効率良く得点の福岡が今季初の連勝! 堅守崩せずのホーム柏は2連敗【明治安田J1第17節】

2024.06.02 21:11 Sun
先制点も呼び込んだ小田逸稀
©︎J.LEAGUE
先制点も呼び込んだ小田逸稀
2日、明治安田J1リーグ第17節の柏レイソルvsアビスパ福岡が三協フロンテア柏スタジアムで行われ、アウェイの福岡が0-2で勝利を収めた。勝ち点「22」で並ぶ中位同士の一戦。12位のホーム柏は、直近の横浜F・マリノス戦で4失点大敗を喫し、続いていた無敗も4試合でストップした。福岡とは5月22日のYBCルヴァンカップでも対戦していたなか、中3日の横浜FM戦から立て直したい今節は3人メンバー変更。土屋巧三丸拡がスタメン入りし、鵜木郁哉はリーグ戦初先発となった。

対する11位福岡は、今シーズン初の連勝とルヴァンカップのリベンジを狙う。シャハブ・ザヘディドウグラス・グローリを出場停止で欠くなか、今節は鶴野怜樹ではなくウェリントンが最前線に。最終ラインには亀川諒史が入っている。
開始直後に関根大輝がオープニングシュートを放ったホームチームは、そのまま主導権を握る。5分には犬飼智也が左CKに頭で合わせると、11分には関根が再びミドルシュート。その後、最終ラインの裏に抜け出した細谷真大がループシュートを狙う場面もあったが、一対一はGK村上昌謙が制した。

一方、徐々に前に出ていくようになった福岡。26分には流れに反して先制点を奪う。右サイドから小田逸稀がアーリークロスを上げると、ゴール前でクリアを試みた関根、詰めていた佐藤凌我、再び関根と跳ね返り、ゴールに吸い込まれた。
直後、得点シーンで接触があった犬飼がピッチに座り込んでしまい、プレー続行不可に。立田悠悟が急きょピッチに立つ。

勢いに乗った福岡はそのまま攻勢となり、36分にもネットを揺らす。ロングボールの処理に手間取った古賀太陽に佐藤がプレッシャーをかけると、そのままゴール前でボールを奪取。左足で決めたが、古賀から奪った際のファウルが取られ、得点は認められなかった。

それでも39分には正真正銘の追加点。右サイドのタッチライン際でFKを得ると、前寛之のクロスにニアで小田が合わせる。GK守田達弥は弾ききれず、バックヘッド気味のシュートが決まった。

2点ビハインドで後半を迎えた柏は、土屋に代えて木下康介を投入。マテウス・サヴィオ戸嶋祥郎のポジションをスライドし、木下と細谷の2トップとした。

その後持ち直したものの、なかなか決定機には至らない柏。61分には島村拓弥ジエゴと交代カードを切り、福岡ディフェンスを崩しにかかる。

押し込まれ気味も優位に試合を進める福岡は、途中出場の金森健志がチャンスを創出。攻撃には専念させない。

柏は79分にようやくビッグチャンス。右ポケットに走り込んだマテウス・サヴィオに島村からのスルーパスが通ると、右足のクロスに合わせたのは木下。ヘディングシュートは惜しくもクロスバーに直撃した。

続いてジエゴがヘディングで福岡ゴールを脅かすも、今度はGK村上がファインセーブ。スコアは動かない。

後半アディショナルタイムには、マテウス・サヴィオのスルーパスから右ポケットに抜け出した細谷がシュートに持ち込んだが、枠には飛ばせず。逃げ切った福岡が今シーズン初の2連勝とし、一方の柏は2度目の2連敗となった。

柏レイソル 0-2 アビスパ福岡
【福岡】
OG(前26)
小田逸稀(前39)

1 2

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J1昇格にルヴァン杯制覇、福岡の最終ラインを5年間支えたDFドウグラス・グローリが退団「全ての時間を心から幸せに思い私は去ります!」

アビスパ福岡は18日、ブラジル人DFドウグラス・グローリ(35)の契約満了を発表した。 グローリは母国クラブのシャペコエンセでプロデビューを果たし、複数クラブを渡り歩きながらブラジル国内で長らくプレー。ポルトガルのマリティモを経て、2020年に福岡入りした。 J2リーグを戦った加入初年度から最終ラインに定着し、J1昇格に貢献。その後も安定したパフォーマンスを披露し、2023シーズンはクラブ初タイトルとなったYBCルヴァンカップ制覇も味わった。 今シーズンはJ1で23試合、ルヴァンカップで1試合、天皇杯で1試合出場。在籍5年間では、J1通算108試合3得点、J2通算28試合2得点、ルヴァンカップで17試合、天皇杯で8試合1得点の成績を残した。 福岡を去ることとなったグローリは、クラブを通じてコメントしている。 「先ず、感謝の気持ち無しに皆さんにサヨナラを伝えることは出来ません。本当にありがとう! 皆さんには、プロアスリート選手として人生の中で最高の時間を与えてもらいました」 「選手たち、監督及びコーチ陣、チームスタッフそしてサポーター。これほど多くの友人やこんなに幸せに過ごせた福岡という場所に別れを告げるのは、辛いことです。しかし、全ての周期には終わりがあり、自分にもその時が来ました」 「この5年間皆と共に過ごした全ての時間を心から幸せに思い私は去ります! 皆さん 本当にありがとうございました!」 2024.12.18 15:27 Wed

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