来夏でナポリとの契約満了のインシーニェ、冬の移籍市場でトッテナムがオファーか
2021.12.16 17:15 Thu
トッテナムがナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ(30)の獲得に関心を抱いているようだ。『フットボール・イタリア』がイタリア『la Repubblica』の情報をもとに伝えている。
ナポリの下部組織出身であるインシーニェは、ペスカーラへのレンタルを経て2012-13シーズンからトップチームに定着。その後はチームの不動の主力として、ここまで公式戦415試合に出場して114ゴール91アシストを記録している。また、2019年からはMFマレク・ハムシクの後を継ぎキャプテンに就任。何人もの主力がビッグクラブに引き抜かれるなかでも、チームを牽引し続けてきた。
しかし、インシーニェとナポリの契約は来夏で満了となるにもかかわらず、ここまで契約延長に向けた交渉は進まず、インテルや恩師であるマウリツィオ・サッリ監督率いるラツィオが獲得に興味を示している。
さらに、『la Repubblica』によると、トッテナムが来年1月に獲得のオファーを出す可能性があるようだ。同クラブは今シーズン、ヌーノ・エスピリト・サント監督の下でプレミアリーグ開幕を迎えたが、成績不振により11月に解任。アントニオ・コンテ監督を後任に据え、立て直しを図っている。コンテ監督はかつてイタリア代表指でインシーニェを指導しており、そのクオリティを高く評価しているようだ。
ナポリにとってはシーズン中に生え抜きの主将流出となると大きなダメージとなることは間違いないが、このままの状態が続くと夏にフリーでの放出は避けられなくなることから、今後の契約交渉次第では来年1月に動きがあるかもしれない。
ナポリの下部組織出身であるインシーニェは、ペスカーラへのレンタルを経て2012-13シーズンからトップチームに定着。その後はチームの不動の主力として、ここまで公式戦415試合に出場して114ゴール91アシストを記録している。また、2019年からはMFマレク・ハムシクの後を継ぎキャプテンに就任。何人もの主力がビッグクラブに引き抜かれるなかでも、チームを牽引し続けてきた。
しかし、インシーニェとナポリの契約は来夏で満了となるにもかかわらず、ここまで契約延長に向けた交渉は進まず、インテルや恩師であるマウリツィオ・サッリ監督率いるラツィオが獲得に興味を示している。
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