歴代J2得点王をおさらい! 助っ人が多く名を連ねる中にあの日本代表MFの名も!

2020.06.25 11:05 Thu
©︎J.LEAGUE
新型コロナウイルス(CODID-19)の影響により試合開催を延期しているJ2リーグだが、27日からJ1リーグに先んじて再開を迎える。厳しい過密日程が予想される今シーズンのJ2リーグ。昇格枠も2つに減り、今まで以上に熾烈な昇格争いが繰り広げられることとなるだろう。

そんな昇格争いで大事になってくるのが、やはりチームの得点力。大きな得点源がチームにいることは、昇格に近づく手立てとなる。そこで今回は、再開に向けて歴代のJ2の得点王をご紹介したい。
1999シーズンからスタートしたJ2リーグ。初代J2得点王となったのは日本代表歴もある神野卓哉だ。横浜マリノスやヴィッセル神戸でプレーした神野は、当時大分トリニータに在籍。36試合19得点の活躍を見せ初代得点王に。翌年はJ1のFC東京へと移籍した。

日本人得点王でスタートしたJ2リーグだったが、その後は8シーズンに渡って外国人選手が得点王のタイトルを獲ることに。懐かしい名が多く並ぶが、その中でも目を引くのが今も上海上港で活躍する元ブラジル代表FWフッキだろう。
かつては、コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)川崎フロンターレ、東京ヴェルディでプレーしたフッキだが、2007シーズンはJ2歴代最多タイとなる37得点を挙げ、大暴れした。

2008年からは一転して日本代表クラスの選手たちが得点王に輝くこととなる。現在レアル・サラゴサでプレーする香川真司もその内の一人で、背番号「8」を着用した2009シーズンはC大阪で27得点を記録しチームのJ1昇格の大きな原動力に。そして2010年にドルトムントへと移籍を果たし、ヨーロッパでプレーを続けている。

2011年に豊田陽平が得点王になってからは、再び外国人選手が得点王になることが増えている。2015年の得点王ジェイ(現北海道コンサドーレ札幌)や2016年の得点王である鄭大世は今もJ1の舞台で活躍を続けている。

そして、昨シーズンのJ2得点王であるブラジル人FWレオナルドは今シーズンから浦和レッズへと完全移籍し、J1の舞台へステップアップを果たした。

必ずしも得点王とJ1昇格は直結しないものの、昇格争いをする上では重要な要素。果たして今シーズンは誰が得点王に輝くのか。第1節終了時では、ハットトリックを達成した徳島ヴォルティスの西谷和希がトップに立っている。

◆歴代J2リーグ得点王
1999年:神野卓哉(大分トリニータ)19得点/36試合
2000年:エメルソン(コンサドーレ札幌)31得点/34試合
2001年:マルコス(ベガルタ仙台)34得点/40試合
2002年:マルクス(アルビレックス新潟)19得点/36試合
2003年:マルクス(アルビレックス新潟)32得点/41試合
2004年:ジュニーニョ(川崎フロンターレ)37得点/39試合
2005年:パウリーニョ(京都パープルサンガ)22得点/32試合
2006年:ボルジェス(ベガルタ仙台)26得点/41試合
2007年:フッキ(東京ヴェルディ)37得点/42試合
2008年:佐藤寿人(サンフレッチェ広島)28得点/40試合
2009年:香川真司(セレッソ大阪)27得点/44試合
2010年:ハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)20得点/31試合
2011年:豊田陽平(サガン鳥栖)23得点/38試合
2012年:ダヴィ(ヴァンフォーレ甲府)32得点/38試合
2013年:ケンペス(ジェフユナイテッド千葉)22得点/38試合
2014年:大黒将志(京都サンガF.C.)26得点/42試合
2015年:ジェイ(ジュビロ磐田)20得点/32試合
2016年:鄭大世(清水エスパルス)26得点/37試合
2017年:イバ(横浜FC)25得点/41試合
2018年:大前元紀(大宮アルディージャ)24得点/41試合
2019年:レオナルド(アルビレックス新潟)28得点/38試合

フッキの関連記事

1月に現役引退を発表した元ブラジル代表MFフェリペ・メロ(41)が“絶口調”だ。ブラジル『グローボ』が伝える。 問題児、もしくは悪童、あるいは暴君、いや、やはり『狂犬』と呼ぶべきフェリペ・メロ。 何をしでかすかわからぬ恐怖のラフプレーマンは、最終的にクラブキャリア通算800試合でイエローカード「269枚」と 2025.02.11 14:50 Tue
元ブラジル代表FWフッキが、相手チームの現役ブラジル代表選手に憤慨。怒りを抑えつつ忠告を送った。ブラジル『グローボ』が伝える。 ご存知、超人フッキ。日本サッカーでの台頭からブラジル代表まで登り詰めた叩き上げで、38歳となった2024シーズンも、アトレチコMGで公式戦49試合19得点11アシストを記録する。左足のキ 2024.11.21 19:35 Thu
アトレチコ・ミネイロ(MG)の元ブラジル代表FWフッキ(37)が、今なおハイペースで得点を重ねる。ブラジル『グローボ』が伝えている。 Jリーグ経由でブラジル代表の中枢まで登り詰めたフッキ。2008年に東京ヴェルディを去って16年…緑の名門がJ1復帰まで要したこの年月の間に、フッキはポルト、ゼニト、上海海港と渡り歩 2024.06.03 20:15 Mon
2024シーズンの明治安田J1リーグが23日からいよいよ開幕する。今季からは20チーム制となり、降格も3つに増枠しての争いに。ここでは新シーズンの幕開けに先駆け、J1リーグ全チームをピックアップし、川崎フロンターレを紹介していく。 【直近3シーズンの成績】 2023シーズン:8位(14勝8分け8敗) 2022 2024.02.13 18:45 Tue
アトレチコ・ミネイロの元ブラジル代表FWフッキが5人目の子どもを授かったことを報告している。ブラジル『グローボ』が伝えている。 若手時代には、川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、東京ヴェルディとJリーグでもプレーしたフッキ。そこからポルト、ゼニト、上海上港(現:上海海港)と各クラブでの活躍を経て、2021年 2023.12.18 19:05 Mon

J2の関連記事

Jリーグは9日、Jリーグ開幕32周年を記念して、過去のリーグ戦32試合をJリーグ公式YouTube・TikTokチャンネルにて連続ライブ配信することを発表した。 1993年5月15日に開幕したJリーグ。今年で32周年を迎える中、Jリーグの日 特別企画として5月15日(木)の5時15分から「32試合フルマッチライブ 2025.05.09 14:15 Fri
ジュビロ磐田は9日、ギラヴァンツ北九州に期限付き移籍しているGK杉本光希(23)とのプロA契約締結を発表した。 杉本は磐田のU-18出身で、立正大学時代の2021年にはU-22日本代表も経験したGK。今シーズンから磐田でプロ入りを果たすと、北九州へ期限付き移籍。ここまで明治安田J3リーグで11試合に出場し、通算出 2025.05.09 11:30 Fri
Jリーグは7日、最新の出場停止情報を発表した。 J1は東京ヴェルディのMF平川怜が累積警告による1試合停止で次節の湘南ベルマーレ戦を欠場する。 J2ではRB大宮アルディージャで退場したジェフユナイテッド千葉のFWカルリーニョス・ジュニオら2選手。J3は3選手が出場停止となる。 【明治安田J1リーグ】 2025.05.07 18:40 Wed
thumb レノファ山口FCは7日、MF池上丈二の負傷を報告した。 池上は4月28日に行われたトレーニング中に負傷。その後、左距骨骨軟骨損傷と診断されたという。加療期間については選手により前後するため、非公表としている。 池上は今シーズンここまでの明治安田J2リーグで2試合、YBCルヴァンカップで2試合に出場している。 2025.05.07 17:40 Wed
6日、明治安田J2リーグ第14節の10試合が全国各地で行われた。 【札幌vs磐田】昨季のJ1対決は磐田に軍配 12位の北海道コンサドーレ札幌と9位のジュビロ磐田の対戦。昨季はJ1で戦った両者が上位に向かうために大事な試合に臨んだ。 試合は開始38秒に動く。リカルド・グラッサのロングフィードを裏に 2025.05.06 18:40 Tue

記事をさがす

フッキの人気記事ランキング

1

本拠地のピッチを天然芝から人工芝に変更へ…ブラジル1部強豪が苦渋の決断「満足できなくても決断せねば」

アトレチコ・ミネイロ(アトレチコMG)のホームスタジアムが天然芝から人工芝に変更される見通しだ。ブラジル『グローボ』が伝えている。 ブラジルの強豪・アトレチコMG。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)を制すこと3回、南米王者1回、ミナスジェライス州選手権に至っては48回の優勝を誇り、現在は元ブラジル代表FWフッキ(37)、FWアラン・カルデッキ(34)なども所属する人気クラブだ。 そんな彼らは今年8月、4月に開場されたばかりのエスタディオ・プレジレンテ・エリアス・カリル(アレーナMRV)へホームスタジアムを移転。外観がアトレチコMGのクラブカラーである白黒に包まれた、収容人数4万7465名の美しきスタジアムだ。 ただ、この新本拠地を巡って、アトレチコMGのセルジオ・コエーリョ会長が「解決策は1つしかない。ハイブリッド(天然芝と人工芝のミックス)にするか、人工芝にするか…サッカーの競技面だけなら、ハイブリッドの方が良いに決まっているが、それだとこのアリーナを多目的で活用できない」と発言した。 どうやらホームゲームのみならず、コンサートなどの音楽イベント開催で二次活用することも前提として建設されたようで、会長いわく「アリーナの設計上、日光があまりピッチに入ってこない」とのこと。現在は天然芝で試合を開催しているが、そもそもが天然芝に適さない環境となっているようだ。 また、会長が「サッカーだけなら、ハイブリッドの方が良いに決まっている」と言及した通り、人工芝でのプレーは選手がケガをするリスクが増えることは言わずもがな。ただ、クラブの医療スタッフを中心とした「最適な人工芝の導入に向けて」の協議が始まっているとも明かし、ハイブリッドではなく、人工芝を敷く方針を固めている模様だ。 「アスリートは天然芝を好むが、我々はクラブとアリーナMRVの両方を持続可能なものとする責任がある。太陽はそこになく、選択肢は限られている。関係者全員が満足できなくても、決断を下さねばならないのだ」 2023.11.08 17:00 Wed
2

90分で体重が5.7㎏も減少!Jリーグでもプレーした元ブラジル代表FWフッキが高温のピッチでフル出場した結果が衝撃

アトレチコ・ミネイロが、元ブラジル代表FWフッキの信じられない動画を投稿した。 かつてはJリーグでもプレーし、日本にも馴染み深いフッキ。各国クラブを渡り歩いたのち、2021年1月に母国凱旋を果たすと、アトレチコ・ミネイロ加入1年目には公式戦67試合で36ゴールをマークし、クラブを50年ぶりのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA優勝の立役者に。加入2年目も公式戦46試合29ゴールと、圧倒的な存在感を示した。 アトレチコ・ミネイロは、クラブの公式ツイッターで1月29日に行われたトンベンセ戦での復帰の様子を公開。キックオフ前には97.6kgだった体重が、試合後に図ると91.9kgまで減少。なんと5.7㎏も落ちていたのだ。 ちなみにフッキは、トンベンセ戦でフル出場すると1ゴール1アシストをマーク。89分に決勝ゴールを決める大活躍だった。 ブラジル『グローボ』によると、11時キックオフだった試合の温度は高く、大雨も降るような状況だったという。体内の水分が大量に抜けた結果、ここまで大きな体重の減少が起きたようだ。 また、フッキの体重が試合前後で変わるのは今回だけではなく、2022年7月にも体重が6キロも落ち、試合後のドーピング検査で尿を出すのに苦労したとフッキは語っていた。 <span class="paragraph-title">【動画】97.6kg→91.9kg フッキの衝撃ビフォーアフター</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr"> Hulk antes do jogo: 97,6 kg<br> Hulk depois do jogo: 91,9 kg<br><br> Será que ele correu muito durante o jogo? O homem é uma máquina em campo! <a href="https://t.co/RtMs3DGRMK">pic.twitter.com/RtMs3DGRMK</a></p>&mdash; Atlético (@Atletico) <a href="https://twitter.com/Atletico/status/1620092725545549825?ref_src=twsrc%5Etfw">January 30, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.01 20:15 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly