アルゼンチン&ブラジルが揃って敗れる…コロンビアはコパ決勝のリベンジ達成で2位浮上【2026年W杯南米予選】

2024.09.11 12:20 Wed
アルゼンチン撃破の1G1Aをマークしたハメス
Getty Images
アルゼンチン撃破の1G1Aをマークしたハメス
2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第8節の5試合が10日に行われた。
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今節では3位コロンビア代表と首位アルゼンチンの直接対決が実現。先のコパ・アメリカ2024決勝で涙したコロンビアにとって、早々に巡ったリベンジ戦にもなり、負傷のリオネル・メッシを欠くアルゼンチンをホームに迎え撃った。アルゼンチンは相手バックラインのビルドアップを突いた流れから先制機を作り出すシーンもあったが、25分に左CKのショートコーナーからリターンを受けたハメス・ロドリゲスがクロスを上げると、中央のジェルソン・モスケラがヘッドで叩き込み、コロンビアが先手を奪う。
そのまま試合を折り返したコロンビアだが、後半早々の48分に自陣での横パスをニコラス・ゴンサレスにかっさらわれ、ピンチ。奪った流れでそのまま裏を抜け出したニコラス・ゴンサレスがボックス左から左足フィニッシュで蹴り込み、追いつく。

ミスから追いつかれてしまったコロンビアだが、60分に敵陣中央をショートパスで崩しにかかり、ボックス右で中に切り込もうとしたダニエル・ムニョスが相手のファウルを誘発。VARからのOFRでPKジャッジとなり、これをハメスが冷静に決め切り、再び一歩前に出た。
その後のチャンスを仕留め切れず、守備に回る時間もあったコロンビアだが、見事に2-1の勝利でリベンジ達成。2戦ぶり白星で無敗を続け、2位に浮上した。一方、アルゼンチンは今予選2敗目。首位の座をキープしたが、2位コロンビアと2ポイント差に縮まった。

また、5戦ぶり白星で4位浮上のブラジル代表も7位パラグアイ代表とのアウェイ戦を0-1の黒星。20分にディエゴ・ゴメスのゴールを先制されると、ヴィニシウス・ジュニオールロドリゴ・ゴエスら攻撃陣も封じられ、2戦ぶりの黒星で順位も5位に後退している。

そんなアルゼンチンとブラジルの躓きを突いていきたいウルグアイ代表だったが、5位ベネズエラとの敵地戦を0-0のドロー。ルイス・スアレスの代表ラストマッチだったパラグアイとの前節に続く2試合連続のゴールレスドローでコロンビアに抜かれ、3位に順位を落とした。

◆第8節結果
▽9/10(火)
コロンビア代表 2-1 アルゼンチン代表
チリ代表 1-2 ボリビア代表
エクアドル代表 1-0 ペルー代表
ベネズエラ代表 0-0 ウルグアイ代表
パラグアイ代表 1-0 ブラジル代表

◆順位表
1.アルゼンチン代表(18/+8)
2.コロンビア代表(16/+4)
3.ウルグアイ代表(15/+8)
4.エクアドル代表(11/+2)
5.ブラジル代表(10/+1)
6.ベネズエラ代表(10/-1)
ーーーW杯出場ーーー
7.パラグアイ代表(9/-1)
ーーー大陸間POーーー
8.ボリビア代表(9/-5)
9.チリ代表(5/-8)
10.ペルー代表(3/-8)

※()内は勝ち点/得失
※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート



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ダブル王者でも常に勝てる訳ではない…/原ゆみこのマドリッド

「ケガって程でもないか」そんな風に私がホッとしていたのは土曜日、前夜、流し見していたスペインU21代表のユーロ予選スコットランド戦にバリオスが出ていないなと思ったところ、当人は火曜のハンガリー戦遠征には同行せず。エジンバラから、マドリッドに直帰したという報を知った時のことでした。いやあ、あと2勝で本大会出場が決まる弟分代表はハイセン(ボーンマス)とヨセフ(リーズ)のゴールで1-2と勝利。サンティ・デニア監督のチームには、バリオス以外にも複数のパリ五輪金メダリストがいる上、更に若い世代が台頭してきているため、あまり心配する必要はないんですけどね。 それがよりによって、試合前日にバリオスはマルカ(スポーツ紙)に載ったインタビューで、「Este año ya me toca dar un paso/エステ・アーニョ・ジャ・メ・トカ・ダール・ウン・パソ(今季はもう、一歩前に進まないと)。カンテラーノ(Bチーム出身の選手)だった自分から、チームの一員へとね」と、アトレティコにおけるプレゼンス向上を力強く宣言。その矢先に筋肉痛で代表戦に出られず、スゴスゴ戻って来るとはどこか、間が抜けていない?とはいえ、リーガ再開まではまだ1週間あるため、シメオネ監督としては21才のMFが自重して、日曜のバレンシア戦までに回復できるよう、努めてくれるのは有難いはずですけどね。それとは真逆で、この代表戦週間で一気に負傷禍に突入してしまったのはお隣さん。 そう、レアル・マドリーではparon(パロン/リーガの停止期間)直前の4節ベティス戦でセバージョスが全治2カ月の足首ネンザを負ってしまったのを皮切りに、翌月曜にはチュアメニとメンディがフランス代表から即Uターン。この2人はそれ程、重傷ではないようですが、水曜には大西洋の向こう側から、ミリトンがブラジル代表の練習中に太ももにミニ肉離れを起こし、代表離脱することになったという知らせが。木曜のネーションズリーグのウェールズ戦でも、トルコ代表で先発していたアルダ・ギュレルが終盤に交代を要請し、更なるアラームが鳴り響いたんですが、幸いこちらはただの打撲だったよう。 それより大ごとになってきたのは、アンチェロッティ監督のチームのCB不足で、ええ、ナチョ(アル・カーディシーヤ)が抜けた後、アラバも11月頃までヒザの靭帯断裂のリハビリが終わらないにも関わらず、この夏、守備陣の補強をしなかったツケが早くも出てしまったんですよ。開幕4試合はリュディガーとミリトンのCBコンビで回してきたのが、まだ後者の詳しい診断結果は出ていませんが、土曜のレアル・ソシエダ戦に出られないことは確実。前者の方は今回、ドイツ代表に行かず、バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場に残って、疲れをとることができたものの、あとトップチームにいるCBはケガがちで、今季まだデビューしていないバジェホだけですからね。 そんな緊急時のアンチェロッティ監督のウルトラCはチュアメニのジョブチェンジだったんですが、彼も中足骨の痛みが週末までに取れるか、まだわからず。おまけにアテにしていたカンテラーノのCBも次々、負傷に倒れ、下手したら、レアル・アレーナのピッチにはカルバハルが昨季のデジャブで再び、CBとして立っているなんてこともあるかも。うーん、実際のところ、各国代表戦週間前から、負傷でいなかったカマビンガとベリンガムがまだ復帰できていない中盤も人出足りない感ありありなんですけどね。バルサと違って、プレシーズンマッチでプレーした有望なカンテラーノは次々、レンタルや権利50%売却で外に出してしまうマドリーだけに、あと1試合、ポーランド戦が残っているモドリッチ(クロアチア)だけは、せめて無事に戻って来てほしいものですが…。 まあ、その辺はまだリーガ再開までは時間があるため、置いておくことにして、木曜にユーロ王者として初めて挑む、ネーションズリーグ1節のセルビア戦をプレーしたスペインA代表はどうだったのか、お話していくことにすると。いやあ、月曜にラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部で合宿を始め、水曜夕方にはベオグラードに移動した彼らだったんですが、ライコ・ミティッチ・スタジアムでの一戦はかなり期待外れでねえ。とりわけ前半はシュートこそあったものの、本当に惜しかったチャンスは今回、負傷で招集されなかったモラタ(ミラン)の代わりとして、CFに入ったアジョセ(ビジャレアル)がダニ・オルモ(バルサ)からのtaconazo(タコナソ/ヒールキック)を受けて、33分に撃った一発ぐらい。 それも残念ながら、GKライコビッチ(アル・イティハド)にキャッチされてしまっただけでなく、それどころか、DF5人制どころか、全員守備で守り倒し、ずっとカウンターでの反撃を狙っていたセルビアがその直後、スペイン陣内に攻め上がり、千載一遇のチャンスをゲット。そう、ジブコビッチ(PAOK)のスルーパスをヨビッチ(ミラン)にエリア内から、フリーで撃たれるピンチに陥ったんですが、有難い。元マドリーのFWのシュートはGKダビド・ラジャ(アーセナル)が守るゴールを外れてくれたため、スペインは先制されるのを免れることに。 後半も序盤はパッとしなかったため、デ・ラ・フエンテ監督は、11分にはアジョセとククレジャ(チェルシー)をオジャルサバル(レアル・ソシエダ)とグリマルド(レバークーゼン)に代えてみたんですが、うーん、一応、チーム最年少17才のジャナル(バルサ)などは何度か、惜しいシュートを放っていたんですけどね。逆にその対になるニコ・ウィリアムス(アスレティック)の方が1週間前のアトレティコ戦同様、プレシーズンモードだったのが災いしたかと。30分過ぎにはファビアン(PSG)に代わり、ペドリ(バルサ)が、更にはニコ、オルモに代わり、ホセル(アル・ガラファ)、フェラン・トーレス(バルサ)も投入されたものの、40分にホセルがエリア内で倒されたプレーもペナルティにならず、試合はそのまま0-0で終わってしまいましたっけ。 21本(うち枠内5本)もシュートを撃ちながら無得点という、このドロースタートにも、さては今回のネーションズリーグはスペインが戴冠した前回と少々、大会方式が変わり、グループ2位までが勝ち抜け。少なくとも新たに設けられた3月の準々決勝には出られるはずと、デ・ラ・フエンテ監督も先読みしていたんですかね。「Es lo normal de estas alturas de temporada, la falta de ritmo/エス・ロ・ノルマル・デ・エスタス・アルトゥーラス・デ・テンポラーダ、ラ・ファルタ・デ・リトモ(シーズンのこの時期ではリズムが欠けているのは普通のこと)」と達観していたんですが、いやあ。 実際、スペインのいるグループA4はセルビアの他もスイス、デンマークと、一線級と言えるチームがいないため、突破はそんなに難しくはないかと思いますが、やはりドイツであれだけ、強い彼らを見たあとだけに物足りなさが残ったのは確か。もちろん、ユーロで大会MVPを獲ったロドリ(マンチェスター・シティ)がシベレス広場での祝賀イベントでモラタと一緒に、「Gibraltar es enpanol!/ヒブラルタル・エス・エスパニョール(ジブラルタルはスペイン)」とカンティコを歌い、UEFA処分で出られなかった影響もあったんでしょうけどね。セルビア戦をスタンド観戦していた当人はユーロ決勝で負ったケガのせいで、今季はまだクラブの試合に出ていないそう。 となると、日曜午後8時45分(日本時間翌午前3時45分)からのスイス戦でも、どの程度の助けになってくれるか、微妙なんですが、え?セルビア戦の最後のプレーで足首をネンザ。松葉杖をついてロッカールームを出て来たぐらいの重傷だったため、チームとジュネーブに移動せず。1人、サン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾート、ソシエダのホームタウン)にオジャルサバルが帰ってしまったせいで、スペインはゴール不足が心配にならないかって?いやあ、それが土曜のスタジアム練習前に開かれた記者会見で、デ・ラ・フエンテ監督が「Dani Olmo no va a entrenarse. Sufrió un golpe/ダニ・オルモ・ノー・バ・ア・エントレナールセ。スフリオ・ウン・ゴルペ(ダニ・オルモは練習しない。打撲を受けている)」と暴露したため、更に事態は深刻になったんですけどね。 こうなると、アジョセ、ホセル、フェラン・トーレス、そして何よりジャマルに頑張ってもらうしかありませんが、まあ撃っても撃っても入らない日はどこのチームにもあること。おそらくスイス戦では運気が変わって、12年ぶりにユーロで頂点に立った再生スペインの力を見せてもらいところですが…もしかして、マドリーはセルビア戦でキャプテンを務めたカルバハルだけ、アトレティコもル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)だけと、どちらも1人参加とあって、マドリッドのクラブのファンにしてみれば、今のスペイン代表は魅力に欠けているかもしれません。 そして一応、各国代表選手抜きで今週は地道に練習を続けていた各クラブの近況もさらっとお伝えしておくと。総勢11名が出向する中、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で細々、セッションを重ねてきたアトレティコは、まあ、それでもコケやジョレンテ、ウルグアイ代表出場停止のヒネメス、サムエル・リノ、リケルメらは残っていますからね。シメオネ監督も連日、気温が30℃以下に下がった快適な環境の中、第2のプレシーズン練習を満喫していたんですが、木曜深夜には大量5人が参加しているアルゼンチン代表のチリ戦でフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティから移籍)がgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めたという朗報が。 試合も3-0と快勝し、母国の代表に自身の三男、ジュリアーノも含め、デ・パウル、モリーナ、GKムッサ(アタランタからレンタル)を送り出しているシメオネ監督も満足だったかと思いますが、残念ながら、ノルウェイ代表に行ったセルロート(ビジャレアルから移籍)の方はハーランド(マンチェスター・シティ)も出ていながら、カザフスタンとスコアレスドローしてしまう始末。まあ、エムバペ(マドリー)とご一緒したグリーズマンのフランスもイタリアに1-3と、パルク・デ・プランスで負けていましたしね。何よりなのはお隣さんと違って、筋肉痛のバリオス以外、誰も負傷していないことですが、ネーションズリーグ組のGKオブラク(スロベニア)やギャラガー(イングランド)ら共々、皆、無事に戻ってきてもらいたいかと。 一方、弟分チームではレガネスが水曜にフエンラブラダ(RFEF1部/実質3部)と親善試合をして、0-3と快勝。移籍市場最終日、深夜零時の刻限ギリギリに入団が決まったハラー(ドルトムントからレンタル)が先制ゴールを決め、早くも決定力のあるFWであること示してくれることに。その横で弟分先輩格2チームからはほとんど、この代表戦期間中、練習を続けているという以外、ニュースが伝わってこないんですが、金曜にはラージョのカメージョがビジャ・デ・バジェカ(バジェカ地区のお祭り)の開幕宣言をする大役を担ったのだとか。 ええ、パリ五輪金メダリストの彼ももう23才とあって、U21スペイン代表は卒業していますからね。A代表に招集されるにはまだ実績が足りず、この代表戦週間はリーガ再開後のチームの起爆剤となるべく、黙々と練習に励むだけでしたから、たまにはそんな晴れの舞台があるのもいいかと。そうそう、ラージョには移籍市場が閉じた後、カディスを退団していたFWセルジ・グゥアルディオラが出戻り加入。昨季は極度のゴール日照りに苦しんだイニゴ・ペレス監督のチームを助けてくれることになったなんてことも。とはいえ、何よりファンが待望しているのは、金曜のペルー戦で今季初出場したハメス・ロドリゲス(コロンビア)の勇姿をエスタディオ・バジェカスでの5節オサスナ戦で見ることかもしれません。 2024.09.08 23:30 Sun
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ハメスに続いて…ラージョがメンフィス・デパイとの契約にも接近中か

ラージョ・バジェカーノがオランダ代表FWメンフィス・デパイ(30)との契約に乗り出しているようだ。スペイン『Relevo』が伝える。 先日、元レアル・マドリーのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(33)と契約したラージョ。首都マドリードの一角で熱烈なファンを抱える同クラブは、前アトレティコ・マドリーのメンフィスにも目線を向けているという。 メンフィスはPSV、マンチェスター・ユナイテッド、リヨン、バルセロナ、アトレティコと渡り歩き、今夏以降フリーエージェント。現役のオランダ代表エースだが、スペイン上陸からややケガが増えている印象が拭えない。 ラージョとしては、メンフィスとの契約に向けて“勝機”を見出している点があり、それはハメス同様、選手がマドリードでの生活を大変気に入っているということ。具体的な条件面等は不明も、とにかく全力でアタック中だそうだ。 現在、ラージョのラウル・マルティン・プレサ会長は、ファン人気がゼロと言っても過言ではないほど低迷。メンフィスとの契約は自身肝入りの案で、自らへの批判をかわす目的もあるそう。自ら交渉に乗り出しているようだ。 ただし、スペイン人FWラウール・デ・トーマス(29)を売却し、人件費500万ユーロ(約8億円)を浮かすことが先決で、それがなければメンフィスとの契約もない、との見方も存在する。 <span class="paragraph-title">【動画】ラージョと言えば、熱狂的なファン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="qme" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/LaLigaHighlights?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LaLigaHighlights</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/RayoBar%C3%A7a?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#RayoBarça</a> <a href="https://t.co/mItUbXJ3CB">pic.twitter.com/mItUbXJ3CB</a></p>&mdash; Rayo Vallecano (@RayoVallecano) <a href="https://twitter.com/RayoVallecano/status/1828523627932983367?ref_src=twsrc%5Etfw">August 27, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.28 14:00 Wed

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アルゼンチン&ブラジルが揃って敗れる…コロンビアはコパ決勝のリベンジ達成で2位浮上【2026年W杯南米予選】

2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選第8節の5試合が10日に行われた。 今節では3位コロンビア代表と首位アルゼンチンの直接対決が実現。先のコパ・アメリカ2024決勝で涙したコロンビアにとって、早々に巡ったリベンジ戦にもなり、負傷のリオネル・メッシを欠くアルゼンチンをホームに迎え撃った。 アルゼンチンは相手バックラインのビルドアップを突いた流れから先制機を作り出すシーンもあったが、25分に左CKのショートコーナーからリターンを受けたハメス・ロドリゲスがクロスを上げると、中央のジェルソン・モスケラがヘッドで叩き込み、コロンビアが先手を奪う。 そのまま試合を折り返したコロンビアだが、後半早々の48分に自陣での横パスをニコラス・ゴンサレスにかっさらわれ、ピンチ。奪った流れでそのまま裏を抜け出したニコラス・ゴンサレスがボックス左から左足フィニッシュで蹴り込み、追いつく。 ミスから追いつかれてしまったコロンビアだが、60分に敵陣中央をショートパスで崩しにかかり、ボックス右で中に切り込もうとしたダニエル・ムニョスが相手のファウルを誘発。VARからのOFRでPKジャッジとなり、これをハメスが冷静に決め切り、再び一歩前に出た。 その後のチャンスを仕留め切れず、守備に回る時間もあったコロンビアだが、見事に2-1の勝利でリベンジ達成。2戦ぶり白星で無敗を続け、2位に浮上した。一方、アルゼンチンは今予選2敗目。首位の座をキープしたが、2位コロンビアと2ポイント差に縮まった。 また、5戦ぶり白星で4位浮上のブラジル代表も7位パラグアイ代表とのアウェイ戦を0-1の黒星。20分にディエゴ・ゴメスのゴールを先制されると、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ・ゴエスら攻撃陣も封じられ、2戦ぶりの黒星で順位も5位に後退している。 そんなアルゼンチンとブラジルの躓きを突いていきたいウルグアイ代表だったが、5位ベネズエラとの敵地戦を0-0のドロー。ルイス・スアレスの代表ラストマッチだったパラグアイとの前節に続く2試合連続のゴールレスドローでコロンビアに抜かれ、3位に順位を落とした。 ◆第8節結果 ▽9/10(火) コロンビア代表 2-1 アルゼンチン代表 チリ代表 1-2 ボリビア代表 エクアドル代表 1-0 ペルー代表 ベネズエラ代表 0-0 ウルグアイ代表 パラグアイ代表 1-0 ブラジル代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(18/+8) 2.コロンビア代表(16/+4) 3.ウルグアイ代表(15/+8) 4.エクアドル代表(11/+2) 5.ブラジル代表(10/+1) 6.ベネズエラ代表(10/-1) ーーーW杯出場ーーー 7.パラグアイ代表(9/-1) ーーー大陸間POーーー 8.ボリビア代表(9/-5) 9.チリ代表(5/-8) 10.ペルー代表(3/-8) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ハメスが1G1A! コロンビアを準Vコパのリベンジ達成に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kEKO3jIJ3mo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 12:20 Wed
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ブラジルが“10番”ロドリゴの決勝ゴールで4位浮上! スアレスが最後のウルグアイは引き分け【2026年W杯南米予選】

2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けた南米予選第7節の3試合が6日に行われた。 先のコパ・アメリカ2024もベスト8止まりと振るわず、2勝1分3敗の6位と低迷するW杯南米予選の戦いに舞い戻ったブラジル代表は5位エクアドル代表とホームで対戦。立ち上がりから攻め手に回ったのはブラジルだが、崩しのところでエクアドルの守りに弾き返され、攻め切れない展開が続く。 それでも、ネイマールの不在に伴って10番を背負うロドリゴ・ゴエスが30分にバイタルエリア中央で1人を交わして右足ミドルを放つと、左ポスト内側を叩いてゴールラインを割り、ブラジルが先制。その後も攻勢のなか、前半アディショナルタイムにピンチもあったが、GKアリソン・ベッカーが凌ぐ。 後半も攻めに転じたブラジルはデビューとなる17歳の“メッシーニョ”ことエステヴァン・ウィリアンや、32歳で代表返り咲きのルーカス・モウラを投入にしながら次のゴールも狙ったが、不発に。だが、1-0で勝ち切って5戦ぶりの白星を掴み、4位に浮上している。 7位パラグアイ代表をホームに迎え撃った2位ウルグアイ代表はこの試合を最後に代表引退を表明した34歳ルイス・スアレスが先発。最後の勇姿としてフル出場したが、0-0のドローと勝利で飾れず。ウルグアイは2位の座こそキープしたものの、首位アルゼンチン代表との差が「4」に広がった。 また、10位ペルー代表と3位コロンビア代表の一戦も互いに譲らずの結果に。68分にアレクサンデル・カジェンスのゴールでペルー先制の流れから、82分にルイス・ディアスの一発で追いついたコロンビアだが、勝ち越しには至らず。3連勝とはならずも3位の座を維持している。 ◆第7節結果 ▽9/5(木) アルゼンチン代表 3-0 チリ代表 ボリビア代表 4-0 ベネズエラ代表 ▽9/6(金) ブラジル代表 1-0 エクアドル代表 ウルグアイ代表 0-0 パラグアイ代表 ペルー代表 1-1 コロンビア代表 ◆順位表 1.アルゼンチン代表(18/+9) 2.ウルグアイ代表(14/+8) 3.コロンビア代表(13/+3) 4.ブラジル代表(10/+2) 5.ベネズエラ代表(9/-1) 6.エクアドル代表(8/+1) ーーーW杯出場ーーー 7.パラグアイ代表(6/-2) ーーー大陸間POーーー 8.ボリビア代表(6/-6) 9.チリ代表(5/-7) 10.ペルー代表(3/-7) ※()内は勝ち点/得失 ※エクアドルは選手の国籍詐称で-3ptからスタート <span class="paragraph-title">【動画】ブラジル10番がワンタッチでの振り向きから決勝ミドル!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Xr6kQv-0LRw";var video_start = 140;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】スアレスがウルグアイでラストゲーム!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="se6t9rnj6Hw";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.07 13:15 Sat
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「女性や子供たちが人質に取られ…」ダルウィン・ヌニェスらが絡む暴力事件にウルグアイサッカー連盟が声明「十分な安全保障メカニズムがなかった」

ウルグアイサッカー連盟(AUF)は12日、コパ・アメリカ2024の準決勝のウルグアイ代表vsコロンビア代表戦で起きた出来事への声明を発表した。 決勝をかけた戦いとなった中、試合中も両国はヒートアップ。終了後にも一悶着するシーンがあった。 しかし、その後にウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスらがスタンドへと乗り込み、コロンビアのサポーターと殴り合いの乱闘騒ぎに発展。ヌニェスはピッチから椅子を投げ込もうとする姿なども確認され、重い処分が下される可能性が指摘されていた。 南米サッカー連盟(CONMEBOL)も「あらゆる暴力行為を強く非難する」と発表しており、ウルグアイの選手たちを非難する声明を発表した中、AUFは事態の説明とともに、当然の行動だとした。 「様々な形で試合に参加したウルグアイのファン全員に影響を及ぼす言葉の暴力、挑発、様々な攻撃の状況下で、ベンチにいる交代選手とテクニカルエリアの後ろにいたウルグアイのファンのグループが、暴力行為に関与しているのが見られた」 「様々な小競り合いが激化し、最終的にはチームの選手やスタッフの家族数名が巻き込まれる事態が発生した。この様な状況に直面し、女性や子供たちが人質に取られ、緊張と絶望の瞬間が訪れる中、数人の選手がスタンドに上がり、彼らの保護を求めた」 「この出来事は、ウルグアイファンの割合が非常に少数で、ほとんどが家族連れであり、この状況に対する十分な安全保障メカニズムがなかった状況で発生したことは注目に値する。 これらの事実と、前述の安全の欠如を考慮すると、選手たちの態度は必然であり、自然なものだった」 「 試合終了後、関係者全員が当局の協力で避難したが、数名がウルグアイサッカー協会の保健サービスによる治療を受け、昨日健康報告書が発行された」 また、試合中からウルグアイのファンが敵意を向けられていたことも明かしている。 「ウルグアイ代表団のリーダー数名とそれに同行した他のファンがいたブースの1つで経験した状況については、試合中ずっとそのセクターが隣にいたファンからの敵意を受けていたことを明らかにしなければならない」 「試合が終わった後、彼らの場所から数メートル離れた別のウルグアイ人グループと対峙した。これに関連し、残念な攻撃のやりとりが発生したが、これは我々が強く非難するものであり、これは、オープンファイルに基づいて我々の機関に適用される可能性のある制裁を損なうことなく、我々側の分析の対象となる」 「協会は124年の創立以来、市民の行動規範を最大限に尊重し、スポーツにおけるあらゆる暴力行為を追放していることを誇りに思っている」 「残念なことに、報告された出来事は、保護の欠如という枠組みの中で家族の健全な概念に違反するものであり、不当ではあるものの人間としては理解できる反応を引き起こした」 <span class="paragraph-title">【動画】家族を守るため…ヌニェスらウルグアイの選手たちがスタンドでファンと殴り合い</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"><br><br>(vía <a href="https://twitter.com/the_bonnfire?ref_src=twsrc%5Etfw">@the_bonnfire</a>) <a href="https://t.co/Lso6JpXZbC">pic.twitter.com/Lso6JpXZbC</a></p>&mdash; ESPN Deportes (@ESPNDeportes) <a href="https://twitter.com/ESPNDeportes/status/1811224109193613823?ref_src=twsrc%5Etfw">July 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.13 09:25 Sat
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「心が痛い」「こんなの見たくない」バランス崩し転倒…連覇目指したメッシが途中交代しベンチで大号泣「こっちも泣いてしまいそう」

アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのコパ・アメリカ2024が思わぬ形で終了。ベンチで珍しく号泣していた。 15日(現地時間14日)、コパ・アメリカ2024の決勝で、アルゼンチン代表とコロンビア代表が対戦した。 コパ・アメリカ連覇を目指し、コパ・アメリカ、ワールドカップと国際大会3連覇もかかるアルゼンチン。一方のコロンビア代表は、2001年大会以来2度目の優勝を目指す戦いとなった。 試合開始前には、チケットを持たないコロンビア代表ファンが殺到した影響で混乱を招き、キックオフが1時間以上も遅延。さらに、ハーフタイムではシャキーラさんのパフォーマンスがあり、通常以上に時間が取られるなど、イレギュラーな試合となった。 するとゴールレスで迎えた63分、ドリブルを仕掛けるルイス・ディアスを追いかけようとスプリントをスタートしたメッシが突然倒れ込むことに。接触がなく、バランスを崩したことでハムストリングを痛め、プレー続行不可能。思わぬ形でコパ・アメリカの決勝から去ることとなった。 前半には、相手のタックルの残り足が右足首に入りかなり痛がっていたメッシだが、完全にプレー続行不可能。ベンチに戻ったメッシは、人目を憚らず号泣した。 ファンは「この姿は見たくなかった」、「こんなので終わるのは見たくない」、「とても悲しいシーン」、「心が痛い」、「こっちも泣いてしまいそう」とコメント。メッシが悲しむ姿に悲痛なコメントが届いた。 右足もしっかりとアイシングされており、満身創痍だったメッシ。残された選手たちは、笑顔に変えるトロフィーを獲得できるのか。80分が過ぎても0-0のまま試合は続いている。 <span class="paragraph-title">【動画】負傷交代のメッシ、珍しくベンチで号泣…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://t.co/t0l3OLLuWf">pic.twitter.com/t0l3OLLuWf</a></p>&mdash; FOX Soccer (@FOXSoccer) <a href="https://twitter.com/FOXSoccer/status/1812682899117818299?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">A closer look at Messi&#39;s ankle wrapped up in ice <a href="https://t.co/niXeh4VGBo">pic.twitter.com/niXeh4VGBo</a></p>&mdash; FOX Soccer (@FOXSoccer) <a href="https://twitter.com/FOXSoccer/status/1812683417877725583?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.15 12:12 Mon
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「彼らのストロングに対抗するには他に方法がない」、大会連覇目指すアルゼンチンは絶好調のハメスら警戒もスタイル貫く

コパ・アメリカ2024で大会連覇を目指すアルゼンチン代表が、コロンビア代表との決勝に向けて意気込む。 世界最高のフットボーラーと評されるリオネル・メッシを擁しながらも、北京オリンピックでの金メダルを除き長年に渡って代表レベルでは無冠が続いたアルゼンチン。 しかし、前回大会でコパ・アメリカ制覇を果たすと、直後のフィナリッシマ、2022年カタール・ワールドカップ優勝とここに来て見事な勝負強さを発揮し、続けて重要なタイトルを獲得。そして、今大会でも盤石とは言えないものの、チーム一丸となった戦いでコパ連覇へ王手をかけている。 14日にコロンビアとの重要なファイナルを控える中、前日会見に出席したリオネル・スカローニ監督と、守護神のエミリアーノ・マルティネスは連覇に向けた意気込みを語った。『ESPN』が伝えている。 指揮官は「我々には、ボールを支配すればチームが強くなるというプレースタイルがある」、「彼らのストロングに対抗するには、他に方法がない。ボールの支配者になりたい」と対戦相手への対策よりも、あくまで自分たちのスタイルを貫きたい考えだ。 対戦相手ではコパ・アメリカ記録となる6アシストを記録するなど、絶好調のMFハメス・ロドリゲスが最も警戒すべき選手となる。 スカローニ監督は「彼は素晴らしいプレーヤーで、見ていて楽しい」とその能力を評価しながらも、同じく好調のFWルイス・ディアスの存在を含め、司令塔を意識しすぎることで、逆に難しい戦いになると主張している。 「彼(ハメス)は素晴らしいフットボールを見せている。だが、我々としては、1人のプレーヤーではなくチーム全体に焦点を当てている。コロンビアは良いチームであり、我々はチームとして彼らと対峙する。チームとして彼らを止め、試合の主導権を握ろうとするつもりだ」 一方、マルティネスは前大会の決勝、カタールW杯の決勝の経験をチームとして活かしつつも、あくまで勝つためにより執念を見せられるかが重要だと考えている。 「決勝が始まるまでは、誰もが計画を立てている」 「ただ、決勝には多くの(不確定な)要素がある。僕らには決勝に出場し、優勝した経験がある。そして、決勝は戦うものであり、勝つために努力するものだということを理解している。だから、ある意味で戦前の計画ではなく、心が大きな部分を占めるんだ」 2024.07.14 15:00 Sun

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