いざ、アジア王者奪還へ! カタール戦先発メンバー発表《AFCアジアカップ2019》

2019.02.01 21:35 Fri
©超ワールドサッカー
本日2月1日に行われるAFCアジアカップ2019決勝のカタール代表戦に向けた日本代表のスターティングメンバーが発表された。

準決勝で“アジア最強”とも謳われていたイラン代表を3-0で粉砕した森保ジャパン。決勝戦では、地元のUAE代表を4-0で粉砕して初のファイナリストとなったカタール代表と激突し、2011年大会以来2大会ぶりの制覇を目指す。

森保一監督は、イラン戦からスタメンを1名のみ変更。負傷交代を強いられていたMF遠藤航に代えてMF塩谷司を送りだし、現状のベストメンバーで臨んだ。
◆vsカタール 日本代表スタメン
GK:権田修一
DF:酒井宏樹冨安健洋吉田麻也長友佑都
MF:堂安律、塩谷司、南野拓実柴崎岳原口元気
FW:大迫勇也

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6月のIMD(インターナショナル・マッチデー)の詳細が4月28日に発表された。まず6月2日に札幌で、キリンチャレンジカップとしてパラグアイと対戦。その後は6日の月曜に国立競技場で同じくキリンチャレンジカップでブラジルと対戦する。 そして10日(神戸)と14日(吹田)はキリンカップとして、10日はガーナと、14日はチリ対チュニジアの勝者と対戦する(4カ国によるトーナメント形式)。会見に出席した田嶋幸三JFA(日本サッカー協会)会長は、「キリンカップは2016年以来6年ぶりの開催」と紹介したが、もうそんなに開催していないのかと意外に感じられた。 ご存じのように、キリンチャレンジカップは日本が招待チームと対戦する大会だ。そしてキリンカップ(1978年にスタートし、かつてはジャパンカップと呼ばれた)は複数の招待チームにより優勝を争う大会である。 2016年はボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマーク、ブルガリアを招待し、ボスニア・ヘルツェゴビナが優勝した。日本はブルガリアに7-2と大勝したものの、ボスニア・ヘルツェゴビナに1-2で敗れて優勝を逃した。当時のメンバーで今も残っているのはGK川島永嗣、DF吉田麻也、長友佑都、MF原口元気、FW浅野拓磨くらいだ。 そして田嶋会長は、1980年のジャパンカップでプレーしていたことを思い出していた。筑波大学を卒業し、古河電工に入ったばかりの頃だ。5月25日に国立競技場で開催されたアルヘンチノス・ジュニアーズ戦に後半70分、風間八宏氏(現C大阪スポーツクラブ技術委員長)と交代で出場した。その後も広州国際大会にも出場しているが、スタメン出場すると同じ古河電工の岡田武史氏(現JFA副会長)と交代することが多かった。 続いて口を開いた反町康治JFA技術委員長も、キリンカップでは1991年に「山形でのタイ戦に出場した」ことを紹介。この時の日本は横山謙三氏が監督を務め、反町技術委員長は後半82分に北澤豪氏(現JFA理事)と交代でピッチに立っている。 山形県天童市で初めて開催されたキリンカップだったが、この試合は当時の部下だった金子達仁くんの愛車インテグラで日帰り取材したので記憶に残っている。なぜわざわざ天童まで、それもタイ戦を取材に行ったかというと、この時のキリンカップには当時は大学生で将来を嘱望されていたMF礒貝洋光(東海大)と、FW森山泰行(順天堂大)の2人が招集されていたからだった。 残念なことに2人は天童での試合では出番がなかったものの、日本はタイに1-0で勝つと、続くバスコ・ダ・ガマ(ベベートやビスマルクがいた)にも2-1。そしてリネカー率いるトッテナム・ホットスパーにも4-0で勝ってキリンカップ初優勝を遂げた。 ただ、この時のスパーズはオフのご褒美旅行の一環で日本を訪れたため真剣度はゼロ。神戸でのバスコ・ダ・ガマ戦のあとはホテル近くのパブに繰り出し、お店のビールをすべて飲み干すという“快挙"を達成していた。 そしてこの大会を最後に、キリンカップは招待チームを代表に限定し、FIFA公認の国際Aマッチの大会となって現在に至っている。 会見に話を戻すと、田嶋会長、反町技術委員長が同大会にまつわるエピソードを紹介したため、森保一監督も「私自身も、選手にとって大きなターニングポイントになる大会で、初キャップがキリンカップで、アルゼンチンと対戦しました」と当時を振り返った。 JFAは92年に日本代表の監督に初めて外国人を招いた。ハンス・オフトだった。オフトは初采配となるキリンカップのアルゼンチン戦に、スタメンで森保を、三浦知良と交代で高木琢也(現相模原監督)をデビューさせた。 試合はガブリエル・バティストゥータのゴールでアルゼンチンが1-0で勝利したが、このときのアルゼンチンの監督はアルフィオ・バシーレ、選手はバティストゥータの他にもアルベルト・アコスタ、クラウディオ・カニーヒア、レオナルド・アストラーダ、オスカー・ルジェリ、ファビアン・バスアルドと錚錚たるメンバーが揃っていた。 このため森保監督も「世界のトップトップと戦って自信になりました。世界を見させてもらったおかげで、世界を目ざすようになりました」と刺激を受けたことを明かしていた。 6月のキリンカップにヨーロッパ勢は呼べないものの、ガーナとチュニジアはカタールW杯に出場するだけに、主力クラスの来日を期待したい。 2022.04.29 12:00 Fri
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W杯大丈夫? カタール代表がアイルランド王者に練習試合で敗戦

ワールドカップ(W杯)の開催国であるカタール。史上初の冬開催となる大会を行うカタールは準備を進めている。 史上初の出場となるカタールだが、開催国のために予選は免除。2021年は中東地域で行われるアラブカップや、北中米カリブ海のゴールドカップに参加。また、フレンドリーマッチで調整を続けていた。 今年に入り3月にはブルガリア代表に2-1、スロベニア代表に0-0と結果を残していた中、現在はスペインでキャンプを行っている。 そんな中、21日にアイルランド・プレミアシップの王者であるリンフィールドとトレーニングマッチを実施。なんと1-0で敗れてしまったのだ。 試合はクリス・マッキーのゴールでリンフィールドが勝利したという。 あくまでもトレーニングマッチだが、開催国として調整がどれほど進んでいるのか不安になるところだろう。 カタールは11月21日にエクアドル代表と開幕戦を語り、25日にセネガル代表と、29日にオランダ代表と対戦する。 なお、リンフィールドはチャンピオンズリーグの予選に出るための準備中で、最初のトレーニングマッチだった。7月5日にウェールズのザ・ニュー・セインツと対戦する。 <span class="paragraph-title">【写真】リンフィールドがカタール代表に勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><br><br>Chris McKees strike is enough to get a victory in our first pre season outing <a href="https://twitter.com/hashtag/COYB?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#COYB</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/AFJ?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AFJ</a> <a href="https://t.co/mGNRD8zlB1">pic.twitter.com/mGNRD8zlB1</a></p>&mdash; Linfield FC (@OfficialBlues) <a href="https://twitter.com/OfficialBlues/status/1539319554408587264?ref_src=twsrc%5Etfw">June 21, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.06.22 18:30 Wed
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エクアドル代表、昨年までカタール代表を率いたフェリックス・サンチェス氏を新監督に招へい

エクアドルサッカー連盟(FEF)は12日、同国代表の新監督にフェリックス・サンチェス氏(47)を招へいしたことを発表した。契約期間は2026年のワールドカップ終了までとなる。 昨年11月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)をグループステージ敗退で終わったエクアドル代表は、今年1月に2020年8月から指揮を執っていたグスタボ・アルファロ監督の退任を発表していた。 後任に就任したサンチェス氏は、バルセロナの下部組織で指導者キャリアをスタートさせると、2013年にU-19カタール代表の指揮官に就任。カタールの若年層世代の育成に貢献すると、2017年7月にA代表の指揮官に抜擢。 そして2019年のアジアカップでは、カタールを初のアジア王者に導くなど手腕を発揮。しかし、自国開催で期待された昨年のワールドカップではグループステージ全敗と結果を出せず、昨年12月30日に契約満了でカタール代表監督の座を退いていた。 2023.03.13 07:00 Mon

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