サウジアラビア代表指揮官の悩み…アル・ヒラル組を筆頭に「国内リーグで先発できない選手が20人」

2024.09.08 15:00 Sun
ロベルト・マンチーニを悩ます「国内組の出場機会」
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ロベルト・マンチーニを悩ます「国内組の出場機会」
サウジアラビア代表ロベルト・マンチーニ監督が、選手たちの大半が所属クラブで出場機会に恵まれていないことを嘆く。『サウジ・ガゼッタ』が伝えている。
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サウジアラビア代表は5日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第1節を戦い、ホームでインドネシア代表と1-1ドロー。有力なC組突破候補と目されるなか、満足いくスタートを切れなかった格好だ。そんなサウジの9月招集メンバーは、先月末にローマ移籍が発表されたDFサウード・アブドゥルハミド、1日にベルギー1部・ベールスホット入りが発表されたMFファイセル・アル・ガムディを除き、全員が「国内組」。
「国内組」については、サウジ・プロフェッショナルリーグの主要クラブを中心に、欧州から来たビッグネームが中枢に君臨し始めた一方、現役サウジ代表選手の出場機会が減少。

9月の招集メンバー31人中、実に10人がアル・ヒラル所属、6人がアル・ナスル、5人がアル・シャバブなどと、主要クラブに有力な選手が揃うなかでの、出場機会減少だ。
マンチーニ監督は「インドネシア戦の難しさは“初戦”である、というだけではなかった。相手は欧州でさえコンスタントにプレーする選手がおり、こちらはそうではない」とポツリ。

また、正守護神のGKモハメド・アル・オワイス、最終ライン中枢のDFハッサン・タンバクティ、国内屈指の若手であるMFムサブ・アル・ジュワイルという主力3人について、「クラブでほとんどプレーしていない」と一様に言及。

GKアル・オワイスとDFタンバクティは、国内王者アル・ヒラルでリーグ戦の先発機会が皆無。21歳のMFアル・ジュワイルもアル・ヒラルで構想外とされ、今季アル・シャバブへレンタル移籍も、ここでも途中出場が続いている。

「我々は所属クラブでコンスタントにプレーする選手が揃うチームと対戦していくが、我々だけがそうではない」

「今日のチームには、サウジリーグで先発できない選手が20人。本当に問題だが、解決策はなく、私としてはクラブの控え選手であっても、選ばざるを得ない」

サウジアラビア代表は10日、C組第2節で中国代表とのアウェイゲームに臨む。

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最終予選連敗スタートの中国、トレンドは「イバンコビッチ辞任」「希望はない」の声も本人は諦めず「目標はトップ4。まだ希望はある」

最終予選で連敗スタートの中国代表。ブランコ・イバンコビッチ監督の解任論が巻き起こっている中、本人が言及した。中国『South China Morning Post』が伝えた。 10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループCの第2節が行われ、中国はサウジアラビア代表をホームに迎えた。 最終予選の初戦では、日本代表相手にアウェイで7-0と屈辱の敗戦を喫した中国。ホームの大連梭魚湾サッカー場には多くの中国人サポーターが集まり、完全アウェイでサウジアラビアを迎えた。 すると中国は14分にCKから相手のオウンゴールで先制に成功。さらに19分にはモハメド・カンノが報復行為で一発退場となり、数的優位で試合を進めることtなった。 それでも39分にCKからハッサン・カディシュにゴールを奪われ同点とされるが、数的優位な状況とホームの大声援の後押しを受けてサウジアラビアを倒さんと戦うことに。しかし、90分に再びCKからハッサン・カディシュにゴールを決められてしまい万事休す。数的優位ながらも1-2で逆転負けを喫し、連敗スタート。最下位となった。 日本での惨敗、そして数的優位な状況でのサウジアラビアに逆転勝利を許したことで、イバンコビッチ監督へ批判が集中。中国版Xの「微博」では「イバンコビッチ辞任」がトレンド入りする事態となっており、「中国サッカーに希望はない」という声も上がっていた。 中国『人民日報』も「誰かが前に出て敗北の責任を取るべき」と、監督の辞任を求める論評を挙げていたが、奇しくも同日に大規模な八百長と違法賭博の問題で43名が国内のサッカーから永久追放されるスキャンダルが発覚。それでも、イバンコビッチ監督の手腕に目を向けるという異様な事態を見せていた。 イバンコビッチ監督は、サウジアラビア戦後にチームの改善を感じているとし、まだまだ先は長いと振り返り、指揮を執る意欲を見せている。 「(辞任するかどうか?)この質問は私に向けられるべきではない。第1戦では大きな敗北を喫したが、第2戦では改善された」 「このグループには強力な相手が何人かいるが、我々の目標はトップ4に入ることだ。まだ8試合が残っているが、その目標に向かって努力している。今後の試合にもまだ希望を持っている」 日本戦の大敗から比べれば、1人多いとはいえ中国は良い戦いを見せていた。最後に力尽きることにはなったが、改善しているのは確か。連勝したのは日本だけであり、4位のインドネシア代表も勝ち点「2」であり、まだまだ諦めるには早い。 選手交代の遅さも批判の対象となったが、狙いがあったとし、10月の対戦に向けてもしっかりと準備を進めるとした。 「チームはピッチ上でよく組織されており、変更しないことを決めていた。試合はとても複雑であり、様々な状況に対応できるように交代要員が必要だった」 「我々は対戦相手を注意深く分析し、より良い結果を目指して努力する」 <span class="paragraph-title">【動画】中国は数的有利な試合でも最後に力尽きてサウジに逆転負け</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1quphaGg5yA";var video_start = 7;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 22:30 Wed

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