のINAC神戸レオネッサ戦に続き、タニガーン・デーンダーをスタメン起用。宮本華乃と縦関係の2トップを組んだ。 試合は思わぬ形で7分に浦和が先制。ビルドアップするAC長野に高い位置からプレッシャーを掛けると、GK梅村真央のコントロールミスを誘発し、流れたボールを猶本光がゴールへ流し込んだ。 早々にリードを奪った浦和は以降も主導権を掌握。15分には柴田華絵、清家貴子とゴール前で立て続けのフィニッシュを迎えるが、AC長野も守備陣が体を張ってブロックする。 すると、AC長野は少ないチャンスを生かしてセットプレーから同点に。ボックス左角でのFKを菊池まりあが直接狙い、GKに阻まれて右CKとなると、福田ゆいの鋭いキックを水谷有希の前に入った宮本が頭で合わせ、WEリーグ初ゴールを記録した。 ただ、以降も浦和のペースが続き、34分には柴田の浮き球に反応した清家が、入れ替わった岡本祐花に倒されてPKを獲得。だが、右を狙った清家のキックはGK梅村に阻まれた。 折り返しての59分には途中出場・小澤寛のシュートがクロスバーを叩いたAC長野だったが、再びスコアを動かしたのは浦和。73分、塩越柚歩の柔らかい左CKをニアで猶本がそらし、勝ち越しゴールを挙げる。 82分には伊藤美紀が左に広げて水谷が滞空時間の長いクロスを送ると、清家が頭で合わせてリードを広げる。このままタイムアップを迎え、勝ち切った浦和が首位INAC神戸レオネッサと勝ち点「1」差の3位へ浮上している。 三菱重工浦和レッズレディース 3-1 AC長野パルセイロ・レディース 【浦和】 猶本光(7分) 猶本光(73分) 清家貴子(82分) 【AC長野】 宮本華乃(21分) <span class="paragraph-title">【ハイライト】猶本光の2得点などで浦和がAC長野を下す</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="y8FxoP2Dkjk";var video_start = 9;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.24 16:35 Sun

猶本光の勝ち越し弾で前節黒星の浦和Lが勝利!菅澤優衣香にもゴール生まれS広島R下す【WEリーグ】

2023-24 WEリーグ開幕節延期分、サンフレッチェ広島レジーナvs三菱重工浦和レッズレディースが20日に広島広域公園第一球技場で行われ、アウェイの浦和が2-1で勝利した。 10日に行われた第5節のアルビレックス新潟レディース戦で今季リーグ戦初黒星を喫した浦和。先週行われた皇后杯5回戦では日体大SMG横浜相手に2-0で勝利しており、公式戦連敗は免れた。 一方、こちらも皇后杯5回戦でセレッソ大阪ヤンマーレディースに勝利した広島。これで3試合無敗としたチームは、公式戦での連勝を狙い浦和を迎え撃つ試合となった。 浦和がAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)に参加していた影響から延期になっていた一戦、立ち上がりから浦和がボールを握ると、柴田華絵がボックス内に切り込んでシュートを放つなど積極的な姿勢を見せる。 広島も9分に集中した守備からカウンターに繋げると、絶好のクロスがボックス内の髙橋美夕紀にあがったが、惜しくもミートできず。それでもこのプレーでリズムを掴み、浦和ゴールに迫る時間が続く。 なかなか思うようなチャンスを作れていなかった浦和。しかし35分、ボックス中央付近で放った猶本光のシュートはいったんDFのブロックに防がれたが、こぼれ球を拾った清家貴子のグラウンダーのクロスに、ボックス内中央の菅澤優衣香がすかさず詰めて先制ゴールを記録した。 先制を許した広島だったが、すぐさま同点に成功。左サイドでボールを持った島袋奈美恵がボックス内にクロスを上げると、中央に陣取った上野真実が巧みに頭で合わせてゴールに流し込んだ。 同点で迎えた後半、浦和はいきなり清家貴子が完全な1vs1の場面を作ったが、GK木稲瑠那がビッグセーブでこれを阻止。48分にはCKから菅澤優衣香がダイレクトボレーを放つも、再びGK木稲瑠那が立ちはだかった。 猛攻を続ける浦和は59分、清家貴子へのロングボールは広島のDF陣に防がれたが、クリアボールを拾った猶本光がボックス手前から狙いすましたミドルシュート。これがゴール右隅に吸い込まれ、勝ち越しに成功した。 再びリードを許す状況となった広島はカウンターから活路を見出そうとするも、思うような攻撃には結びつかず。浦和の圧力を受けてライン全体が下がる形となり、防戦が続く。 83分には右サイドを突破した清家貴子のクロスからあわや3点目の場面となったが、広島も必死の守備で対応。終盤にかけて広島もサイドを使った攻撃でゴールに迫るが決定的なチャンスを作るまでには至らず、2-1で浦和が勝利した。 勝利した浦和はリーグ連敗とはならず王者の貫禄を見せつける形に。一方の広島はあと一歩及ばず、リーグ2試合未勝利となった。 サンフレッチェ広島レジーナ 1-2 三菱重工浦和レッズレディース 【S広島R】 上野真実(40分) 【浦和L】 菅澤優衣香(35分) 猶本光(58分) 2023.12.20 16:00 Wed

新潟Lが女王・浦和に2-0で快勝、無敗の東京NBは終始押し込むもEL埼玉とドロー【WEリーグ】

10日、2023-24 WEリーグ第5節の2試合が各地で行われた。 ここまで4試合で2勝1分け1敗のアルビレックス新潟レディースと、3試合で2勝1分けで無敗の三菱浦和レッズレディースの対戦。昨季女王である浦和を、今季のカップファイナリストの新潟Lが迎えることとなった。 立ち上がりから積極性を見せたのは新潟L。開始2分では新潟Lの石田千尋がロングシュート。これはGK池田咲紀子がセーブした。 対する浦和は23分、浦和は右CKから最後は石川璃音がボックス内でシュートも枠を外れていく。 ゴールレスで迎えた中、51分に新潟Lが左CKから先制。杉田亜未のクロスを三浦紗津紀がヘッドで合わせて、新潟Lがスコアを動かした。 先制を許した浦和はなかなか攻めあぐねゴールが遠い。90分には柴田華絵の浮き球のパスを菅澤優衣香が落とすと、ボックス内で清家貴子がシュート。しかし、GK平尾知佳がセーブし得点を許さない。 すると、96分に新潟Lは柳澤紗希がクロスのこぼれ球を押し込みダメ押し。2-0で新潟Lが勝利を収めた。 もう1試合は、日テレ・東京ヴェルディベレーザvsちふれASエルフェン埼玉の一戦。今季3勝1分けで無敗で首位に立つ東京NBとここまで1勝3敗のEL埼玉の一戦となった。 試合は、東京NBが押し込んでいく戦いとなる、EL埼玉はしっかりとした守備で防いでいく。 菅野奏音、宮川麻都がゴールに迫るが得点にならず。後半も東京NBが押し込んでいくが、EL埼玉のGK浅野菜摘の好セーブが光りゴールを許さず。 EL埼玉は76分、ボックス左からのクロスに対して佐久間未稀がボックス内でヘッド。しかし、シュートはクロスバーを直撃。最後まで東京NBが押し込んだが、EL埼玉が体を張って守りきり、ゴールレスドローに終わった。 ◆2023-24 WEリーグ第5節 ▽12月10日(日) アルビレックス新潟レディース 2-0 三菱重工浦和レッズレディース 【新潟L】 三浦紗津紀(51分) 柳澤紗希(96分) 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 0-0 ちふれASエルフェン埼玉 ▽12月9日(土) マイナビ仙台レディース 1-2 大宮アルディージャVENTUS 【マイ仙台】 石坂咲樹(31分) 【大宮V】 阪口萌乃(59分) 船木里奈(78分) ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 サンフレッチェ広島レジーナ 【千葉L】 鴨川実歩(85分) 【S広島R】 上野真実(6分) AC長野パルセイロ・レディース 1-1 INAC神戸レオネッサ 【AC長野】 タニガーン・デーンダー(33分) 【I神戸】 田中美南(70分) セレッソ大阪ヤンマーレディース 3-3 ノジマステラ神奈川相模原 【C大阪】 脇阪麗奈(27分) 小山史乃観(34分) 矢形海優(37分) 【N相模原】 南野亜里沙(49分) 浜田芽来(53分) 笹井一愛(84分) <span class="paragraph-title">【動画】古巣の浦和相手に涙のゴールを決めた新潟L・柳澤紗希</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="POnRTPBj8c0";var video_start = 105;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.10 18:10 Sun

今季から12チームで開幕! 3年目のWEリーグは3強崩しを目指すハイレベルな戦い

11日、2023-24 WEリーグが開幕する。 今季で3シーズン目を迎えるWEリーグは、新たにセレッソ大阪ヤンマーレディースを加えた12チームで行われる。昨季は三菱重工浦和レッズレディースが初優勝を飾り、センターバックの新境地を切り開いたベテランの安藤梢がMVPに選出された。ケガ人の復帰やピンポイントの補強で選手層は厚く、楠瀬直木監督継続のもと、今季も浦和は優勝候補の筆頭と言えるだろう。 一方、浦和と並んで3強と呼ばれるINAC神戸レオネッサと日テレ・東京ヴェルディベレーザは新指揮官を招へいして王座奪還を目指す。WEリーグカップではともにグループステージ敗退に終わっており、チームの完成度を問いながらの戦いになりそうだ。 リーグ全体の競技レベルは年々向上し、多くのチームが上位3強崩しを目論んでいる。今季のWEリーグカップ決勝に進出したサンフレッチェ広島レジーナとアルビレックス新潟レディースは、その最有力候補だ。また、マイナビ仙台レディースに加わった6名の新外国籍選手をはじめ、今夏多くの助っ人がリーグへ加入。オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)や第19回アジア競技大会に出場した各選手のプレーも見逃せない。 ここでは各12チームの紹介と、それぞれの注目選手をピックアップした。多くの選手を知ってもらいたいとの思いから、昨季と異なる選手を選出しているので、前年度のプレビューも併せて参考にしていただきたい。 <span class="paragraph-subtitle">◆三菱重工浦和レッズレディース(浦和)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:1位/17勝1分け2敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw1.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FW清家貴子/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨季の開幕直前には正GKの池田咲紀子が、シーズン開始直後にはDF高橋はながそれぞれ大ケガによる長期離脱に見舞われたが、GK福田史織やDF石川璃音ら若手の台頭やCB安藤が奮闘し、守備の不安を払拭した。他方、リーグ最多50得点を挙げた前線は今季もメンバーが変わらぬどころか、I神戸から伊藤美紀を補強。即座にチームにフィットした。唯一の懸念は現在参加中のAFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)との兼ね合いだが、各選手はたくましさが増している印象さえ受ける。遠征や海外クラブとの対戦は、連覇へ向けてプラスの方向へ作用しそうだ。 【注目選手】 ●FW清家貴子 昨シーズンはリーグ戦全試合に先発出場し、チーム最多の12得点をマーク。サイドから仕掛けに加え、コンスタントななでしこジャパンの活動を経てフィニッシュワークも多彩になるなど、試合ごとに進化を遂げている。 ●MF遠藤優 もともとは中盤サイドの選手だったが、右サイドバックにコンバートされて定位置を確保した。丁寧なボール捌きと位置取りの妙は、積極的な攻撃参加と相性抜群。 ●FW島田芽依 ゴール前での決定力が大幅に向上し、昨季はリーグ戦初ゴールを含む8得点を挙げた。サイドハーフの新境地ではプレスバックにも磨きがかかり、ライバルの多いポジションの中でもパンチ力を備えたシュートは唯一無二だ。 ※昨季注目選手 FW安藤梢、MF柴田華絵、DF石川璃音 <span class="paragraph-subtitle">◆INAC神戸レオネッサ(I神戸)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:2位/13勝5分け2敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FW田中美南/©️WE LEAGUE<hr></div> 王座奪還を目指す初代女王は2年連続の監督交代を決行。WEリーグ初となるスペイン人指揮官、ジョルディ・フェロン監督を迎えた。ベースとなっていた[3-5-2]から4バックへ移行するなど、システムを含めた大幅な戦術変更に加え、伊藤美紀(→浦和)や阪口萌乃(→大宮アルディージャVENTUS)ら複数の主力選手が移籍したことで、WEリーグカップでは結果を残すに至らなかった。とはいえ、田中美南、髙瀬愛実という絶対的なフィニッシャーや守護神GK山下杏也加は健在。チームとしての完成度がそのまま順位に結び付きそうだ。 【注目選手】 ●FW田中美南 2023女子W杯でも2ゴールと海外選手も背負えることを証明したストライカーは、チャンスの質が変わるであろう今季も自らの積極性を変わらず維持。今季カップ戦の東京NB戦で見せたシュート直前のボディフェイントは秀逸。 ●DF松原優菜 主戦場だったサイドバックではなく、脇阪麗奈(→C大阪)に代わる組み立て役として中盤の底を担う、S広島Rから新加入の23歳。予測に長けたインターセプトと併せ、攻守でカギを握る存在に。 ●MF北川ひかる 新潟Lから加入した左利きのサイドバックは、右の守屋都弥と並んでI神戸のストロングポイント。外に張ってウイング気味となるのか、内側に顔を出してよりゴールへ近づくのか、戦術の中での役割も興味を引く。 ※昨季注目選手 GK山下杏也加、MF成宮唯、DF守屋都弥 <span class="paragraph-subtitle">◆日テレ・東京ヴェルディベレーザ(東京NB)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:3位/12勝6分け2敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FW山本柚月/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨シーズンは清水梨紗(→ウェストハム)や三浦成美(→ノースカロライナ・カレッジ)、今シーズンも植木理子(→ウェストハム)と、育成組織出身選手がリーグでの活躍を経て毎年のように世界へと羽ばたいていく東京NB。オーストラリア&ニュージーランド女子W杯でもなでしこジャパンメンバー23人中9名が在籍歴を有し、藤野あおばはゴールという結果も残した。一方で、優秀な人材の流出は編成における悩みの種にもなり、勝負所で勝ち切れずリーグ戦では2季連続の3位に。個性豊かな前線から新エースの登場と、勝ち方を会得することが名門復活への一歩となる。 【注目選手】 ●FW山本柚月 年代別日本女子代表の常連アタッカーは、第19回アジア競技大会で優勝を経験。世界の舞台でも披露した果敢な仕掛けと積極的なフィニッシュで、攻撃陣を牽引する1人となる。 ●DF船木和夏 守備陣の中で今季のWEリーグカップ全試合先発したのは、キャプテン村松智子と船木の2人のみ。早稲田大学での4年間を経てフィジカルにも自信をつけたサイドバックは、メニーナ出身らしく、組み立て時にも存在感を発揮する。 ●MF菅野奏音 技術力の高い東京NBの面々の中でもひときわテクニックに長けた天才肌のゲームメイカー。昨季は離脱期間もあって無得点に終わったが、今季はカップ戦でセンス溢れるゴールをマークするなど、復活の兆しを見せている。 ※昨季注目選手 FW植木理子、FW藤野あおば、DF岩清水梓 <span class="paragraph-title">◆マイナビ仙台レディース(マイ仙台)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:4位/7勝6分け7敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FWカーラ・バウティスタ/©️WE LEAGUE<hr></div> 一昨季は5位、昨季は4位と、徐々に順位を上げ、今季は改めて3位以内を目標に掲げる。宮澤ひなた(→マンチェスター・ユナイテッド)を筆頭に多くの主力がチームを離れたが、リーグ最多となる6人の外国籍選手を補強し、国際色は豊かに。佐々木里緒らは第19回アジア競技大会優勝を経験して帰ってきた。WEリーグカップでは2種登録選手を多数起用するなど難しい編成の中で未勝利に終わったが、中島依美を筆頭に、個々のポテンシャルの高さには疑いようはない。 【注目選手】 ●FWカーラ・バウティスタ 先陣を切ってマイ仙台に加入した左利きのアタッカーはすでにカップ戦で全試合に出場し、日本人選手に不足しがちなシュートへ積極性も披露。UEFA女子U-19選手権の優勝など、タイトル経験の還元も期待される。 ●DF田畑晴菜 昨年はU-20女子W杯、今年はアジア競技大会と、着実に世界戦の経験を積み上げる若きディフェンダー。得意の攻撃参加を買われ、一列前での起用も多い。 ●DFオケケ・チディンマ・ンケルカ 2019年のフランス女子W杯にも出場したナイジェリア女子代表の23歳。フィジカルに優れ、対人守備に強い自信を覗かせる。 ※昨季注目選手 FW宮澤ひなた、FWスラジャナ・ブラトヴィッチ、MF中島依美 <span class="paragraph-subtitle">◆サンフレッチェ広島レジーナ(S広島R)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:5位/6勝6分け8敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw5.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">DF近賀ゆかり/©️WE LEAGUE<hr></div> 中村伸体制3年目を迎えた今季は、 WEリーグカップを制してクラブ初タイトルを獲得。WEリーグ創設後では初となる、3強以外のタイトルホルダーとなった。市瀬千里(←ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)や髙橋美夕紀(←大宮アルディージャVENTUS)といった新加入組もすぐさまチームにフィット。島袋奈美恵も左サイドバックへのコンバートに高パフォーマンスで応え、中嶋淑乃はなでしこジャパンでもブレイクの兆しを見せる。比例して他チームの警戒度も高まるだろうが、それを打破できれば3強入りへ近づくだろう。 【注目選手】 ●DF近賀ゆかり 2011年のドイツW杯優勝メンバーは、ピッチ内外で存在感を発揮する。10番を背負ってのボランチも頼もしかったが、今季は背番号を「2」に変更。再び右サイドバックを主戦場に戻している。 ●MF柳瀬楓菜 ガス欠とは無縁の運動量豊富なボランチ。球際で力強くボール奪取をしたかと思えば、ゴール前に侵出するなど、ピッチの至るところに顔を覗かせる。今季のWEリーグカップでは待望のプロ初ゴールもマークした。 ●MF小川愛 昨季は全試合に先発出場したキック力に秀でる中盤のバランサーで、柳瀬とは鉄板のダブルボランチを形成する。WEリーグカップ浦和戦で決めたニア抜きの直接FKは圧巻の一言。今季は得点力とセットプレーの向上を目指す。 ※昨季注目選手 FW上野真実、FW中嶋淑乃、DF木﨑あおい <span class="paragraph-subtitle">◆大宮アルディージャVENTUS(大宮V)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:6位/6勝5分け9敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">MF阪口萌乃/©️WE LEAGUE<hr></div> 2シーズン指揮を執った岡本武行前監督からバトンを引き継いだのは、リーグ最年少指揮官となる柳井里奈監督だ。[4-4-2]でのセットアップから、ポゼッション時には[4-3-3]をイメージする変形で、初陣ではI神戸を4-1で破る快勝劇を演じて見せた。「長所で勝負すること」をポリシーに掲げるチームからは、前向きな言葉が多く飛び交う。船木里奈(←マイ仙台)や阪口萌乃(←I神戸)の加入や杉澤海星の復帰で中盤はさらに厚みを増しており、井上綾香の新たな相棒が定まれば、得点力もさらに上向きそうだ。 【注目選手】 ●MF阪口萌乃 定評のあったキック精度に加え、I神戸でのFW起用を経験してプレーの幅も広がった。上辻佑実とのダブル司令塔でゲームコントロールはもちろんのこと、自らもゴールにも向かう姿勢を打ち出す。 ●DF乗松瑠華 大宮V守備陣を率いるセンターバックで、2シーズン連続でキャプテンにも就任。昨季は19試合に先発し、今季もカップ戦で全試合にフル出場と、不動の存在となっている。 ●FW大島暖菜 スピードが持ち味のアタッカーで、昨季途中の加入ながらもすでに2ゴールをマーク。同時期加入の北川愛莉とともに途中投入でのジョーカー起用が続く。5月に行われたSUD Ladies CupではU-19日本女子代表として優勝を経験している。 ※昨季注目選手 FW井上綾香、DF鮫島彩、DF杉澤海星 <span class="paragraph-title">◆AC長野パルセイロ・レディース(AC長野)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:7位/5勝6分け9敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw7.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">MF伊藤めぐみ/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨季は僅差のゲームを続けながらも、開幕4連敗と苦しいスタートを切った。だが、走力や粘り強さといったチームの軸がブレなかったことで終盤戦では台風の目に。勝てば優勝が決まる浦和に土を付け、上位の東京NB、I神戸とも立て続けのドローを演じ、ラスト6試合では3勝2分け1敗の成績を残した。廣瀬龍新監督はカップ戦を通じて24選手に出場機会を与え、選手配置も含めて様々なトライを決行。1人1人にもプロ意識を植え付けるなど、昨季を越えるべく改革が続いている。 【注目選手】 ●MF伊藤めぐみ 中盤の2列目、3列目が主戦場だったが、キャプテンに就任した今季は1.5列目のようなファジーな位置に。豊富な運動量でプレッシングの起点となるだけでなく、得点への意欲も向上し、カップ戦の開幕節同様、再び東京NB戦でのゴールを狙う。 ●FW川船暁海 長野のアカデミーであるシュベスターから初のトップ昇格を果たした、地元出身の19歳。昨シーズンから11番を背負うスピードスターは、今季のWEリーグカップでも2ゴールをマークし、長野の新エースとして名乗りを上げる。 ●FWタニガーン・デーンダー タイ女子代表として84試合37得点のキャリアを誇る173cmの大型FWで、フランス女子W杯にも出場している。スウェーデンや中国のクラブでのプレー経験もあり、実績は十分。兄はサンフレッチェ広島や清水エスパルスに所属していたティーラシン。 ※昨季注目選手 FW瀧澤莉央、DF肝付萌、MF大久保舞 <span class="paragraph-subtitle">◆ジェフユナイテッド市原・千葉レディース(千葉L)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:8位/4勝8分け8敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw8.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FW千葉玲海菜/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨季は千葉玲海菜と林香奈絵、攻守のキーマンが開幕前に前十字じん帯断裂で離脱した影響は大きかった。序盤戦から苦しい戦いが続き、監督交代も決行。3バックから4バックへと変更し、粘りのリーグ最多8分けを記録した一方、勝利数は最少タイに。6戦連続ドローなど、文字通り勝ち切れない試合が続いた。ただ、今季は上記2選手が復活。千葉は大澤春花とともにアジア競技大会でもゴールを量産し、好調を維持している。ヘッドコーチにはスペイン人のイスマエル・オルトゥーニョ氏を招くなど、新スタイルの構築にも挑戦している。 【注目選手】 ●FW千葉玲海菜 大ケガから復帰し、W杯のメンバーにも滑り込んだが、出場機会はわずか。鬱憤を晴らすようにアジア競技大会では7得点を挙げ、パリ・オリンピック アジア2次予選のウズベキスタン女子代表戦でもゴールと、今季大暴れの予感を漂わせる。 ●DF上野紗稀 2017年なでしこリーグカップ優勝時のキャプテンが、3年ぶりに浦和から帰ってきた。運動量と左足の精度は健在で、ビルドアップでの挑戦するチームの中でも種々のキックで好機を演出する。 ●MFビアン・サンプソン オーストラリア&ニュージーランド女子W杯にも出場したジャマイカ女子代表の主軸ボランチが電撃加入。ポテンシャルに疑いはないため、日本とチームの水にどれだけ馴染み、本来の実力を発揮できるかに注目が集まる。 ※昨季注目選手 MF鴨川実歩、MF岸川奈津希、FW大澤春花 <span class="paragraph-subtitle">◆ノジマステラ神奈川相模原(N相模原)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:9位:5勝4分け11敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw9.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">FW笹井一愛/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨季の得点力不足は現在も影を落としている。得点数はリーグで2番目に少ない「17」で、5連敗を含む8戦未勝利のままシーズンを終了。今季のWEリーグカップでもゴールが遠かった上に立ち上がりの失点が続き、白星なしのまま開幕を迎える事態に。また、ケガや病気でスパイクを脱ぐこととなった選手に加え、古参の石田みなみが引退し、小林海青もSSDナポリへ移籍。ゲームの作りの部分は向上しているだけに、個性派が揃う攻撃陣の奮起と、新たなチームの顔の登場にも期待したい。 【注目選手】 ●FW笹井一愛 昨季トップチームへ昇格し、3得点を挙げた育成組織ドゥーエ出身のドリブラーが今季はプロ契約を締結した。当たりに強く走力も抜群な19歳は、年代別の日本女子代表にも定期的に名を連ねている。 ●FW榊原琴乃 AC長野から新加入した年代別の代表でも研鑽を積むドリブラーで、アジア競技大会での優勝も経験した。笹井と形成する19歳コンビの両翼もロマンがあるが、狭いエリアをこじ開ける技術も持ち、2列目での起用も。 ●GK岩崎有波 ドゥーエ所属のU-17日本女子代表の守護神は、ショットストップのみならず足下にも自信を持ち、ハイライン上等の強心臓。途中出場ながらもすでにトップチームデビューを果たし、2024年2月からの正式加入も発表された。 ※昨季注目選手 MF杉田亜未、FW南野亜里沙、MF藤原加奈 <span class="paragraph-title">◆アルビレックス新潟レディース(新潟L)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:10位:4勝4分け12敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw10.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">MF川澄奈穂美/©️WE LEAGUE<hr></div> 一昨季以上に苦しんだ昨季が嘘のように、橋川和晃新監督を迎えた今季はWEリーグカップ準優勝と、いきなりの躍進。[4-3-3]で始動し、中盤を微調整した[4-2-3-1]にシフトしたシステムの評価はもちろん、良い時間で点が取れずワンチャンスでやられるという悪癖も解消された。川澄奈穂美の加入も含め、ポジティブな雰囲気と勝利への貪欲さが浸透し始めている。どちらに転ぶかわからない接戦を手繰り寄せた数で、今季の順位は変わりそうだ。 【注目選手】 ●MF川澄奈穂美 日本屈指のクロッサーがNJ/NYゴッサムFCから日本に復帰。キャプテンとしても勝負へのこだわりをチームへ還元している。左の石淵萌実を含め、道上彩花へどれだけ質の高いボールを供給できるか。 ●FW白井ひめ乃 突破力のある白井ひめ乃と中盤兼任の白沢百合恵、右サイドバックの定位置争いはU-18の先輩が1歩リードか。ベテラン加入が話題をさらったが、育成組織から次々と頭角を現すのも新潟Lの面白いところ。 ●DF三浦紗津紀 昨季はリーグ戦19試合でフル出場と、守備陣を束ねるセンターバックで、ヘディングには自信を持っている。カップ戦の決勝はトレーニング中の脳震とう疑いの影響で不在となったが、最終ラインでは不動の存在 ※昨季注目選手 FW道上彩花、MF滝川結女、MF上尾野辺めぐみ <span class="paragraph-subtitle">◆ちふれASエルフェン埼玉(EL埼玉)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022-23シーズン:11位/5勝1分け14敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">GK浅野菜摘/©️WE LEAGUE<hr></div> 昨季序盤は黒白のオセロでまずまずのスタートを切ったかに思われたが、シーズン終了を待たずして田邊友恵監督がチームを離れるなど、最終盤は6連敗を喫して2年連続の最下位に沈んだ。得点数、失点数ともにリーグワーストだったことも踏まえてか、池谷孝監督は基礎を再徹底して巻き返しを狙っている。一方、2シーズン連続で「MOST IMPRESSIVE WE ACTION DAY」を受賞し、スタジアムグルメではリユース食器の利用を促進するなど、ピッチ外活動の評価は非常に高い。 【注目選手】 ●GK浅野菜摘 EL埼玉の正GKは日本女子代表の守護神としてもアジア競技大会で全試合に出場し、優勝に貢献。ビルドアップ能力と左足の好フィードを武器に、2019年11月以来となるなでしこジャパン招集も目指す。 ●FW祐村ひかる 果敢な飛び出しにシュートのレンジの広さで、貪欲にゴールを目指すサイドアタッカー。2年連続の3ゴールを今季は越えることができるか。 ●DF瀬野有希 昨季はサイドバックやウイングバックを主戦場に全試合に出場したが、キック力や競り合いの強さを買われ、今季は異例の最前線にコンバート。自らもゴールを奪い、得点にも複数絡むなど指揮官の期待に応えている。 ※昨季注目選手 MF吉田莉胡、MF瀬戸口梢、MF三浦桃 <span class="paragraph-subtitle">◆セレッソ大阪ヤンマーレディース(C大阪)</span> <span class="paragraph-subtitle">【2022シーズン(なでしこリーグ):4位/11勝3分け8敗】</span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/we231111_tw12.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">MF小山史乃観/©️WE LEAGUE<hr></div> 2021年はなでしこリーグで3位に入り、皇后杯でもベスト4進出。翌年もリーグを4位で終え、1月に就任した鳥居塚伸人監督のもと、今季からWEリーグに新規参入する。アジア競技大会優勝メンバーでもある脇阪麗奈(←I神戸)をはじめ、各WEリーグクラブへ散っていた多くの選手が復帰し、WEリーグカップでは3勝1分け1敗というAグループ2位の好成績。「究極の育成型クラブ」として、歴史的な1歩を踏み出している。 【注目選手】 ●MF小山史乃観 近年は左サイドでの起用が目立つが、もともとは最前線での点取り屋で、GKを除くすべてのポジションでプレー可能。型にとらわれず複数ポジションをこなすという、C大阪の育成方針を体現している。 ●FW矢形海優 マイ仙台で経験とゴールを積み上げ、今季から復帰。古巣相手に早くも恩返し弾を決めた。裏を狙うタイミングはピカ一で、自らの突破からも好機を演出する。 ●FW百濃実結香 サイドバックの経験を経て今季はここまで右サイドハーフが主戦場に。スピードに乗ったドリブルが武器で、年代別の日本女子代表やなでしこリーグベストイレブン選出経験も持つ。 ※昨季注目選手 なし 2023.11.11 11:35 Sat

2戦目は6ゴール! 伊藤美紀&清家貴子が2ゴールずつを決め、浦和Lが2試合連続のゴールラッシュで連勝【AWCC】

三菱重工浦和レッズレディースは9日、AFC Women's Club Championship 2023 – Invitational Tournament(AWCC)グループA第2節でバンコクFC(タイ)と対戦し、1-6で圧勝を収めた。 初戦のスリー・ゴクラム・ケララFC(インド)では大量8ゴールを奪って寄せ付けなかった浦和。ホーム開催であり、初戦で勝利していた2位のバンコクFCとの一戦は、初戦からメンバーを入れ替えて臨んだ。 2名が変更され、遠藤優と猶本光がベンチに。代わりに、右サイドハーフに清家貴子、2トップの一角に安藤梢が入った。 すると早速右サイドから崩すことに。6分、ボックス右のスペースにパスが出されると島田芽依が反応。パスを受けた清家貴子がGKの位置を見て浮き球のシュート。これがネットを揺らし、浦和Lが幸先良く先制する。 さらに9分には、栗島朱里の浮き球のパスに反応した伊藤が完全に抜け出すと、落ち着いてボックス内でGKとの一対一を制して追加点を奪う。 2点のリードを得た浦和は攻勢を止めず。21分には右サイドのスペースに走った水谷有希に清家がスルーパス。これをニアサイドに飛び込んだ島田がヘディングで合わせに行くが、流れたボールをボックス中央でコントロールした安藤が流し込み、リードを3点に広げる。 すると浦和は30分に選手交代。高橋を下げ、西村紀音を起用する。いきなりピンチを迎えそうになるもなんとか凌ぐと、31分に今度はアクシデント。タッチライン際で競り合いに行った長嶋が副審の足を踏んでしまい、副審が倒れ込むことに。思わぬアクシデントで試合はストップ。浦和Lのドクターらも手助けに入り、副審も復帰して試合は再開した。 さらに36分には1点目と似たような形から浦和Lが追加点。右サイドからのパスを受けた清家が、ボックス手前からGKの頭上を狙ったシュート。これはゴール右に飛ぶがGKがなんとかセーブ。クロスバーに跳ね返ったボールを伊藤が押し込み、4点目を奪う。 浦和Lはハーフタイムに2ゴールの伊藤を下げて角田楓佳を起用。すると51分、バイタルエリアから島田が右足一閃。相手DFにディフレクトしてややコースが変わったシュートが左に決まり、浦和が5点目を奪う。 後半はやや押し込まれる時間も訪れた中、GK池田咲紀子の好セーブもありゴールを許さない。すると浦和は62分に安藤と西尾葉音、柴田と高塚映奈が交代。77分にはGK池田を下げ、伊能真弥を起用するなど、選手を入れ替えて3戦目に備えていく。 浦和は手数をかけずカウンターでさらなる追加点を目指していく。すると84分にボックス右からの37の折り返しを清家がダイレクトで蹴り込み、浦和が6点目を奪う。 この試合でも大量得点をゴールを奪っていた浦和Lだったが、87分にワンチャンスを決められることに。左からのプロイチョンプー・ソムヌックのクロスをカニアナト・チェタブトルがヘッド。キャッチしようと前にでたGK伊能より先に触り、バンコクFCが1点を返す。 一瞬の隙を突かれて初失点を喫した浦和L。しかし、失点後はまたゴールを目指すなどバンコクFCにはやらせずに試合終了。1-6と2戦目も圧勝を収め連勝スタートとなった。 バンコクFC 1-6 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 0-1:6分 清家貴子(浦和L) 0-2:9分 伊藤美紀(浦和L) 0-3:21分 安藤梢(浦和L) 0-4:36分 伊藤美紀(浦和L) 0-5:51分 島田芽依(浦和L) 0-6:84分 清家貴子(浦和L) 1-6:87分 カニアナト・チェタブトル(バンコクFC) ◆三菱重工浦和レッズレディース GK:池田咲紀子(→77分 伊能真弥) DF:佐々木繭、高橋はな(→30分 西村紀音)、長嶋玲奈、水谷有希 MF:清家貴子、栗島朱里、柴田華絵(→62分 高塚映奈)、伊藤美紀(→HT 角田楓佳) FW:安藤梢(→62分 西尾葉音)、島田芽依 2023.11.10 00:30 Fri
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