デ・ロッシ電撃解任でユリッチ初陣ローマが首位ウディネに完勝で今季初勝利! ドフビク2戦連発など3ゴール【セリエA】

2024.09.23 03:17 Mon
激動ローマが今季初勝利
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激動ローマが今季初勝利
セリエA第5節、ローマvsウディネーゼが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で勝利した。
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開幕3分け1敗と低調なスタートを切ったローマは今週ミッドウィークにデ・ロッシ監督を電撃解任。その後任に前トリノ指揮官のユリッチ監督を招へいしたが、クラブ首脳のレジェンド切りに対しては選手サイド、ティフォージからの反発が強く、首位ウディネーゼをホームで迎え撃ったこの一戦の当日にはスルークCEOが電撃辞任。混迷極まる中での新体制初陣となった。ユリッチ監督は勝利必須の一戦に向けて1-1のドローに終わったジェノア戦から先発2人を変更。長期離脱のサーレマーケルスに代えてチェリク、マヌ・コネに代えてペッレグリーニを起用した。
オーナーのフリードキン・ファミリーへの抗議の一環でクルヴァ・スッドのティフォージがボイコットと共に批判的なバナーを掲げるなど、不穏な空気の中でスタートした試合。

デ・ロッシ監督解任の責任を痛感する選手たちが目の色を変えてアグレッシブな入りを見せると、首位チーム相手にハーフコートゲームを展開していくローマ。開始直後にボックス内のエル・シャーラウィがいきなり決定機に顔を出すと、以降もピジッリ、ペッレグリーニといった生え抜きの選手たちが積極果敢なプレーでフィニッシュに絡んでいく。
3バックのサイドのアンヘリーニョやマンチーニも攻撃参加を仕掛けるなど、攻撃的な[3-5-2(3-4-2-1)]の使い手である新指揮官の色も見受けられるジャッロロッシ。すると、その勢いのまま先制点を奪い切る。

19分、ピジッリの縦パスを中央に絞って受けたエル・シャーラウィが左に流れるドフビクへ絶妙なスルーパスを供給。これに抜け出したドフビクが左足シュートをゴール右隅に流し込んだ。

ドフビクの2試合連続ゴールで先制後も前がかりな戦いを継続するローマ。以降もアグレッシブな守備から縦に速い攻撃を仕掛けてペッレグリーニやエル・シャーラウィ、チェリクとボックス付近で積極的に足を振っていくが、相手の体を張った守備に阻まれて追加点を奪うまでには至らなかった。

それでも、後半も攻勢を仕掛けたローマは立ち上がりにボックス内で仕掛けたディバラがPKを獲得。これを自ら右隅へ決め切って幸先よく追加点を奪う。

この直後にも波状攻撃からクリスタンテが決定機を迎えるなどきっちりとゲームをコントロールする。66分には絶好調のトヴァンにボックス内で決定的なシュートを打たれるが、枠の右隅を捉えたシュートはGKスヴィラルのビッグセーブで阻む。

その後、69分にはヒザを痛めたペッレグリーニに代えてバルダンツィを投入すると、この交代策が見事に嵌る。70分、ドフビクのスルーパスでボックス左に抜け出したバルダンツィが冷静にGKとの一対一を制し、加入2年目で待望の初ゴールを挙げた。

これで勝利を決定的なモノとしてホームチームは殊勲のディバラやエル・シャーラウィ、クリスタンテを下げてスーレ、コネ、エルモソの新戦力をピッチに送り出し、このままクリーンシートでクローズした。

そして、激動の数日間を経て首位のウディネーゼに完勝したローマがユリッチ新体制の初陣を飾る今季セリエA初勝利を収めた。

ローマ 3-0 ウディネーゼ
【ローマ】
アルテム・ドフビク(前19)
パウロ・ディバラ(後4[PK])
トンマーゾ・バルダンツィ(後25)

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「1億ユーロを投資してCLに出場できなければ、それは完全な失敗」…トッティ氏が古巣ローマ語る…復帰に含みも「誰も私に連絡を取らない」

ローマのレジェンドである元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が、古巣に対して包み隠さぬ思いを語っている。イタリア『Il Messaggero』が伝えている。 クラブ歴代最多の公式戦786試合に出場し307ゴールを挙げるなど、28年間もの長きに渡ってローマ一筋のキャリアを歩んだトッティ氏。しかし、2019年6月にテクニカルディレクター(TD)の職を辞して30年間を過ごした愛するクラブを離れた。 以降は幾度となく幹部職での古巣帰還の可能性が取り沙汰されるが、「ローマでは私の復帰について多くの議論があるが、実のところ何も問題はない。誰も私に連絡を取らない」と、自身に復帰の気持ちはあるものの、クラブサイドから具体的なアプローチがないとの内情を明かした。 「(オファーが来ない理由は)わからない。忠誠心が強すぎるのかもしれないし、誠実すぎるのかもしれない。私は扱いにくい人物なのかもしれない。私が言うことは考慮されるが、他の人の言うことは考慮されない。まるで、クラブ内に重要な人物がいることを恐れているかのようだ」 「彼らは私のような人間は役に立たないと思っているが、それは真実ではない。私は役に立てる。しかし、それは私の問題ではない。誰も私に電話をしてくれないのなら…私はドアをノックする者ではない」 その話の流れで国内クラブのレジェンドの扱いに関する不満も吐露。 「なぜ私や(パオロ・)マルディーニ、(アレッサンドロ・)デル・ピエロのようなクラブのレジェンドがそれぞれのクラブから除外されたのかって? 重荷になるし、重要な名前が他のすべてを覆い隠してしまう。しかし、有能で重要な人物であっても同じことが起こる。我々が考慮に入れられなければ、明らかに他の目的や考えに縛られている」 さらに、依然としてダニエレ・デ・ロッシ監督と良好な関係性を築くなか、クラブからオファーが届いた場合、現役時代同様の二人三脚でジャッロロッシのために働く覚悟はあると語っている。 「私はスポーツディレクターにはなれないが、(ズラタン・)イブラヒモビッチや(ハビエル・)サネッティが担っていたような役割を担うかもしれない。クラブ、チーム、監督の間の窓口役だ。要するに、テクニカルディレクターのような人物だ。顔を見せ、ありのままを語る人物、とてもシンプルだ。問題があったときだけ呼ばれる役ではなく、運営上の役目だ」 「デ・ロッシ? ダニエレと問題を抱えたことは一度もない。彼のために手を差し伸べるのではなく、腕を差し伸べて、気分を良くして落ち着かせてあげる。それに、当然のことだが、私がクラブのために働くなら、まるでダニエレのために働いているかのようだ。私たちは一緒に歩むだろう」 クラブに対する忠誠心や愛情を感じさせる発言を繰り返してきたレジェンドだが、若手発掘を目的とした『CT10 Management』というエージェンシーの経営に携わるなどチーム補強に関して一家言を持つだけに、今夏積極補強を敢行した古巣の動きに関しては、今後の各選手のパフォーマンスを見守る必要があるとしながらも、明らかに納得はいっていないようだ。 「ローマの移籍ビジネスは気に入ったか? イエスでもあり、ノーでもある。結局、この移籍市場では、序盤に加入したプレーヤーも最終盤に加入したプレーヤーも混在し、多額の資金が投入された。7000万ユーロあれば、他の選択肢もあっただろうし、違った使い方もできたはずだ」 「最後のほうで、彼らはあらゆることを試し、すべてを危険にさらした。今は、ピッチ上でチームをうまくまとめ、プレーヤーが最高のコンディションに戻れるようにすることがダニエレの責任だ」 「ローマが移籍市場で狂ったように資金をつぎ込んでいるのを見ると、もちろん彼らはチャンピオンズリーグに出場しなければならない。1億ユーロを投資してそこに出場できなければ、それは完全な失敗だ。それに、チャンピオンズリーグに出場できなければ、ダニエレは解雇されるだろう」 クラブの補強面に苦言を呈したものの、やはり同じローマっ子の後輩は可愛いようで、デ・ロッシ監督と現カピターノであるイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニに対しては、厳しくも思いやりのある言葉で成功を祈った。 「ダニエレは信頼できる人たちに囲まれていなければならない。尊敬される存在にならなければならない。スタッフ、身近な人たち、手を貸してくれる人たち、自分のミスを理解させてくれる人たちに頼らなければならない。ダニエレには強力で信頼できるチームがある。彼は場所、環境、クラブをよく知っており、成功するだろうと私は期待しているし、そう思っている」 「ペッレグリーニ? ロレンツォは好きだが、重要なのはピッチだけだ。彼は最近、本来の力を発揮できていない。残念ながら、それが現実だ。ローマは特別な場所だから、周囲の反応は予想できる。人々はユニフォームへの愛着も求めているが、100%の力を発揮することも求めている。そして、カピターノである彼には、他のプレーヤーよりも大きな責任がある」 2024.09.12 17:45 Thu
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開幕4戦未勝利のローマがデ・ロッシ監督を電撃解任、早期の立て直しを決断

ローマは18日、ダニエレ・デ・ロッシ監督(41)の解任を発表した。なお、後任に関しては決定次第の発表となる。 現役時代は下部組織時代から過ごしたローマで17シーズンを過ごし、その後はボカ・ジュニアーズでプレーし現役を引退したデ・ロッシ監督。イタリア代表のコーチやSPALで監督を務めて中、ジョゼ・モウリーニョ監督の解任を受け、2024年1月から監督に就任した。 2023-24シーズンは公式戦26試合を指揮し、14勝6分け6敗。ヨーロッパリーグでは準決勝でレバークーゼンに敗れベスト4の成績を残していた。 今シーズンはここまで開幕4試合を戦い、セリエAでは3分け1敗と勝利なし。クラブは「この決定は、シーズンがまだ始まったばかりの時期に、望ましい道を速やかに再開できるよう、チームの利益を考慮して採用されたものである」と、解任に至った理由を説明している。 今夏のローマは、レンタル移籍でプレーしていた選手が退団したものの、FWアルテム・ドフビク、FWマティアス・スーレ、DFマリオ・エルモソ、DFマッツ・フンメルスなどを補強。攻守に戦力を揃えた中、ここまで4試合でわずか2ゴールと攻撃陣が低調な出来に終わっていた。 2024.09.18 16:17 Wed

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