ドルトムントにクロップ氏が限定復活! 試合前日から愛弟子指導 「帰ってきた!」「懐かしすぎるだろ」
2024.09.07 16:15 Sat
【動画】クロップ・ドルトムントが限定復活! 試合前日から練習ウェアで選手を指導
Gänsehautmoment für BVB-Fans! Klopp zurück in Schwarz-Gelb.#Klopp #BVB #Dortmund pic.twitter.com/XCqjL8psw2
— Sky Sport (@SkySportDE) September 6, 2024
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日本代表MF守田英正が夏にプレミアへ? スポルティングとの契約延長を断り、1月にも関心寄せたクラブへ移籍か
スポルティングCPに所属する日本代表MF守田英正(29)だが、夏にプレミアリーグに挑戦する可能性が浮上している。 川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせた守田は、2021年1月にサンタ・クララへと完全移籍。2022年7月にスポルティングに加入した。 ポルトガルへ移籍してもボランチとしてのポジションを確保した守田。サンタ・クララでは公式戦59試合で4ゴール3アシストを記録すると、名門・スポルティングでもポジションを掴み、ここまで公式戦109試合で10ゴール11アシストを記録している。 マンチェスター・ユナイテッドを指揮するルベン・アモリム監督からも重宝されていた守田。スポルティングとの契約は2026年夏までとなっている中、契約を延長しない意向であると報道。指揮を執るルイ・ボルジェス監督も噂について言及していた。 「準備はできていない…彼が去るとは誰も言っていなかった。私は守田を素晴らしい選手だと思っている。彼はスポルティングの監督ではなかった時からすでに好きな選手であったが、スポルティングの監督になってからはさらに好きになった」 「彼はクラブと契約を結んでおり、私が頼りにしている選手であり、とても好きな選手だ。だから、その意味では何も考える必要はない。我々は彼がチームを助けられるように復帰できるかを心配している」 現在負傷離脱中の守田の復帰を望むボルジェス監督は、残留を強く望んでいるが、移籍金によってクラブを金銭的に助けられる今シーズン終了後に市場に出るとの見解も示していた。 その守田に対して関心を持っているとされるのがウォルバーハンプトンだ。イギリス『Football Fancast』によれば、この1月にも関心を寄せていたウォルバーハンプトンが夏に再び動くとのこと。移籍金確保のためには売却しなければいけない状況となるため、より安価で獲得できる状況になったためだという。 日本代表としても中心選手としてプレーする守田。相棒であるMF遠藤航(リバプール)も30歳でプレミアリーグに挑戦し、出番が多い訳ではないがユルゲン・クロップ前監督、アルネ・スロット監督の信頼を手にしている。 守田は「過小評価されている」と現地では伝えられており、その能力に目をつけているウォルバーハンプトンが獲得できるのか。夏の動向に注目が集まる。 2025.02.28 13:12 Fri2
「リバプールは近年最高のチームの一つ」CL大一番を控えるPSG、エンリケ監督はチームの成長に自信「このレベルに上がれる能力があると示す機会」
パリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での大一番を前に意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 CLプレーオフではブレストとの同国対決を2戦合計10発で圧倒し、ラウンド16に勝ち上がったPSG。悲願の優勝を目指すチームのラウンド16の相手は、プレミアリーグで絶好調のリバプールとなっている。 CLリーグフェーズも首位通過と、現在欧州クラブの中でも飛び抜けた好調さを見せる相手との対戦だが、PSGもまた現在公式戦10連勝中でリーグ・アン首位を快走しており、屈指の好カードとなるのは間違いない。 試合の前日記者会見に出席したエンリケ監督も、リバプールが屈指の強豪であると認めつつ、スタイルの似たチーム同士の戦いを楽しみたいと意気込んでいる。 「リバプールは近年ヨーロッパで最高のチームの一つだ。今シーズンのCLでも、ここまで最高のプレーを見せるチームとの対戦となる。彼らは最近も、CLで優勝しているからね。ユルゲン・クロップ時代の後でより良い成績を出すのは難しかっただろうが、アルネ・スロットはプレス、守備、攻撃の仕方を知っている完璧なチームを作り上げた」 「彼らは計算された攻撃とカウンターの作り方を知っている。非常に完成されたチームだが、それが我々のモチベーションにもなっている。これは、我々全員がこのレベルに上がれる能力があると示す機会になるだろう」 「我々は非常に若いチームだが、昨シーズンは準決勝まで進出できた。だから、経験値で不利になるとは思わない。今、我々はこのようなビッグマッチで感情を落ち着かせる必要性を知っている。負傷者はなく、全員がこの試合でプレーしたいと望んでいるのだから、これまでやってきたように、自然な形でプレーするよう努めるつもりだ」 「リバプールはヨーロッパでも最高の攻撃力を持つチームの一つだ。我々は切り替えであまり影響を受けないよう注意しなければならない。彼らには攻撃時に電光石火の速さを持つ選手が3人いるのだから、我々は彼らを遅れるようにしなければならない。明日の我々の目標は、相手よりも優れていることだ」 「我々は多くの面で支配する2つのチームだ。明日は、わずかに異なる2つのスタイルだが、相手を支配したいという同じ願望を持っている。試合に持ち込む激しさという点では、リバプールの方がフィジカル面では間違いなく優れているだろう。だが、我々も似たようなチームだ。理論上は、現時点のヨーロッパで見られる最高の試合の 1 つだと思う」 「パルク・デ・プランスの雰囲気は並外れている。私は対戦相手としてそれを経験したこともあるのだ。重苦しく、威圧的な雰囲気を放っている。チームが自分たちの試合を押し付けるのは簡単ではないが、我々はホームの利点を生かしていきたい」 2025.03.05 16:45 Wed3
「第一印象は最高」初来日のクロップ氏がRB大宮に抱いた印象「全ての道のりが楽しみ」…レッドブルで目指す方向は「相手から嫌がられる特別なクラブ」
『レッドブル』のグローバルサッカー部門の責任者を務めるユルゲン・クロップ氏。2025シーズンの明治安田J2リーグの開幕戦に合わせて来日し、新たにレッドブル・グループの一員となったRB大宮アルディージャの開幕ゲームに登場した。 2024年10月に『レッドブル』の傘下に入った大宮。今シーズンからチーム名も変更されると、ホームゲームの様子も一変。開幕戦ではチームバスをレッドブルカーが先導するド派手なパフォーマンスを見せるなど、大きな変化が目に見えて感じられた。 初来日となったというクロップ氏はRB大宮、対戦相手のモンテディオ山形のファン・サポーターも目の当たりにし、日本サッカーの一端に触れた中、試合観戦後にインタビューに応じ、改めて日本サッカーへの印象を語った。 「日本のサッカーを十分体験できたとは言えないが、今回の仕事と観戦を組み合わせることで、前よりも全体像が見えてきた。とはいえ、まだ試合を見る必要がある。観戦の大半はテレビになるだろう。ドイツと日本は少し距離があるからね。今回の印象はとても良かった。スタジアムの雰囲気は非常に良く、サポーターも情熱的だった。第一印象は最高だ」 非常に盛り上がった試合。RB大宮は1-1で迎えたラストプレーで藤井一志がゴール。2-1で勝利を収めていた。 チームの印象についてクロップ氏は「全ての道のりが楽しみだ。素晴らしいアイデアだと思う。日本やアジアにおけるサッカー界との関係を築く素晴らしい方法だ」とコメント。「日本には沢山のサッカー選手がいるが、欧州でプレーしている選手は多くない。国内の選手数から考えると、欧州でプレーしている数は少ない。もちろん サッカーは世界中にあるが、ここが興味深い疑問点で楽しみなところだ」と語り、「RB大宮とはまだ始まったばかりだが、非常に楽しみだ。日本で様々な人に会い、現状の印象を持つことができた。このあとドイツへ戻り、何ができるのか考えていく予定だ。これがプランだ」と、自身が感じとったものを元に、考えていきたいと語った。 試合の観戦を終えたクロップ氏は、クラブハウスを訪れてトップチームとWEリーグを戦う大宮アルディージャVENTUSの選手たちと顔合わせ。さらにはアカデミーの施設も訪れていた。 監督としてもドルトムントやリバプールでタイトルを獲得するなど結果を残してきたクロップ氏。自身の哲学の伝え方についても明かした。 「監督時代は難しくなかった。選手と私の距離を近づけるだけだった。選手たちと親密な関係ができれば、メディアや他の意見より私の考えを重視するようになっていたこのような関係を選手全員と築いていたので、チーム一丸となって外の世界と戦うことができていた」 「このような一体感というか、チームスピリットが私は好きなので、今は完全に異なる仕事だが、同じ一体感を作ろうとしている。私は最高の監督ではないし 最強クラブを率いた経験もないが、度々最強相手に勝利できていた。相手から嫌がられる特別なクラブにすることが目標だ」 ドルトムントではブンデスリーガを連覇、リバプールではプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ(CL)など数々のタイトルを獲得。また、香川真司、南野拓実、遠藤航と日本人選手も指導してきた。 その中で、監督業を離れて『レッドブル』入りを果たしたクロップ氏。その理由についても語った。 「自分に変化を加えたかった。監督の仕事は好きだった。激烈な日々だった。その生活を約24年続けたあと、変化を加えたくなった。監督の才能は自覚しているが、続けるには人生は短すぎると思っている。そして、自分にどんな選択肢があるのか見てみたかった」 「幸運なことに頃合いよく、オリバー・ミンツラフから話が来た。レッドブルはグローバルサッカーに以前から取り組んでいたが、彼らはビジネス側ではなくサッカー側の人間を加えたがっていた。その話を聞いて、すぐに興味を持った。これが経緯だ」 「また 以前から旅に興味があった。観光旅行も悪くないが、目的や仕事のための旅だ。私はそっちが好きだ。なぜなら様々な人と違うレベルで出会えるからだ。もちろん観光的に美しい建物や皇居も楽しむこともあるが、多くの人と会う中で共に働く方が、本気度が違うので、相手をよく理解できる。今はまさに、理解していく段階なので、大いに楽しんでいる」 「当然ながら、就任する前は自分が貢献できるかどうか熟考した。とはいえ 私は昔から自信がある方だ。もちろん、100%の自信ではないが、役立ち、好影響を与えられる感触がある。なので、気分が良く取り組めている」 「多くのレッドブル社員にも会ったが、全員情熱的だった。ブランドと会社を愛する社員が多いことは、私にとってとても重要な情報だ。楽しめている人が多いなら、良い環境のはずだからだ」 新たな一歩を踏み出し、新たなチャレンジを始めたクロップ氏。そのレッドブル・グループのチームとしてRB大宮も加わった中、日本以外にもブラジル、アメリカ、ヨーロッパで視察を重ね、レッドブルのサッカーを学んでいる。 「情熱的な人が多い。これは特別なことだと思う。当然ながら、私は年老いてきたが、なぜかいつも若者と仕事をしてきた。サッカー選手なので若いのは当然だが、レッドブルも、どのオフィスを訪れても情熱的な若者たちが私たちのために働いている。とてもクールなことだと思うし その理由も理解できる。レッドブルは世界一クールなブランドのひとつだからだ。実に素晴らしいことだと思う」 「ブラジル、米国、日本はそれぞれ異なるが、愛する気持ちは全員同じだ。では、このカルチャーをどう保つのか? このカルチャーをどう活用するのか? どこをどう微調整すれば良いのか?サッカーはドイツで一番人気のスポーツだが、アメリカと日本では違う。ブラジルは同じく一番人気だ。この違いはどこから来るのか? 私たちは各国の育成にどう寄与できるのか?やることは山積みだ」 「しかし、それらについて考える時間はない。実際、監督時代も体験を正しく処理できなかった。だから、帰国後にしっかり時間をかけて体験を処理していきたい。体験した直後にやるべきことや重要な点をきちんと整理するのは難しい。まずは体験するしかない。今はそれを続けていく」 国が違えば文化も異なり、サッカーが置かれている立場も大きく異なる。ただ、それぞれに合わせていくことが大きな仕事であり、クロップ氏に期待されていることだ。 初めて来日したクロップ氏。RB大宮がある以上、再び来日する機会はあるはずだ。最後に日本の印象についても語り、多くを味わえなかったが、良い印象を持ったようだ。 「日本は見られなかった。東京の一部を見たけど、東京も広いので 見ていないに等しいな。とはいえ、素晴らしかった。日本を知らない人にひとつ言えるのは、食べ物が最高ということだ。あれはすごい。100%自分好みの味だ。日本食は前から食べていたが、日本で食べるのは初めてだった。完全に別物で、本当に素晴らしかった」 「東京の活気もクレイジーだ。昨晩少し外出したが 雰囲気が気に入った。街の楽しげなムードが良かった。クールだった。東京がバーで有名かどうかは知らないが、昨晩立ち寄ったバーも良かった。自由時間は短かったが 多少は観光できたし、第一印象はまさに最高だった」 「以前は 知っている人から話を聞いて日本を想像するだけだった。つまり、シンジ、タクミ、ワタルから聞いて良いイメージを持っていた。そして今回初めて見て回ったが、素晴らしかった。どの国も同じで、住めば不満が出てくるだろう。しかし 数日訪れるだけなら日本は本当に特別だ」 新たな一歩を踏み出しているクロップ氏、そしてRB大宮。日本のサッカーに新たな風を呼び込んでいくことは間違いなさそうだ。 2025.02.28 21:50 Fri4
リバプール、2023-24シーズンは108.4億円の損失に…商業収入は増加もCL不出場や人件費等が高騰
リバプールが2023-24シーズンの財務状況を報告。前のシーズンから損失が増加したという。イギリス『BBC』が伝えた。 リバプールは2024年5月31日までの年間の損失が5700万ポンド(約108億4000万円)になったとのこと。これは4800万ポンド(約91億3000万円)も増加したことになったという。 一方で、クラブとしての収益は2000万ポンド(約38億円)増加し、6億1400万ポンド(約1167億7000万円)に。商業収入は3600万ポンド(約68億5000万円)増加し、3億800万ポンド(約585億8000万円)になったという。 リバプールが年間で3億ポンド(約570億5000万円)を超える商業収入を手にしたのは初めてとなった。 2023-24シーズンはユルゲン・クロップ監督が率いた最後のシーズンとなり、カラバオ・カップで優勝。プレミアリーグは3位、FAカップとヨーロッパリーグはベスト8だった。 チャンピオンズリーグ(CL)出場を逃したのは2016-17シーズン以来となっており、メディアの収入が3800万ポンド(約72億3000万円)減少し、2億400万ポンド(約388億円)だったという。 夏にはアレクシス・マク・アリスター、ドミニク・ソボスライ、遠藤航、ライアン・グラフェンベルフと中盤を補強し、1億6500万ポンド(約313億8000万円)を費やしていた。 アンフィールドのスタンドが新たに作られたこと、さらにホームゲームが増えたこともあり、試合に関わる収益は1億200万ポンド(約194億円)になったが、人件費などの諸経費が6億ポンド(約1141億円)となっていた。なお、人件費は2018年以降86%も増加し、3億8600万ポンド(約734億円)になっているという。 今シーズンはアルネ・スロット監督が率い、チームは2位のアーセナルに勝ち点差13をつけて首位を独走中。チャンピオンズリーグ(CL)もラウンド16に勝ち残っている。 2025.02.28 22:45 Fri5
「我々は“RB”」初陣で劇的勝利を収めたRB大宮、スタイルを見せ続けた先の歓喜に長澤徹監督「姿勢は良かった」…クロップ氏との交流は「めっちゃ喋りたいんですけど…」と明かせず
RB大宮アルディージャとしての初陣を劇的勝利で終えた中、長澤徹監督が試合を振り返った。 15日、明治安田J2リーグが開幕。新たなクラブ名となったRB大宮はホームにモンテディオ山形を迎えた。 2024シーズンはクラブ史上初のJ3を戦った大宮だが、しっかりと優勝を果たして1年で復帰。対する山形は、3シーズン連続でJ1昇格プレーオフに挑戦したが、またしても敗れてJ2を戦うこととなった。 昨シーズンの成績だけを見れば、J3の1位とJ2の4位と大きく離れた両者だったが、ホームのRB大宮は、いきなりらしさを見せつけた。 積極的な前線からのプレス、さらに強度も高く、運動量を落とさずにボールを奪いにいくスタイルを見せ、まさに“RB”のスタイルを見せつけた。しかし、何度か訪れたチャンスを生かせずにゴールレスで前半は終了。それでも52分に連続したCKから濱田水輝がヘディングで合わせて先制に成功。その後も押し込み続けた。 しかし、66分に左サイドを崩されると、最後は土居聖真に決められ同点に。その後も攻め立てるがゴールを奪えず、引き分けに終わるかと思われた中、後半アディショナルタイム7分にCKのこぼれ球をスクランブル投入されていた藤井一志が押し込み勝ち越しに成功。その後に試合は終了し、開幕戦で劇的勝利を収めることに成功した。 山形のファン・サポーターも含め、大観衆が訪れた試合。長澤監督はファン・サポーターにまずは感謝し、開幕戦特有の難しさも感じたとコメント。運が少し向いたことでの勝利だと振り返った。 「1万3400人ほどのサポーターの方が集まってくれて、昨シーズンからそうなのですが、本当に勝たせてもらったゲームだと思っています。ありがとうございます」 「試合の方は、今日は各地で開幕戦をやっていると思うのですが、“ザ・開幕戦”という形で少し硬かったかなと思います。前半に1つヘディングで叩かれた部分があったのですが、それ以外はソリッドに進められていたので、粘り強くいっていれば何か起こるかなと思っていました」 「やはり開幕戦なのでセットプレーを非常に重要視していましたが、NACK5でやるときはかなりセットプレーでアドバンテージを持っていて、昨シーズンは本当に厳しいJ3の中で手に入れたものなので、しっかりレスポンスできた選手は褒めてやりたいと思います」 「そこから当然しっかりゲームを進めながら、2つ目という戦いでしたが、結構決定機やファイナルプレーで「あれ?」っていうプレーとか、(小島)幹敏が入っていったプレーとかでちょっと逃していたので、大丈夫かな?と思っていたら、しっかりと山形さんは素晴らしいチームなので、その流れの裏側で得点を決められ、打ち合いという形で持っていきました」 「相手も一気に交代してきましたし、我々も交代選手を出してパワーをかけて行って、どちらに転んでもおかしくないゲームだったと思います。我々に少し運があって、山形さんに少し運がなかったのかなという結末だと思います」 試合を振り返った長澤監督だが、チームが見せた新たなスタンスに一定の手応え。この先も続けていきたいとした。 「ただ、山形さんとはもう1試合ありますし、ここからはリーグ戦の2試合目に入っていくので、しっかりと反省する部分は反省する。ただ、自分たちの立ち位置はしっかり決まっていて、ボールを持ってポゼッションしまくるわけでもなく、ドン引きしてカウンターを狙うわけでもなく、我々は“RB”なので、ボールを奪いに行って、必要であれば早く攻めるし、必要であればしっかりボールを握るという、第3の立ち位置としてしっかり構築していくことと、今日は立ち位置を確認できたので、自分たちのスタイルでしっかり進んでいきたいと思います」 チームが目指すやり方、“RB”としての戦い方も示せたRB大宮。初陣でしっかりと勝利できたことは、この先の戦いにとっても大きいと振り返った。 「チームというよりも、開幕戦とクラスをチェンジして上がってきたので、白星は凄く大事です。色々なことがあっても、リーグが進んでいく上で5試合ぐらい白星がないと当然別の戦い方になって、リーグ全般を通して開幕戦は結果が大事だと思っていました。内容が付けばもちろん良いですが、そうはいかないというのは山形さんが素晴らしいチームだとわかっていたので、その2点でしっかり白星を取れたことは、非常に前進できるかなと思います」 新体制発表のイベントでは「全てのゲームで襲い掛かります」と語っていた長澤監督だが、開幕戦からその片鱗を選手たちは見せていた。 「今を持っている力の部分では非常にインターセプトやルーズボールなどを拾えました。もちろん圧倒はまだまだできませんが、その姿勢に関しては、良しとします」 「今はまだ冬場なので、走らないと風邪ひいちゃいますし、よく走っていると思います。これをベースに戦うことは我々決めていますが、まだマックスではないです。ただ、今持っている力を出したと思います」 一定の評価を下した長澤監督。選手を交代してもその戦い方は変わらず、最終的には勝利をもぎ取ることに成功。「今シーズンは交代で入ってくる選手のスペックが非常に高いので、交代の準備をしてきました」と、選手総出で戦っていく準備はしていたという。 出色の出来を見せたのはキャプテンでもある新加入のガブリエウ。危険なシーンには必ず顔を出し、山形の攻撃の芽を摘んでいた。 「力は分かっていました。上のステージでやるに十分力を持っている選手です。我々のプロジェクトに共鳴してくれました」と語り、「彼自身が素晴らしいというか、彼の本当の能力は周りの能力を引き立たせる。それが一番素晴らしいことで、外国人選手としては珍しいと思います。自分の背中でも見せるし、コーチングでも見せるので、我々にとっては素晴らしい貢献です」と、RB大宮でのデビュー戦でもしっかりとその力を見せてくれたと称えた。 まずは良い一歩を踏み出したRB大宮。ただ、驕ることはなく、しっかりと地に足をつけて、積み上げていくと長澤監督は強調する。 「ミーティングで言ったのは、2年前19位で降格しているので、19位で帰ってきただけだと伝えました。こうやって皆さんが注目してくれたり、RBがしっかりサポートしてくれる体制はありますが、そこは勘違いせずにというか、やはり元に戻ったポジションから我々はどう戦っていくか。山形には挑戦しようと。それは揺るぎない事実です」 「RBもサポートはしてくれますが、アシストやヘルプではないので、我々の姿勢に対してサポートしてくれるという強い言葉をいただいているので、我々次第だと思います。J2は始まりましたが、しっかりやっていきたいです」 「勝って兜の緒を締めよ」とは言ったもの。開幕戦の劇的勝利に浮かれることなく、目線は次節のホームゲーム。勝ち点1に終わらず、勝ち点3にできたことを勢いに変えられるか注目だ。 なお、この試合にはレッドブルのフットボール部門の責任者に就任したユルゲン・クロップ氏が登場。RBとして日本での最初のゲームということもあり、キックオフセレモニーで姿を見せた。 ドルトムントやリバプールで指揮したこともあり、スタンドもどよめきが。長澤監督はクロップ氏とのやりとりがあったようだが、「めっちゃ喋りたいんですけど、試合のこと以外喋るなとめっちゃ言われているので、すいません(笑)。申し訳ないです」と、会見ではノーコメントに。ただ、チームバスの装飾や、レッドブルカーに先導されてのスタジアム入りなど、多くの変化が見られたことについては「選手は本当に幸せだなと思います。昨年、非常に厳しい環境の中で試合をやってきた選手が多いので、そういった意味では勝ち取った後に何があるかというのを感じられたと思います」と、しっかりと報いを受けられていることを喜んでいた。 <span class="paragraph-title">【動画】後半ATのラストプレーで藤井一志が劇的決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IqySZQP2d-Q";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.15 21:25 Satドルトムントの人気記事ランキング
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トーマス・ミュラーがニコ・コバチ体制時代の不遇を簡潔に回想「移籍したかった」
バイエルンの元ドイツ代表MFトーマス・ミュラー(35)が、ドイツ紙『Spiegel』でニコ・コバチ監督時代の不遇を簡潔に振り返った。 バイエルンは2018-19シーズンから翌19-20シーズンの序盤まで、元クロアチア代表MFのニコ・コバチ氏(現ドルトムント)が指揮。18-19シーズンは国内2冠も、指揮官がミュラーやGKマヌエル・ノイアーら重鎮選手を掌握できていないと当時頻繁に報じられていた。 ミュラーは当時まだ30歳前後でプレーヤーとして脂が乗っており、ドイツ代表からも退けられてバイエルンに集中できていた時期。しかし、19-20シーズンに入ると、ニコ・コバチ監督からベンチスタートの命令が急増した。 また、指揮官は当時、ミュラーについて「緊急時に出場機会を伸ばすだろう」とメディア向けにコメント。“保険扱い”が波紋を呼んで各方面へ謝罪行脚も、やはりミュラーらとの関係性に問題があることを自ら露呈していた。 ミュラーは『Spiegel』のインタビューでこの頃を回想し、「クラブに対して『状況が変わらないなら冬に移籍する』と伝えた。クラブには『12月になったら話し合おう』と言われたが、実際に協議はしなかったよ。あの監督が去ったからね」と簡潔にコメント。 ニコ・コバチ監督は2019年11月のフランクフルト戦で1-5というショッキングな大敗を喫し、直後に解任。ミュラーは後任となったハンジ・フリック監督(現バルセロナ)のもとで序列を回復し、最終的にこのシーズンのバイエルンはCL優勝を含む3冠“トレブル”を達成した。 2025.02.28 17:50 Fri2
ファン・ダイクの後継者探すリバプール、ドルトムントDFシュロッターベックの獲得を検討か
リバプールが今夏の移籍市場で守備陣の強化を模索しているようだ。 今シーズン、アルネ・スロット監督の下でプレミアリーグ首位を独走するリバプール。EFLカップ(カラバオカップ)も決勝進出するなど順調な歩みを見せていたが、チャンピオンズリーグ(CL)はパリ・サンジェルマン(PSG)相手に敗れてベスト16で姿を消すことになった。 PSG戦はクオリティ面で下回り、チームにはまだ改善の余地が大きく残されていると判明。今シーズンはスロット監督からの信頼をまったく得られていないフェデリコ・キエーザが唯一の補強だったこともあり、今夏こそ大規模なスカッド強化が期待されている。 そんな中で、イギリス『デイリー・メール』によると、リバプールは今季までとなる契約の延長交渉が進まず、仮に残ったとしても夏に34歳を迎えるヴィルヒル・ファン・ダイクの後継者をリストアップ。ドルトムントのDFニコ・シュロッターベック(25)は主要なターゲットになったと報じられている。 シュロッターベックは2022年夏にドルトムントへ加入すると主力センターバックに定着し、今季も公式戦34試合に出場。リバプールは同選手のリーダーシップを高く評価しており、4200万ポンド(約80億円)のオファーを準備しているようだ。 ドルトムント側は慰留に努めたいところだが、今季はブンデスリーガで10位に低迷中。仮に来季のCL出場権を逃してしまうと、主力の引き留めが難しくなる可能性もある。 2025.03.12 13:50 Wed3
【CLラウンド16・2ndレグ・プレビュー②】接戦必至のマドリード・ダービー決着へ
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグの残り4試合が12日に行われる。ここでは2日目の4試合の展望を紹介していく。 ◆CLラウンド16・2ndレグ② ▽3/12(水) 《26:45》 リールvsドルトムント 《29:00》 アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリー アーセナルvsPSV アストン・ビラvsクラブ・ブルージュ ◆《アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリー》 先週行われた1stレグではゴラッソの応酬となった中、レアル・マドリーがホームで2-1と先勝したマドリード・ダービー。ホームで逆転突破を狙うアトレティコは3日前のラ・リーガではFWアンヘル・コレアの退場が響いてヘタフェに逆転負けし、公式戦連敗となった。ラ・リーガ首位浮上の好機を逸した中、切り替えてダービーに向かえるか。ヘタフェ戦で主力を起用した弊害が気になるところだ。 対するレアル・マドリーは直近のラージョ戦をFWムバッペとFWヴィニシウスのゴールで勝ち切り、オサスナ戦が延期となった首位バルセロナに勝ち点で並んだ。難敵相手の厳しい試合を制して良い流れの中、引き分けでもベスト8進出となる接戦必至のダービーを乗り切ることはできるか。 ◆《アーセナルvsPSV》 1stレグではアーセナルが敵地で7発圧勝の歴史的な勝利を飾ったこのカード。ノックアウトラウンドにおけるCLアウェイ最多ゴール記録を樹立した中、直近のマンチェスター・ユナイテッド戦では1-1の引き分けに終わった。プレミアリーグ優勝は絶望的となっているが、タイトルの可能性があるCLでまずはベスト8進出としたい。 ◆《アストン・ビラvsクラブ・ブルージュ》 リーグフェーズで対戦した際にはブルージュに軍配が上がっていた対戦。アストン・ビラが敵地で3-1と勝利し先勝とした。拮抗した内容だった中、終盤の2発で勝ち切れたのはアストン・ビラにとって大きなアドバンテージに。圧倒的な強さを誇るビラ・パークで初出場ながら8強入りの快挙となるか。 ◆《リールvsドルトムント》 1stレグでは譲らず1-1のドロー決着で終えていた一戦。後半に優勢を取り、敵地で引き分けたリールに若干の分がありそうだが、2ndレグも拮抗した展開となりそうだ。 リールは1stレグ後のモンペリエ戦を主力を起用して1-0の勝利。良い流れで2ndレグに向かっている。一方、ドルトムントも主力を投入したもののアウグスブルクに0-1で敗戦。リール戦の後半から内容面で乏しい状況が続くが、コバチ監督はこの短い期間で修正できるか。 ◆CLラウンド16・2ndレグ結果 ▽3/11(火) バルセロナ 3-1 ベンフィカ リバプール 0-1(PK1-4) パリ・サンジェルマン レバークーゼン 0-2 バイエルン インテル 2-1 フェイエノールト 2025.03.12 18:00 Wed4
監督交代後もドルトムントの苦戦変わらず…今季の結果次第でコバチ監督は夏に去る可能性?
ドルトムントのニコ・コバチ監督(53)は、成績次第で今夏にクラブを去る可能性があるようだ。 今シーズンはクラブOBでもあったヌリ・シャヒン監督の下で臨むも、思うような成績を残せていなかったドルトムント。ブンデスリーガ、チャンピオンズリーグ(CL)での苦戦を受けて先月にシャヒン監督を解任すると、新たにコバチ監督が今年2月に就任した。 しかし、コバチ監督就任後もブンデスリーガ直近5試合は2勝3敗。順位は10位に低迷しており、トップ4とは差をつけられつつある。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、仮に目標を達成できなかった場合、コバチ監督は解任される可能性もある模様。その目標はチャンピオンズリーグ出場権獲得であり、最低でもヨーロッパリーグ出場権獲得は求められるようだ。 ドルトムントの現在のスカッドは、CL出場を前提に作られたもの。仮にそのCLに出られないとすれば、高給取りも多いチームは財政的に非常に大きな打撃となってしまうと報じられている。 ドルトムントは当初コバチ監督との早期の別れを予定しておらず、仮に解任となればすべてのコーチ陣に対して合計300万ユーロ(約4億8000万円)の違約金を支払う必要があるとのこと。また、コバチ監督に対してはそのほかに、基本給の50%に相当する退職金を支払う契約になっているようだ。ちなみにコバチ監督の給与は300万~400万ユーロとなっており、これは前任のシャヒン氏より高額だという。 ドルトムントはそのシャヒン氏や、2月に解任したテクニカル・ディレクターのスヴェン・ミスリンタート氏への違約金も支払っており、クラブの迷走がそのまま負担となってしまっている。 2025.03.11 12:05 Tue5