“昇格へ本気” 一時は経営破綻のセリエB・パレルモ、セリエAクラブからエース強奪に成功

2025.02.02 19:52 Sun
フィンランド代表FWヨエル・ポヒャンパロ(30)
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フィンランド代表FWヨエル・ポヒャンパロ(30)
かつてセリエAを彩ったピンク軍団のパレルモが、“昇格へ本気”の博打補強に打って出た。
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21世紀初頭から十数年ほど、セリエAの中でもとりわけ馴染み深いクラブだったパレルモ。何よりも「ピンク」のユニフォームが目を引き、時代によってルカ・トーニハビエル・パストーレエディンソン・カバーニパウロ・ディバラといった役者がチームを牽引。セリエAの第二勢力として、常にCL権を争った。
しかし、良くも悪くも“面白い”名物オーナー、マウリツィオ・ザンパリーニ氏の限界が次第に表面化。2019-20シーズン、とうとう経営破綻でセリエDへの強制降格を余儀なくされた。

それでも、22-23シーズンにセリエBまで這い上がり、同じタイミングでシティ・フットボール・グループ(CFG)の傘下に。現在はニューヨーク・マンハッタンでプロモーション活動を行うなど、国際戦略にも力を入れている。
そんななか、今季のセリエBで現在8位。このままいけば昇格プレーオフだが、上下に僅差でライバルたちがひしめき合い、2016-17シーズン以来となるセリエA復帰へはまだまだ遠い。

ひとつでも順位を上げるには「得点力が必要」と捉えたのか、セリエA・ヴェネツィアでキャプテンを担うフィンランド代表FWヨエル・ポヒャンパロ(30)の獲得へオファーを出し、ここにきて交渉成立…ヴェネツィア不動のエース、今季セリエAで6得点という選手を、セリエBのパレルモが引き抜くことに成功したのである。

イタリア『カルチョメルカート』によると、ポヒャンパロは2日、パレルモと友好関係のユベントスでメディカルチェックを実施。移籍金はセリエBクラブにしては相当な大金であるはずの475万ユーロ(約7.6億円)だという。

これを受け、主将兼主砲ポヒャンパロを失うヴェネツィアのサポーターは、売却を決定したクラブに怒り心頭だという。何せ、ヴァネツィアはセリエB降格圏の19位に沈んでいる。



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