「バルセロナに完璧に合う」元スカウトがインシーニェ獲得を推薦
2021.07.15 14:35 Thu
かつてバルセロナでスポーツ・ディレクターを務めたアリエド・ブライダ氏が、古巣にナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの獲得を勧めている。
ここまでFWセルヒオ・アグエロやFWメンフィス・デパイなどの実力者をフリーで獲得する一方、余剰戦力の売却も余念なく行っている今夏のバルセロナ。その最大の重点となっているのがFWリオネル・メッシの慰留だが、最近メッシ側が減俸を受け入れる形で契約更新に合意したとの報道があった。
仮にメッシの慰留に成功したとすれば、クラブの焦点はさらなる補強に向くことになる。インシーニェは以前から移籍に関してバルセロナとリンクされており、イタリア代表としてヨーロッパチャンピオンに輝いた同選手には、契約が2022年までとなっていることから今夏の退団が噂されている。
アトレティコ・マドリーも関心を持っていると言われる中、2015年から2019年にかけてバルセロナでSDを務めたアリエド・ブライダ氏は、『ラジオ・キス・キス・ナポリ』で古巣に獲得を強く勧めた。
「インシーニェはバルセロナにとって完璧なプロフィールだ。彼は優秀で、私だけでなく誰もがそう言っている」
とはいえ、深刻な財政難に陥るバルセロナがさらなるアタッカーの補強に動くかどうかは不明。放出候補に挙がっているとされるFWウスマーヌ・デンベレやFWアントワーヌ・グリーズマンの去就次第といったところだろうか。
ここまでFWセルヒオ・アグエロやFWメンフィス・デパイなどの実力者をフリーで獲得する一方、余剰戦力の売却も余念なく行っている今夏のバルセロナ。その最大の重点となっているのがFWリオネル・メッシの慰留だが、最近メッシ側が減俸を受け入れる形で契約更新に合意したとの報道があった。
仮にメッシの慰留に成功したとすれば、クラブの焦点はさらなる補強に向くことになる。インシーニェは以前から移籍に関してバルセロナとリンクされており、イタリア代表としてヨーロッパチャンピオンに輝いた同選手には、契約が2022年までとなっていることから今夏の退団が噂されている。
「インシーニェはバルセロナにとって完璧なプロフィールだ。彼は優秀で、私だけでなく誰もがそう言っている」
「バルサのサッカーを理解するのに適した特性を持っている。しかし、クラブは金銭面で慎重に検討しなければならないだろう」
とはいえ、深刻な財政難に陥るバルセロナがさらなるアタッカーの補強に動くかどうかは不明。放出候補に挙がっているとされるFWウスマーヌ・デンベレやFWアントワーヌ・グリーズマンの去就次第といったところだろうか。
ロレンツォ・インシーニェの関連記事
バルセロナの関連記事
|
|
ロレンツォ・インシーニェの人気記事ランキング
1
退団も噂された元イタリア代表FWインシーニェはトロントに残留へ、本領発揮していない現状に新監督は注文「ただの客は要らない」
トロントFCに所属する元イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ(33)。今オフの退団も報じられた中、どうやらチームに残ることになるようだ。『The Athletic』が伝えた。 ナポリで育ったインシーニェは、クラブのレジェンドとして少年時代から20年以上の時を過ごすことに。公式戦434試合で122ゴール95アシストを記録するも、2022年夏に退団。トロントFCに完全移籍した。 イタリア代表としても54試合10ゴールを記録していたインシーニェだが、第一線を離れることに。トロントではケガもありながら、ここまで公式戦63試合18ゴール13アシストを記録していた。 2026年6月までトロントとの契約を残すインシーニェだが、メジャーリーグ・サッカー(MLS)で2番目に高いサラリーを手にしており、インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ1540万ドル()とされている。 『The Athletic』によれば、インシーニェに対してオファーを受け取ってはいないとのこと。また、トロントの新監督に就任したロビン・フレイザー監督の就任会見でGMを務めるジェイソン・ヘルナンデス氏はインシーニェがチームに残ることを明言。ただ、より高い貢献を見せてほしいと語った。 「ロレンツォが最高の状態にあるときの様子を考えると、彼はMLSに大きな影響を与えることができる」 「ただ、彼の出場機会に関しては、まだその姿を十分に見せていない。だから、彼を出場可能に保ち、健康を維持できると期待している。2025年は新監督にとってすべてが決まる年だ」 フレイザー監督も「才能ある選手であることはわかっている」とコメント。「しかし、結局のところ、全員が努力しなくてはならない。ただの客は要らない。このチームに貢献したいなら、それは色々な形で明らかになるというのが私の印象、あるいは私の感覚だ」と語り、特別待遇はしないと意思を示した。 2025.01.16 13:35 Thu2
インシーニェ兄弟がゴール共演を語る、兄「僕の左足の方が優れている」、弟「初ゴールが兄との対戦で残念」
ナポリは25日、セリエA第5節でベネヴェントと対戦。兄弟対決が実現した。 対戦相手のベネヴェントには、弟のロベルト・インシーニェが在籍。互いに先発でピッチに立つと、30分に弟のロベルトが先制ゴールを記録した。 <div id="cws_ad">◆試合後に談笑するインシーニェ兄弟<br/><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=czo2i6i75j4kz1rbfwi94rfo" async></script></div> 1-0で迎えた後半には、60分に兄のロレンツォが同点ゴールを記録。67分にはアンドレア・ペターニャがゴールを決めてナポリが勝利した。 試合後、ロレンツォ・インシーニェが試合を振り返り「素晴らしい試合であり、タフな試合だった」とコメント。勝利を喜んだ。 また、敵味方でありながら兄弟でのゴール共演を喜んだロレンツォ。弟の利き足である左足でのゴールを喜んだ。 「結果には満足している。そして、弟が良いパフォーマンスを見せていたので、彼を称賛したよ」 「僕は彼に君の利き足(左足)でゴールを決めたと言ったよ。僕の左足の方が優れているとね」 「今日は家族にとってエキサイティングな日だったので、僕たちもハグをした。僕はゴールに満足しているし、弟も祝福している」 一方で、ベネヴェントのロベルト・インシーニェもコメント。自身のセリエA初ゴールが兄と古巣ナポリ相手だったことが残念だと語った。 「とても嬉しいよ。でも、セリエA初ゴールが兄との対戦だったことは少し残念だ」 「兄と僕の街であるナポリと対戦するのは素晴らしい気分だ。でも、僕たちはみんなその結果に少し悲しんでいる」 現在はベネヴェントでプレーする弟のロベルトだが、兄と同じナポリのアカデミー出身。ファーストチームに昇格するも、ペルージャやレッジーナ、アヴェッリーノ、パルマなどへのレンタル移籍を繰り返し、ナポリでは2試合の出場に留まることに。昨シーズンからベネヴェントへ完全移籍していた。 2020.10.26 14:25 Mon3
インテル戦で一発退場のインシーニェが1試合の出場停止と罰金の処分…
レガ・カルチョの懲戒委員会は18日、ナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェに対し、1試合の出場停止と罰金処分を科したことを発表した。 インシーニェは16日に行われたセリエA第12節のインテル戦に先発出場したが、70分にPKを巡る微妙な判定から主審への暴言でレッドカードを受け、ピッチを退いていた。 そして、レガ・カルチョの懲戒委員会は、インシーニェに対して1試合の出場停止と1万ユーロ(約126万円)の罰金処分を言い渡した。 20日にラツィオ戦を控えるナポリにとって、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの離脱以降、全試合で1トップを務めてきたインシーニェの欠場は大きな痛手となる。 2020.12.19 02:10 Sat4
ユーロ白星発進のイタリア、指揮官マンチーニ「ウェンブリーまで長い道のり」
イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督がユーロ2020白星スタートに満足感を示した。 新型コロナウイルスの感染拡大により、当初の予定から1年遅れで開催のユーロ。11日についに幕があがり、27試合無敗で本大会の初戦を迎えたイタリアはローマでグループA第1節のトルコ代表戦に臨み、3-0で勝利した。 後半にオウンゴール、FWチーロ・インモービレ、FWロレンツォ・インシーニェの得点で白星発進のマンチーニ監督は試合後、イタリア『Rai Sport』で安堵しつつ、ウェンブリー・スタジアムで予定する決勝の舞台を目指した。 「パフォーマンスは良いものだった。前半はゴールを決められなかったがね。初戦は簡単なものじゃなく、トルコも非常に良いチームだ」 「こうした試合は全ての要素が必要になってくる。観客の助けを借り、満足しているし、チームも本当によくやってくれたと思う」 「ボールを素早く動かして、常に誰かしらをフリーの状態にしてパスを受けられるようにできたのが大きかった」 「良いスタートを切るのが大事で、我々にとっても、ファンにとっても、イタリア人の誰もが満足のいくものだったと思う」 「素晴らしい夜であり、これからもそうであってほしい。ウェンブリー? 長い道のりだ。あと6試合もある」 2021.06.12 08:30 Sat5
「バルセロナに完璧に合う」元スカウトがインシーニェ獲得を推薦
かつてバルセロナでスポーツ・ディレクターを務めたアリエド・ブライダ氏が、古巣にナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの獲得を勧めている。 ここまでFWセルヒオ・アグエロやFWメンフィス・デパイなどの実力者をフリーで獲得する一方、余剰戦力の売却も余念なく行っている今夏のバルセロナ。その最大の重点となっているのがFWリオネル・メッシの慰留だが、最近メッシ側が減俸を受け入れる形で契約更新に合意したとの報道があった。 仮にメッシの慰留に成功したとすれば、クラブの焦点はさらなる補強に向くことになる。インシーニェは以前から移籍に関してバルセロナとリンクされており、イタリア代表としてヨーロッパチャンピオンに輝いた同選手には、契約が2022年までとなっていることから今夏の退団が噂されている。 アトレティコ・マドリーも関心を持っていると言われる中、2015年から2019年にかけてバルセロナでSDを務めたアリエド・ブライダ氏は、『ラジオ・キス・キス・ナポリ』で古巣に獲得を強く勧めた。 「インシーニェはバルセロナにとって完璧なプロフィールだ。彼は優秀で、私だけでなく誰もがそう言っている」 「バルサのサッカーを理解するのに適した特性を持っている。しかし、クラブは金銭面で慎重に検討しなければならないだろう」 とはいえ、深刻な財政難に陥るバルセロナがさらなるアタッカーの補強に動くかどうかは不明。放出候補に挙がっているとされるFWウスマーヌ・デンベレやFWアントワーヌ・グリーズマンの去就次第といったところだろうか。 2021.07.15 14:35 Thuバルセロナの人気記事ランキング
1
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材確保! バルサ&マドリーも関心示した小兵アタッカー
ベンフィカがアルゼンチンの新たな逸材の確保に成功したようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 名門ベレス・サルスフィエルドでプレーするアルゼンチン人FWジャンルカ・プレスティアーニ(17)は、アルゼンチン国内で将来を嘱望される小兵のアタッカーだ。 現時点で166cmと体格には恵まれていないものの、卓越したアジリティとフットサルで培った圧倒的なボールスキルを駆使したドリブルを最大の特長とする右利きのアタッカーは、10代前半から将来を嘱望される若手として認知されてきた。 そして、昨年5月に行われたコパ・リベルタドーレスのエストゥディアンテス戦で16歳でのファーストチームデビューを果たすと、左右のウイングを主戦場にベレスではここまで公式戦39試合に出場し、3ゴール1アシストを記録。また、U-17アルゼンチン代表としても6試合に出場していた。 戦術理解度やメンタル面のコントロール、当たり負けしないフィジカル作りと、同年代の多くの逸材と同様の改善点を残すが、密集地帯、オープンスペースに関わらず、キレだけでなく駆け引きでも優位に立てるドリブル、パンチ力のあるシュートはすぐにでも通用するはずだ。 その逸材に対してはバルセロナとレアル・マドリーなど錚々たるヨーロッパのビッグクラブが関心を示していたが、同じく早い段階から獲得への動きを見せていたベンフィカ行きがほぼ確実となっているようだ。 ベレスのファビアン・ベルランガ会長は、「ベンフィカからオファーがあり、もちろん我々はそれを分析している。我々はプレーヤーの売却をやめるつもりはない。なぜなら資金が必要だからだ」と、同選手のベンフィカ行きの可能性を認めた。 さらに、プレスティアーニが1月31日生まれということもあり、加入時期は今冬になるとの見通しを語っている。 「現時点で未成年であるため、彼はその日まで移籍できないが、(ベンフィカと)事前の合意がある。得た資金でチームのニーズを満たさなければならない」 なお、ベンフィカは800万ユーロ(約13億円)でプレスティアーニの85%の権利を買い取るオファーによって合意を取り付けた模様だ。 2023.11.18 06:00 Sat2
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.39“ペップの6冠バルサ”フットボールの歴史に金字塔/バルセロナ[2008-09]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.39</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2008-2009シーズン/バルセロナ 〜ペップの6冠バルサ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2008-09barca.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ジョゼップ・グアルディオラ(37) 獲得タイトル:CL、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント10:★★★★★★★★★★ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層9:★★★★★★★★★☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">無冠から6冠へ</div> フランク・ライカールトに率いられた2007-08シーズンを4シーズンぶりの無冠で終えたバルセロナは、下部組織を率いていた同クラブのレジェンド、ジョゼップ・グアルディオラにトップチームの命運を託す。規律を重んじるグアルディオラは、夏の移籍市場でロナウジーニョ、デコら個性の強い選手を放出し、ダニエウ・アウベスやピケ、セイドゥ・ケイタらを獲得し、チームを刷新する。 サポーターの大きな期待を背にスタートしたペップ・バルサだったが、リーグ開幕戦では昇格組のヌマンシアを相手に無得点に終わり、0-1とまさかの敗戦を喫する。さらに、ホーム開幕戦となった次節のラシン戦でも1-1で引き分け、早くも不協和音が響いた。しかし、第3節のヒホン戦を6-1で圧勝すると、チームは一気に軌道に乗る。そこから9連勝を記録したチームは、第22節までに19勝を挙げて首位を快走。第34節では、宿敵のレアル・マドリーを相手にサンチャゴ・ベルナベウで2-6の歴史的大勝を収めると、そのまま逃げ切りに成功。2位レアル・マドリーに勝ち点9差をつけて、3シーズンぶりにスペイン王者に輝いた。 ペップ・バルサの快進撃はリーガだけにはとどまらなかった。CLではリヨン、バイエルンを撃破して4強入り。準決勝のチェルシー戦では、カンプ・ノウでの試合をゴールレスで終えて迎えた2ndレグ、試合終盤のイニエスタのゴールで1-1と引き分けて決勝に進出。決勝では、前回王者のマンチェスター・ユナイテッドを寄せ付けず、2-0で完勝した。さらに、1991-92シーズン以来となる欧州王者の座についたチームは、コパ・デル・レイでも決勝でビルバオを撃破。スペイン史上初となる3冠を達成する偉業を成し遂げた。そして、同年にはスーペル・コパとUEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップをも制覇し、前人未到の6冠を達成。フットボールの歴史に金字塔を打ち立てた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">隙のないタレント集団</div> システムは、ライカールト時代の4-3-3を踏襲したが、プレッシングやパス回しの流動性など、パフォーマンスは前シーズンよりも大きく向上した。 バルデスは元々、足下が拙いタイプのGKだったが、着実に技術を磨いてビルドアップに貢献できるようになった。センターバックは、ガブリエル・ミリートが長期離脱を強いられたが、ユナイテッドから復帰したピケ、そしてマルケスの復調もあって大きな穴とはならなかった。また、右サイドバックでは、ダニエウ・アウベスを獲得したのが大きかった。セビージャから加入したブラジル人サイドバックは、メッシと好連係を築き、シーズン通して活躍。1年目から、チーム最多の公式戦52試合に出場した。 中盤ではチャビとイニエスタという世界屈指のプレーメーカーに加え、グアルディオラは自身が率いていたバルセロナBからブスケッツをトップチームに引き上げた。また、ヤヤ・トゥーレはアンカーポジションをブスケッツとシェアするとともに、最終ラインもこなすなど、チームとしての安定感を押し上げる存在となった。 前線では、右サイドが主戦場だったメッシが中央でプレーする機会を増やしていったシーズンだった。また、デコ&ロナウジーニョのストロングポイントを失っていた左サイドでは、アンリとエトーが好調を維持。新たなラインを確立し、対面する相手を恐怖に陥らせた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFアンドレス・イニエスタ(24)</span> この男がいなければ、バルセロナの3冠はなかったはずだ。2009年5月6日に行われたCL準決勝2ndレグ、スタンフォード・ブリッジでのチェルシー戦ではチームを救った。1stレグを0-0で終えていたバルセロナは、90分が過ぎた時点で1点ビハインドという苦しい状況。しかし、アディショナルタイム3分、メッシからボールを受けた小柄なMFは、ボックス外から右足を一閃。鋭いシュートがチェルシーゴールに突きささり、枠内シュート1本のバルセロナがアウェイゴール差で決勝に進出した。あのイニエスタの一撃は、当時のシーズンだけでなく、その後のバルサの栄光にも影響を与えるほどのものだった。まさに、バルセロナの歴史上で最も重要なゴールのうちのひとつと言えるだろう。 2019.04.22 22:00 Mon4
