JFL首位高知は“4試合連続無失点”、“17試合8失点”…両SBが考える絶対的堅守の根底「そもそもウチは前線が…」

2024.07.22 17:00 Mon
高知ユナイテッドSCのDF上月翔聖、DF吉田知樹
©︎S.Tadokoro
高知ユナイテッドSCのDF上月翔聖、DF吉田知樹
日本フットボールリーグ(JFL)で首位をひた走る高知ユナイテッドSC。「得点力」が目を引いた序盤戦から一転、ここ最近はほとんど崩されることのない「守備力」が光っている。
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21日、JFL第17節のラインメール青森vs高知ユナイテッドSCがカクヒログループ アスレチックスタジアムで行われ、アウェイ青森に乗り込んだ高知が0-1と勝利した。高知は54分にセットプレーから1発。
右CKのこぼれ玉を、ボックス手前で右サイドバックのDF吉田知樹が拾い、フリーとなっていた左サイドバックのDF上月翔聖へ横パス。上月が右足ミドルをゴール左隅へ流し込んだ。

守っては4試合連続のクリーンシート(無失点)。直近8試合で5度目の「1-0勝利」となり、クリーンシートも8試合6度目に。ひいては、高知は開幕17試合でわずか8失点だ。
今季序盤戦は開幕7試合で16ゴールと、遅攻速攻問わぬアタッキングからの「得点力」が目を引いた高知。しかし、5月の2連敗を挟んだ6月以降は、上述のような「守備力」が顕著に。

どことなく、イングランド・プレミアリーグで“奇跡の優勝”を成し遂げた、2015-16シーズンのレスター・シティを彷彿とさせる推移。

あの時のレスターも、序盤戦は“攻”のチーム。それが中盤戦以降に「1-0勝利」が増え、複数失点をしない強固さがタイトルに繋がった。

さて、JFLはこれから約1カ月の中断期間へ。DF吉田は、中断直前の“アウェイ3連戦”を良い形で締めくくれたことに充実感を見出す。

「もちろんベストは3連勝でしたけど、落とした勝ち点は最小限。アウェイ(3試合)で勝ち点『7』取れたのは大きいですね。引き分けた3連戦初戦の沖縄SV戦は想定よりも暑くて…(笑) けど、あの試合で失点しなかった事実が今日に繋がったのは間違いないです」

持ち前の絶対的堅守については、「押し込まれても、カウンターを浴びても、僕たちサイドバックだけじゃなく、前線の選手がしっかり帰陣してくれますからね。失点が少ない大きな要因だと思います」とDF吉田。

DF上月も「そもそも高知は前線の選手がめちゃくちゃ強力なんで(笑) 守備陣は日々の練習で鍛えられている感じですね。良い攻撃をされないように心がけ、それが試合でも活かされていると思います」と、アタッカー陣を称えた。

また、地元高知出身の指揮官、就任3年目の吉本岳史監督は中断期間明けへ意欲を見せつつ、選手たちの奮闘を称える。

「もっともっと、攻守におけるゴール前でのクオリティを上げていきたい。中断期間に入るので、新しいプラスアルファを選手たちと一緒に見つけていきたいですね」

「昨季はここ(アウェイ青森)で勝てませんでした。今回『1点勝負』だろうと踏んでいたなかで、選手たちが先に取ってくれた。大きな1点になりましたし、『1点取れれば勝てる』っていう好循環がありますね」

「ただ、試合は続きます。首位独走とは言われますけど、僕としては独走ではなく、まだまだ並走。他のチームに追い越される恐怖もあるわけです。それでも、選手たちは前半戦を通じて逞しくなった印象ですね。彼らに感謝です」

JFL首位にして、2位・栃木シティとの勝ち点「10」差をキープして中断期間へ突入した高知。来たる次節は8月31日、前半戦で敗れたヴェルスパ大分とのホームゲームだ。

◆JFL第18節
2024年8月31日(土) 18:00キックオフ
高知ユナイテッドSC vs ヴェルスパ大分
高知県立春野総合運動公園陸上競技場

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20日~21日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第17節の7試合が各地で行われた。今節は各クラブにとって中断期間前最後の一戦だ。 ◇新宿 vs V三重 [中止] 15位・クリアソン新宿 vs 3位・ヴィアティン三重は悪天候により、ホーム新宿が1点をリードする前半途中で中断・中止。これにより、新宿は暫定ながらも最下位に転落している。 ◇ミネベア 1-0 武蔵野 (暫定)最下位脱出はミネベアミツミFC。ホームで14位・横河武蔵野FCを1-0と撃破し、3試合ぶりの白星となった。ホンダロックSC時代から数え、2度目の昇格から今季でJFL16年目という古参ミネベアが、意地を見せている。 ◇Honda 0-0 マルヤス 連覇が遠のく昨季王者Honda FC。開幕からギアが上がりきらぬまま、中断期間前最後の一戦を7位で迎えた盟主は、チームの黄金時代を築いた元指揮官、井幡博康監督率いるFCマルヤス岡崎とゴールレスドローに終わっている。 ◇V大分 2-1 ソニー 前節6位浮上のヴェルスパ大分は、観衆6063人が詰めかけたホーム「レゾナックドーム大分」で10位・ソニー仙台FCに勝利。まずは13分、敵陣深くでハイプレスからボールを奪い、最後はMF中野匠の右足弾で先制する。 後半頭に追いつかれるも81分、やはり敵陣でのボール奪取から前進し、味方のシュートがこぼれたところに反応したFW今村優介がゴール前で詰めて勝ち越し。FC大阪時代にJFLからJ3への昇格を経験した今村が、勝負を決めた。 ◇浦安 2-1 沖縄 12位・ブリオベッカ浦安は“同期昇格”の8位・沖縄SVに逆転勝利。先制された直後の17分にFW東駿の豪快ヘッドで追いつくと、62分にはFKの流れから、DF吉田武史が古巣相手にオーバーヘッドキック弾をぶち込んだ。 都並敏史監督率いる浦安は直近6試合で5勝目。序盤戦は最下位も6月ごろから急速にチームが整う…いま、昇格組ながらも2位フィニッシュした昨季と全く同じ軌道を描いている。中断期間明けにも期待を抱かせる戦いぶりだ。 ◇枚方 3-4 栃木C 一方、今季現在のJFL2位も、昇格組の栃木シティ。リーグ最多の31得点が光るなか、直近4試合無敗で4位・FCティアモ枚方とのアウェイ上位対決に臨み、今回も勝ち点3を積んだ。 立ち上がりに鈴木隆雅のゴールで先制すると、33分にも、MF岡庭裕貴のクロスにDF鈴木隆が合わせて追加点。直後に枚方DF阿部隼人のゴールで1点を返されるも、その60秒後、今度はFW藤原拓海が枚方を突き放す3点目を決めた。 栃木Cはその後追いつかれるも、3-3で迎えた82分、MF宇津木峻が右からのクロスに上手くボレーで合わせて決勝点に。大量4得点で枚方を封じ、中断期間中の2位をキープした。 ◇青森 0-1 高知 首位・高知ユナイテッドSCはアウェイで5位・ラインメール青森を撃破。0-0で迎えた54分、右CKの流れからDF上月翔聖が右足シュートを放ち、うまくミートせずも絶妙にネットへ吸い込まれた。 これが決勝点となった高知は2連勝。4試合連続クリーンシートで、直近8試合で5度目の「1-0勝利」。そしてこの8試合で失点わずか「3」と、堅守が冴えまくっている。 ◇滋賀 2-2 鈴鹿 9位・レイラック滋賀は栃木Cに0-1と敗れた前節終了後、菊池利三監督を解任。11位・アトレチコ鈴鹿との今節は東広樹ヘッドコーチが暫定指揮を執り、2-2のドロー決着となっている。首位高知とは勝ち点「21」差、2位栃木Cとは「11」差…来季のJ3参入が厳しくなっている。 ◆第17節 ▽7月20日(土) クリアソン新宿 [中止] ヴィアティン三重 ミネベアミツミFC 1-0 横河武蔵野FC Honda FC 0-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 2-1 ソニー仙台FC ブリオベッカ浦安 2-1 沖縄SV ▽7月21日(日) FCティアモ枚方 3-4 栃木シティ ラインメール青森 0-1 高知ユナイテッドSC レイラック滋賀 2-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点43 | +20 2位 栃木シティ | 勝ち点33 | +10 3位 ヴィアティン三重 | 勝ち点27 | +6 4位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点27 | +1 5位 FCティアモ枚方 | 勝ち点26 | +1 6位 ラインメール青森 | 勝ち点25 | +5 7位 Honda FC | 勝ち点24 | +4 8位 沖縄SV | 勝ち点23 | +1 9位 レイラック滋賀 | 勝ち点22 | +6 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点21 | +1 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点21 | -3 12位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点20 | -1 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点18 | -4 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点13 | -13 15位 ミネベアミツミFC | 勝ち点12 | -17 16位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -17 2024.07.21 18:31 Sun

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JFL高知の運命を左右する背番号「10」佐々木敦河、復帰初戦でチームに5試合ぶり得点もたらす「やっぱり前を向くこと」

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【JFL第27節】首位栃木Cが沖縄との撃ち合い制す 2位高知も敵地Hondaを攻略で6試合ぶり白星、残留争い新宿は敗れる

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【JFL第26節】2位高知が5試合ぶり勝ち点もドロー 滋賀に敗れた青森の「2位以内」消滅、残留争いは新宿勝利で分岐点か

27日、日本フットボールリーグ(JFL)第26節の6試合が行われた。 ◆青森 1-2 滋賀 J3ライセンス保有のラインメール青森だが、成績面で「2位以内」が消滅。ホームにレイラック滋賀を迎え、先制されて一度は追いつくも、78分、ロメロ・フランクのPKに沈んだ。 この結果、残り4試合で2位とは勝ち点「14」差となり、3位以下のフィニッシュが確定。対し、角田誠監督体制で巻き返した滋賀は2位以内の確保へ、またひとつ希望を繋いだ。 ◆浦安 1-1 高知 2位・高知ユナイテッドSCが5試合ぶりのゴール、勝ち点。アウェイでブリオベッカ浦安と対戦し、序盤で先制されるも、85分にDF上月翔聖のスーパーミドルで追いついた。 ノーゴールの4連敗と苦しんだ高知は、立て直しのキッカケにしたい1-1ドロー。残念ながら首位・栃木シティとの勝ち点差は詰まらず、逆に3位滋賀との差が縮まる格好となっている。 ◆マルヤス 1-2 新宿 一方、残留争いでは分岐点となりそうな一戦が。クリアソン新宿が「今季2度目の複数得点」でFCマルヤス岡崎に勝利し、6試合ぶりの勝ち点3。14位に浮上した。 先制された新宿は、36分にデザインされたセットプレーからMF西山大輝が同点弾。80分、ピッチ中央でのボール奪取から前進し、最後は35歳FWが齊藤和樹がヘディング弾を沈めた。 ◆沖縄 1-1 ミネベア その一方、最下位確定が近づいている印象が拭えないのは、ミネベアミツミFC。ホンダロックSC時代からJFL歴の長い実業団だが、近年は成績が下降し、なかなか勝ち星に恵まれない。 この日は沖縄SVとの九州勢対決で1-1ドロー。DF大川智己が開始15分で先制点も、ほどなくして追いつかれた。この結果、勝ち点1は積んだが、15位武蔵野とは勝ち点「4」差に。 残り4試合で最下位脱出なるか。今季はソニー仙台FCの退会に伴い、自動降格こそないが、このままでは3年ぶりとなる入替戦行きだ。 ◆第26節 ▽10月27日(日) ブリオベッカ浦安 1-1 高知ユナイテッドSC ラインメール青森 1-2 レイラック滋賀 FCマルヤス岡崎 1-2 クリアソン新宿 ヴィアティン三重 2-0 FCティアモ枚方 横河武蔵野FC 1-2 ヴェルスパ大分 沖縄SV 1-1 ミネベアミツミFC ▽10月26日(土) アトレチコ鈴鹿 0-0 ソニー仙台FC 栃木シティ 1-1 Honda FC ◆順位表 1位 栃木シティ | 勝ち点54 | +21 2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点49 | +13 3位 レイラック滋賀 | 勝ち点44 | +20 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点42 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点41 | +9 6位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点40 | ±0 7位 沖縄SV | 勝ち点38 | +7 8位 FCティアモ枚方 | 勝ち点38 | -2 9位 ラインメール青森 | 勝ち点35 | +5 10位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点35 | +2 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点33 | +1 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点30 | -5 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点26 | -9 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点22 | -22 15位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -23 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点18 | -22 2024.10.28 13:40 Mon
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Jリーグ入会は栃木シティ、三重、滋賀、高知の4クラブが承認! JFL首位はJ3入会、2位は入れ替え戦へ…V大分は継続審議

Jリーグは29日、理事会を開催し、Jリーグ入会審査の結果を発表した。 新たにJリーグ入会申請のあった5クラブのうち、栃木シティフットボールクラブ、ヴィアティン三重、レイラック滋賀、高知ユナイテッドSCの4クラブは条件付きで承認されたという。 また、ヴェルスパ大分については継続審議となることとなった。 4クラブの入会条件は、日本フットボールリーグ(JFL)の最終順位と平均入場者数及び、年間入場料収入の要件を満たすことが条件となる。 2024シーズンのJFL最終順位の1位クラブは自動入会が確定。2位クラブは、J3・JFL入れ替え戦に勝利することで入会が確定する。 JFLのリーグ戦ホームゲームの1試合平均入場者数は2000人に到達し、年間入場料収入が1000万円に到達していることが条件となる。4クラブのうち、栃木シティは2033人、三重は2047人、高知は2257人と条件をクリアしているが、滋賀は1977人と現時点でわずかに足りていない。 そのほか、「短期的に資金難に陥る可能性が極めて低いとJリーグが評価できる状態にあること」が条件となる。なお、第26節終了時点で1位は勝ち点54で栃木シティが立っており、2位は勝ち点49で高知、3位は勝ち点44で3位、4位は勝ち点42で三重がつけており、残りは4試合となっている。 また、V大分に関しては、継続審議となり、平均入場者数は1550人となっており2000人は厳しい数字となっている。 2024.10.29 17:10 Tue
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【JFL第25節】首位栃木Cが劇的勝利で昇格即初優勝&J3入会へ前進 2位高知は4連敗、3位滋賀は5発圧勝に

20日、日本フットボールリーグ(JFL)第25節の4試合が各地で行われた。 ◆滋賀 5-0 武蔵野 序盤戦から低空飛行も、ここに来て3〜4位で粘り強く攻撃的サッカーを続けるレイラック滋賀。前節ソニーにまさかの前半3失点で敗れたなか、今節は横河武蔵野FCから大量5得点。 26分に大卒ルーキーFW奥田陽琉の先制点で口火を切り、前半のうちに追加点も。後半もFW森本ヒマンやFW菊島卓らアタッカー陣がゴールを重ねた。一方、残留争い中の武蔵野は4戦無敗で滋賀に挑むも、厳しい結果となった。 ◆高知 0-2 沖縄 前節とうとう首位から転落した2位・高知ユナイテッドSCは、この日も勝てず。ホームで沖縄SVと対戦し、後半立て続けの2失点が11人全員にダメージを与えた格好だ。 2失点はいずれも相手ボールホルダーへ寄せきれなかったところから。また、この日はセカンドボールの回収にも苦戦し、とにかく循環が悪かった。4戦連続ノーゴールという事実にも直結するこの部分が、現高知最大の課題である。 ◆V大分 1-2 栃木C その一方、首位・栃木シティは、アウェイでヴェルスパ大分に劇的勝利。1-0とリードして迎えた90分に元日本代表FW金崎夢生の土壇場同点弾を浴びるも、途中出場のMF関野元弥が90+2分に劇的勝ち越し点を決めた。 これにより、2位高知とは勝ち点「5」差。関東サッカーリーグ1部から“ウーヴァ”時代以来にJFLへ昇格して1年目という栃木Cが、残り5試合で「昇格即初優勝」「J3入会」へ前進した。 ◆第25節 ▽10月19日(土) クリアソン新宿 0-1 ブリオベッカ浦安 Honda FC 2-1 アトレチコ鈴鹿 FCティアモ枚方 2-1 ラインメール青森 ミネベアミツミFC 0-0 ヴィアティン三重 ▽10月20日(土) レイラック滋賀 5-0 横河武蔵野FC 高知ユナイテッドSC 0-2 沖縄SV ヴェルスパ大分 1-2 栃木シティ ソニー仙台FC 1-0 FCマルヤス岡崎 ◆順位表 1位 栃木シティ | 勝ち点53 | +21 2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点48 | +13 3位 レイラック滋賀 | 勝ち点41 | +19 4位 Honda FC | 勝ち点40 | +9 5位 ヴィアティン三重 | 勝ち点39 | +3 6位 FCティアモ枚方 | 勝ち点38 | ±0 7位 沖縄SV | 勝ち点37 | +7 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点37 | -1 9位 ラインメール青森 | 勝ち点35 | +6 10位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点34 | +2 11位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点32 | +1 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点29 | -5 13位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点26 | -8 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点22 | -22 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点19 | -23 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点17 | -22 2024.10.21 12:00 Mon

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