【プレミア注目プレビュー】ユナイテッドvsスパーズ! 上位浮上へのきっかけを掴むのは…
2024.09.29 18:00 Sun
プレミアリーグ第6節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが、日本時間29日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。トップ4返り咲き狙うも、2勝1分け2敗と微妙なスタート切った両雄による浮上のきっかけを探る直接対決だ。
ユナイテッドは前節、敵地でクリスタル・パレスと対戦しゴールレスドロー。公式戦2試合10ゴールと破壊力増す攻撃陣の躍動が期待されたが、前半の再三の決定機を古巣対戦となったGKヘンダーソンにビッグセーブで阻まれると、イーブンな展開に持ち込まれた後半も最後までイーグルスのゴールを割ることができず。続くミッドウィーク開催のヨーロッパリーグ(EL)ではホームで格下トゥベンテと対戦。エリクセンのゴールで先制するところまでは良かったが、追加点を奪えずに同点ゴールを許すと、猛攻を仕掛けた後半終盤は相手の体を張った守備に精度を乱されて1-1のドロー。公式戦2試合連続ドローと、再びフォームを落とした状態で今シーズン2度目のビッグ6直接対決に臨むことになった。
一方のトッテナムは前節、ブレントフォードと対戦し3-1の勝利。リーグ連敗をストップした。試合開始20秒過ぎに電光石火のゴールを奪われたが、ソランケの加入後初ゴールとブレナン・ジョンソンのゴールで前半の内に逆転。後半は守勢を強いられるもマディソンのゴールでトドメを刺した。続くELではカラバフをホームで迎え撃った中、前半開始直後にドラグシンが一発退場となる窮地に陥ったが、公式戦3戦連発ジョンソン、2戦連発ソランケらの活躍に守護神ヴィカーリオの再三の好守によって3-0の勝利。タフな内容に加え、準備期間が1日少ないアウェイゲームは難しい戦いが想定されるが、公式戦3連勝の勢いはプラス材料となるはずだ。
なお、歴史的にユナイテッドが圧倒的な戦績を残してきた今回のカードだが、昨シーズンはトッテナムがホームでの初戦を2-0で制し6試合ぶりの白星を挙げると、オールド・トラッフォードで行われた2戦目は2度のビハインドを追いついて2-2のドローに持ち込んでいる。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
GK:オナナ
DF:マズラウィ、デ・リフト、マルティネス、ダロト
MF:ウガルテ、メイヌー
MF:アマド、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード
FW:ホイルンド
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはディフェンスラインの4選手が引き続き不在となる。
スタメンは前述の11名を予想。中盤ではウガルテのリーグ初先発を予想したが、カゼミロや古巣対戦のエリクセン起用の可能性もある。2列目と1トップではガルナチョ、ザークツィーのオプションもある。
◆トッテナム◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ
MF:ベンタンクール、ビスマ、マディソン
FW:クルゼフスキ、ソランケ、ブレナン・ジョンソン
負傷者:FWオドベール、リシャルリソン、ソン・フンミン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはオドベールとリシャルリソンの欠場が確定。直近のカラバフ戦で軽傷を負ったソン・フンミンに関してはベンチ入りの可能性はあるものの、スタメン起用のリスクは高いか。
スタメンは前述の11名を予想。中盤ではサール、前線ではヴェルナーのオプションもある。マディソンをトップ下に配置する[4-2-3-1]へのマイナーチェンジもありそうだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWマーカス・ラッシュフォード
好相性の相手に決定力示せるか。チームとして決定力不足改善が訴えられる中、最前線での起用が見込まれるホイルンドや新加入ザークツィー、勤続疲労による不調も伝えられる司令塔ブルーノ・フェルナンデスのパフォーマンスにも注目が集まるが、攻撃的なサイドバックの背後という明確な攻めどころがある中で決定的な仕事が求められるウイングの選手として背番号10を注目選手とした。
一時は赤い悪魔の絶対的なエースとして期待されたものの、細かいケガや波が大きいパフォーマンスの問題もあって、現在はやや扱いづらい選手というレッテルも張られ、ハードワークし切れないプレースタイルもチームの不調時に格好のやり玉に挙げられるイングランド代表FW。
今季もスタートは低調だったが、前々節のサウサンプトン戦で個人として久々のゴールを記録すると、直後のバーンズリー戦では2ゴール1アシストの活躍。その後の2試合は無得点も少しずつフォームを取り戻してきた印象だ。さらに、トッテナムはリーグ通算15試合6ゴールと相性がいい相手となっており、この試合では変幻自在のペドロ・ポロを守備でケアしつつ、最も特長を発揮できるカウンターの局面でハイラインの背後を果敢に突いてロメロやヴィカーリオの牙城を破りたい。
◆トッテナム:FWドミニク・ソランケ
エース不在も覚悟の一戦で3戦連発を狙う。今夏の移籍市場で最大6500万ポンドとなる巨額の移籍金でボーンマスからスパーズに加入した27歳のイングランド代表FW。クラブとしてはハリー・ケイン退団以来、待望のセンターフォワードの加入ということもあり、その移籍金の額を含めて大きな期待がかけられている。
プレシーズンを経ずに開幕直前に加入した新天地では、昨季リーグ戦フル出場を果たした中でいきなり負傷離脱するなど難しいスタートとなったが、前節のブレントフォード戦で待望の初ゴールを挙げると、直近のカラバフ戦でも1ゴールを記録。まだまだ周囲との連携に課題はあるものの、徐々に存在感を示しつつある。
今回の一戦ではリシャルリソン、オドベールに加え、エースのソン・フンミンに欠場の可能性があり、ソランケに懸かる責任はより高まっており、新エースストライカーとしての真価が試される試合となるはずだ。ユナイテッドには昨季ボーンマスで2試合共に1ゴールずつを記録し、チームも1勝1分けの戦績を残しており、良いイメージで臨めるはずだ。デ・リフト、マルティネスのセンターバックコンビとのマッチアップを破ってゴールを挙げると共に、持ち味である守備面のハードワークでもショートカウンターの起点となるしたたかなプレーを期待したい。
ユナイテッドは前節、敵地でクリスタル・パレスと対戦しゴールレスドロー。公式戦2試合10ゴールと破壊力増す攻撃陣の躍動が期待されたが、前半の再三の決定機を古巣対戦となったGKヘンダーソンにビッグセーブで阻まれると、イーブンな展開に持ち込まれた後半も最後までイーグルスのゴールを割ることができず。続くミッドウィーク開催のヨーロッパリーグ(EL)ではホームで格下トゥベンテと対戦。エリクセンのゴールで先制するところまでは良かったが、追加点を奪えずに同点ゴールを許すと、猛攻を仕掛けた後半終盤は相手の体を張った守備に精度を乱されて1-1のドロー。公式戦2試合連続ドローと、再びフォームを落とした状態で今シーズン2度目のビッグ6直接対決に臨むことになった。
一方のトッテナムは前節、ブレントフォードと対戦し3-1の勝利。リーグ連敗をストップした。試合開始20秒過ぎに電光石火のゴールを奪われたが、ソランケの加入後初ゴールとブレナン・ジョンソンのゴールで前半の内に逆転。後半は守勢を強いられるもマディソンのゴールでトドメを刺した。続くELではカラバフをホームで迎え撃った中、前半開始直後にドラグシンが一発退場となる窮地に陥ったが、公式戦3戦連発ジョンソン、2戦連発ソランケらの活躍に守護神ヴィカーリオの再三の好守によって3-0の勝利。タフな内容に加え、準備期間が1日少ないアウェイゲームは難しい戦いが想定されるが、公式戦3連勝の勢いはプラス材料となるはずだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:オナナ
DF:マズラウィ、デ・リフト、マルティネス、ダロト
MF:ウガルテ、メイヌー
MF:アマド、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード
FW:ホイルンド
負傷者:DFショー、マラシア、リンデロフ、ヨロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはディフェンスラインの4選手が引き続き不在となる。
スタメンは前述の11名を予想。中盤ではウガルテのリーグ初先発を予想したが、カゼミロや古巣対戦のエリクセン起用の可能性もある。2列目と1トップではガルナチョ、ザークツィーのオプションもある。
◆トッテナム◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ヴィカーリオ
DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、ウドジェ
MF:ベンタンクール、ビスマ、マディソン
FW:クルゼフスキ、ソランケ、ブレナン・ジョンソン
負傷者:FWオドベール、リシャルリソン、ソン・フンミン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはオドベールとリシャルリソンの欠場が確定。直近のカラバフ戦で軽傷を負ったソン・フンミンに関してはベンチ入りの可能性はあるものの、スタメン起用のリスクは高いか。
スタメンは前述の11名を予想。中盤ではサール、前線ではヴェルナーのオプションもある。マディソンをトップ下に配置する[4-2-3-1]へのマイナーチェンジもありそうだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWマーカス・ラッシュフォード
Getty Images
好相性の相手に決定力示せるか。チームとして決定力不足改善が訴えられる中、最前線での起用が見込まれるホイルンドや新加入ザークツィー、勤続疲労による不調も伝えられる司令塔ブルーノ・フェルナンデスのパフォーマンスにも注目が集まるが、攻撃的なサイドバックの背後という明確な攻めどころがある中で決定的な仕事が求められるウイングの選手として背番号10を注目選手とした。
一時は赤い悪魔の絶対的なエースとして期待されたものの、細かいケガや波が大きいパフォーマンスの問題もあって、現在はやや扱いづらい選手というレッテルも張られ、ハードワークし切れないプレースタイルもチームの不調時に格好のやり玉に挙げられるイングランド代表FW。
今季もスタートは低調だったが、前々節のサウサンプトン戦で個人として久々のゴールを記録すると、直後のバーンズリー戦では2ゴール1アシストの活躍。その後の2試合は無得点も少しずつフォームを取り戻してきた印象だ。さらに、トッテナムはリーグ通算15試合6ゴールと相性がいい相手となっており、この試合では変幻自在のペドロ・ポロを守備でケアしつつ、最も特長を発揮できるカウンターの局面でハイラインの背後を果敢に突いてロメロやヴィカーリオの牙城を破りたい。
◆トッテナム:FWドミニク・ソランケ
Getty Images
エース不在も覚悟の一戦で3戦連発を狙う。今夏の移籍市場で最大6500万ポンドとなる巨額の移籍金でボーンマスからスパーズに加入した27歳のイングランド代表FW。クラブとしてはハリー・ケイン退団以来、待望のセンターフォワードの加入ということもあり、その移籍金の額を含めて大きな期待がかけられている。
プレシーズンを経ずに開幕直前に加入した新天地では、昨季リーグ戦フル出場を果たした中でいきなり負傷離脱するなど難しいスタートとなったが、前節のブレントフォード戦で待望の初ゴールを挙げると、直近のカラバフ戦でも1ゴールを記録。まだまだ周囲との連携に課題はあるものの、徐々に存在感を示しつつある。
今回の一戦ではリシャルリソン、オドベールに加え、エースのソン・フンミンに欠場の可能性があり、ソランケに懸かる責任はより高まっており、新エースストライカーとしての真価が試される試合となるはずだ。ユナイテッドには昨季ボーンマスで2試合共に1ゴールずつを記録し、チームも1勝1分けの戦績を残しており、良いイメージで臨めるはずだ。デ・リフト、マルティネスのセンターバックコンビとのマッチアップを破ってゴールを挙げると共に、持ち味である守備面のハードワークでもショートカウンターの起点となるしたたかなプレーを期待したい。
マーカス・ラッシュフォード
ブレナン・ジョンソン
ブルーノ・フェルナンデス
ブルーノ・フェルナンデス
ブルーノ・フェルナンデス
ブルーノ・フェルナンデス
カゼミロ
ペドロ・ポロ
リシャルリソン
ソン・フンミン
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「イエローなら納得できる」退場処分のB・フェルナンデス、主審の判断やVARの対応に苦言「マディソンでさえレッドカードでないと言った」
マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが判定に異議を唱えた。『ESPN』が伝えた。 29日、プレミアリーグ第6節でトッテナムをホームに迎え、0-3の完敗を喫したユナイテッド。1点ビハインドの前半終盤には、ブルーノが一発退場となるアクシデントもあった。 ブルーノはタックルを仕掛けた際にスリップ。遅れて出した足がイングランド代表MFジェームズ・マディソンに引っかかってしまった。 退場したにもかかわらず、試合後には取材に対応。イエローカードが妥当な判定だったと自らの考えを伝えている。 「誰も退場処分は望んでいないし、良い気分じゃない。(スパイクの)スタッドを見せてタックルにいったわけじゃなかった。決してレッドカードではない。ジェームズ・マディソンでさえ立ち上がった時、レッドカードではないと言った」 「もしこれがレッドカードなら、他の多くの事象も検証する必要がある。あれはファウルだ。コンタクトはそれほどなかった。(レフェリーが)イエローカードを出したなら納得できる。なぜVARが彼をスクリーン(オンフィールドレビュー)に向かわせなかったのか理解できない」 一方、1人失っても戦い続けた仲間たちを称賛。今後に繋がるとポジティブな側面も強調した。 「言いたいのは、チームメートを1人欠くことになってしまったということだ。ピッチ上で彼らがやってくれたこと全てに感謝している。明らかに彼らにとっては厳しい試合だった」 「11対11の時も僕らは良いスタートを切れなかった。それが相手を明らかに後押しし、それからレッドカードを受ける状況になった。彼らはとてもよくやったと思う」 「彼らはトライしたが、さらに2失点した。全てのスペースをカバーするのは難しかった。だけど、この試合から得られる良いことがたくさんあると思う。チームの粘り強さは常に感じられたし、このチームのことを本当に誇りに思っている」 なお、ユナイテッドのキャプテンとしては、元アイルランド代表MFロイ・キーン氏、元セルビア代表DFネマニャ・ヴィディッチ氏、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏に次ぐ4人目のプレミアリーグでの退場処分。また『Opta』によると、ブルーノはユナイテッド加入から242試合目で初のレッドカードとなっている。 <span class="paragraph-title">【動画】イエローが妥当? ブルーノのタックル</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="3Lkmy7QmXb4";var video_start = 62;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.30 17:06 Mon2
スパーズが敵地でブルーノ退場ユナイテッドを粉砕…ブレナン&ソランケ連発で公式戦4連勝【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第6節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが29日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのトッテナムが0-3で快勝した。 ユナイテッドは前節、クリスタル・パレス相手に決定力を欠いてゴールレスドロー。続くヨーロッパリーグ(EL)ではホームでトゥベンテと対戦も、一瞬の緩みで喫した失点と決定力不足によって1-1のドロー。公式戦2試合連続ドローと、再びフォームを落とした状態で、今シーズン2度目のビッグ6直接対決に臨んだ。テン・ハグ監督はそのELから先発3人を変更。マグワイア、エリクセン、アマドに代えてデ・リフト、メイヌー、ガルナチョを起用した。 一方のトッテナムは前節、ブレントフォードに3-1の勝利。リーグ連敗をストップした。続くELではカラバフをホームで迎え撃った中、前半開始直後にドラグシンが一発退場となる窮地に陥ったが、数的不利を感じさせないパフォーマンスで3-0の勝利。公式戦3連勝を達成した。相手に比べて準備期間が1日に少ないアウェイゲームに向けてポステコグルー監督はELから先発7人を変更。負傷でメンバー外のソン・フンミン代役にヴェルナーを据え、アウェイながらインサイドハーフにマディソン、クルゼフスキを並べる攻撃的な布陣で臨んだ。 2勝1分け2敗と微妙なスタート切った両雄による浮上のきっかけを探る直接対決。互いに前からアグレッシブにプレスをかけ合う入りになると、アウェイチームが驚愕の高速カウンターで電光石火の先制点を挙げる。 3分、トランジションの応酬の流れでハーフウェイライン付近でインターセプトしたファン・デ・フェンが左のハーフスペースで豪快に持ち上がると、DFに囲まれかけたボックス手前で再加速ボックス左に抜け出してグラウンダーのクロスを入れると、ニアでソランケが引っ張った背後にドフリーで走り込んだブレナン・ジョンソンがワンタッチで無人のゴールへ流し込み、公式戦4試合連続ゴールを決めた。 プレミア最速DFのスーパーアシストで先手を奪ったトッテナムは以降も前傾姿勢の戦いを継続。連動したハイプレスでユナイテッドのビルドアップを再三食うと、マイボール時もテンポの速いパスワークで剥がして決定機を創出。左サイドのマディソン、ウドジェがゴールに迫る。 以降はユナイテッドも長いボールを使ってプレス回避を試みてショートカウンターを浴び続ける状況を改善したが、流れ自体は変わらず。20分にウドジェとヴェルナーの見事なコンビネーションで局面を打開。スムーズに右へサイドを変えて、最後はジョンソンがボックス右で対角シュート。だが、これは惜しくも左ポストを叩いた。 22分には久々に深い位置まで攻撃を仕掛けたユナイテッドが、ボックス右に侵入したメイヌーの折り返しから中央のザークツィーに決定機も枠を捉えたダイレクトシュートはGKヴィカーリオの好守に遭う。 前半半ばから終盤にかけて試合はよりオープンな展開に。37分、ユナイテッドは左サイド深くでラッシュフォードが上げたクロスを大外でフリーのガルナチョがダイレクトボレーで合わせるが、これは惜しくも右ポストを叩く。直後の39分にはトッテナムがロングカウンターで相手陣内を独走したヴェルナーがGKと一対一も、股間を狙ったシュートはGKオナナのビッグセーブに阻まれる。 守護神の好守で2失点目を免れた赤い悪魔だったが、直後に痛恨のアクシデントが発生。入れ替わられた局面でマディソンの脛を足裏で蹴る形となったブルーノ・フェルナンデスにレッドカードが掲示される。さらに、メイヌーが足を痛めてプレー続行不可能となり、マウントのスクランブル投入も余儀なくされた。 点差は最少もビハインドのホームチームが数的不利を背負って臨んだ後半。ハーフタイムで両ベンチが動く。ユナイテッドはザークツィーに代えてカゼミロを投入し、ラッシュフォードを最前線に上げた。一方のトッテナムは前半足を気にしていたウドジェを下げてスペンスを同じポジションに入れた。 ハーフタイムの修正に注目が集まった立ち上がりだったが、前半同様にアウェイチームが電光石火のゴールを決める。47分、ロメロの浮き球のクリアボールを中盤で競り勝ったソランケがヘディングで右のスペースに流すと、ジョンソンが一気に攻撃をスピードアップ。ボックス右に持ち込んでの折り返しはDFデ・リフトに触られるが、ゴール前に飛び込んだクルゼフスキが左足アウトで叩く技ありボレーでゴール左隅に流し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたトッテナムは完全にホームチームの心を折るべく攻勢を継続。56分にはクルゼフスキの絶妙なスルーパスに抜け出したヴェルナーにこの試合2度目のビッグチャンスが舞い込むが、右足シュートはGKオナナがビッグセーブ。さらに、こぼれに詰めたソランケのシュートもオナナが見事なリカバリーで阻止した。 すると、ファイティングポーズを取り続ける守護神に鼓舞されたホームチームはここからギアを入れ直して前から圧力を強めつつ、後方の選手たちもリスクを負って攻撃に出て行く。流れの中では決定機には至らずも、効果的にセットプレーを獲得して際どいシーンを作り出す。さらに、ホイルンドとエリクセンのデンマーク代表コンビを同時投入し、勝負に出た。 一方、圧倒的優位は変わらずも嫌な空気が漂うトッテナムは75分過ぎに3枚替えを敢行。ジョンソンとヴェルナーの両翼とマディソンを下げてベリヴァル、ムーア、サールと若手3人をピッチに送り出す。すると、この交代策が試合を決める3点目をもたらす。 77分、左CKの場面でキッカーのベリヴァルが右足インスウィングの鋭いボールを入れると、ニアで競り勝ったサールのヘディングでのフリックに反応したソランケがワンタッチで流し込み、公式戦3試合連発とした。 これで完全に試合の大勢が決した中、ホームで意地を見せたいユナイテッド、ビッグマッチで結果を出したいスパーズの若手が最後まで貪欲にゴールを狙ったが、試合はこのまま0-3でタイムアップ。 マンチェスター・ユナイテッド 0-3 トッテナム 【トッテナム】 ブレナン・ジョンソン(前3) デヤン・クルゼフスキ(後2) ドミニク・ソランケ(後32) <span class="paragraph-title">【動画】VDVの驚愕アシストからブレナン4戦連発!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">トッテナムが先制!<br>ブレナン・ジョンソンが<br>公式戦4試合連続ゴール<br><br>ファン・デ・フェンが<br>最後尾から駆け上がり<br>見事なアシスト!<br><br>プレミアリーグ 第6節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%A0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#トッテナム</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/JmIVWfW6WO">pic.twitter.com/JmIVWfW6WO</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1840417415026589821?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">トッテナムが追加点!<br>クルセフスキが繊細なタッチで<br>今季初ゴール<br><br>プレミアリーグ 第6節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a> v <a 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href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/u5BpvsdYE6">pic.twitter.com/u5BpvsdYE6</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1840442590212378860?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.30 02:33 Mon3
「迷える魂のよう」「めちゃくちゃだ」早くも今季3敗目…明るい兆し見えぬユナイテッドに厳しい声「テン・ハグ監督がチームを好転させられるとは…」
低迷続くマンチェスター・ユナイテッドに対しては、厳しい声が相次いでいる。イギリス『テレグラフ』が伝えた。 今シーズン、エリク・テン・ハグ監督の下で3シーズン目を迎えたユナイテッドだが、開幕から説得力あるパフォーマンスは見られず。プレミアリーグでは6試合2勝1分け3敗と黒星先行の13位に低迷しており、ヨーロッパリーグ(EL)も開幕節でトゥベンテ相手にホームでドローの結果となった。 先週末に行われたプレミアリーグ第6節のトッテナム戦では、開始早々に失点を許すとその後は退場者が出た影響もあってオールド・トラフォードで大苦戦。最終的に0-3の完敗を喫する結果となり、試合後はチームに対する批判の声が後を絶たない。 ポッドキャスト『The Rest Is Football』に出演した元イングランド代表のアラン・シアラー氏も、現在のユナイテッドを辛辣に批判。チームとしての狙いが見えないことを特に指摘している。 「彼らは何者なんだ?誰か教えてくれ、マンチェスター・ユナイテッドとは何だ?彼らのシステム、プランは何だ?彼らは守るのか?攻撃するのか?プレスは仕掛けるのか?見ていてもさっぱりわからない。チームはめちゃくちゃだ」 「彼らはこれまでカラバオカップやFAカップで優勝してきたが、リーグで力を発揮するという点では、まったく及んでいない。そして今の彼らには、アイデンティティがないんだ」 また、ギャリー・リネカー氏もシアラー氏の論調に賛同。チームはそれぞれの役割が明確になっておらず、現体制での改善は難しいとの見方を示している。 「彼らは迷える魂のようだ。選手は自分の役割、特定の状況で何をすべきかを知る必要があるだろう。だが、かなり長い期間彼らは自分の役割を理解していないように見える。それは間違いなく、コーチングに起因するだろう。今、テン・ハグがチームを好転させると考えるのは難しい」 2024.10.01 17:40 Tue4
デ・リフト売却のバイエルン、幹部が経緯説明「ウパメカノとキムの方が安心」
バイエルンの幹部が、オランダ代表DFマタイス・デ・リフトのマンチェスター・ユナイテッド移籍について語った。イギリス『ミラー』が伝えた。 バイエルンの一部ファンによる売却反対運動もありながら、総額5000万ユーロ(約77億9000万円)ほどでマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したデ・リフト。アヤックス時代に共に戦ったエリク・テン・ハグ監督のもと、プレミアリーグ開幕節から出番を与えられ、第4節のサウサンプトン戦では初ゴールも記録した。 バイエルンでスポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏は、ファンの反対もありながら売却に動いた理由を説明。フランス代表DFダヨ・ウパメカノと韓国代表DFキム・ミンジェへの信頼を語っている。 「請願も含め、私はそれに従った。多くのファンが彼に心を寄せていたことはわかっている。それでも選手を売却する必要があり、この決断を下さなければならなかった」 「我々はウパメカノとキムの方が安心だと思った。ピッチのより高い位置で守備ができるからだ。そしてデ・リフトへのオファーが来た」 ウパメカノやキム・ミンジェに比べ、引き留めの優先度は低かったというデ・リフト。バイエルンファンの嘆願書には「売却すれば、我々は間違いなく後悔する」とも綴られていたが、その通りのパフォーマンスを見せられるだろうか。 2024.09.16 18:45 Mon5