18歳・笹井の同点弾でN相模原が大宮Vとドロー、S広島Rは2度のポストでAC長野とゴールレス《WEリーグ》
2023.01.07 16:05 Sat
7日、2022-23 Yogibo WEリーグ第8節の2試合が各地で行われた。
ともに3勝3敗、5位・ノジマステラ神奈川相模原と6位・大宮アルディージャVENTUSは相模原ギオンスタジアムで顔を合わせ、1-1のドローに終わった。
ホームでの初勝利を目指すノジマは、佐々木美和がオーストラリアのベイサイド・ユナイテッドFCへ移籍し、ここまで全試合で先発出場していた杉田亜未も不在。[4-3-3]のインサイドハーフは藤原加奈と、今季初出場となる西郡茉優が務めた。
ボールを保持しながら人数をかけ、厚みのある攻撃を見せたノジマに対し、[4-4-2]でセットする大宮は五嶋京香の左足ミドルでけん制。次第にマイボールの時間を増やすと29分、左サイド深い位置でのスローインを起点に大熊良奈が先制点を挙げる。
髙橋美夕紀の落としたボールを受け、2枚に挟まれながらもボックス左まで持ち込むと、落ち着いてニアを抜くグラウンダーのシュートを決めた。
これで勢いづいたノジマは、途中出場の浜田遥にも立て続けにチャンスが到来。サイド攻撃が中心だった前半に比べ、中央も使って逆転を目指したが、次のゴールは奪えず。ドロー決着となり、今季ホーム初勝利はお預けとなった。
積雪の影響で前節が中止となった8位・サンフレッチェ広島レジーナは、ホームで10位・AC長野パルセイロ・レディースと対戦。
20分に長野が奥津礼菜のクロスに伊藤めぐみが飛び込んでゴールに迫れば、広島も前半終了間際、中嶋淑乃-上野真実のラインで2度の決定機を迎える。だが、いずれもポストに嫌われた。
後半は広島が主導権を握り、FKからは塩田満彩のヘディング、終盤には増矢理花がチャンスを迎えたが、決め切れずにタイムアップ。両チーム勝ち点1を分け合っている。
◆第8節
▽1月7日
ノジマステラ神奈川相模原 1-1 大宮アルディージャVENTUS
サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 AC長野パルセイロ・レディース
▽1月8日
INAC神戸レオネッサ vs アルビレックス新潟レディース
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 三菱重工浦和レッズレディース
▽1月9日
日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs マイナビ仙台レディース
WE ACTION DAY(今節試合なし)
ちふれASエルフェン埼玉
ともに3勝3敗、5位・ノジマステラ神奈川相模原と6位・大宮アルディージャVENTUSは相模原ギオンスタジアムで顔を合わせ、1-1のドローに終わった。
ホームでの初勝利を目指すノジマは、佐々木美和がオーストラリアのベイサイド・ユナイテッドFCへ移籍し、ここまで全試合で先発出場していた杉田亜未も不在。[4-3-3]のインサイドハーフは藤原加奈と、今季初出場となる西郡茉優が務めた。
髙橋美夕紀の落としたボールを受け、2枚に挟まれながらもボックス左まで持ち込むと、落ち着いてニアを抜くグラウンダーのシュートを決めた。
ボールを握りながらもフィニッシュシーンが少ないノジマだったが、折り返しての55分に中盤でインターセプトから大賀理紗子が自ら持ち込んでシュートを放つと、4分後に高い位置でのボール奪取から同点弾を奪取。藤原のラストパスから18歳の笹井一愛がGKの逆を突いて冷静に流し込んだ。
これで勢いづいたノジマは、途中出場の浜田遥にも立て続けにチャンスが到来。サイド攻撃が中心だった前半に比べ、中央も使って逆転を目指したが、次のゴールは奪えず。ドロー決着となり、今季ホーム初勝利はお預けとなった。
積雪の影響で前節が中止となった8位・サンフレッチェ広島レジーナは、ホームで10位・AC長野パルセイロ・レディースと対戦。
20分に長野が奥津礼菜のクロスに伊藤めぐみが飛び込んでゴールに迫れば、広島も前半終了間際、中嶋淑乃-上野真実のラインで2度の決定機を迎える。だが、いずれもポストに嫌われた。
後半は広島が主導権を握り、FKからは塩田満彩のヘディング、終盤には増矢理花がチャンスを迎えたが、決め切れずにタイムアップ。両チーム勝ち点1を分け合っている。
◆第8節
▽1月7日
ノジマステラ神奈川相模原 1-1 大宮アルディージャVENTUS
サンフレッチェ広島レジーナ 0-0 AC長野パルセイロ・レディース
▽1月8日
INAC神戸レオネッサ vs アルビレックス新潟レディース
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 三菱重工浦和レッズレディース
▽1月9日
日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs マイナビ仙台レディース
WE ACTION DAY(今節試合なし)
ちふれASエルフェン埼玉
佐々木美和
杉田亜未
大賀理紗子
笹井一愛
浜田遥
中嶋淑乃
上野真実
塩田満彩
増矢理花
ノジマステラ神奈川相模原
大宮アルディージャVENTUS
サンフレッチェ広島レジーナ
AC長野パルセイロ・レディース
WEリーグ
佐々木美和の関連記事
ノジマステラ神奈川相模原の関連記事
WEリーグの関連記事
記事をさがす
|
ノジマステラ神奈川相模原の人気記事ランキング
1
東京NBの心臓、木下桃香が感じる新システムの手応えは「ボールに関われる開放感」「そういう状況をもっと作りたい」
リーグ戦の再開初戦を勝利で終えた日テレ・東京ヴェルディベレーザのMF木下桃香が、新システムの手応えについて語った。 東京NBは3日、相模原ギオンスタジアムで行われた2023-24 WEリーグ第8節ノジマステラ神奈川相模原戦に臨み、2-0で勝利を収めた。 松田岳夫監督はこの日、これまでの[4-4-2]ではなく、新加入選手2人を最前線に置いた攻撃的布陣、[3-3-4]を採用。3人のセンターバックの前にアンカー的に木下が位置し、ボール保持時は菅野奏音と、岩﨑心南が中盤へ。北村菜々美と山本柚月が前線のワイド、ウイング的な立ち位置を取り、神谷千菜が最前線、鈴木陽はセカンドトップのような動きを果たした。 立ち上がり15分ほどはN相模原のプレッシングに手を焼くなど、始めたばかりのシステムゆえに課題は出たものの、先制して以降は、代名詞ともいえるパスワークを生かして東京NBがゲームを支配。新システムでの初陣を終えて木下は、「まだまだ始めたばかりなので、詰めていかなければならないところは多いなとは思いましたが、まずは新しい布陣で勝てたことは良かったです」と、試合を振り返った。 今まで足りなかったクロス攻撃を増やし、ゴールに近づくための幅を広げる狙いで採用した新布陣。目論み通り、クロスから神谷がヘディングで2ゴールを挙げた。 中断期間で取り組んできた新システムを、木下は「前の枚数を増やして、2トップがクロスにも入っていけて、アタッカータイプの選手も置けて、後ろから中盤が関わっていける、強みのあるフォーメーション。その分、後ろはより運動量を増やして、リスク管理も必要」と評する。 「自分にマンツーマンで付かれた時に、ボールが回らなくなるのは課題だなと、改めて感じたので、その時どう攻略していくか、(ビルドアップの)逃げ道のようなものを、個人でもチームとしても、持っておかないといけないと思います」 「ウイングをやる選手は一対一をさせたらがんがんいけるので、(その選手たちを)まだまだ生かし切れていないなと。中盤でボールを回して展開することで、そういう(仕掛けられる)状況をもっと、自分たちのところから作っていきたいです」 2人のセンターフォワードやクロス攻撃に強みを持たせるシステムである一方、ボール捌きや展開力に長けた木下に自由を与え、その能力をより生かすための形にも見えた。 その問いに対し、当人は謙遜したものの、盤面上でも、配給の面でも中心に位置し、タクトを振っている。34分には中盤で相手を1枚剥がしてのスルーパス、後半にはボックスへ顔を出すシーンも見られた。 相手の寄せをプレッシャーと感じさせず、自由に攻撃を彩る10番は、「ボールに関われる開放感のようなものはあります。スペースにタイミング良く顔を出してくれる選手が囲っているので、そこはすごくやりやすいと感じます」との声も残す。 東京NBは次節、3位・アルビレックス新潟レディースとアウェイで対戦。互いに逆転優勝を目指すためには落とせない一戦となる。 「久しぶりに押し込んだところでボールの出し入れができましたが、相手次第なところもあるのかなと思うので、次の試合がどうなるか楽しみです」と、21歳のMFは次戦への期待感を覗かせた。 2024.03.05 15:50 Tue2