【J1注目プレビュー|第23節:横浜FMvs鹿島】まさかの4連敗をここで止める! 鹿島は首位追走のため勝ち続けたい

2024.07.14 15:30 Sun
横浜FMvs鹿島 予想フォーメーション
©超ワールドサッカー
横浜FMvs鹿島 予想フォーメーション
【明治安田J1リーグ第23節】
2024年7月14日(日)
19:30キックオフ
横浜F・マリノス(13位/26pt) vs 鹿島アントラーズ(3位/41pt)
[日産スタジアム]

◆まさかの4連敗、止めたい【横浜F・マリノス】

一体どうしたというのだろうか。横浜FMはリーグ戦で4連敗と苦しみ続けている。
ミッドウィークは水戸ホーリーホックとの天皇杯3回戦を戦い、PK戦の末に勝利。あっさり2点を先行されるという不甲斐ない戦いを見せたが、結果は勝利となった。

今のチームはこれをプラスと捉えなければいけない。公式戦の連敗は止めた。そして、主軸選手は帯同すらさせずに温存した。全てはこの戦いのため。首位を窺う鹿島相手に勝って連敗を止めるのだ。
ただ、苦しい状況は変わらない。特に守備陣は開幕からずっとケガ人が出ている状況。不安定な守備の要因の1つでもあるが、いる選手たちで戦わなければいけないため、いかにやりくりするか。選手たちの奮起にも期待だ。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:ポープ・ウィリアム
DF:松原健上島拓巳エドゥアルド加藤蓮
MF:天野純喜田拓也渡辺皓太
FW:ヤン・マテウスアンデルソン・ロペス井上健太
監督:ハリー・キューウェル

◆首位を追いかけるために負けられない【鹿島アントラーズ】

前節はホームに北海道コンサドーレ札幌を迎えて2-0の勝利。後半戦で初勝利を収めた。

6月最後の試合でヴィッセル神戸に敗れたことで、3位に後退しており、首位のFC町田ゼルビアとの勝ち点差は「5」となっている。これ以上離されてしまえば、悲願のリーグタイトルも遠ざかってしまう。

やはりFW鈴木優磨の存在感は別格。また、海外へと移籍したMF佐野海舟の穴を埋めたMF柴崎岳も復調しているところを見せた。チームとして、新たなスタートを切ることになるだろう。

ポイントとしては、チームとしての戦いをしっかりと継続できるか。ほぼ固定メンバーで戦っているだけに、疲労も蓄積するはず。酷暑で戦う中で、コンディションにも注目したいところだ。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:早川友基
DF:濃野公人植田直通関川郁万安西幸輝
MF:知念慶、柴崎岳
MF:師岡柊生名古新太郎仲間隼斗
FW:鈴木優磨
監督:ランコ・ポポヴィッチ

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名古屋が3季ぶり決勝に近づく準決勝1stレグ勝利 徳元悠平が左足1本で全3アシスト、横浜FMを撃破【YBCルヴァンカップ】

9日、YBCルヴァンカップ準決勝1stレグの横浜F・マリノスvs名古屋グランパスが日産スタジアムで行われ、アウェイに乗り込んだ名古屋が3-1先勝で決勝戦進出へ近づいた。 立ち上がりから攻勢をかけた名古屋。 開始2分で左から横浜FMを崩し、最後は野上決貴が決定的なシュート。ここは先制ならずも続けて3分、右CKに椎橋慧也が頭で合わせ、横浜FMの攻撃を受ける前に先手を取る。 さらに14分、鋭い出足のアタッキングから左CKを獲得し、今度は193cmの三國ケネディエブスが、他を寄せ付けない圧倒的な高さからヘディング弾をブチ込んで追加点とする。 ここまでほぼ100点のアウェイ名古屋と、敵陣でなかなかボールを持てないホーム横浜FM。 名古屋は17分、オフサイドフラッグが上がるも、ロングボール1発で“35歳の韋駄天”永井謙佑が裏抜けし、勢いを殺さず右足ボレー。横浜FMの最終ラインとGK飯倉大樹を脅かす。 ただ、横浜FMが前半のうちに1点を返す。 31分、名古屋の中途半端なクリアから松原健がこぼれを拾い、すかさずクロス。アンデルソン・ロペスがバックヒールを披露し、GKランゲラックの手を弾いてゴールラインを超えた。 横浜FMは後半に入って55分、左CKからこぼれを拾ったA・ロペスがシュート。GKランゲラックの手を弾き、ゴール方向へ転がるが、バックスピンがかかって寸前でクリアされる。 名古屋は終盤にきて大きな追加点。 76分、徳元悠平が機転のきいたスローインを投げ、折り返しを受けて気持ちよくクロスを上げられる体勢に。リラックスして高精度の左足クロスを上げると、ニア気味に立ち位置をとった山岸祐也がヘディング弾を流し込んだ。 1点目、2点目のCKを含め、徳元が左足で3アシストの名古屋。3-1と横浜FMを撃破し、初優勝した2021シーズン以来3季ぶりとなる決勝戦へ、一歩前に出た。 横浜FMは「今日も」と言うべきか、3失点。この守備では、2ndレグも、今季残りのリーグ戦も、厳しいだろうと言わざるを得ない。 名古屋ホームの2ndレグは13日に開催される。 横浜F・マリノス 1-3 名古屋グランパス 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(前31) 【名古屋】 椎橋慧也(前3) 三國ケネディエブス(前14) 山岸祐也(後31) 2024.10.09 21:00 Wed
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決勝進出を懸けた準決勝、横浜FMvsG大阪はパナスタ、神戸vs京都はノエスタといずれも関西で開催! NHKが両試合とも生中継【天皇杯】

日本サッカー協会(JFA)は27日、第104回天皇杯の準決勝の試合会場等を発表した。 25日に準々決勝が終了。横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、京都サンガF.C.がベスト4に勝ち残った。 いずれのチームも優勝経験がある中、すでに横浜FMvsG大阪、神戸vs京都とカードは決定。試合日も10月27日(日)と決まっていた。 キックオフ時間と会場が未定だったが、こちらも決定。横浜FMvsG大阪はパナソニック スタジアム 吹田で13時5分にキックオフ。神戸vs京都はノエビアスタジアム神戸で15時キックオフに決定した。 なお、横浜FMvsG大阪はNHK総合、神戸vs京都はNHK Eテレで生中継される。 チケットは10月12日(土)の10時から販売開始となる。 ◆準決勝 ▽10月27日(日) 《13:05》 横浜F・マリノス vs ガンバ大阪 [パナソニック スタジアム 吹田] 放送:NHK総合 《15:00》 ヴィッセル神戸 vs 京都サンガF.C. [ノエビアスタジアム神戸] 放送:NHK Eテレ 2024.09.27 17:00 Fri
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【J1注目プレビュー|第33節:柏vs横浜FM】残留争いの門番はそろそろ勝利を、3連敗横浜FMも流れを断ち切りたい

【明治安田J1リーグ第33節】 2024年10月5日(土) 16:00キックオフ 柏レイソル(17位/35pt) vs 横浜F・マリノス(10位/41pt) [三協フロンテア柏スタジアム] <span class="paragraph-subtitle">◆ラインコントローラー、基準を上げたい【柏レイソル】</span> 前節はアウェイでセレッソ大阪と対戦し0-0のドロー。2試合連続ドローで勝ち点2を積み上げている。 チームは3連敗の後に連続ドローと勝利からは遠ざかっているが、シビアな残留争いに巻き込まれている中で、「1」でも積み上げていくことは大事。特にアウェイゲームで上位と引き分けたことは大きいと言える。 ただ、今節は主軸3選手が出場停止というまさかの事態。それでも、チーム一丸となって勝ち点を獲得しなければ、降格圏も見えてしまう状況だ。 直近2試合のドローはポジティブに捉えれば無失点で乗り越えたと言えるが、チームは3試合連続でノーゴールと攻撃陣がピリッとせず。勝利を掴むにはゴールが必要なだけに、どう戦っていくかがポイントとなる。直近5試合でわずか2ゴール、日本代表からも外れた細谷真大のプレーにも注目だ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:松本健太 DF:関根大輝、立田悠悟、古賀太陽、ジエゴ MF:山田雄士、土屋巧、手塚康平、マテウス・サヴィオ FW:小屋松知哉、細谷真大 監督:井原正巳 出場停止:犬飼智也、戸嶋祥郎、手塚康平 <span class="paragraph-subtitle">◆止まらない退場と失点をどうする【横浜F・マリノス】</span> ミッドウィークの蔚山HD FCとのAFCチャンピオンズリーグ・エリートでは4-0と快勝。スコアほどに内容が良かったとは言えないが、しっかりとゴールを重ねられたことはプラスと言えるだろう。 ただ、リーグ戦では3連敗中。ACLEを含め、4試合で18失点と守備が完全に崩壊中。リーグ戦でも3試合で11失点は異常事態といえるだろう。 攻撃陣に魅力があっても、この守備で勝つのは不可能。しっかりと守備の立て直しをしなければいけないが、蔚山戦のクリーンシートが自信になることを願うばかりだ。 エウベル、西村拓真と出場停止中だった選手も復帰。今一度エンジンをかけ直すことができるのか注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ポープ・ウィリアム DF:松原健、畠中槙之輔、エドゥアルド、永戸勝也 MF:山根陸、西村拓真、渡辺皓太 FW:ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス、エウベル 監督:ジョン・ハッチンソン 2024.10.05 13:40 Sat

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