アスパスがPK3つ与えたマドリー戦主審の判定を非難 「ベンゼマのハットトリックを望んでいた…」

2022.04.03 07:00 Sun
Getty Images
セルタのエースFWイアゴ・アスパスが、レアル・マドリー戦でアウェイチームに3つのPKを与えた主審を非難している。スペイン『La Vanguardia』が伝えている。

セルタは2日、ホームで行われたラ・リーガ第30節でマドリーと対戦し、1-2で惜敗した。

同試合では代表戦明けで全体的に重さが目立つアウェイチームに対して、ホームのセルタが互角以上の戦いを見せた。しかし、3つのPKを献上したセルタはその内の2本をFWカリム・ベンゼマが決められ、惜しくも競り負けることになった。
1試合で1チームに3つのPKが与えられることは非常に珍しいケースと言えるが、前半にFWノリートがDFミリトンを倒した場面、後半序盤にDFヘイソン・ムリージョがFWロドリゴ・ゴエスを倒した場面はいずれも妥当な判定だった。

その一方で、ベンゼマが2本目のPKを失敗して1-1のイーブンの状況で迎えた68分にマドリーに与えられたPKは物議を醸すものだった。
ボックス左で仕掛けたDFフェルラン・メンディが切り返した際にDFケビン・バスケスと交錯する形となったが、メンディが自ら足をかかりに行ったようにも見えた。そのため、オンフィールドレビューでの確認が入るかに思われたが、パブロ・ゴンサレス・フエルテス主審はこの微妙なシーンを改めて確認することはなく、当初の自身の判定通りにマドリーへPKを与えた。

そして、ベンゼマはこの3本目のPKを今度はきっちりと決め、マドリーは最終的にこの得点によって2試合ぶりの白星を掴んだ。

同試合後、スペイン『Movistar+』のポストマッチインタビューを受けたアスパスは、当然のことながら勝敗の行方に大きな影響を与えることになったゴンサレス・フエルテス主審の判定に言及。最初のPK2本は妥当だったと認めながらも、3本目のPKに関しては受け入れがたい判定だと憤りを示した。

「最初の2つは妥当な判定だったけど、最後の1つは間違っていた」

「彼はベンゼマのハットトリックを望んでいたようだね」

「僕は主審に対して、最後のPKの場面でケビンにぶつかったのはメンディだと言ったよ。僕らはより多くに値したと思うけど、そのことを考えること自体に価値はないよ。今はただ家に帰るだけだ」

なお、今回の3つのPK判定を巡ってはアスパスを含むセルタ陣営のみならず、マドリディスタを除く多くのラ・リーガファンも不満を示しており、SNS上ではマドリー優位の判定を揶揄する“#VARdrid”というVARとマドリーをかけ合わせたハッシュタグを付けた批判的な投稿が話題を集めている。

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