涙のインシーニェ、ナポリでのホーム最後の試合で別れの言葉

2022.05.15 22:57 Sun
Getty Images
ナポリのイタリア代表MFロレンツォ・インシーニェ(30)が、同クラブでのホーム最後の試合でサポーターに向けて感謝と別れの言葉を残した。
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ナポリ生まれでユース時代から同クラブに在籍していることもあり、サポーターからはアイドル的存在として親しまれてきたインシーニェ。ペスカーラやフォッジャといったクラブで武者修行を積んだ経験はあるものの、2010年1月のトップチームデビュー以降ナポリ一筋を貫いてきた。出場した公式戦は現時点で歴代4位の432試合を数え、ゴール数は121。あと1点でマレク・ハムシクを抜いて単独2位に躍り出る。今シーズンもここまで35試合12ゴールを記録し、キャプテンも務めていたが、クラブは今夏で満了となる契約を更新しないことを決断。今年1月にはMLSのトロントへの移籍が発表された。
そして、ユース時代から16年過ごしたナポリのホームでの最後の勇姿となる15日のセリエA第37節ジェノア戦の前に、インシーニェは用意していた手紙を読み上げ、サポーターをはじめとしたチームメイトやスタッフ、ひいてはナポリという街に向けて感謝の思いを述べた。

「知っているだろうけど、僕は口下手だから手紙を書いてきたんだ」
「僕が言えることはありがとうだけ。全てを与えてくれたこの街に感謝している。僕はここでみんなと一緒に成長したんだ。嬉しい時も辛い時も、時には言い合ったこともあったけど、いつも一緒だった。まるで大家族のようにね」

「僕は自分の生まれた土地や自分のユニフォームを着た人たちから愛を感じることができた。ナポリでプレーすることは素晴らしい経験であると同時に、大きな責任だった。僕はそれを愛と誇りを持って受け入れたんだ」

「どんな別れも苦味を感じるものだけど、これはどんなものよりも特別だね。ナポリを去るということは家を出るということなんだ。いつまでもみんなのことを寂しく思うと知りながらね」

「何年もの間、僕たちは忘れられない瞬間を積み重ねてきた。常に自分の全てを捧げてきたけど、勝者も敗者もいない最も最大の試合は、僕らみんなで一緒にプレーしたことなんだ」

「最後に、世界中のナポリのファンのみんな、頼れる友人となったチームメイトのみんな、ありがとう。お世話になったスタッフのみんなもありがとう。すべてを叶えてくれたクラブに。いつも僕を信じてくれた人たちに」

「心からありがとう。フォルツァ・ナポリ」

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ナポリがクワラツヘリアの後釜に狙うはアデイェミ、ドルトムントと交渉中も本人は冬移籍望まずか

ナポリとドルトムントがドイツ代表FWカリム・アデイェミ(23)を巡って交渉を進めているようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 今冬はジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)をパリ・サンジェルマン(PSG)へ放出したナポリ。後釜候補にマンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が浮上したが、5000万ユーロ(約81億4000万円)程度のオファーは跳ね除けられた。 現在はアデイェミに注目し、ドルトムントと直接交渉中。5250万ユーロ(約85億5000万円)まで口頭でのオファーを引き上げたという。 妥当な金額であることからドルトムントも売却に前向き。しかし、選手自身は冬の移籍を望んでいない模様だ。 夏の移籍市場ではユベントス移籍が取り沙汰された23歳の韋駄天ウインガー。「僕の焦点はドルトムントのことのみ」「使命をまだ果していない」「今シーズンはなんとかしてタイトルを獲りたい」と当時話していた。 アデイェミは2022年7月にレッドブル・ザルツブルクから加入。ケガと付き合いながら2年半で公式戦79試合19ゴール13アシストを記録している。 なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ドルトムントは後釜としてブレントフォードのドイツ代表FWケヴィン・シャーデ(23)に照準を合わせているようだ。 2025.01.23 22:10 Thu

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